弁当 ライオン(お父さん、僕や私) マクドナルドのハンバーガー


■テーマ:弁当
■活動時期:7月上旬
■画材:絵の具(白、黒、黄色、赤)、四つ切り画用紙(いろいろ)
■ねらい:多色絵の具の使い分け
■導入:「今日は大きなお弁当箱を持って来たよ」「沢山おにぎりを作って弁当箱に入れよう」(白い絵の具)「おにぎりに海苔を巻こう」(黒い絵の具)「おかずを入れよう」(黄色と赤の絵の具)

■園長のコメント

 前回、他のクラスでおにぎりを持って野原に出かけようと投げかけたのを、画用紙を弁当箱に見立てて、おにぎりやおかずを入れたらどうかとアドバイスをすると早速実践してくれました。
 おにぎりに海苔を巻いた時点で、黄色や赤の絵の具を出すと、子ども達の方から「玉子焼き」「ウインナー」と出てきたそうです。
 お母さんに作ってもらう弁当を想像してか、楽しく活動できたようですし、何よりも「色の使い分け」をしているのが、このテーマの命でしょう。

 ただし、色目がきつすぎるように思います。おにぎりは白だから画用紙の色を濃いめのものを用意したのでしょうけど、白色が分かる限界のパステルカラーの方が、黄色や赤が押さえられるでしょう。
 絵の具の濃度は全体的にもう少し濃いめに。
■活動時間 14分〜30分



































■園長のコメント

 先のクラスの作品で、色画用紙の色がきつすぎると指摘したのを受けて、弁当箱になる画用紙の色を変えて実践してくれました。画像で見るより、白ははっきり見えるし、色合いのどぎつさはなくなっていると思います。白を目立たそうとするなら、少し黄色を入れたり、ふりかけ入りのご飯にしても良いかもしれません。
 この「おむすび」のテーマでは、ご飯の上から海苔を巻くので、ご飯の白が少し乾いてからでないと黒が使えず、その時間ラグをこの時期の子どもに委ねられないのが欠点で、先に白を出してから黒の絵の具を出さなくてはなりません。

 悪く見るなら、これも「指導の段取り」です。何故同時にいろんな色の絵の具を出さないのかの、後ろめたさがあります。ちなみに、先のクラスも白と黒を時間差で出したあとの絵の具は同時に複数色出しています。トマトやスイカも2食同時に出しています。重ね塗りをしなければならないテーマが本当に必要なのかと再考した結果がハンバーガーでした。
 なお、白でおにぎりを描こうと提案すると、海苔がいると言った子もいたようですし、このクラスでは赤、黄色、緑は同時に出しても、きちんと色分けしているし、赤と緑でトマトを連想したり、緑をブロッコリーだと言っていた子もいるらしいです。
 色遊びで充分な時期です。いろんな色を使い分ける経験をさせてやりたいものです。
■活動時間 5分〜15分











































■テーマ:ライオン
■活動時期:7月上旬
■画材:絵の具(こげ茶、茶(黒))、四つ切り画用紙(白)
■ねらい:多色絵の具の使い分け
■導入:「ライオンって知ってるかな?」(絵カードを見せる)「このライオン、とっても強そうだね。みんなも強いライオンを描いて先生に見せてね。

■園長のコメント

 今年は、かなり早い時期から絵の具の活動を入れ、2色の使い分けも経験しています。
 ライオンは従来から年少でも「絵になる動物」なので、積極的に取り上げて下さい。ただし、最近は企業のキャラクターを描く子もいるので、絵カードや絵本などを導入時に見せるようにしましょう。
 横一本線は草原だと言っていたらしいです。

 なお、撮影時の採光の関係で、こげ茶が黒ずんで見えます。もう少し明るい色です。
■活動時間 4分〜15分




































■テーマ:お父さん、僕や私
■活動時期:7月上旬
■画材:絵の具(一色(黒あるいは紺))、四つ切り画用紙(白)
■ねらい:絵の具一色で描く
■導入:
 お父さん:「お父さんってどんな顔?」(髭や眼鏡などの特徴について話し合う)「今日はお父さんを絵に描いて教えてね」
 僕や私:(姿見を持って来て)「先生、鏡を持って来たよ。自分を鏡に写してみよう。体はどんなふうになっている?顔は?」
      「今日は自分を描いて先生に見せてね」

■園長のコメント

 1色の絵の具での活動は、今年も6月上旬に「家族」や「友達」をテーマに取り入れています。ここのクラスはそれをしなかったので7月になってから「絵の具の使い方」の押さえをねらって取り入れたようですが、いくつかの問題点が明らかになりました。
 絵の具の場合、折角線描をしてもぬたくってしまう子がいます。でも意味なくぬたくるというより、子ども自身は「塗り込んでいる」と解釈する方が、正しいのではないでしょうか。初めての絵の具の活動では、確かに、絵の具の感触が楽しくて遊んでしまう子もいるでしょうが、2色の絵の具なども使い分けをしている子も多いので、「塗り込む」と解釈するなら、この時期の子ども達には1色しか準備しない方が酷だと言えるでしょう。1色の絵の具、2色の絵の具の順次性はとても重要でしょう。

 別の意味の順次性の問題は「僕や私」にあります。担任は顔と体を描いてもらいたいと、鏡に自分の体を写しています。顔の下に首があり体があり、手足があることは年少児でも分かっているはずです。でも、それが絵に表現できないのは、関心の度合いです。年中児でも頭足人間を描きます。確かに手足を描いている子は「お父さん」よりも多いですが、逆に形にならない子も多いのはハードルが高すぎたと考えるべきでしょう。

■活動時間 
 お父さん:3分〜20分
 僕、私:3分〜10分

■お父さん

































■僕、私