※指導に伺っている臼井幼稚園(千葉県佐倉市 )の作品です。


■テーマ:先生の顔
■活動時期:11月上旬
■画材:墨、コンテ あるいは パス、画用紙(白)
■ねらい:墨、コンテあるはパスの使い方
■導入
 主任の先生、あるいは体育の先生が事前に保育室に来る。
 「今日は○○先生を描いてね」
 

■園長のコメント
 担任以外で、いつも遊んでもらっている先生を描いています。
 3クラスの実践です。
 最初のクラスは絵の具の線描画の後、コンテで彩色し、コンテだと顔が潰れてしまうので、他の2クラスはパスにしたそうです。コンテの最初の活動なら丁寧に塗るというねらいでは難しすぎますが、この前に芋畑や海中など、コンテでの塗たくりを経験しているのですから、次のステップとしてコンテでも充分だし、子ども達の作品からも、それが読み取れます。コンテでの混色も意識付けられたようなので、その味も出ています。
 むしろ、パス画の評価の中に、「顔の色」を個別に知らせたとあったのは行き過ぎです。塗り絵になってしまいます。汚れもありますが、コンテの方が遙かに味わいのある作品が並んでいます。

 画用紙は縦でも横でも良いと知らせたそうですが、顔だけではなく、身体も描けるのではとの予想ができるのなら、縦と指定すべきです。
 何種類かの色画用紙を準備して、子ども達に選ばせることで「主体性」を確保しているのと同じで、子ども達の活動を予想することで、どう準備するかの方が遙かに大切です。
 なお、同じ研修会で、別の園の年少が、3色の絵の具(黒、肌色、赤)で顔をテーマに取り上げていましたが、色の意識も殆どなく、かえって描けなくなっていたのと比べたら、こちらの園の実践の方がこの時期には的確だと言えます。肌色=顔の色、赤色=唇の色は、あまりにも大人の概念の押しつけです。たとえ、形になっても味わいのある作品にはなりません。パスを使っても同じ結果になっています。子どもが顔の色の認識ができていないのなら、彩色まで進める必要は全くありません。

■活動時間 
 クラスによって違いますが、5分〜30,40分。