■テーマ:ひまわり
■活動時期:9月中旬
■画材:パス(A組:黄土色 B組:こげ茶、絵の具(黄、茶+黒、緑+茶、黄緑+黄土色)、画用紙(白)
■ねらい:パスの丁寧な線描、絵の具の丁寧な彩色
■導入:
 実際にひまわりを見に行き、その場で、「ひまわりって背が高いね。葉っぱはどんな形?花びらは?真ん中のは種になるんだよ」と質問し、保育室に戻ってから、パスだけで描き、後から彩色することを伝える。
■園長のコメント
 埼玉県庄和こばと幼稚園の作品です。
 実際に咲いているひまわりを見てから描いているので、これまでなかなか形に出来なかった子も描けていたので、的確なテーマと材料用具だったと言えるでしょう。ひまわりは幼児画の定番なので避ける人もいますが、「描けた」と思えることで、子ども達に意欲や自信がつきます。
 定番のテーマだから、取り上げ方を間違うと作品主義に陥りやすい危険性もあります。描く手順を知らせる方法だと、ここまで個性豊かな作品は並びません。
 線描だけで終わっているのは、活動を2日間に分けているため、一日目は出席しても、二日目に欠席してしまうと、個人対応で仕上げるのはなかなか難しいので、できるだけ一日で描き上げられるように日案を考えましょう。
 線描もとても細かく、彩色も丁寧なのですが、まだ年中児です。中には途中で集中力が切れて、放棄した子もいたそうです。決して無理強いせずに、それで終わって良いでしょう。
 1本だけ描いて空間が多く残っている子には「畑にはいっぱいヒマワリが咲いていたね」と投げかけたそうです。ここでも、その言葉で描き加える子もいれば、そうでない子もいて当然と考えるべきでしょう。
 ちなみに、手順で描かせる最たる方法の酒井式によるヒマワリの作品(小学一年生)を最後に紹介してありますので、見比べて下さい。
 酒井式を批判する人でも「手順による描かせ方」を見抜けない人が多いです。年中の作品の中にも「僕や私」を後から描き足させるのは簡単にできます。そんな作品に「ヒマワリ畑に行った感動」などのコメントをつけていると、ドングリの背比べにしか思えません。
 手順は、あっても「線描→彩色」程度に止めます。ひまわりに対する子ども達の思いは、年中でも30分以上も丁寧に彩色している姿勢にこそ見出すべきだし、集中が途切れた子に強要しない姿勢も失ってはいけません。
■活動時間:線描:15分〜40分 彩色:25分〜60分(翌日も引き続き)

























































■酒井式の指導によるヒマワリ(小学一年生)