■うぐいす
 
冬休み明け、こんなに広かっただろうかと静かな部屋を見つめ、きっと、造形遊びがしたかったと言われてしまうのだろうと思いながら始業式を迎えました。
 遊べなくて残念だったけれど、きちんと塔に置いてあることを伝えると、「すごい雪やったのに、先生運んだん?大変やったね」と意外な返事に、また心を打たれてしまいました。大げさな私は嬉しくて、皆の作品は大きかったけど、何とか塔に入ったこと、年少年中のときの作品もあったことなど話しを広げると、皆満足そうに笑ってくれました。遊びたかったと自分の想いだけでなく、私を気使ってくれた優しさと、仕方のないことだと自分達で納得出来ている姿に、とても成長を感じ感動しました。
 楽しかったクリスマス、お正月の話をして、話題はいよいよ発表会です。
 大作であるスターウォーズは、DVD6本あり、そのうちの3本分をまとめたので、ペープサートを真剣に見つめ、悪役が父親だったという真実の所で、小さな声で、「え…」と悲しい顔をした皆がとても印象的でした。父と息子の悲劇という難しい話を、子ども達はどう感じてくれたのでしょうか。
 そして、最初の場面で使う低音でゆっくりとした曲を弾くと、「そこでダースベーダー(悪役)が出て来るの?」と、スターウォーズの世界に入り、早速イメージしている子ども達に驚きました。
 真剣に話を聞く力、音を感じる力があり、そして、どんな心情かまで感じ、毎日一緒に作り上げているのです。
 そして、部屋で作った所を、講堂へ行き、園長先生に見てもらうことも理解していて、また感動したことがありました。
 分かりやすい戦いや宴の場面より、セリフで事実を伝えるとなれば、1つ1つのセリフが大切なのは子ども達も分かっているのですが、なかなか覚えられません。私も子どもも、もどかしい気持ちのまま降園時間になったとき、明日の講堂は何時からか聞かれました。あまり時間がないことを知ると、「じゃ、黒板に書いといて!朝来た子から覚えられるやん」と言ってくれたのです。
 セリフや曲のタイミングを変えようかと思いながらも、何度も同じ場面をやると、面白くなかったはずです。それでも子ども達は、こんなことを言ってくれるのだと、溢れる涙を堪えました。
 子ども達の大きな力に支えられながら、一緒に作り上げている喜びを感じています。何よりも、スターウォーズが大好きな気持ちが私も嬉しいです。


■つばめ
 いよいよ幼稚園生活最後の3学期が始まりました。日に日に成長していく子ども達を前に、嬉しさと同時に卒園が近付く寂しさを実感させられ、1秒1秒が貴重な時間なのだと改めて感じさせられる日々を過ごしています。
 そして、1年間の成長を感じさせてくれる発表会活動が始まりました。
 2学期のテーマ発表後は、聞いたことのない話だったせいか反応は決して良くありませんでした。更に、2学期の終わりには、私を悩ませる出来事もありました。
 クリスマスプレゼント、何が欲しい?と絵手紙を書いた日のことです。男の子の欲しいものベスト1が、スターウォーズ(他クラスのテーマ)のライトセーバーだったのです。1人2人ではなかったので、正直焦りと不安で一杯になりました。サンタさんに、なるべく他の物を…と願い、そして冬休みに発表会を楽しみにしてくれているだろうと期待し、3学期を迎えました。
 いざ活動が始まると、そんな私の悩みもすぐに吹き飛びました。
 「発表会?やったぁ!」「講堂で出来るの?」「ここは○○したらいいんじゃない?」と、発表会の話題は尽きませんでした。
 活動中も話し合いになると必ず私の近くに集まり、真剣に耳を傾けてくれます。今までにない真剣な表情に、私が戸惑ってしまったほどです。この場面はどんな感情なのかということや、セリフ、表現も次から次へと考え、アイデアを出してくれ、感心する毎日です。子ども達と一緒に作る素晴らしさが作品に詰め込まれていき、日増しにメロスへの気持ちも高まっていきました。
 最初の頃は、「スターウォーズ、いいなぁ…」と、悩まされる発言もたまにありましたが、「やっぱりメロスでよかった」と最近では笑顔を見せてくれる子ども達を前に、(映画の大ヒット作もいいけれど、日本文学の代表作を選んだことは決して間違いではなかったな)と、自分に言い聞かせています。
 発表会活動を通して、子ども達の友情が更に深まったように思え、表現自体も楽しんでくれているので、私も安心しました。
 つばめらしい、楽しく、時には真剣な作品になるでしょう。楽しみにしていて下さい。
 まだまだ大きな行事は沢山残っています。子ども達との大切な時間を惜しまず、1つでも多く、園生活の思い出が刻まれるよう楽しんで過ごしていきますので、3学期も宜しくお願い致します。


■ぺんぎん
 2学期最後の日、まさかの大雪で全員には、会えずに冬休みを迎えることになり、ちょっぴり寂しい気持ちが残りました。3学期の始業式が、なぜだかいつも以上に待ち遠しかったのは、そのせいだったからでしょうか。
 「あの雪、凄かったね!」「友達と雪だるま作ったんだよ」
 久し振りに会った皆の第一声は、あの大雪の日の話題でした。大阪には、滅多に積もらない雪で遊べたのがよほど嬉しかったのでしょう。誰かが雪の話をしようものなら、その声に覆いかぶさるように、別の子が話し始め、その声は何重にも重なり合っていました。まるで私は、聖徳太子にでもなったような気分でした。
 中には、「雪で幼稚園がお休みになったから、先生に会えなくて、残念だったよ」「早く会いたかった!」と言ってくれる子もいました。離れていても心は繋がっているんだと、その言葉は私を温かい気持ちにしてくれました。
 さて、始業式の日から早速始まった発表会ですが、実は2学期に、テーマが発表されてからの反応はかなり薄く、全く興味がないのでは!?という様子でした。それもそのはず、皆には、今まで聞いたことのない、全く知らない話でしたから。
 しかし物語を伝えると、「なんか面白そう!」「謎の男の役やりたい!」という声が聞かれ、私の不安は嘘のように消え、一安心でした。
 今では、「主役の女の子って何歳なの?」「これって外国の話?」「本当に不思議な水ってあるの?」と、興味は益々深くなっているようです。
 興味があると言えば、部屋に置かれた小道具もその1つです。
 「これは誰が持つやつ?」「どの場面で、これ使うの?」と、手に取って試しに付けてみたり、かぶってみたりする姿は、見ていて微笑ましくなります。
 そんな皆に、先日嬉しい出来事がありました。小道具の花を使う場面があり、代々皆が使ってきた古くて茎が長い花を使用していたのですが、園長先生が、新しい花を皆にプレゼントしてくれたのです。これには皆も大喜びです。本物そっくりなその花の香りを思わず嗅いでみたり、「凄い可愛いね」と何度も手に取り眺めたりと、かなり上気嫌の皆は、「先生、花使う場面しよー!」とやる気も以前より増したようです。
 単純過ぎる、いやいやこんなに素直過ぎる皆と一緒に作る発表会を、お楽しみに。 


