■つばめ
 子ども達にとって、冬はまだまだ遠い存在のようです。手袋やジャンバーを着て来る子ども達でも、着替えを済ませると半袖で園庭へ出掛けて行き、気が付けば靴下を脱いで裸足になっている子もいるので驚く毎日です。
 11月に入り、造形遊びが始まりました。
 年長になると、木片にベニヤ板を打ち付けて建物を作りますが、釘を打つのは簡単ではありません。一人ではなかなか出来ないのです。しかし、どうすればベニヤが倒れずに釘が打てるかや、人の支えなしで壁を作れるのかを一人ひとりが考え、年長らしい姿を見せてくれたのです。
 「○○ちゃんはこっち持っといて」「私は押さえとくね」「そこにいたら危ないよ」と、友達同士で協力し合って進めていました。
 あるグループからは、大きな段ボールを要求されました。その段ボールを筒のようにして横に倒し、中に人が入れるようにしたものの、よく見ると中で何十分も一人の子が天井を持ち上げて支えていたのです。
 「僕がどいたら倒れるねん」とのことで、他の子はそれをどうしたらいいか考えているところでした。牛乳パックを何個も繋げて支えにしてみたり、他の段ボールとくっ付けて、ガムテープを何枚も貼ったりと、試行錯誤していましたが、特大段ボールは重さになかなか耐えられず、すぐに倒れてしまいます。
 「こっちのグループと合体したらいいんちゃう?」との意見があり、二つのグループが賛成の上で合体することになったのです。そして、ベニヤを支えにして特大段ボールをくっ付け、更に支える筒の棒をいくつも立て掛け、やっと人の支えなしで立てられました。
 自分達だけで何とかしたいという気持ちから、クラスの仲間と力を合わせて、最初は2〜5人でスタートした造形グループも、今では大きく4つのグループにまとまりました。
 つばめの部屋が更に狭くなっていく毎日に、私も少し戸惑いを感じながらも、「今日も造形したい」と、楽しみに登園して来る子ども達を見ると、これからどこまでつばめの街が広がっていくのか楽しみになりました。
 最終参観では、子ども達の細やかな世界に、是非足を踏み入れてみて下さい。そして、ご家庭から提供して下さった素材が、それぞれ意味をもつものに変身している所にも注目してみて下さい。


■はと
 み仏様の周りには、子ども達からの贈り物が沢山飾られています。どんぐりや落ち葉と、どれも季節を感じる物ばかりで、見ているとみんなの優しさに心が温まります。
 今、みんなが楽しみにしているのは、リレー大会です。
 「明日はリレーがあるよ」と前の日に言うと、「やったぁ」「絶対勝つ」と飛び跳ねて喜び、いつしかチームで作戦会議が始まります。
 しかし、結果が思うようにいかず、4位が続いていた日がありました。段々と応援する声も聞こえなくなり、砂で遊んでしまったり、鉄棒で遊んだり、「応援してあげよう。負けちゃう」と言っても数人の声しか聞えず、その日は、子ども達の気持ちがバラバラになっているように感じてしまい、とても寂しくなりました。
 一日を振り返り、話をしていると、子ども達の前で悔し涙が溢れていました。みんなとリレーをするのが大好きなこと、応援の大切さや力をもう一度話すと、ただ頷き、話を聞いてくれたみんなは、「リレーしたい!」「応援する」と言い、もう一度気持ちを一つにしようとしています。
 他のクラスには秘密のリレーもしました。とても喜び、応援をしっかりしていて、みんなが友達の走りを見ています。そんな子ども達を見ていると、嬉しくて思わず1人ひとり抱き締めていました。
 リレー大会の日が近付いています。後はお母さん方の応援が必要です。是非、温かく見守ってあげて下さい。宜しくお願いします。
 造形遊びが始まりました。
 さすが年長さんと思ってしまうほど、毎日、次々と新しい意見や発見があります。
 「先生、○○ほしい」「これは○○!」と嬉しい限りです。
 年中と違う所は、友達と協力する力です。
 大きなベニヤの板や木の棒を金槌で打つのは1人では出来ません。
 「こっち押さえて」「私が打つわ」と自然に役割分担が出来ていて、夢中になって取り組むみんなを見ていると、とても楽しいです。
 「出来た?完成した?」と聞くと、「まだまだや!」と言う子ども達は、まだまだやる気満々です。
 「お母さん達来るんやろ?」「小さい組さん呼びたい」と話してくれるほど、お客さんを招待する日を心待ちにしています。
 最終参観では、子ども達が作った「素敵な街」を満喫していただきたいです。楽しみにしていて下さい。


■かもめ
 朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬の訪れを感じています。
 登園時、上着を来ている姿も多くなりましたが、子ども達は半袖で毎日を過ごしています。なぜなら、かもめ組の部屋は日当たり良好で、厚着をしていると汗を掻いてしまうほどです。額に汗をうかべながら、遊んでいる子ども達を見る度に、季節を間違えてしまいそうです。描画を行なうときなどは、窓をビニールカーペットで覆い、影を作って活動していたのは言うまでもありません。暑さを忘れ、夢中で描いている姿が、とても印象強く心に残っています。
 幼稚園で最後の描画展示となりますが、そんな子ども達を、想像してみるのも良いかなと思います。
 リレー大会に向け、リレーづくしの日々がスタートしました。
 どうしても順位が上がらず、その結果に子ども達も私も頭を悩ませました。
 「どうしたらいいのかな?」の私の問いに、「みんなの気持ちがバラバラやねん!」と返ってきました。
 そこで、応援する楽しさを、今まで以上に膨らませられたらと考え、応援団長を決めることにしました。みんなに尋ねると、ほぼ全員が手を挙げてくれたので、それだけで胸が熱くなってしまいました。
 男女別に応援合戦をして、男女2名ずつをみんなで決めました。ときには、「明日までに、何て応援するか考えてこよう」と決めたこともありました。とにかく、みんなの頭は、リレーでいっぱいでした。
 今日は、これでやろうと決めた応援も、「長すぎて無理やわ」「まとまらん!」という結果になってしまい、試行錯誤の繰り返しでした。
 翌日、「かもめ!チャチャチャ(手拍子)」に応援を変えることになりました。試しにやってみようと、部屋で行なったのですが、このときの響き渡った熱い応援は、子ども達のやる気で溢れ、真剣な表情でいっぱいのみんなに早くも感動してしまいました。
 そして、この日のリレーは、いつもと違った空気の子ども達でした。気持ちを抑えきれず、立ち上がって友達を応援する姿や、手が痛いのではと思ってしまうほどの手拍子など、どの姿も輝いて見えました。他のチームの1等を全員で喜ぶ姿が、当たり前のようですが、これこそ、心がひとつになったのではないかと思います。
 この想いを大切に、当日に向けて、挑んでいきたいと思います。
 またひとつ、大きくなっている子ども達です。応援宜しくお願いします。


