■テーマ:裸の王様

■画材:パス、個人持ち絵の具、画用紙(白)
■ねらい:パスの線描、個人持ち絵の具の使い方の最終段階
■導入
 ※裸の王様の絵本を事前に読む。
 「今日は裸の王様を描くよ。王様と言えば?」「髭がある!冠をかぶっている!」
 「そうだね。それに王様って太っているね。なんでかな?」「美味しいものを一杯食べているから」
 「じゃあ、みんなの裸の王様を描いて見せてね」
   

■園長のコメント
 幼稚園で描画をするのもあと僅かです。最終段階と言えます。
 個人持ち絵の具を使いこなすのは決して容易ではないですが、何故難しいのか、どのような配慮をすれば良いのか、まだ充分に分からない点もあります。特にこの時期の子ども達にも濃度は厄介です。
 教員達と話していると、絵の具をどの程度溶いておけば塗りたい面が塗れるのかの把握ができず、不足すると再度色を作り、水を足します。そのとき、色むらができるようです。
 また、残っている色で適当に塗ってしまう子もいるようです。そのために、色をしっかり見極める活動も年中の頃から行なってきました。その成果はそれなりに見られます。
 

 画像ではよく分かりませんが、パスの線描がやや雑になっている子もいます。活動中のアドバイスが彩色と共に必要でしょう。

 なお、導入には書かれていませんが、「王様は絶対描いてね。でも他はみんなが描きたい場面を描いて欲しいんだ」と投げかけています。
 童話をテーマにした描画は一時期全く行なっていませんでしたが、ポイントを絞りつつ、子ども達が描きたい要素を引き出す方法は、「想」の正しい絞り込みになるでしょう。「王様がパレードしているところを描こうね」では狭すぎます。童話によって絞り方を考えなくてはいけませんが、年長児の場合、積極的に童話からのテーマに挑戦できます。絵をあまり得意としない子も、このテーマではすぐに描き始め、集中も持続したそうです。


■活動時間
  線描:50分〜90分 彩色:70分〜自由時間にまで