■あひる
 二学期の終業式は雪で休園となり、満足な締め括りが出来ずに終わってしまいました。だからこそより一層、始業式が待ち遠しく、子ども達に会いたい気持ちは募っていました。
 二学期も残り少しという頃に、私からみんなに話をしたことがありました。
 二学期の行事も全て終わり、振り返っていると子ども達も、「あっという間だったね」と、その早さに驚いている様子でした。
 「三学期は短いし、きっともっと早いと思うよ」と、言うと、「えー!!」と、周りの友達と顔を見合わせていました。
 そして全員に私からあるお願いをしました。それは、残りの日を一人一人が大切にすること、風邪や怪我に気を付けて一日でも多く園に通って、沢山遊ぼうということでした。
 「分かったよ」と、私を見て覗く姿はとても愛おしく、私自身がもっと楽しんで過ごそうと思わせてくれました。
 こんな素敵な話し合いで三学期は幕を開けました。
 手がかじかむような寒さが続いていますが、あひる組の部屋は、毎朝空っぽになるほどみんなは園庭へと遊びに行っています。そして早めに部屋へ戻って来ると、「発表会する?」と、言ってくれます。
 あひる組の持ち味の元気さと素直さ、前向きな所は発表会活動でも活かされています。
 発表会活動は始業式の日から既に始まりました。
 最初の印象は、「あれ?」と、いうものでした。みんなの姿が意外だったからです。あんなに元気な子ども達が照れて、なかなか最初の一歩が出なかったからです。私も戸惑いましたが、二日目、三日目と経ちそれは解消されました。やはり最初は子ども達もお互いの様子を見合っていたようです。今では刺激し合い高め合ってくれています。
 ストーリーも後半へと入り、発表会への意識も更に高まり、子ども達の個性豊かな表現に、感動したり驚いたり、時には大笑いしたりと楽しませてくれています。
 ふと年少の頃を思い出しました。初めての発表会、見ている側は目がハートになってしまうほど可愛さでした。それが今では、自分の決めた役になりきり、表情までも演じきっています。そんな子ども達と一緒に一つのものを作り上げていくのは、宝物がまた一つ増えるような、ドキドキ、ワクワクした気持ちです。
 みんなで作った作品で見て下さる人達の心が温かく、そして思い出に残ってくれればと願っています。


■はと
 幼稚園生活、最後の学期となる3学期が始まりました。
 始業式の朝、久し振りに会う子ども達は2学期と変わらない笑顔で、「おばあちゃんの家に行って来た」「お年玉もらった」と、冬休みの楽しかった思い出話を沢山聞かせてくれました。
 縄跳びについての話も多く、「○回跳べた」「お父さんに教えてもらってん」と、少し会わない間に子ども達がまた少し成長したように感じました。
 「毎日忙しくて出来なかった…」と話す子に、「また、やろう」と勇気付ける声もあり、とても嬉しかったです。子ども達の間で、縄跳び大会に対しての団結力が自然と出てきています。再び応援してあげて下さいね。
 2学期の終わり頃から、少しずつ話題に上がっていた発表会の活動がいよいよ始まりました。
 部屋の片隅に、発表会で使う小道具を置いていました。
 「これ何?」「ポカホンタスで使うやつや!」と話す子ども達に、「遊んで良いよ」と言うと、「やったー」と喜んで、直ぐに発表会が始まりました。
 園庭から帰ってきた子ども達も、「使っていいの!?」と仲間入りです。きっと朝から気になり、使いたかったのでしょうね。
 始業式の日に初めて、「ポカホンタス」の物語を話しました。予想以上に真剣な表情で聞いてくれた子ども達は、読み終わるまで一言も話をしませんでした。
 次の瞬間、早くも、「ポカホンタス役したい」「ココアムがいい」と自ら手を挙げ、役決めが始まったのです。活動を始める前から、子ども達のこんな意欲的な姿が本当に嬉しく感じられました。
 活動を始めてから約3週間が経ちます。毎日、それぞれ違った表現を見せてくれるのが嬉しいだけでなく、「喋ったら発表会出来へん」「次はこうしたらいい」と真剣に話し会う姿にも胸が熱くなります。
 自分達で作っているとの意識も大きいからか、1つの場面が出来上がる毎に、「やったー!」と、歓声や拍手が上がります。「次の所やりたい」と意欲的な子ども達です。活動が進むにつれ、子ども達にとっても、それぞれお気に入りの場面が出来てきたようで、「木の所したい」「ラトクリフの所が好き」と話してくれます。
 最後の場面が出来上がったときには、どんな表情を見せてくれるのでしょう。とても楽しみです。
 是非、楽しみにしていて下さい。