■ぺんぎん
 いつもは昼食時間が近づくと、「お腹空いたぁ」「お弁当の時間ってまだぁ?」と言い出す皆も、造形遊びの日は、いつもと違うセリフを言うのです。
 「全然お腹空いてない!」「まだまだ食べる時間、後でいいわ!」
 何のためらいもなく、自然と出てくるこの言葉の持ち主達は、なんて単純(!?)いえいえなんて素直なのでしょうか。この素直さが、いつまでも私の心を捕えて離さないのです。
 そんなにも皆を夢中にさせる造形遊びには無限の魅力が秘められています。
 何と言っても、自分達が思うように好きなものを作り、それが自分達が毎日過ごす部屋中に出来上がっていくことが楽しくて仕方がないようです。
 「ずーっと、この部屋はこのままがいいな」「面白いもの作るの思い付いたよ!今からやっていい?」
 こんな言葉は毎日のように聞かれます。
 少し前までは、自由時間には殆んどの子が外へ遊びに出掛け、静かだった部屋も最近は、「ガムテープ取ってー!」「これ使えるやん」と、造形遊びに夢中になっている皆の会話で賑わっています。
 年長でしか使えないベニヤ板や木片の扱いも器用にこなす、年長ならではの姿も見られます。
 「ここ、押さえててな」「私が打つね」「皆、しっかり持っとけよー」と、役割分担も自然に出来ていました。
 釘をしっかり見つめ、最後まで真剣に打ち込んだり、釘が曲がって、木片から飛び出していないかを、「オッケー!」と言って確認したりする姿はもう、大工さん顔負けです。日々進化し続けるぺんぎんの街を、お楽しみに!
 さて、皆が大注目のリレー大会の日が近付いてきました。それぞれのチーム名も決まり、意気込みは増すばかりです。中には、「ごーたいがーどらごん」や「とら」といった、阪神タイガースを連想させるチーム名もあるのです。これはもう、阪神のリーグ優勝の勢いに我らぺんぎんチームも乗るしかありません!
 あの運動会で、最後まで絶対に諦めないことを感じてくれた皆が、今度はどんなドラマを見せてくれるのでしょうか。
 今日も青空の下、軽快に走り抜ける姿があります。そして、走り終えた後には必ず、勝っても負けても、「楽しかった!」と笑顔で言ってくれる皆がいます。その純粋な気持ちをいつまでも忘れずにいて欲しいです。


■かなりや
 ついにこの日がやって来ました。あれから半年、子ども達の反応を想像しては、どのように発表しようかと悩み、と同時に、子ども達からの容赦ない追及からも逃れられると心待ちにしていました。しかしそれは子ども達も同じで、家族会議が行なわれた家も多くあったようです。本当にサザエさんをするのか。
 そう、今日はSOMETIMESを配付します。朝から心地良い緊張に包まれ、皆でいつもの挨拶を済ませました。
 「発表会を発表します!」
 突然の声に、一瞬の沈黙を破って一気に歓声が上がりました。
 「何するの?」「ドキドキする〜」とどよめき始め、童話や名作などのタイトルが飛び交っています。しかし、「サザエさんじゃないの?」の言葉で皆の目がこちらを見ました。
 さぁ、いよいよと、二度目の沈黙を破ったのは、子どもの声でした。
 「ちっちゃい組の連絡袋に手紙が入ってたよ」
 皆の目が勢い良く声の主を探しました。「かなりやは「とって」書いてあった。何とかと何とかって」皆の目が点になっていました。「とって何?!」私も意味が分からないまま、謎は謎のままです。
 「ぺんぎん組、(巻き舌で)エバーラステイング」期待と横文字と発音に、「おぉ〜」と一同が頷きます。順に、「スターウォーズ」で羨む声が上がり、「ポカホンタス」では音の響きに笑いが起こりました。そして、某芸人のギャグと重なったのか、「アイーダ」では揃って皆の腕があごの下で決まっていました。しかし「アナスタシア」「走れメロス」のときには、自分達のことで頭が一杯なのが表情で伝わってきました。
 「かなりやは…、美女と野獣!」「…」女の子は泣いて喜び、男の子も野獣のように吠えているはずの姿がどこにもありません。サザエさんの方が良かったのかと不安に襲われたときです。
 「美女って何?」「野獣ってどういう意味?」そうです!聞いたことのない単語だったのです。知っているのは「と」だけです。謎は解けました。
 あらすじを聞き、俄然やる気の子ども達を見ていて、この半年は何だったのかと複雑な気持ちになり、また、もうこの時期を迎えるのかと感傷気味になってしまいました。しかし、その直後に熱でダウンした私に気遣うも、「サザエさんって騙したから熱出るねん」とチクリと言われてしまい、一層複雑な気持ちになりました。ごめんなさい。


