|
■テーマ:カニ
■活動時期:11月上旬
■画材:パス(赤、黒)、絵の具(青)(赤)、画用紙(白)
■ねらい:パスの塗り込み
■導入:
1)カニの写真を見せて、カニの手、身体の形に気付けるように問いかけたあと、「このカニさんは友達がいないから、友達を連れて来てあげよう」と投げかける。
2)後日、「水の絵の具を持って来たよ。カニさんを水の中で遊ばせてあげよう」で周囲を塗る。
■園長のコメント
広島県廿日市市つくし幼稚園の作品です。
指導された先生は、カニの身体などがまだ充分に描けていないので、導入で押さえるべきだと評価されていますが、むしろ、年少児にはカニの形は必ずしも簡単ではないと判断すべきでしょう。その割にはかなり描く力が育っている子が多いと思います。
形が取りにくいテーマなので、パスを使用しているのは子ども達には負担が少ないし、塗り込めない子のために赤い絵の具を準備されているのも効果的です。
描いたカニの上に絵の具を塗っても大丈夫なように、濃度を薄くされていますが、それが味わいにもなっているし、カニを避けて塗ろうとしている作品も多くあります。
■活動時間 パス画:20分〜40分 絵の具:10分〜30分
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

■テーマ:カニ
■活動時期:10月上旬
■画材:墨、コンテ(水、青、赤)、画用紙(白)
■ねらい:墨で丁寧に描く コンテの使い方、色分けを経験する。
■導入:
1)カニの写真を見せて、カニの手、身体の形に気付けるように問いかけたあと、「このカニさんは友達がいないから、友達を連れて来てあげよう」と投げかける。
2)後日、「カニさんを水の中で遊ばせてあげよう」でコンテを使用。
■園長のコメント
東京都稲城市梨花幼稚園の実践です。
導入はほぼ同じと見て良いでしょう。違うのは、この作品の方が1ヶ月ほど早い10月上旬に描かれていることと、材料用具です。テーマと材料用具の関係は意外に重要なのが分かります。墨は絵の具よりも伸びが良いので走りすぎ、形にならない傾向が強いです。墨の経験も2度目だったとのことなので、もう少し描きやすいテーマでも良かったでしょう。事実、この園の別のクラスが、同じく墨とコンテで「ぼく、わたし」というテーマで描かれていますが、1ヶ月の違いがあると言いながら形にできている子が多いし、活動時間も、このクラスの墨が3分〜15分に対し、10分〜20分と長くなっています。パスでのカニもほぼ同じ時間なので、手が速くなりすぎて雑になった子も多いと考えられます。
同時に、カニは適当に描いてから、周囲の様子を描いている子もいるようです。ここからも、カニの形が難しかったと言うよりは(もちろん、とてもしっかりと形を意識して描けている子もいますが)、簡単、あるいは興味の対象外だったと捉えるべきでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
|