クマ ねずみ 柿の木 クリスマスツリー


■テーマ:お地蔵様
■活動時期:11月上旬
■画材:絵の具(灰色、赤、黒+白)画用紙(白)
■ねらい:丁寧に描く
■導入
 事前に園内のお地蔵様をお参りする。
 「今日、お地蔵様をお参りしたね。お地蔵様を描いてね。
 

■園長のコメント
 絵の具の使い分けもかなりの子が出来るようになったので、擦れたら再度絵の具をつけるなど、丁寧に描けるように個人指導も入れます。
 色を重ねて塗るときは、少し乾いてからと描くように伝えると理解できたようです。
 

 園内には大きなお地蔵様の両側に小さなお地蔵様もお祀りしていますが、何も言わなくても描いている子が多くいます。絵の具の色についても何も言ってないようですが、充分に使い分けも出来ています。
■活動時間 8分〜32分























■テーマ:クマ
■活動時期:11月上旬
■画材:絵の具(茶、黄土、黒)画用紙(白)
■ねらい:丁寧に描く
■導入
 クマの縫いぐるみを見せ、
 「今日はクマ君が遊びに来てくれたよ。でもね、クマ君、友達が欲しいんだって」
 「クマの友達を描いてあげよう」 

■園長のコメント
 輪郭線だけはなく、塗り込むのも出来るようになってきています。胴体は言わなくても塗り込んでも、顔は「黒い絵の具で目や口は描けるよ」と言ってもそのままの子もいます。アドバイスをして、どう反応するかで「次の手」を考えるのが指導性です。ただし、この時期では輪郭線だけでも充分で、むしろ、絵の具の使い方をしっかり身につくように指導すれば良いのです。このねらいは達成できています。
 

 3色の絵の具も、それぞれに工夫して使い分けているのは色に対する意識も育っている証拠でしょう。

■活動時間 10分〜30分




































■テーマ:ねずみ
■活動時期:11月上旬
■画材:絵の具(灰、黒)画用紙(白)
■ねらい:丁寧に描く
■導入
 ねずみってどんなのかな?耳、髭はどんなのかな?長いしっぽもついているね。
 皆もねずみさんになってみよう。(耳や髭を手で表現して遊ぶ)
 可愛いねずみさんになったね。今度は絵に描いて先生に教えてね。 

■園長のコメント
 このクラスの導入は旧来のものです。導入は楽しかったけれど、絵に反映されていない一例です。
 導入を再検討するのではなく、子どもにとってネズミが描きやすかったどうかの考察がまずあるべきです。
 

 動物の特徴を事前に気付かせようと導入での誘導も誤った方向に進む危険性が高いので、くれぐれもしないように。
 描けている子と、そうでない子の差が、他のクラスよりも大きいので、担任はその観点からテーマ設定、材料用具を考えるべきです。

■活動時間 5分〜15分



































■テーマ:柿の木
■活動時期:11月中旬
■画材:絵の具(茶+黒(濃淡2色)、若草+黒、若草+白、赤+黄)、画用紙(白)
■ねらい:多色絵の具の使い方
■導入
 事前に柿の木を見に行く。
「美味しそうな柿がいっぱい実っていたね」(幹、枝、葉、柿の実について話す)
「今日は柿の木を描いて先生に教えてね」
 

■園長のコメント
 5色の絵の具を同時に出して描いたようです。また、別の色を重ねて描くと滲むことを個別に伝えると意識できたそうです。筆の太さも絵の具の色によって3種類準備したそうです。細い筆は絵の具をあまり吸いこまないのですぐに擦れてしまいますが、前回の活動でも細い筆を経験していたので、あまりアドバイスしなくても絵の具をつけて描いていたようです。

 枝ぶりなども実際に見たときに知らせていたので、年少児とは思えないような(偶然性もあるでしょうが)写実的な表現も生まれています。
 柿の実の色はもう少し橙に違い方が良かったでしょう。
 それにしても、この時期で40分も集中して描けている子がいるのに驚きです。
■活動時間 15分〜40分




























■テーマ:クリスマスツリー
■活動時期:11月中旬
■画材:絵の具(緑+白、赤+黄、黄+赤、茶+白)、画用紙(白)
■ねらい:多色絵の具の使い方
■導入
 (絵本を見たあと)
 「皆、本当のクリスマスツリーを見たことある?クリスマスにお家に飾ったりするね?ツリーにはどんなものをつけるのかな?今日はツリーを描いて先生に教えてね。 

■園長のコメント
 クリスマスツリーの形を知っている子と、そうでない子の差が大きく出てしまっています。また形を知っている子の絵は似通ってしまい、表現としてのテーマとしては、先の「柿の木」ほど、この時期には適したものとは言い難いでしょう。
 ただし、形が描けるだけが描画指導のねらいではなく、多色絵の具の使い分けという視点から見ると、決して不適当でもないことが、作品からも読み取れます。

 だったら、もっと絵の具の色(白、ピンクなど)を準備して、色遊び(デザイン遊び)的な作品にした方が楽しいでしょう。
 このクラスは、まず、緑で木を描いてから他の絵の具を出したそうです。モミの木を面で描いている子が殆どになっているのは成長の証です。
■活動時間 15分〜35分