■あひる
 「わぁ凄く綺麗!」と、8日の園外保育では、一面に咲くコスモスにみんなの大きな驚きの声が上がりました。みんなが来るのを待っていたのかのように、満開のコスモスに迎えられました。
 コスモス畑へ入るときは、何故かみんな恐る恐るでした。
 「こんな沢山の花に囲まれたの初めて」と、言う子もいました。花が折れたりしないように、そっと手で持つと顔を近付けて匂いを嗅いでみました。
 「密の匂いがするね」と、子ども達同士で色々と話し合う姿が印象的でした。
 「コスモスって秋に咲く花なんだよ」と、私がふと言った言葉からどんどん話が広がっていきました。
 「あひる組になって、春も夏ももう終わっちゃったね」と、一人の子が言った言葉に、私は暫く言葉が出ませんでした。そんな私に気付いたのか、それとも偶然だったのかは分かりませんが、「今まで楽しいこととか嬉しいこと沢山あったけど、まだまだ楽しいこと沢山作りたいね」と、口々に言ってくれました。子ども達は凄いです。
 子ども達は、私が立ち止まったときや、迷ったときに色々なことを教えてくれます。そんなみんなに毎日囲まれて過ごしている私は本当に幸せです。
 描画活動でも子ども達の優しさや、素晴らしさを感じました。
 ある日地震を受けた街をテーマにしました。
 「地震で何もなくなった街を元気にしてあげよう」と投げ掛けると、真っ白だった画用紙がみるみる色鮮やかに元気になっていきました。遊園地があったり、スーパーや銀行、花屋さんもあります。ラーメン屋を描き、「毎日ラーメンじゃ可哀想かぁ」と、パン屋もレストランも描く子もいました。そこの街では太陽までも笑っています。実際に行った訳ではないのに、「助けてあげよう」と、みんな真剣に考えて、どうすれば元気が出るのか、優しい気持ちが絵からも充分なほど伝わって来ました。
 今、夢中になっていることに、リレーがあります。毎日必ず全員で話し合いをしています。勝ち負けだけを考えるのではなく、どうすればみんなの気持ちが一つになるのか、子ども達なりに考えてくれています。
 「走ってる子だけが闘かってるんじゃない」、「先生も入れて37人でいつも闘ってるねん」と、みんなの言葉がとても嬉しかったです。当日も勝ち負けだけに捕われず、37人だからこそ出来るリレーをしたいと思います。


■うぐいす
 最近、朝の支度で悩むことといえば、トレーナーの下は半袖のポロシャツにするか、長袖のタートルネックにするか、両方広げてやっぱり半袖にします。冬をも感じるほど寒さが増していますが、子ども達が来ると全く寒さを感じないのです。
 リレー大会に向けて気合いが入っているのはご存知の通りで、私は走っていないのに、子ども達の熱気で汗を掻くほどです。改めて、子ども達のパワーに圧倒されます。
 さて、1等しか知らないうぐいす組は、リレー大会ではどうなるのでしょうか。皆で頑張ればきっと勝てるという強く優しい心と共に、正直、負けるわけがないという自尊心も感じます。体と共にどこまで心も成長するのか、子ども達と真剣に話し合う作戦会議は、私も学ぶことが多くあります。
 誰一人として喋らず、真剣な顔で私を見るあの子ども達の目に、どうかもう一度、嬉し涙が流れますように。
 お母さん方、また応援を宜しくお願いします!
 半袖の理由はもう1つあります。子ども達の大好きな造形遊びです。
 参観でご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、「年長さんは違うなぁ」との声の通り、子ども達はダイナミックに、そして皆で協力して作り上げる姿には私も驚いています。
 年長はベニヤ板と木片を釘で打って外装から始めました。横に繋げるのではなく、角を作って立つようにすると説明すると、目を丸くして納得し、部屋を見渡し4つの角に子ども達から気付きました。
 「大工さんってすごい」と微笑しい声も聞け、1人では出来ないと感じたようです。
 釘を打つ子、支える子に分かれ、きちんと交替し、何を作るか話し合うときも、決まらないときは多数決やジャンケンをしたり、改めて成長を感じました。
 そして、あまりに夢中に楽しそうに作っているので、つい私も作りたくなるのですが、ここまで出来たらもう助けはいらないようです。
 ではなぜ汗を掻くのかというと、高い所を作るのに大きい皆を抱き上げているからです。私がしてしまうのは簡単ですが、子ども達だけで作れるように抱きかかえるだけにしています。
 最終参観でそんな場面がありましたら、是非抱きあげて下さい!これからも楽しみです。
 描画では、様々な経験を通して色々な想いがあり、画用紙一杯に描かれた絵を見ると、心が温かくなります。展示会では、子ども達の素直な想いが沢山詰まった絵に囲まれ、幸せな時間をお過ごし下さい。

 




■しか
 11月に入り、空気も随分と冷たくなりました。しかし、厚着をしているのは私だけのようです。体操服とショートパンツで園庭に駆けていく姿は元気そのもので、深まる秋を感じさせません。
 いよいよ、描画展示が始まります。
 いつも驚かされるのは、子どもの絵には、本当に沢山のストーリーがあることです。これを聞かせてもらうのは、私の楽しみでもあるのです。
 先日は、「カミナリ先生に何でも教えてもらえるなら、何を教えてもらいたい?」と投げ掛けました。皆が大好きなカミナリ先生への憧れは強く、その絵にも表れていました。ボール投げや速く走る方法、縄跳びなど様々な意見が出たのですが、その想いは、私が考えていた以上に広がっていきました。
 「玉乗りを教えてもらいたい!」「鉄棒の上に立って格好良いポーズをしてみたい!」「空まで高くジャンプする方法!」など、次から次へと出てきます。
 描き始めても想いは広がっていきました。
 「僕はカミナリ先生の背中に乗せてもらって合体したいな!」「筋肉モリモリやから描くの大変や!」「僕よりこーんなに大きいんだよな」と、どの子も嬉しそうに描いているのを見て、子どもの絵が素敵なのは、これが理由なのだろうと思いました。
 楽しい想いを持って描くのだからこそ、見ている側もなぜか微笑んでしまうのでしょう。
 描画展示には一枚しか展示されませんが、学年末には全ての絵を持って帰ります。よく見ると、意外な所に隠されたストーリーがあったりしますので、楽しみにしていて下さい。
 10月には、チューリップの球根を植えました。これまでに、ヒヤシンスとクロッカスの成長を見てきたので、興味津々です。しかし今回は、土の中に植えるのでその成長に一層想像を膨らませているようです。
 「もう根っこ伸びているのかなぁ」「チューリップの根っこだから、赤とか黄色とかなんじゃない?」「まだ芽が出ないな」と毎日観察しています。1日に何度も見に行く姿を見ていると、時計を早回しにして、早く見せてあげたくなってしまいます。花が咲く頃には年長です。それまで、まだまだ楽しい思い出を作りたいものです。
 きっと、造形遊びもその思い出の1つとなってくれるでしょう。まだまだ変化しそうな予感に、私も楽しみにしています。
 