■かもめ
 始業式の日、久々の幼稚園に、少し照れた様子で登園してきた子ども達は、うつ向きながら、「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をしてくれました。その姿に笑っていたことが、随分前のことのように感じています。
 発表会が始まりました。
 アイーダの話を理解してくれるだろうか、アイーダを好きになってくれるだろうか、私の頭はそんな想いでいっぱいでしたが、その想いは直ぐに消え去りました。なぜなら今は、子ども達のパワーに圧倒させられてばかりだからです。
 紙芝居に穴が空いてしまいそうなほど真剣な瞳で見ていた姿や、「先生!ここは○○したい」と意見する姿など、感心させられてばかりでした。
 劇団四季のアイーダのパンフレットを、絵本のように、数人であれこれと話をしながら見ていることもあり、とても嬉しく思っています。
 回数を重ねる毎に、表現に力が入るようになり、私の方が負けてしまいそうです。「先生のピアノ、今日は70点やな」など言われることもあり、お互いを刺激し合う毎日です。
 登場人物の心情面について話し合えるのも、年長ならではの時間であり、意見を交わし合う姿には感心してしまいます。これだけではありません。「今日のかもめさんはあかんかったな」などと、1日を振り返り、自分達を反省する姿もあり、言葉にならない想いでいっぱいになりました。
 約束のように、「今日はどこするん?」と毎朝、目を輝かせ聞いていた日々も、気が付くとエンディングを迎えようとしています。
 当日は、更に力の入った姿が見られるでしょうね。私も楽しみです。
 発表会は合唱も楽しみの1つかと思います。子ども達は、ハーモニカに苦戦していたのですが、気が付くと、朝の自由時間に数人ずつのグループで集まり、吹いている姿があったのでした。自分達から、「ハーモニカしていい?」と意欲溢れる姿には感激でした。
 合唱の隊型に並び歌うと、更に気持ちも高まるようです。「静かに」「ふらふらしない」と隣同士でこそこそと言い合っている姿もあり成長ぶり嬉しく思っています。嬉しく思うと同時に、卒園の文字が私の頭に現れてきました。
 寂しく思う前に、残りの素敵な時間を大切に過ごそう!と気持ち新たに過ごしています。
 発表会、どうぞお楽しみに。


■かなりや
 「1、絵を描く。2、ゲーム。3、発表会」
 貴重な時間をどのように使いたいかと、子ども達に投げ掛けた質問の答です。
 発表会が始まった頃は、その数字が揃うことはなく、むしろ、半ば強引に「3」を選ぶような言葉のマジックを使っていたのは否めない事実です。しかし、そんな質問もわずかな間だけでした。
 「1場面出来た!」「次は2場面や!」と、場面を一つずつ進めていく嬉しさを味わいながら、雑にならないよう細かな表現と台詞を固めていきました。そしていつしか、場面が進む喜びが、演じる楽しさに変わっていったようです。また、その楽しさが更に意欲を呼び、私の準備が追い付かないほどの速さで新しい場面へと進んでいきました。子ども達の表現は勿論、消化の速さに付け加えて、驚かされることがあります。
 「先生、今のピアノじゃ台詞が言えない」
 音楽を捉える力です。音が滑ると見事に台詞が出ないのです。参りました。
 そして、発表会とは、教師が子ども達に求めるだけの一方通行な活動ではないことを痛感しました。
 さぁ、発表会も佳境に入り、その日はエンディングの前までが区切りだと考えていました。しかし誰もやめません。構成も台詞も決まっていない物語が静かにクライマックスへ流れました。台本は、子ども達が創り出した雰囲気だけです。保育室が舞台です。
 舞台袖で自分の出番を待つはずの子ども達が小声で私に尋ねます。
 「そっちに行って見てもいい?」
 ベルと野獣は、一瞬観客にチラッと視線を送ると、「続けるよ」とでも言っているような照れ笑いをしました。
 しかし、物語は間もなく終わりを迎えてしまったのです。涙がジャマをしたのです。その涙はあっという間に皆に伝染し、仕方なくピアノを止めると、やんやん泣き始め、仕舞いにはおえつする声まで、もれ出したのです。
 「ベルになり過ぎちゃった」と涙する女の子、それに戸惑う野獣ならぬ男の子は、正に「美女と野獣」そのものでした。
 「先生、本番泣いたらごめんね」という声が響きました。
 子ども達と練り込んだだけの台詞が、何度も書き直され、楽譜は音符が見えなくなるほどボロボロです。もう、そろそろ楽譜の整理をしなければと思いつつ、ついその楽譜に詰まった思い出達にふけってしまい、整理は進みそうにもありません。ボロボロでいこうか!?

 




■きりん
 始業式の朝、早く会いたくて急いで部屋に戻ると、「おはよう!」といつもの元気な挨拶をしてくれました。中には、少し照れている姿も見られました。誰1人同じ反応がなく様々で、出迎えする度に嬉しさが募ります。
 部屋では、久しぶりの再会に、子ども達同士が凄い勢いで話をしています。
 「僕はばあちゃんの家に行った」「餅食べたよ」「縄跳び出来るようになったで」などと、冬休みの自慢大会が始まりました。
 中でも多かった自慢が雪遊びでした。それは、2学期最終日のことだとすぐに気付きました。
 「先生な、みんなに会えなくて残念だった…」と言うと、子ども達は、「でも雪凄かった!雪だるま作れたよ」「僕は雪合戦した。強かった」などと自慢大会が続きます。少し淋しかったですが、あれほど沢山の雪が降るのは珍しいので、仕方ありません。
 十分自慢大会をした後に、「でもね、先生に会いたかった」とある子が言うと、頷いてくれる子どもた達です。素直で優しい気持ちに包まれ、とても嬉しくて涙が出そうでした。
 いよいよ発表会が始まりました。泣いた赤鬼をすると話をしたときから、「いつからするの?」と何度も聞かれ、「冬休みが終わったらだよ」とずっと待っていた様子でした。
 「今日からするよ」と伝えると、「やったぁ!赤鬼やりたい」「私は村人!」などと話してくれます。
 1番最初に取り組んだのが、祭りの場面でした。
 部屋中を走りながら、「ワッショイ、ワッショイ!」という大きな掛け声に圧倒させられました。「凄い!」と伝えると、「だって祭り見たことあるもん」と、自分の経験を元に表現している子や、「祭りは楽しいから元気にしなきゃ!」と考えて表現している子など様々でした。それを聞いて、更に感動しました。豊かで柔らかい表現力や発想力を持っています。
 毎日が驚きと感動の連続です。場面によっては次の登場の準備をする子ども達もいます。部屋では客になって見ていることもあります。そのとき、つい横の友達と遊んでしまうことがありました。何度か続いたので、全員を集め、「本番だけが大事じゃないんだよ」と話をしました。すると、子ども達から「今が大事!」という素晴らしい言葉をもらいました。全員で協力して作り上げる過程の大切さに気付いたのです。
 そうやって作り上げる発表会を楽しみにしていて下さい。


