森の演奏会(アコーディオン) 


■テーマ:嵐の船

■画材:墨(少し薄める)、筆2種類、個人持ち絵の具、奉書紙
■ねらい:丁寧に描く テーマに合った色作り
■導入
 1限目:今日は船を描くよ。でもただの船じゃないよ。嵐の船だよ。嵐って知ってる?(確認)
     じゃあ、嵐だったら船はどうなる?(傾くことに気付くように話す)。
     嵐の船を描こう!
 2限目:嵐の海って何色かな?考えて色を塗ろう。 

■園長のコメント
 線描では、太さの違う2本の筆を使い分けることも知らせ、彩色の際も船と波の色は同系色だと見えなくなってしまうとだけ伝えるとどちらも理解していたようです。
 船の傾きが描けるように導入したため、船そのもの表現が乏しいと指導者は評価していますが、人物や難破直前の様子など、嵐に遭遇した雰囲気は表現されているので、子ども達の想に適合したテーマだと言えるでしょう。

 個人持ち絵の具もしっかりと考え、荒れ狂う波を線描で現しているので、デザイン的に塗り分けていて効果的です。
 指導者は墨を薄めたことを反省していますが、むしろ真っ黒でないために、奉書紙(和紙)の彩色にうまくとけ込んでいると見ます。
■活動時間 
 線描:45分〜40分  コンテ:70分〜80分


























■テーマ:森の演奏会
■活動時期:11月上旬
■画材:パス、個人持ち絵の具、画用紙(白)
■ねらい:丁寧に描く テーマに合った色作り
■導入
 1限目:アコーディオンを演奏しながら保育室に入り、
    「この楽器知ってる?」(アコーディオンの仕組みを知らせる)
    「今日は先生のアコーディオン演奏会を描いてね。折角だから森で演奏したいな。お客さんも来てくれるかな?」
    ※鍵盤と指が重なるので、考えて描くように伝える。
 2限目:絵の具の色をよく考えて塗ってね。 

■園長のコメント
 アコーディオンを演奏している描写は決して容易ではないですが、それぞれに工夫して描いています。最初に鍵盤と指が重なることを伝えていたので、鍵盤を先に描くと指が描けなくなるとの発言があったので、全体にも知らせたそうです。
 想を広げるためのポイントは、ここでは場所(森)と観客で、どちらも子どもには無理のない要求です。

特に観客の表現に子ども達の想の広がりが見られます。 彩色をしっかり意識できるようにトレーナーの色にも配慮したそうです。かなりの子ども達がその色を作ろうとしているし、スカートの色は何色を混ぜて作るのかとの質問すら出たそうです。

■活動時間 
 線描:50分〜70分  コンテ:60分〜90分






























■テーマ:木
■活動時期:11月上旬
■画材:個人持ち絵の具2色(赤と黄、赤と青、青と緑、青と黄)、墨、画用紙(白)
■ねらい:個人持ち絵の具の濃度の調整 丁寧に描く 
■導入
 1限目:この中埜2色を使って、紙の上で混ぜるよ。(実際に行なって見せる)
     どんな色や模様が出来るかな?
 2限目:模様の上に、木を描こう。 

■園長のコメント
 個人持ち絵の具の濃度、及び混色に重点を置いた1限目の活動時には、その上から木を描くことは一切伝えなかったそうですが、デザイン遊び的な要素を子ども達は楽しみ、指導者も個別に濃度につていのアドバイスも出来たようです。
 2限目は、1学期に木を描いた経験もあるので、敢えて何も言わないで描き始めると、変化に乏しかったので、一度中断して、木の幹、枝、葉について話をしたそうです。

 評価の欄に、もっと早い時期に実践したら良かったとありましたが、確かに個人持ち絵の具の濃度、混色の難しさを楽しみながら指導できる方法なので、年少の「コンテ+絵の具」のように、テーマをいろいろ考えられそうな活動です。紙の上での混色だけではなく、パレットでの混色(同系色によるグラデーション的なものや、背景をモノトーンで模様を作って、その上に限定色で描く)など、バリエーションもいろいろ考えられそうです。
■活動時間 
 絵の具:40分〜50分  墨:50分〜70分