消防署から署が発行する冊子のカット用に消防車を描いて欲しいとの依頼があり、実際に1台、運転してきてくれました。
 全クラスではなく、年中と年長の数クラスだけ取り組みました。
 ここで紹介するのは、パスとコンテ、絵の具(教師が準備した4色)、パスのみ3作品です。あと1クラスパスの線描画の後、5色の絵の具を出して描きましたが、色遊びになってしまった作品が多かったので紹介していません。
 また、最後の1クラスだけは、消防車が来た当日、園庭で線描画のスケッチをした後、保育室でパスを使って彩色しました。年長の作品かと見間違えるほどの作品も多くありました。幼稚園児でも、写生をもっと積極的に取り入れるべきでないかとも思えます。写生は描く対象物が同じだから、同じような作品になる懸念は、小さな子ども達の場合、対象物の捉え方(感じ取り方)が違うので、描く対象物に留意したらかなり個性的な作品も期待できそうです。

 最初のクラスだけ、火災時に助けてもらう車両として話を膨らませています。消防士を描こうとの投げかけはなかったものの、消防士を描いたり、放水している様子も見られます。ただし、消防車だけを描いても、コンテの使い方の指導としては十分だと考えます。


 2番目のクラスは絵の具だけですが、簡単に描いてしまっているようにも見えます。担任のコメントにも、同じグループの子ども達の絵が似通ったとありました。線だけで車体を表現している作品も多いので、「塗り込んで、強い消防車」を意識できるように、塗り込んでいる子の絵を取り上げて認めるべきでしょうし、描いている段階でも、どんなものが消防車についていたかを全体に問うことも必要だったでしょう。
 ただし、このテーマ、年少の多色絵の具でも使えるのではと思いました。


■パス(黒)の線描の後、コンテを使用。
■活動時間:20分〜60分
■消防車を見た翌日の活動
■火災時に助けに来てくれることを子ども達に伝えた。

































■絵の具(赤、黒、空色、灰色)
■活動時間:12分〜25分





























■パス 園庭で消防車を黒のパスだけで描き、保育室に戻ってからパスで彩色。
■活動時間:スケッチ20分 彩色15分〜30分