■ひつじ
 新年を迎え、また子ども達はひと回り大きくなったように思います。
 2学期の終業式は積雪で休園になったので、始業式には余計に子ども達に会えるのを楽しみにしていました。
 「先生、めっちゃいっぱい雪降ったやろー!」「公園で雪だるま作ってんで」と、珍しい積雪の話を昨日のことのように話してくれる子ども達の目はキラキラと輝いていました。
 いよいよ発表会活動が始まりました。
 「ちっちゃい組のときは○○やってん」と、1年前の楽しかった思い出を口々に話してくれます。
 そして、「長靴をはいたネコ」の絵本を見て、「これ持ってる」「買ってもらった」と言う子もいて、話は絶えません。
 自由時間には、一冊の絵本を大勢で覗き込んだり、覚えたての平仮名をゆっくり読む姿は真剣です。
 初めての役決めでは、殆どの子が、「ネコがやりたい」と言いました。しかし、「ネコばっかりだったら冒険出来ないよ。また違う役も出来るからね」と言うだけで、「じゃぁ、カバラにするわ」「後でネコやっても良い?」と、自分達で相談し合いながらちょうど半数くらいに分かれてくれました。譲り合って自分達で決められたことに、1年間の成長を目の当たりにしたようで、本当に嬉しく思いました。
 年少では使えなかった小道具も使えます。
 「先生、これ何?」「誰が使うの?」と、箱の中身が気になって仕方ないようです。
 初めは小道具が使えることが嬉しくて、振り回して遊んでいた子ども達も、今では小道具を手にすると役になり切り、表情まで作って準備しているほどです。
 挿入歌を初めて歌った日、朝から歌詞を貼っておくと、「長靴をはいたネコの歌やろ」と言って見てくれていました。そして、すぐに覚えて自由時間にも口ずさんでくれていました。振り付けも、子ども達と一緒に考えて決めたので、ポーズのところでもそれぞれが考えて思い思いのポーズを見せてくれます。
 私が楽譜を開いていると、「どうしたん?」「一緒に考えたろか?」と、嬉しいことも言ってくれます。
 そんな素直でやる気に満ちた子ども達の姿に私も励まされています。子ども達の思いが沢山詰まった作品になることを願っています。


■しか
 大雪による休園で、2学期最後の挨拶が出来ないまま迎えた年末でした。冬休みが明け、久し振りに会った子ども達は、あの日のこと、冬休み中の出来事をあれこれと話してくれ、その明るい笑顔に、2006年も今まで以上に楽しくなりそうな予感に嬉しくなりました。
 それと同時に早くも発表会も話題のひとつとなっていました。
 まず子ども達が興味を示したのは小道具です。年少時にはなかったのですから当然でしょう。
 「これ、発表会で使うやつやろ!」「どうやって使うんやろう?」と早くも想像を膨らませていました。
 ようやく、しか組全員が揃い、いよいよ発表会活動の始まりです。、
 まずは絵本を読みました。読み終わるや否や、早くもあの役になりたい、この場面をやりたいと意欲満々の子ども達に思わず圧倒されそうになりました。
 そしてその後、私は忘れられない素敵な時間を子ども達と共にしたのです。
 発表会活動を始めるにあたり、私は1つだけ約束をして欲しいと話をしました。発表会は先生1人じゃ作れない。男の子だけでも、女の子だけでも作れない。しか組皆がいないと作れない、だから皆で「一緒に」作ろうね、と話をしたのです。すると、私が次に言おうとしたことを、子ども達が言ってくれたのです。「ハートのパワーやろ!」「皆がハートのパワーを出したら大っきなパワーになるもんな!」「そうだよ!しか組のハートのパワーはすごいんだもんねー!」
 あのとき、私が話したことを、子ども達はずっと忘れずにいてくれたんだ。私なんかが言わなくても、皆、心で感じてくれてるんだ!そう思うと、思わず熱い物がこみ上げてくるようでした。
 発表会活動が始まって、こんなにも早くから感動出来た私は本当に幸せな担任です。この子達と一緒に作り上げていけることが、嬉しくてなりません。
 今、しか組は「12の月たち」の完成に向けて、パワー全開です。
 「先生、こうしたら面白い!」「先生、こんなのは?」
 そんなパワーの込もったアイディアや表現に支えられ、毎日を送っています。
 2月16日、きっと子ども達は、その小さな体から大きなパワーを発揮してくれることでしょう。そして37人+私のハートが1つとなり、感動をお届け出来ることを信じています。