■ぱんだ
 風も冷たくなり、毎日寒い日が続きますが、自由時間になると部屋が空っぽになるほど、子ども達は元気一杯です。
 毎日のように、沢山描いてきた絵には、その子らしさが出るようで、優しい子はとても温かい絵を描き、面白い子は思わず笑ってしまうような絵を描き、元気な子は画用紙一杯に沢山描き、皆の絵を見るのが本当に楽しかったです。
 最近では、すっかり造形遊びに熱中しています。
 登園するとすぐに、「今日は造形遊びするの?」と聞いてくるほど、皆大好きです。 
 ただ、はしゃぐのは大いに結構なのですが、片付けになると、どうも人任せになり、遊んでいる子が多く、最後まで片付けているのは数人で、私に怒られるという日が2日続きました。
 次の日、あまりにも興奮して片付けず遊んでいる子ども達に遂に雷を落としてしまい、その日の弁当は、今までで1番暗い時間になってしまいました。
 怒り過ぎたなと反省した私は、降園時間に皆に謝りました。
 「先生怒ってごめんね」と言うと、「いいよ」と口を揃えて言ってくれました。「何で怒ったか分かる?」「皆が片付けしなかったから!」「うん、それもあるけど先生皆が大好きだから怒ったんだよ」と言うと、は?という表情や、なら怒らんといてや!という声があります。
 「先生、皆のこと怒るけど他のクラスの子あんまり怒らないでしょ?皆のお母さんだって、よその家の子、そんなに怒らないでしょ?」「怒らない」「それは皆のことが大好きだから、皆のことばっかり怒っちゃうんだよ。ごめんね」と言うと、フーンと聞いたり、嬉しさを隠そうとしたり、「私もこの前怒られたけど、後で抱き締めてくれた!」と納得する子がいたり、様々な反応を見せてくれました。
 「だからお母さんや先生が一杯怒っても許してね」と言うと、「許してあげる!」と答えてくれました。
 「じゃぁ帰ろっか」と帰ろうとすると、1人の子が、「ごめんね」と言い、皆が次々にごめんねと謝ってくれ、凄く驚いて涙が出そうになりました。
 そんな私を見て「嘘泣きや!」と」叫ぶ男の子に、「やめて!本当に泣いているよ!」と女の子が助けてくれ、顔真っ赤や!と笑う子や、一緒に泣きそうになってくれる子がいて、やっぱり、ぱんだ組が大好きだなと思いました。
 参観は皆が張り切っているので楽しみにしていて下さい。


■ひつじ
 チューリップの球根を植えました。
 球根の上下を知らせるために、部屋で水栽培しているヒヤシンスを見ました。すると、「尖ってる方が上やろ?タマネギと一緒やな」と言う声には、思わず笑ってしまいました。
 いよいよ自分の名前が書かれた植木鉢を手にすると、皆、とても嬉しそうにしていました。
 植木鉢に土を入れるとき、「球根はチューリップの赤ちゃんだからフワフワのベッドにしてね」と言った私の声をしっかり聞いて、タライの中から優しく丁寧に入れる姿は本当に可愛らしかったです。
 早速、その日の降園後から、「先生、チューリップ見に行っても良い?」と、様子を見に行く子が後を絶ちません。翌日も、「ちょっとチューリップの所行って来るわ」「冒険して来る」と、一日に何度も行っている子もいます。子ども達とチューリップの睨めっこは当分の間続きそうです。子ども達からのプレッシャーに負けず、綺麗な花を咲かせてくれる日が待ち遠しいです。
 描画参観後も、沢山の絵を描きました。
 初めの頃は、筆を手にしても話し声が止まらなかった子ども達ですが、「折角考えたのに、喋ってたら口から逃げちゃうよ」と言うと、一気に静かになり、表情にも真剣さが増してきました。どのクラスよりも集中して描いているのではないかと思ってしまうほどの静けさです。
 私が一人の子と話していると、「ちょっと先生、うるさいよ。静かに」と、子ども達から注意されてしまうこともありました。
 園外保育で万博公園に行った翌日に『遠足』というテーマで描きました。
 間近で見た太陽の塔を描く子、沢山落ちていたどんぐりを描いた子、斜面を寝転んで転がったこと、それぞれ楽しかった思い出を画面いっぱいに描いてくれました。
 「どんぐり、帽子被ってたな」「葉っぱもいっぱいあった」と、描いた絵の話しも、いつも以上の笑顔で教えてくれました。
 同じテーマで描いても、全く違う個性溢れる作品になります。私はそれを見て、いつも嬉しさで胸がいっぱいになります。子ども達の思いを聞いていると、お母さん方にもそのまま伝えたいと思うことばかりです。
 描画展示には、子ども達の強い思いが込められた絵が並んでいます。細部にまで気を配って描かれた絵や、ダイナミックな表現、一枚一枚ゆっくりご覧になって下さい。子ども達からの声が届くことでしょう。


