この夏の私自身が私に課した課題です。
 当園、他園の先生方のクラス便りの文章を添削しながら思ったこと、どのように書き表せば的確に、しかも豊かに保護者に伝わるかを、相当、独断、偏見も交えてご説明します。

 私の文章に対して2種類の評価があることを承知しています。名文、美文ではないが気持ちがよく伝わって来るとの評価と
何を言いたいのか分からないとの評価です。このような仕事をしているので、それが読み手の問題としても、後者の評価は致命的です。そのため、いつも、読み手にどう伝わるかを考えながら書く習慣ができてしまいました。


 手元にある他園の先生方のクラス便りを無断で使用するのは多少後ろめたさもあるのですが、少なからず日本文化の将来に関わることと認識され、お許しを請う次第です。
 左に先生方の文章を、右側に私のコメントと修正文を書かせていただきます。
 なお、改行は文章を書く際に大変重要な要素ですが、HP上では往々にして勝手に改行されます。そこで、私の文章で改行した場合、次の先頭に・印を入れました。また、左の文章の色文字は左でコメントしています。

■1日1日園生活を送っていく中で、子ども達の遊びも変化してきました。女の子ままごと、粘土、おえかきをして遊ぶ姿が目立ち、中には「猫ごっこ」と言って、何人かで「ニャーニャー」と会話しながら(通じているのでしょうか?)遊んでいます。男の子の中で流行っているのは剣作り。自由画帳を細く巻き、取っ手部分をつけ、それを背中に差し込んで園庭にも持って出て遊んでいます(これはハリケンジャーの影響?)作るうちに高度な剣も現れ、ケースつきになっているもの、長いものと様々な剣ができあがるようになってきました。紙をちぎるで、自由画帳がボロボロになったり、すぐになくなってしまい、ご迷惑をおかけしていますが子ども達はとても楽しんでいます。どうぞよろしくお願い致します。
 こうして思う存分遊んだ後は、きちんと片付けること、また物を大切にすることの話をしています。自分の物は自分で片付けるようにと話をするのに、「落ちている物は先生が泥棒さんなってもらいに行くからね!」と言うと、「じゃあ僕は先生を逮捕する!!」と逆に言い返されてしまいました・・・。私が逮捕されにあよう、きちんと片付けのできる子ども達でいてほしいと思います。





























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 何気なく最初に選んだ文章ですが(2行目に混乱があったからですが)、内容にいささか首を傾げてしまいました。子どもが楽しんでいたら何をしても良いのだろうか、という点と、「逮捕する」と一種の脅しによって子ども達の生活習慣を指導しようとされている点です。みなさんはどう思われますか?
中で
・今では、ごく普通に使われています。新聞記事でも、NHKのニュースでも使われているこの「中」は、もともと学校の先生方が使い始めたものです。もう何年前になるか忘れましたが、朝日新聞の論評で、日教組の大会で多用されているのを批判していました。特異な用法だったのです。
・言葉は確かに生きています。これだけ一般化したら使用しても良いでしょう。ただ、気になるのは、何でもかんでも「中で」で済ませてしまうことです。左の文章で2度使われている「中」は明らかに違います。文章力を高めるためには、このような安易な表現はできるだけ避けるべきだと考えています。
★剣作り(体言止め)
 間違いではありません。でも、体言止めを多用すると舌足らずになります。
★おままごと
・幼稚園語と言われるほど「お」が氾濫しています。「えかき」と言うと別の意味もあるので、良しとしても、ままごとに「お」は不要でしょう。特に書き言葉では。
★姿が目立ち
・「女の子は・・・姿が目立ち」と1文に主語が2つあります。と言うより、「女の子」の述部「遊ぶ」が2つめの主語に近すぎるため、「姿が」が目に届くと「女の子」の居場所がなくなってしまいます。
・ままごと、粘土、お絵かきをして遊ぶ女の子の姿が目立ちます。
 あるいは、
・女の子は、ままごと、粘土、お絵かきなどでよく遊んでいます。
★高度な
 誤用とは言いませんが、「工夫」、「よく考えた」「巧みな」などで良いでしょう。
★事
 私の趣味性ですが、単純な言葉を漢字で書くのは避けています。もし、書くとなると統一すべきですね。
★ことの話を
 「ことの」は全く蛇足です。

★・・・
 大変細かいことですが、・・・は3点、あるは3の倍数です。