■ぞう
 「明けましておめでとうございます」「ずっと会いたかったよ!」
 ぞう組に皆の元気な声と素敵な笑顔が戻り、3学期が始まりました。
 始業式の日、「早くぞう組に行きたい!」とバスから降車するなり一目散に走って部屋まで来てくれる子や、興奮気味に多くの友達と冬休みの思い出を話し合う子、私が何も言わなくてもきちんと荷物を整理してコーナーを片付ける子など、進級当初の緊張していた様子を思い出すと、別人かと疑うほど大きく成長した姿を見せてくれました。
 そんな皆を見ていて、嬉しい反面、「最後の学期が始まってしまった」という寂しさも強く感じました。
 最近では、昼食時も一緒に食べるグループの友達同士で、「大きい組は何組がいい?」「先生は誰がいい?」と互いに聞き合っている姿をよく見かけます。3学期に入ってから、時間の大切さを益々強く感じるようになりました。残りの日々を皆と一緒に楽しく元気に、沢山笑って過ごしたいです。
 「ぞう組の発表会は白雪姫をやるんだよ」
 発表会のテーマ発表の手紙の配付の日の降園前に、お家の方より一足早く皆に知らせました。皆の反応が楽しみでもあり不安でもありましたが、当の皆は、「やった〜!」「俺小人やる」「白雪姫大好き」と好感触でした。
 しかし、「でも…チューしなあかんやん!」
 その言葉でそれまで賑やかだった部屋が静まり返りました。以降、独り言のような口調で、「チューしたくない…」「チューって本当の本当にするのかな」と一人ずつが言い始め、最後は、全員での激論の末、「チューは全員やらない」で意見がまとまったのです。
 一部始終をずっと側で見ていた私に、数人の子が代表で、「チューはなしにしてね」と言いに来ました。
 そんなことが起こったのを今では忘れているのでしょうか?いいえ、きっと白雪姫の物語の世界に入り込んでいるのでしょう。問題のキスをする場面の配役を決める際には、白雪姫役も王子役も立候補者が多く驚きました。
 少し意地悪に、「チューするけどいいの?」と尋ねると、「当たり前やん!チューしないと白雪姫が起きへんやん」と言われてしまいました。拍子抜けしたと同時に、子ども達の心の真っ直ぐさに胸が熱くなりました。
 順調に進む日ばかりではありませんが、皆と一緒に、「ぞう組らしい」白雪姫を作っていきたいです。当日を楽しみにしていて下さいね。


■りす
 冬休みに楽しいことがいっぱいあった子ども達は、「おじいちゃんにお年玉をもらったんだ」とか、「サンタさんに何をもらったと思う?」など、登園するなり話に花が咲き、3学期が始まりました。
 その日、新しくグループ替えを行ないました。
 「グループを替えようね」の私の一言に、今までと同じように宝探しを始めた子ども達でしたが、「今日はくじ引きだよ!」と箱を見せると、「早くしよう。ドキドキしてきた」「もう先生、早く言ってくれたらいいのに」なんて言う子もいて、大はしゃぎでした。
 「やった、僕、○色だ!」「一緒だね。仲良くしてね」などの声が聞こえ、新しいメンバーが揃いました。
 グループ名は、自分達で話し合って決めました。
 「〜がいい」「それは嫌や」と対立してしまうグループもありましたが、「ジャンケンして決めたらいいやん」と、すぐに解決していました。皆、納得がいくまで話し合っていました。
 豆まきに使う、三方を作りました。
 「2月3日は何の日か知ってるかな」と尋ねると、「鬼が来る日だよ」「節分って言う日だよね」と、良く知っていました。
 年少時とは違う作り方に、少し悪戦苦闘している子もいましたが、「私が教えてあげる」と声を掛け、丁寧に、「ここを合わせて折ったらいいよ」と、教えてくれる子ども達もいました。
 3学期は毎日が発表会です。
 部屋に置いてある小道具を見て、「これ雪の女王のマントかな?」「早くしたーい」と、やる気満々です。
 部屋に絵本を置いていますが、「次、私に貸してね」「その次僕だよ」と、毎日順番待ちになるほどの人気です。
 皆、それぞれに役になりきっていて表情も真剣そのものです。
 挿入歌をとても気に入ってくれたようで、少し弾くと皆の歌声がどんどん大きくなって大合唱になっていることもしばしばです。
 子ども達が一番楽しみにしているのは、講堂に行くことです。
 「今日も園長先生見てくれるよね」「広いし、本当の発表会みたいに出来るから大好き」と朝から大はしゃぎです。
 講堂から戻って来ると、「明日も行きたい」といいに来てくれます。
 「○○にしたいな」と友達と考え、一つ一つの意見を大切にしています。
 心優しいゲルダやカイなど、当日を楽しみにしていて下さい。


■くま
 冬休み、早く皆に会いたいと何度も思い、始業式が待ち遠しかったです。久し振りに再会した皆は変わらない笑顔で嬉しかったです。
 最近、発表会を通して子ども達の成長を感じている毎日です。「皆で作る発表会」という気持ちが強くなってきたようです。
 初めの頃は、自分の役でない場面は見ているだけの子が多かったのですが、今は一緒になり考えたり、「次はこうやで!」「もっと色んなポーズして!」と助言したり、それぞれの役に入り込み、沢山の表現を見せてくれるようになりました。
 それだけでも嬉しかったのですが、ある日少しふざけている子がいました。
 すると、「笑うところじゃない!」と聞こえました。その後、「そうだよ!皆で作る発表会やん。皆で協力しないとあかんで」
 この声にクラスが静まり返りました。皆その言葉に納得したようでした。そんな言葉が出ることに驚いたと同時に、そこまで考えられるようになったのだと嬉しく思い、涙が出そうになりました。
 また、違う日に、「もうすぐ年長さんだよ。皆で出来る発表会は今だけなんだよ」と話しをしました。すると、「くま組はずっとずっと仲間やん!これからもずっと友達」と最高の言葉も聞かせてくれました。
 確かに、発表会が出来るのは今だけです。でも、「ずっと仲間」「ずっと友達」という真実はこれからも変わらないんだなと教えてもらいました。そう思えるクラスなんだなと伝わり、本当に嬉しかったです。涙をこらえるのに必死の私を笑顔で見てくれていた皆が忘れられません。
 今、一つの気持ちになって発表会を作っています。私も沢山のことを子ども達から教えてもらっています。まだ完成していませんが、早く全部やりたいと皆楽しみにいて入るようで、役に入り込む姿が可愛いです。1つの場面が出来ると、「やったー!」と喜び達成感に満ちています。
 皆のお気に入りは、挿入歌の、「ビビディ・バビディ・ブゥ」と、継母の、「おっほっほ」というところです。突然私がピアノを弾くとすぐにクラス中が、「おっほっほ」と継母になりきっています(もちろん手は口の横です!)。可愛さの余り、笑みが溢れます。
 もうすぐクライマックスに入ります。皆、どのように演じてくれるでしょう。楽しみです!
 皆で力を合わせ出来上がった、「シンデレラ」はきっと最高のものになると思います。是非楽しみにしていて下さいね。