■ぞう
 「頭で考えていることや心で思っていることは、目に見えないから言葉で伝えよう」
 これはぞう組がスタートした4月当初から皆にずっと話してきたことです。そして、それに伴って、人の言葉に耳を傾けることの大切さも話してきました。
 皆も、友達と喧嘩したり、助け合ったりと様々な経験を重ねて、その「言葉」の大切さをそれぞれ感じたようです。
 思いが上手に伝え合えず手が出てしまう子には、周りの友達が、「手じゃなくて、口で言葉で教えたら良いんだよ」と声を掛けてくれ、涙を流している子がいれば優しく駆け寄り、「何で泣いているか自分で言える?」と聞いてくれます。言葉の力を知っているからこそ、ぞう組ではこんな温かい光景を一日に何度も見ます。
 そしてそんな皆は、「ごめんね」と「ありがとう」の言葉の意味も、偉大さもよく知っています。
 「思ってても言わなきゃ分からへん!」「気持ちゼロ(気持ちが込もっていないことを子ども達はそう言います)で言っても意味ないやん」と使い方も分かっています。
 最近は、ただ「ごめんね」「ありがとう」を言うだけではなく、「〜してごめんね」「〜してくれてありがとう」と理由も付けて言えるようになってきました。皆の心の大きな成長を感じます。これからも思いを伝えること、その思いに耳を傾けることの大切さを忘れずに、嬉しいことも悲しいことも、皆で沢山話し合っていきたいです。
 そして、思いを伝える別の方法に「絵」があります。子ども達は絵を通して様々な思いを伝えてくれます。
 皆が描く絵には楽しい話が広がっていて、見ているだけで幸せになるような温かい絵ばかりです。
 描画活動で多くのテーマに取り組みましたが、一枚の画用紙に一人一人の思いがいつもぎゅっと詰まっていました。
 「これが○○で、これ○○してるところ!」「先生見て!○○ちゃん描いたよ」と目を輝かせその絵に込めた思いを話してくれる皆の表情が大好きです!
 描画展示では一枚しか展示出来ないのが本当に残念で、展示する絵を決める際、とても悩みました。
 描画展示ではお家の方も子ども達の絵の中の世界に引き込まれると思います!楽しみにしていて下さい。
 気付けばぞう組がスタートして2/3が過ぎていました。これからも一日一日を大切にし、笑顔溢れる毎日になりますように。


■くま
 息も白くなり、ジャンパーを着て登園する子が増えて来ました。
 「見て!こんなに暖かい服着て来たよ!」と嬉しそうに見せてくれる皆が可愛いです。でも部屋に入り着替えを済ませると、さっきとは打って変わって、体操服にショートパンツで元気一杯寒さを吹き飛ばし遊びに出掛けています。私もすでにトレーナーの下に3枚も着ていますが、皆と遊ぶとさすがに着すぎたなと思うくらい暑くなり、皆からパワーを貰っています。
 部屋の隅に隠し置いていたチューリップの植木鉢の存在を知っていた皆は、「いつ植えるの?」とずっと前から楽しみにしていました。いよいよその日がやって来ました。
 自分の植木鉢を大切に、そして嬉しそうに持ち、球根を植えました。
 皆、真剣な眼差しで私の説明を聞き、「線まで土を入れたら次は球根入れるからね」と言うと、「早く球根を植えたい!」一心で土を入れ始めていました。線まで入れた子から順番に球根を植えて行きました。
 「何色かな?きっとピンクだよ」「俺は柴と思うな!」と皆で色を想像しながら植えている姿はとても微笑ましかったです。
 その上から土を被せて完成です。
 部屋の横にある花壇へと植木鉢を持って行き並べました。全員並べ終えると、「くま」と書いたプレートを指しました。すると、「すごい」と歓声が沸き、意外な歓声に驚きましたが、皆の顔を見ると、とても満足気で、自分で植えた喜びが伝わりすごく嬉しかったです。
 今では毎日当番児が、水やりの仕事を欠かさずしてくれています。
 皆、当番の日は、「先生、水やろか?」と聞いてくれ、嬉しそうに愛情込めて水をやっている姿が可愛いです。皆のチューリップが綺麗に元気一杯に咲きますように!と願う毎日です。
 造形活動がスタートしました。部屋はあっという間に段ボール一杯になりました。
 ノコギリを使い切り刻むのでなく、窓を作ったり、部屋に電気がないからと言い牛乳パックで電気を作り、更に電気のスイッチまで作られていたり、どのグループを見てもそれぞれの工夫があり、感心します。
 まだ、始まったばかりですが、この勢いを見てどのように完成するのか、とても楽しみで仕方ありません。
 もうすぐお母さん達を招待する参観日です。是非楽しみにしていて下さいね。
 冬休みまであと1ヶ月です。本当に早いです。残りの1ヶ月も元気に登園してほしいです。


■きりん
 年中になったばかりの頃から、「先生、縄跳びするの?」とよく質問されていました。質問される度に、「運動会が終わってからするよ!」と答え、私も子ども達も楽しみにしていました。そして、その縄跳びが始まりました。
 最初は、クラス全体で行ないます。
 縄跳びを渡すと、皆嬉しくて仕方がない様子で、友達と見せ合っています。
 ブーメランのように回したり、しっぽ取りなどをしてしばらく遊び、片付けて帰ろうとしたときのことです。
 「先生、大変!○○ちゃんの縄跳びの象がないの」と数人が言いに来ました。他の子が、「皆で探そう!」と言うと、次々に「僕も探してあげる」と言い残し、園庭中に捜索隊が散らばりました。
 その結果、すぐに象は見つかり、本人は嬉しい様子で皆に礼を言っていました。
 このように、最近は教師が間に入らなくても、自分達で考え、協力して行なえることが増えてきました。
 ある自由時間のことです。
 いつも仲が良い2人が何かを言い合って喧嘩をしていました。片方が泣きそうになったので、私が間に入ろうとした瞬間、他の子が「どうしたの」と尋ね、話を聞こうとしています。私は足を止め、少し見守ることにしました。すると、お互いが言い分を話し、納得出来た上で「ごめんね」と言い合っているのです。このことには、本当に感動しました。間に入ってくれた子は、お互いの話を時間を掛けて最後まで聞いてくれたので、喧嘩した2人も相手はどう思ったのかが理解出来た様子です。
 相手のことを聞くこと、分かろうとすることがどんなに大切か、子ども達の姿から気付かせてもらいました。大人は、つい結論を出すのを急いでしまうところがあるのではないでしょうか。時間が掛かったとしても今回のように、どっちの味方にも付かず話を聞いてあげる大切さを痛感させられました。子ども達は喧嘩の天才かもしれません。
 子ども達同士で出来ることが増え、少し淋しい気持ちもありますが、それ以上に誇らしい気持ちで一杯です。自分で考えられるように、3歩ほど離れて見守っていこうと思います。
 きりん組がスタートして早3分の2が過ぎてしまいました。これからも子ども達の力を引き出し、優しさ溢れるクラスでありたいです。


