ライオン 乳牛  


■テーマ:強いライオン
■活動時期:9月下旬
■画材:パス、絵の具
■ねらい:パスではしっかりとした線で描く。絵の具は教師が準備した絵の具を各自で混色。
■導入
 「強いライオンってどんなのかな?」「たてがみがある」「キバがある」「爪が長い」
 「そうだね。じゃあ今日はとっても強い王様のライオンを描こう」

■園長のコメント

 この作品は最初はライオンしか描いていませんでした。教師が準備した茶、赤、青、黄色の絵の具を各自のパレットで混色してとても集中して描いていたらしいです。
 ところがラクダ同様に色合いが寂しく地味だったので、数日後、ライオンの住んでいる場所を図鑑で示してサバンナの草原を描きました。
 これは決して手順ではなく、恐らく最初から、どんなところに住んでいるかも投げかけたら、大半の子どもは描けたでしょう。実際、この下で紹介している乳牛は同時進行で「牧場」も描いています。

 作品主義ではなく、どこまで子どもが描けるだろうかの認識で、指導者は見通しを立てるべきなのです。
 パスの線を塗り潰したり、草原と関係のないところを色遊びのようにして塗っている子もいたので、個別指導が必要だったと反省していますが、技術をあまりにも求めすぎると描画活動が窮屈なものになってしまいます。すべての作品を見て、当初のねらいは充分に達成できていると評価できるでしょう。
■活動時間(それぞれに)20分〜60分



































■テーマ:牧場の乳牛
■活動時期:10月上旬
■画材:パス、絵の具、画用紙(メロン色)
■ねらい:パスではしっかりとした線で描く。絵の具は教師が準備した絵の具。※混色はしない。
■導入
 乳牛の写真を何枚か示し。
 「この牛、ただの牛じゃないんだよ。何が違う?」「おっぱいがある!」
 「乳牛ってここから牛乳を出すんだよ」
 「牛ってどこに住んでいるの?」「牧場」
 じゃあ、今日は牧場にすむ乳牛を描いてね。

■園長のコメント

 形からだけだと牛のリアリティが充分に表現されていなくても、模様、それに乳房によって乳牛だと分かります。同時に、リアリティに乏しくても、その子の表現としても認められます。
 ライオンで話したように、牧場も同時に描いても、それぞれの表現になっています。

 対象物だけを描くのではなく、その周辺にも目が向くような投げかけは年中のこの時期では十分可能でしょう。実際、投げかけていなくても書き込む子もいます。
 乳房の色が効果的です。子ども達が混色しなくて担任が準備した絵の具だけで描く場合は濃度も含めて事前に充分検討する必要があります。
■活動時間
 1限目18分〜20分  2限目20分〜40分