獲物を狙うふくろう 花咲爺さん

■テーマ:神社
■活動時期:10月中旬
■画材:パス(黒)、個人持ち絵の具、画用紙(白)
■ねらい:個人持ち絵の具での色作り
■導入:近くの神社を見に行ってから、描く。
■園長のコメント
 東京都東村山市秋津幼稚園の作品です。
 園の裏手にある神社を実際に見に行き、同時に写真を撮って、園内で描いています。
 日本の城よりも建物が複雑で、描き始めると悩んでいる子も多く見られたそうですが、それだけ観察力も、描く力もついてきている証拠でしょう。幼稚園児と思えない立派な作品が並んでいるし、その表現方法にも個性が見られます。
 この社、都会にあるので、鎮守の森がないため、建物だけのように見えますが、実際に行ったときに建物以外のものにも気付けるように話をしたため、玉砂利や木なども描いている子もいます。
 これだけ描けるので、次回は線描の後の彩色ではなく、個人持ち絵の具だけでの作品にも挑戦してもらいたいものです。
■活動時間:線描:30分〜40分  彩色:45分〜60分





















■テーマ:獲物を狙うふくろう
■活動時期:11月上旬
■画材:パス(灰色)、個人持ち絵の具、画用紙(藍色)
■ねらい:状況の描写
■導入:ふくろうの生態を話し合う
■園長のコメント
 広島県廿日市市つくし幼稚園の実践です。
 いくつかの問題点も明らかになっていますが、可能性のある実践なので紹介します。
 ひとつは、指導された先生も反省点に上げられているように、画用紙の色です。夜を意識できるように濃い色を準備されていますが、絵の具の発色が良くありません。バックはきっと子ども達自身で塗りたくなる題材なので、指導者が準備する必要はないでしょう。
 もう一点は、導入の工夫でしょう。フクロウは大きな目で夜獲物を捕るという点を話し合いで引き出しておられます。指導案だけでは実際の話し合いとは違うことも多々あるので何とも言えませんが、創作でも良いので「物語」として子ども達に知らせたり、動画を見せると、もっと状況が描けたと考えられます。
 しかし、大きく羽根を羽ばたいているフクロウが描かれていたり、趾(あしゆび)に獲物を捕らえる姿も描かれています。木などの周囲ももう少し丁寧に描けたら、もっと良い作品になったでしょう。
 なお、線描の後の彩色で、線が消えてしまった子が、自分で気付いて絵の具が乾いてから上から描き始めたそうです。細かい部分は後から絵の具で描けることを前もって知らせるのも方法でしょう。
 私達の指導のあり方を、たくさん子どもから学べた実践だと言えるでしょう。
■活動時間 線描:25分〜40分 彩色:30分〜50分































■テーマ:花咲爺さん
■活動時期:11月上旬
■画材:パス(灰色)、個人持ち絵の具、画用紙(白茶
■ねらい:個人持ち絵の具での混色(赤+白)
■導入:花咲爺さんの話を当日までに行なったあと、正直者のお爺さんはとても優しい人で、人を笑顔にするのが好きで、今も桜の花を咲かせている。今日はクラスにお爺さんを呼んで来て、桜の花をいっぱい咲かせてもらおう。
■園長のコメント
 広島県廿日市市つくし幼稚園の実践です。
 「木」のバリエーション作品として興味深いテーマです。
 この達が個人持ち絵の具の混色をどの程度経験していたかにもよりますが、混色を桜の花に限定しないで、幹も茶系の混色を入れても充分対応できたのではないかと評価されていますが、その通りでしょう。
 枝が全部出ているのではなく、花に隠れていたり、花も一色で表現していな作品もあります。導入で、お爺さんの優しさについて語るのではなく(話を聞いた時点で感じ取っているはずだし、その優しさを絵で表現するのはまず不可能で、むしろ、桜の裸木などの写真で枝ぶりなどに注目できるようにし、「この木に花を咲かせよう」と続けた方がより焦点が定まるのではないでしょうか?導入時の配慮はとても重要です。
■活動時間 線描:35分〜75分  彩色:35分〜80分