■ぱんだ
  「先生、今日講堂で発表会する?」「何時から講堂?」「早く園長先生に見せに行こうや!」「今日どこの場面するの?」と毎朝発表会の話題で持ちきりのぱんだ組です。
 3学期が始まって、初めてマレーン姫の紙芝居を読んだときのことです。
 「幸せに暮らしました。おしまい」と読み終わると同時に、「ありがとうございました」のお礼も忘れて、「げー!嫌だー!」と男の子が叫び、「えー!恥ずかしい!」と女の子は顔を赤らめ、大ブーイングで、予想外の反応に、私も戸惑いが隠せず、とりあえず、何の役がやりたいか聞いてみました。
 「マレーン姫がやりたい人!」「はーい…」「あれ?ちょっと少なくない?」「じゃぁ、王子がやりたい人!」「…」「あれ?おかしいな。じゃぁ、魔女がやりたい人!」「はーい!」とほとんどの子が手を挙げ、果たして、この調子で明日から発表会出来るのだろうかと胃が痛みました。
 しかし、発表会がいざ始まると、物凄い勢いで、発表会に入り込んでいき、今は、私の方がかろうじてついて行っているというほどです。
 回数を重ねる毎に表現が深まっていきます。
 初めの頃は、「ここどんな気持ちだと思う?」「悲しい!」「そうだね。悲しいってどうやってやろう。ちょっとやってみて」と、考えながらしていましたが、今では、私が何も言わなくても、恐がったり、嬉しがったりしていて、役になりきっているのがよく分かります。
 顔の表情やセリフ一言一言にも感情が入り、自分が動いていないときも、細かい表現を見せてくれます。次はどう動くか、何の小道具を持つかなど自分達で考えて行動している姿は、逞しく、年少の発表会を思うと、ここまで成長したのかと驚かされます。
 今、エンディングに差し掛かっています。皆に、「凄い!もうすぐ終わるよ!」と言うと、「えー早い!」「もっとやりたい!」とパワーがあり余っています。
 いつも、「心は1つ」の合言葉で作ってきました。いつものぱんだ組らしいほのぼのとした作品になるのか、それとも皆が驚くぐらい、いつもと違う作品になるのか、当日のお楽しみです。
 心強いマレーン姫、心の優しい王子、恐くて面白い魔女、どれも見逃せません。生き生きとした子ども達を隅々まで見て下さい。最後まで気を抜いたらだめですよ。どきどきはらはらのマレーン姫を期待していてください!





■ぶどう
 冬休みが明け、久しぶりの登園日の1月10日、沢山の思い出話と一緒に元気な姿で登園する子ども達を見て、冬休みにいろんな経験を積んで成長したんだなぁと嬉しく思いました。
 子ども達と話をすると、少しの期間会わないだけで、しゃべり方がお兄さん、お姉さんらしくなっていたり、新しい言葉を覚えていたりと子ども達の成長の早さには驚かされるばかりです。
 友達との久々の再会で思い出話に花が咲きます。
 「おじいちゃん、おばちゃんの家に行って遊んだよ!」「雪を見に行ったよ!」と、楽しかった思い出話をする子ども達の目は輝いていました。
 また、クリスマスの話題へと話は変わり、何をプレゼントしてもらったのか、サンタさんに会えたかと、とても賑やかに話していました。子ども達にとって初めての冬休みは心に残る楽しい思い出になったに違いありません。
 この日は3度目のグループ替えをしました。
 2学期とは違い3学期は椅子取りゲーム形式でグループ替えを行いました。
 洗面器の中にグループカードを隠しておき、椅子取りゲームのスタートです。久々にクラスでする新しいゲームに子ども達は大はしゃぎです。ぶどう組に笑顔が漏れます。
 何回かゲームを楽しんで、「洗面器の中には何が隠されているのかな〜?」と言うと、子ども達は慌てて洗面器の中身を確認してびっくりして、「グループカードだ!」と言って、他のグループも次々と発見していきます。「分かった!新しいグループさんだ!やった〜!」と言いながら、新しいグループの友達と顔を見合わせると少し照れながらも笑顔になります。
 子ども達は、自分のグループを覚えるのはもちろん、友達がどのグループか覚えるのもとても早く、驚いてしまいます。
 そしてグループ替えをしたその日から発表会で山台に座るグループを2つに別れたのですが、そのグループもすぐに覚えてしまいます。次の日から発表会は子ども達のやる気とともに元気よくスタートしました。
 「今日は発表会しないの?」「もっとしたい」と子ども達の意欲に嬉しくまります。 
 弁当を一緒に食べながら、「先生、発表会って楽しいから大好き!」と言うので、「どこが好き?」と聞き返すと、「全部!」と満面の笑みで答えてくれる姿を見ると嬉しくて思わず抱きしめてしまいます。
 大人では思いつかないような表現や表情が生まれ毎日が驚きや発見の連続です。子ども達の豊かな表現力には感心させられ、学ぶことが多く、皆とつくりあげるていく発表会はとても楽しいです。


