■テーマ:大きなかぶ
■活動時期:4月下旬
■画材:パス、コンテ、四つ切り画用紙(白茶)
■ねらい:パスでしっかりと描く
■導入:絵本の大きなかぶを読み、「皆だったら誰と抜きたい?」と投げかけ、表情などにも注目できるように話し合う。
 最初は黒のパスだけで描き、後からパスで彩色し、土はコンテを使っても良いことを事前に伝えておく。

■園長のコメント

 「お話画」でよく取り上げられるテーマです。今更と思われるでしょうけど、年長になってすぐの頃のテーマとしたら、むしろ描きやすくて良いでしょう。描き始めるのに時間が少しかかった子がいても、描き始めるととても集中していたようです。大根抜きは農園体験でも経験しているので想像もしやすかったようです。

 ただし、コンテだけで描くのも面白いのではないかと思いました。線描を黒のパス以外でもしている子がいるので。もっと子どもに任せても描きやすいテーマとも言えるでしょう。
 活動時間は最短で30分、長い子は予定の時間を過ぎても終わらず、翌日まで描いていたそうです。
 連休前の活動ですが、一学期にコンテ画として取り上げてみて下さい。





























■テーマ:サクランボ狩り(その1)
■活動時期:5月中旬
■画材:パス、コンテ、四つ切り画用紙(白)
■ねらい:丁寧に塗り込む
■導入:園庭にあるサクランボの木で実際に採った後、どのように採ったかを話し合い、もっと楽しい採り方はないだろうかと意見を聞き、みんなの考えた方法を絵に描いて教えてと投げかけました。

■園長のコメント

 木は子ども達にとって描きやすい対象にも関わらず、ダイナミックな木が少ないのは、恐らく、サクランボの実の採り方に気持ちが向いたからでしょう。これも「想」の問題で、「もし、千里敬愛幼稚園のサクランボの木よりも高くて大きい木だったら、こないだのようには採れないよね」「日本一大きなサクランボの木を探して、いろんな採り方を考えよう」と投げかけたらどうなっていたでしょうか。

 コンテとパスの使い分けの指示はある程度パスで描いてからコンテも使って良いと指示したようですが、むしろ最初から、コンテとパスの併用でも良かったようにも思えます。但し、コンテとパスの特性は事前にしっかり伝えるべきでしょう。
 描き始めるのが遅い子には、サクランボの木が見えるところに移動して描くように促すと描き始めたそうです。活動時間は30分〜45分
























■テーマ:サクランボ狩り(その2)
■活動時期:5月中旬
■画材:パス、コンテ、四つ切り画用紙(白)
■ねらい:観察して描く
■導入:園庭にあるサクランボの木で実際に採った後、実際に見に行き、B5サイズの紙に鉛筆でスケッチ。
 その後、保育室で、スケッチを参考にしながら、先日のサクランボ狩りを思いして描く。

■園長のコメント

 スケッチをした効果が生かされていません。もちろん、忠実なスケッチは幼児には無理なので多くは望まないないものの、幹や枝、葉っぱとサクランボ全体に目が向くようなアドバイスは可能だったでしょう。サクランボに思いが行き過ぎ、葉が茂っていることを描いている子が少ないのはそのためでしょう。折角10分以上もスケッチをしていたらしいので、その場で画用紙に鉛筆書きをしても良かったでしょう。
  この作品もコンテとパスの併用が活かされているとは思えません。どちらかに絞るか、他のクラスが行なっていたように、粉絵の具で色を作るか、コンテでも重ねて塗ると色が変わることを知らせるか、材料用具の出し方が容易すぎるように思えます。

 また、先のクラスとは違って、経験したことの再現に止まっていますが、そのために何を描いているか分からなくなってしまっています。
 サクランボが採れやすいように、枝にロープを結んで押し下げている様子を忠実に描いていても、その現場を知らない人間には逆に不可解になります。
 指導のポイントがかなり曖昧になっていると言えます。
 描き出しの遅い子はおらず、活動時間は30分〜40分。