■りす
 「寒いからスモック着てもいい?」と尋ねに来る子も多くなりました。それでも園庭へ飛び出し、部屋へ戻って来ると、「暑い。スモック脱ごう」とすぐに体操服になっています。
 芋掘りに行って来ました。
 晴天に恵まれ、スコップを大事そうに持って出発です。
 畑に着き、掘る場所を知らされると、スコップを出し、「もう掘っていい?」「固い!」「出てきた。大きいな」と芋が見えるたびに大喜びです。思っていたより随分大きな芋だったようで、スコップ片手に悪戦苦闘していました。
 掘り終わり、袋を持つと予想以上に重くて、歩く足取りがフラフラしていました。「手伝ってあげるよ」と声を掛けると、「いい。自分で持つから」としっかりと抱えて持って帰っていました。
 翌日、登園して来た子ども達からは、「芋大きかったから、お母さんビックリしてたよ」「昨日のご飯は芋の天ぷらだった」など沢山の話しが聞けました。
 万博自然公園への園外保育では到着するなり、「怪獣やー!」と大騒ぎになりました。目をやると「太陽の塔」です。
 「あの顔怖いな」「僕やったらもっと可愛い顔にするのに…」としばらく足を止め色々と話し合っていました。その後、皆で太陽の塔の後ろから見ました。その瞬間、「怪獣や」と言っていた子ども達も静まり返り、「すごいわ。これ造った人すごい」「初めて見た。どうやって造ったんやろ」と興味を持ち、「大きくなったら、太陽の塔2号を造るわ」と話してくれる子もいました。大満足の1日でした。
 先日、チューリップ を植えました。
 球根を見せると、「知ってる。玉ねぎ」なんて答える子もいましたが、「違うよ。チューリップだよ」という友達の声に、「そうか。早く植えよ」と目が輝き、早速各自の植木鉢に植えました。
 当番の仕事にも水やりが加わりました。当番児は、「チューリップに水をあげなくっちゃ」「ジョウロ貸して」と積極的に行なっています。
 「黄色かな」「赤の花がいいな」と、咲く花の色をとても楽しみにしています。
 さて、毎日沢山部屋に集まる素材を見て、まだかな?と楽しみにしていた造形遊びが始まりました。これからもどんな展開が見られるのか楽しみです。子ども達の思いを一つ一つ聞き入れ話し合いながら進めていきます。




■みかん
 葉拾いをしました。
 「見せて」「いいで」とか、「一緒に探そう」「あっちの方に行こう」など、春に来たときよりもずっと友達との会話が弾んでいて、改めて子ども達の成長を感じ温かい気持ちになりました。
 毎日当たり前に過ぎていくと思っていた時間を一緒にいさせてもらえることに幸せを感じました。
 造形活動が始まりました。
 のこぎりは既に1学期に経験していたこともあり、ダンボール達は次々に切られて元の形が分からなくなるものが沢山ありました。
 のこぎりで十分に遊んだ後はダンボールを繁げての形作りです。最初は2〜3個のダンボールをテープで繁げただけだったものが、大きいダンボールを使っている友達を見ると、「私も使いたい」「あれ使おっか」などと目を輝かせていました。
 勿論、その過程では少ししかない物を複数の子ども達が使いたいこともありました。
 「僕が使っててんで」と言う一方に対し「僕も使いたい」と互いに意見を交わしています。どうすれば良いかと私が最善策を練ろうとしていると、子ども達の結論は既に出ていました。
 「同じのをもう一個探しに行こう」
 結局同じ物は見つからなかったのですが、代わりに使えるものを見つけ、譲り合ってくれていて、私達の出る幕はありませんでした。
 「相手の持ちを考える」のは大人でも難しいですが、少しずつ子ども達に広がっているようで嬉しく思っています。
 このように友達と相談しながら参観で見ていただいた「街」を作ってくれました。参観後もまだまだ発展していくことでしょう。
 一つ一つの作業に子ども達の考えや想いが詰まった、私達も大好きな無二の街です。
 先日、初めて動物小屋の当番がありました。ぞう組のお兄さんお姉さんに教えてもらいながら、水を替えたり餌をあげました。
 普段は、あまり入ることのないリクガメのリンリンの温室に入ったときには、「暑いかなぁ」「大きいカメさん寒がりやね」とリンリンに話し掛ける可愛い姿も見られました。
 早いものでもう12月です。長いと思っていた2学期も僅かですが、これから見られる子とも達の表情も楽しみにしています。


■めろん
 木の葉が枯れ落ち、部屋の前には落ち葉の道が出来ています。私達が拾っていると、私達のところまで駆け寄り、「先生、おはよ!」と元気に挨拶をしてくれます。「外は寒くない?」と聞いて来る子ども達の顔を見ると、両方の頬と鼻は真っ赤でピエロのようです。そして、私達の手を取ってくれたり顔に手をくっつけてくれるしぐさに私達は日々、子ども達から感動や温もりをもらっていることを感じます。
 11月3日、待ちに待っていた学園祭りがありました。
 私達は人形劇のため、園庭にいた子ども達にあまり会えませんでしたが、休み明けに話を聞くと、「綿菓子を食べたで」「お餅を食べた」と笑顔で話をしていました。友達同士で話していて、きっと子ども達にとって特別な1日になったのでしょう。
 最近、一回り成長した子ども達に出会いました。楽器遊びのときのことです。
 講堂に行くまでは、「あるある探検隊!!」や、「やきいもグーチーパー」をして大きな声で歌って遊んでいました。講堂へ向かうまでも友達と話しをしていたのですが、楽器の音が聞こえてくると表情が変わりました。
 扉の度徒で見ている間は緊張している表情を浮かべていましたが、講堂に入るといつもの表情が戻りました。
 初めに様々な新しい楽器に触れました。
 円になり、楽器を順々に回していきます。回ってくる度に、「うわー!すごい!!」と歓声を上げ、音を鳴らし、目を輝かせていました。
 そしていよいよボックスホンという木琴の一種の楽器です。
 正座をして座っている姿は格好が良かったです。音を鳴らし始めてからも集中していて真剣な表情を見せてくれていました。その姿に驚き、嬉しくなりました。
 好奇心旺盛な子ども達なので、集中して出来るかと少し心配していました。しかし、私達の想像以上に成長している姿を目の前のして、心配していたことに対して恥ずかしく思いました。来月には音楽参加があります。子ども達の新しい一面を楽しみにしていて下さい。
 クラスには、「お手伝いマン」が沢山います。当番の子だけでなく、他の子までが手伝いを進んでしてくれます。最近では布巾を配ってくれたり、給食容器を運んでくれたりと力のいる手伝いもしてくれて嬉しいです。今後もお手伝いマンの活躍も楽しみです。