■いちご
 「おじいちゃん家、行ってん」「玩具、もらったで」といった年末年始の楽しい出来事の話と共に3学期が幕を開けました。
 登園して来ると上靴も履かずに、目を輝かせながら話してくれた子ども達の様子から、皆が色々な経験をし、楽しんだことが伝わってきました。
 約2週間振りに見る皆は、少し大きく逞しくなったように感じました。
 雪の降った日は殆どの子ども達が園庭に飛び出して雪遊びです。
 雪を手に置いて、「見てー!溶けていく!」と驚き合ったり、雪投げをして遊びました。
 雪が再び空から舞って来ると、「○○ちゃんの頭に雪付いてる!リボンみたい」と笑い合う可愛い声が聞こえてきました。
 その一方では、空に向かって口を大きく開き、「雪、味しなーい!」、「雪入らへん」と、舌で雪を感じている子ども達もいました。大人にとっては多少不都合な雪ですが、このように楽しそうな子ども達を見ていると、あと2回くらいは積もって欲しいな、と思っています(勿論、休園ならない程度ですが…)。
 発表会活動では、暫くの間、リズムバリエーションで遊んでいました。子ども達からは「がらがらどんしない発表会なん?」と、心配そうに聞かれたこともありました。 
 でも最近になって、少しずつ話に沿って場面を作り出したので33人の「からがらどん達」からは、「トロル倒すで!」や、「橋はカタコト鳴るねんなー」といった発表会についての話も聞かれるようになってきました。
 そこで、1番多くなる話題はやはり「トロル」です。子ども達はまだ、絵本でしかトロルを見たことがありません。でも、確実にトロルは子ども達に近付いてきているようです。
 丁度、みかん組の真上が講堂なので、他のクラスが発表会をしていると。時折大きな音が聞こえてきます。すると、子ども達からは、「トロルがきたんちゃう?」と声が挙がり、そしてトロルを耳で確かめようと静まり返ります。不安そうな表情を見せる子や、倒そうと勇ましい表情になる子、と様々ですが、発表会を身近に感じてくれていることが嬉しく思います。
 2月16日の発表会では、33人全員で力を合わせてトロルを倒そうと臨んでくれるのを楽しみにしています。
 余談ですが、先日、節分の三方を製作したときには、「トロルも豆で倒そうな」と作戦会議が開かれていたのが、とても可愛かったです。


■ばなな
 2学期の終業式の日が、休園になってしまい、きちんと子ども達に冬休みということを伝えきれずにいたので、休み明け元気に来てくれるか、少し心配でした。
 しかし、「先生、明けましておめでとうございます」と元気な声が聞けてとて嬉しかったです。
 その日に、グループ替えを行いました。椅子取りゲームで決めました。
 椅子の上に赤白の玉を置き、女の子は赤い玉、男の子は白い玉の所に座るゲームです。皆、音楽が止まると、勢いよく一斉に椅子に座りました。
 そして、「実はね、これが新しいグループなんだよ」と伝えると、「えー」、「やった、一緒だ」と驚いた様子で、顔を見合わせていました。
 休み明け、感動したことがありました。 
 降園時に、着替えの補助をしようとすると、「一人で、できる」、「自分でやる」と言う子達が増え、「先生、見て」と自慢そうに見せてくれるではないですか!日々、成長しているなと感じました。
 先日、園庭に少し雪が積もっていました。
 登園して来た子から外に、飛び出して行き、「冷たあい」と言いながら雪を集め、雪合戦をしました。私に雪を投げている表情はとても楽しそうでした。私が「キャー」と逃げると、皆で追いかけ、雪遊びに夢中えした。
 壁面製作では、久しぶりの絵の具だったので、準備をしている絵の具を見て、「先生、今日、絵の具するの?」と嬉しそうに聞いて来て、「そうだよ」と伝えると、他の子ども達に、「今日、絵の具するんだって」と教えていました。
 活動ではローラーを使い、夢中で模造紙に塗ってくれました。
 3学期の大イベントは、発表会です。
 「発表会は何をするの?」と尋ねると、「ブレーメンの音楽隊」と力強く答えてくれ、楽しみにしていたんだなと嬉しく思いました。今では、毎日、発表会をして遊んでいます。
 参観でも、見ていただいたように、一つ一つ遊びながら、物語を作っています。ロバ、ネコ、ニワトリ、イヌになりきり、鳴き声なども子ども達から出て来ています。
 また、トンネルを、体で、表現する所では、ブリッジをしている子や前屈して片方の手を床に付け、もう一方の手を上に伸ばすなど、一人一人の工夫がとても良く見られます。
 参観の日は、欠席をしている子が多くて、残念でしたが、講堂での発表会も、是非、楽しみにしていて下さい。


■もも
 「先生おはよう!」という元気な声で、3学期がスタートしました。もも組での生活も残り僅かとなってしまいました。少し寂しい気持ちにもなります。
 子ども達の間では、次に何組になりたいかという会話が聞こえてきました。入園当初を思い返すと、身長も伸び友達同士で色々な遊びをしていたり、沢山の言葉を覚えていたりと、皆の成長を身近に感じて仕方ありません。冬休みの間に字が書けるようになった子もいました。
 壁面製作をしました。
 発表会にちなみ、野原に沢山の子やぎの家を作りました。
 ローラーも今では使い慣れていて、塗りたくりをして遊んだ後、段ボールと布と画用紙で家を作りました。
 煙突からは、綿を使って煙に見立てている子や、家の模様で綿を使っている子など様々で、扉は開き戸になっている家もありました。
 家はグループ毎に分かれて製作したので、皆の色々な発想が合わさった作品となりました。
 他のクラスの子ども達がもも組に遊びに来ると、「わぁ!後ろの絵すごいな!」と驚いていて、子ども達は、「そうでしょ?!」と言わんばかりの満足気な様子でした。
 造形遊びを経験していたので、布を貼ったり、糊やハサミを使うもの十分に身に付いている様子でした。
 今回製作に使った段ボールを見て、ある子が一言、「皆で作った家どこにいったん?」と私に聞いて来たときは少し焦ってしまいました。悩んで出た答えは、「お家がなくて困っている人にあげたよ」と答えました。こんな答えで納得してくれるのだろうかと心配しましたが、「そうなんや!」と嬉しそうにしていたので安心しました。
 冬休みをはさんでいても、子ども達の記憶はすごいなと感心してしましました。
 3学期といえば、発表会です。
 狼の着ぐるみを見て怖くて泣いてしまう子がいるのではないだろうかと思っていましたが、皆からは歓声が沸きました。参観日に行なった、狼から逃げる場面が皆とても楽しそうで、リズムに合わせて走ったり、狼に向かってパンチをしたりと色々な表現を子ども達と話し合って作っています。
 私が悩んでいると、必ず皆から答えが返って来るので、やる気が伝わり、日に日に発表会への熱が入っています。
 世界で一つしかない、もも組の「オオカミと7匹の子やぎ」を是非楽しみにしていて下さい。


