自転車


■テーマ:サンタの仕事
■活動時期:11月中旬
■画材:(1)パス(黒)、(2)絵の具(赤、白、黄、緑、肌、茶)、画用紙(ラーベンダー)
■ねらい:パスで丁寧に描く 色を意識して丁寧に塗る
■導入
 1限目:クリスマスにプレゼントを持って来てくれるのは誰?
     サンタさんは、いつ、どんな仕事をしているのかな?
     サンタさんがお仕事をしているところを描いて教えてね。
 2限目:絵の具の色をよく考えて、線から出ないように丁寧に塗ってね。 

■園長のコメント
 サンタの仕事を導入時に聞くと、いろいろな意見が出てきたのに、絵に表現しにくかったと反省でもあるのが「広すぎる想」の典型です。描画は描画表現であって、言語表現ではありません。
 「サンタさんは何に乗って来るのかな?」の問いかけだけの方が良かったかもしれません。年長児なら描く力があるので、このような投げかけだけだと「想が狭くなる」可能性は高いですが、年中児ならどうなるのか見てみたいものです。

 また、パスの線描で絵の具の彩色という方法では、これだけ丁寧に塗れるようになっている子にはあまり意味がないかもしれません。パスだけで描く経験も必要です。

  ■活動時間 
 線描:15分〜15分  絵の具:20分〜40分


































■テーマ:自転車
■活動時期:11月中旬
■画材:(1)教師が準備した絵の具、(2)パス(灰色)、画用紙(白)
■ねらい:1本筆で丁寧に描く
■導入
 1限目:部屋で自転車を見ながら
     「今日は自転車を描こう」※自転車の特徴について話す
 2限目:灰色のパスだけを使っていいよ。 

■園長のコメント
 1学期後半、線描をしないで絵の具だけで描くと、手慣れた様子で短時間に描き上げてしまったとの報告を受け、また作品を見てもそのことが如実に表れていたので、年中児の絵の具だけの活動はもう物足りないかなとも考えていましたが、対象物によれば、線描→彩色という段階ばかりでなくても良いことが分かりました。
 ただし、かなり描ける力が育っているためにこれだけの自転車が描け、しかも教師は人物まで描けなくても良いと当初思っていたのに、描き出す子もいたので、その時点で全体に知らせるとハンドルを握って運転している人物も描かれています。

 変に「自分だけの自転車」とか「自転車に乗ってどこへ行こう」など「想」を広げなくても、充分に真似て描けないからこそ、味のある表現になります。これは年齢によるテーマ設定に特に大切なポイントでしょう。正直、描く力が充分に育っていないと、年長児でもこれだけの自転車はなかなか描けるものではありません。なのに変に「想」を広げるような投げかけをすると、一層自転車そのものの実体が見えなくなります。
 指導案には絵の具の出す順番などがかかれていなかったものの、恐らく紺色だけを先に出したのでしょう。濃度が薄いのと、筆が太いので、やや雑に見えるのが残念です。また、灰色のパスは不要と見ます。
■活動時間 
 絵の具:20分〜40分  パス:17分〜30分