■ばなな
 風も冷たくなって来ましたが、子ども達は、「先生、お外に行ってもいい?」と毎日、元気一杯に遊んでいます。
 10日に万博公園へ遠足に行って来ました。
 前日に、「明日は何があるか知っている?」と聞くと、「遠足」、「どんぐり拾いに行くねん」と、目を輝かせながら話してくれました。
 当日の朝は、「水筒、持ってきたよ」と言って登園して来る姿を見ると、早く皆と行きたくなりました。
 バスに乗ると、すぐに、「バスの歌」とリクエストがあり、皆で何度も歌い楽しかったです。
 エキスポランドの観覧車やジェットコースターが見え始めると、子ども達の興奮も高まってきます。
 鞄を置き、どんぐり拾い用の袋を出すと、少し離れた丘にどんぐり拾いに行きました。
 「先生、見て、帽子付いているどんぐり見付けたよ」と小さな手で拾った、どんぐりを見せてくれました。また、どんぐり以外にも、黒い実を見付けて、「これ、ブルーベリー」と見せてくれたり、穴を見付けて、「虫が来るの、待ってるねん」と自然を満喫しました。黄色や赤に変化した落ち葉が、日の光によって、キラキラと輝いているのを見付けて、空に高く上げ、落ちて来るのを楽しんでいる子がいると、他の子も同じように遊んでいました。
 どんぐりや落ち葉を拾い終わると、次に、太陽の塔を見に行きました。
 「あぁ、顔が2個ある」と教えてくれる子もいました。「太陽の塔は、どんな顔してる?」聞くと、「こんな顔」と口唇を尖らせている子や目を閉じている子がいて、すごく可愛いらしかったです。
  反対側に行くと、「飛行機みたい」と言う子がいて、本当に飛行機のよな形をしていたので驚きました。子どもらしい発想だと関心しました。
 鞄の所に戻り、どんぐりや落ち葉の入った袋を大切に、入れていました。
 昼食後は、芝生の上で寝ころんだり、あぶくたったをしたり、だるなさん転んだをして遊びました。
 先日、講堂で楽器遊びをしました。
 初めは、音運びと言って、沢山の楽器の音を鳴らしました。初めて触れる楽器に、興味深々で、実際に、自分で音を鳴らすときの表情はとても新鮮そうで印象的でした。
 12月には、音楽参観もありますので、是非楽しみにしていて下さい。


■すいか
 園庭の木々も赤や黄色に色付き、子ども達は葉や実を集めるのに夢中です。
 落ち葉を手に持ちきれないほど集めて砂場に走って行きます。何をするのか見ていると、砂でケーキを作り、トッピングに使っていました。落ち葉も子ども達には大切な遊び道具になっていました。
 白い実も沢山落ちています。
 「皆で競争だ」とどれだけ取れるか競争が始まりました。手で握りしめていても少ない実は、1つ2つと少しずつ手から落ちている子もいて、思わず笑ってしまいました。5分後、皆で見せ合いです。スモックのポケットが膨れるほど取っている子や途中で落ちてしまい、残っているのは少しの子と様々でした。
 秋の自然のプレゼントに子ども達も毎日大興奮の日々を送っています。
 万博自然公園に行きました。
 小振りなどんぐりでしたが、子ども達は帽子付きどんぐりや木の枝が付いた双子どんぐりと変わったどんぐり集めに興奮していました。
 落ちている場所は坂が急な所でした。夢中で下を見ながら上がって行き、気が付くと、「先生、降りれない」と助けを求める子もいて可愛い一面が見られ、微笑ましかったです。
 万博ならではの物といえば、太陽の塔です。太陽の塔の前まで遊びに行きました。「後ろのにも顔がある」と大喜びでした。皆で物真似大会の始まりです。
 まず特徴の話し合いで「手は広がってるで」「口は横に曲がってる」と意見を出し合いました。そして、一斉に、「太陽の塔」と言いながら物真似をしました。友達の口が曲がっているのを見て大笑いです。気に入ったようで、何度も繰り返して、見せ合いっこして、照れたり笑ったり反応は様々でした。何事にも夢中になるとクラスで団結する子ども達が益々大好きになりました。
 講堂で初めて園長先生とボックスホンという木琴の一種や色々な楽器を鳴らして遊びました。次々に出てくる楽器に興味津々で、自分の順番が回ってくると力一杯鳴らし音色を確かめていました。特にシンバルが出たときは歓声がおこり、笑い声も絶えませんでした。
 講堂を出た後も、「もう終わり?」「もっとしたい」という声も聞こえて名残惜しそうでした。ボックスホンで叩いた「のりもの」を部屋まで大合唱で、12月の音楽参観も今からとても楽しみになりました。


■ぶどう
 園庭の木々を綺麗に染めていた赤や黄色の葉は秋風に吹かれ、ひらひらと舞い落ちていきます。
 そんな光景も子ども達は見逃しません。
 空から舞い落ちる葉っぱを空中でキャッチできるか!そんな自然現象の中から遊びを考え出す子ども達は、天才だと日々の生活の中でつくづく思うことがよくあります。
 先日、園外保育で万博公園に行きました。
 豊かな自然を目の前にして、子ども達の目は輝きっ放しです。どんぐりや木の実を夢中になって拾い集める子ども達の姿は、まるでとなりのトトロに出てくる、めいのようで可愛らしく、その姿を見ていると心が温かくなりました。
 そして、ぐみの木がアーチ状になって生えている通りがあり、丁度子どもの背丈からすると、トンネルのようになっています。そこを前の友達の肩を持って長い電車を作り、「トンネル通りま〜す!」と潜り抜けていきます。
 「先生、この赤い実は何の実?」「食べられる?」と目を丸くして興味津々です。
 落ち葉を空高く舞い上がらせ、降ってくる落ち葉に埋もれたり捕まえたり、心も体も弾み笑顔になります。
 そして今日はなんと、太陽の塔と背比べをしました。
 「太陽の塔さんどれくらい大きい?」と子ども達に聞くと、首を90度上に傾けたまま口を開けてびっくりするばかりです。
 「うっわ〜!大きい〜!」
 太陽の塔の周りを一周するのもすぐには行きません。
 「お顔はどこ〜?」と走って見つけてもなかなか見つかりません。やっと正面に着いて、「お顔見つけた!」と感動となるはずだったのですが、「変な顔〜!」子どもは正直です。
 たくさん笑ってたくさん遊んで、子ども達とまた1つ楽しい思い出ができた1日でした。
 また、11月はたくさんの絵を描きました。
 初めて手にする筆に絵の具を付けて一本筆で描く活動にも興味津々です。真っ白の画用紙の上に筆を置き、戸惑うことなく自由に手を伸ばし、画用紙いっぱいに絵を描きます。その姿は見ていて気持ち良くなるほどです。
 同じテーマでも、子ども達が描いた絵には一つとして同じような絵はありません。1人1人絵に思いが込められていて、個性豊かで、表情豊かな作品が次々と生まれていきます。今の年齢だからこそ描ける子ども達の夢が詰まった作品を是非見にいらして下さい。


■もも
 気が付けば冬がまもなくやって来ます。でも子ども達は、「スモック暑いから脱ぐわ!」と言って体操服で元気一杯に園庭に走って行きます。
 ルルの小屋から船まで駆けっこをして遊ぶのが大人気で、私も仲間に入れてもらっていますが、子ども達も元気にはとてもかないません。
 園外保育で万博公園に行ったときも、芝生の上で追い駆けっこをしたり、氷鬼をして遊びました。鬼になった私は、逃げ足の速い子ども達に追いつくのに必死でした。
 また、太陽の塔まで皆で走って行き、その大きさに目を輝かせていました。
 その後、弁当を食べていると、弁当の良い匂いに誘われて突如、一匹のカマキリが現れました。
 子ども達はそのカマキリに大興奮して直ぐに袋に捕獲し、その場は落ち着きを取り戻しましたが、ふと私の足元を見てみると、無惨にも私の弁当箱はひ引っくり返っていました。一瞬言葉を失いましたが、子ども達はとても満面の笑みでカマキリを見せに来てくれたので、その悲しみもどこかへ吹き飛びました。
 造形遊びをしました。
 初めのこぎりを使って切って遊んでいたのですが、何度か遊んでいるうちに、家を作っている子や、段ボールを繁げて電車を作っている子がいました。
 そして、最近では、映画館やケーキ屋さんなどの店を作る子も増え、皆で協力して一つの物を作り自分達で工夫した作品が出来上がってきました。
 映画館では、マジレンジャーが上映されていて、数人の子ども達が前に出て戦いごっこをしていました。そして、他のお客さん役の子達は、椅子を並べてその映画を見ていました。映画館に入るためのチケットを紙で作っていたのには驚いてしまいました。
 ケーキ屋さんでは、綿を使ってケーキを作っていて、想いの込められたおいしそうなケーキが出来上がりました。
 子ども達は日常での知っている知識をこの場で沢山表現しているのだと、改めて感心してしまいます。大人でも気が付かない所に注目していたり、子どもらしい色々な表現を見せてくれるのでとても嬉しいです。
 描画活動では、一人一人がそれぞれに想いを持って絵を描いていて、32枚の画用紙の絵には32通りの物語があることを子ども達から教わりました。
 少し気が早いですが、発表会での子ども達がどのような表現を見せてくれるのか今から楽しみで仕方ありません。


■いちご
 少しずつ寒さが増し、朝起きるのが辛い毎日になってきましたが、それにも負けず子ども達は朝から元気に部屋の外から色んな表情を見せてくれます。
 今日、自分のグループが当番で喜んでいる子、大好きな友達が休みでバスに乗っていなくて悲しそうな子や、早く遊びたくて急いで部屋に入って来る子など沢山の表情を見るのが私達の楽しみになっています。
 学園祭りがありました。
 自分で作ったポシェットにチケットを入れ、首から下げて、いつもとは違う表情をした子ども達の顔は輝いていました。学園祭りは楽しんでいただけたでしょうか?
 11月10日、万博公園へ園外保育に行きました。
 いつものように水筒と重い鞄を持ち、満面の笑顔で部屋に着くと、水筒自慢大会の始まりです。
 以前は私達だけに自慢して見せてくれていたのですが、今回は友達同士見せ合ってとても賑やかでした。
 「ぼくのはマジレンジャーやで」「私のはキティーちゃんやで」と、部屋の中が自慢話で一杯でした。友達の輪が広がっているのがとても嬉しいです。
 バスに乗ると、張り切って「バスごっこ」を熱唱していました。
 歌っている最中に一人の子が、「観覧車だー」と叫ぶと、バスの中は静まり、目は観覧車に釘付けになっていました。
 バスが到着すると、一緒に乗っていたばなな組の友達が降りるまで待ちきれずに、殆どの子が立ち上がろうとしていました。その姿が可愛らしくて仕方がありませんでした。
 広場に着き、ビニール袋を持って出掛けた先は落ち葉の山です。
 落ち葉を沢山集めて、空に舞い上げると、「キャー」と大きな歓声が響き渡りました。子ども達につられて私達も夢中になっていました。
 次に向かったのは、「太陽の塔」です。
 大きな太陽の塔を目の前に、恐がる子もいましたが、首が痛くなるぐらい見上げて、「あれは顔や」「手もあるで」「一番上のは髪や」と、言う声も聞こえました。「太陽の塔」はしっかりと目に焼き付き心に残ったのではないでしょうか?
 造形活動が始まりました。特大ダンボールを初めて見たのにも関わらず、一番の人気で、引きずりながら運び、友達と協力して組み立てていました。
 男の子は、長い筒を抱えて、鉄砲を組み立て、女の子は、模造紙を貼って飾っている子が多くいました。これから皆で協力して、どのような作品が出来上がっていくのか、期待で胸が一杯です。