■めろん
 「101匹のわんちゃん、出ておいで」「はーい!!」と32人のわんちゃん達は元気一杯です。
 発表会の初日、部屋に積み木を並べている私に、「何するの?」と聞いてきたり、ピアノ側とエレクトーン側に分かれて座るときにも、「なんで?」と不思議そうに聞いてきました。いつもとは違うことが始まるのだと感じたせいか、少し興奮気味に積み木の上に立ったり、座って足を前に伸ばしたり、向かいの積み木に座っている子に、「○○ちゃん!!」と手を伸ばしていました。何日間は積み木に座ると手振っている子ども達の姿が見られ、その姿はとても微笑ましかったです。
 絵本を見ながら発表会で101匹わんちゃんをすることを伝えました。
 「えー!」と嬉しそうに喜ぶ子や、「えっ?」と不思議そうにしている子がいました。
 その日から登園してくると絵本を抱きかかえたり絵本の周りに集まって、「この犬が○○ちゃん。これが○○くん」と話しています。部屋での発表会にも積極的に取り組んでいます。
 初めは、音楽に合わせてステップを踏みました。私達の真似をしてジャンプや走ったりします。日が経つにつれて、私達の合図なしに音楽を聞いて動けるようになりました。
 講堂に行く前に部屋で戦う場面や逃げる場面といった激しい動きを沢山していて、「先生、目がまわっちゃったで」と言う子が多くいました。
 少し疲れてしまったのかと心配しながら講堂に向かいました。講堂に入ると無口になった子ども達を見て、「今日は出来ないかなー」と思いました。でも、子どもはすごいと感じました。部屋での動きよりも更に大きく、そして力強く一人一人が表現していました。その姿に私達は感動しました。
 部屋に戻ってから、「疲れた?」と聞くと、「全然、余裕やで」、「先生、俺、強かった?」と笑顔で答えてくれ、子ども達に元気をもらいました。
 毎日の発表会を誰一人として嫌がることなく、わんちゃんになりきって取り組んでくれます。一つ一つの場面で表情を変えたり動きを変え、私達では思いつかないほどの表現を出してくれ、驚かされています。
 発表会の当日にも、可愛さと力強さのあるわんちゃんを見せてくれると思います。楽しみにしていて下さい。


■いちご
 短い冬休みが終わり、待ちに待った始業式です。寂しかった教室も、明るく賑やかになりました。
 久し振りに会い、少し恥ずかしがっている子もいましたが、みんな元気に登園し、全員出席です。
 一番多かった話題は、もちろん終業式の日に幼稚園の園庭を真っ白に染めた大雪の話でした。
 「僕、雪だるま作ってんで」という声が飛び交っていました。終業式の日は、休園になり、みんなに会えなくて残念でしたが、心に残る思いでになったことでしょう。
 グループ替えをしました。
 グループ替えをする前は、「またグループ替えるん?嫌や」という声が多かったのですが、新しいグループが決まると、「やったー○○君と同じグループや」と喜んでいる姿が沢山見られました。
 その後すぐに、グループに座ると、全員が迷わずに座っていたのに大変驚きました。
 みかん組から、新しい玩具がやって来ました。登園してきた子ども達は次々にその玩具を発見し、「なんだこれー?」と叫んでいました。その玩具は、名付けて、「いちごキッチン」です。カラー積み木を並べて、家の壁を作り、キッチンの周りには、いつもシェフで一杯です。女の子だけに人気が集まるかと思っていましたが、男の子にも大人気だったので、とても嬉しいです。
 講堂で坂あそびをしました。
 「今日は、講堂の坂で遊ぼう」という言葉に、みんなは、「何を言っているんだろう?」という表情で、私を見つめていました。でも、講堂に着くと、一瞬にしてみんなの目の色が変わりました。講堂で遊ぶ約束を言うときには、私が言う前に、「幕は触っちゃだめ」「壊れちゃう」と口々に言っていました。
 坂を滑り始めると、すごい勢いで、何度も何度も寝転んだり、うつ伏せになりながら滑っていました。初めての坂遊びをした子ども達の顔は、とても生き生きしていました。
 そして、本格的に発表会が始まりました。
 始める前から、「一寸法師しないの?」 という声が少しずつ聞こえてきていました。「今日は、発表会をするよ」と言うと、「やったー」「僕、一寸法師、知ってんで」と嬉しそうに、飛び跳ねていました。
 新しいグループ毎に、ピアノ側と、エレクトーン側に分かれて座ったときには、みんな緊張した表情で私を見ていました。
 一人一人の個性が溢れる一寸法師を是非、楽しみにしていて下さい。


■すいか
 冬休みも終わり、3学期初日は新年ならではの挨拶をしてスタートしました。
 「明けましておめでとうございます」と恥ずかしそうにしながらも、少し頭を下げて挨拶してくれました。そしてその後、冬休みの出来事を思い出しながら話していました。
 「僕はパパと凧を上げてたよ。いっぱい飛んだから僕も飛びそうだった。」と可愛い出来事を教えてくれたりと、それぞれ思い出深い冬休みだったのが伝わってきました。
 まず、グループ替えをしました。今回は椅子取りゲームで遊んで決めました。
 好きな椅子に座るのですが、グループの色は最後まで分かりません。皆、楽しみにしているのが表情から伝わってきました。
 そして、グループの色の発表です。
 反応は様々で、「○○君と一緒だ」「前と同じ色や」と友達と話して喜んでいました。
 その後、「どこでしょう」をグループ毎に歌ったのですが、「もう覚えたから元気に歌えるよ」と、とても頼もしい子ども達に驚かされました。
 3学期といえば、発表会です。
 ニモの絵本を読むと子ども達の目は輝き、そして新しいキャラクターが出てくる度に、「これ○○や!DVDで見た」「次は○○が出てくる」とそれぞれ話し始めるので、絵本の内容が進まなくなるほどほどです。冬休みに沢山見て、ニモを大好きになったのが感じられとても嬉しかったです。
 発表会をして、今以上にニモを愛してくれたら良いなと思いました。
 「ニモ〜!」と呼ぶと、「はーい」と部屋が壊れそうなほどの声が返って来るほど子ども達はニモになりきっています。
 ニモが網に引っ掛かる場面では実際に網が出てきます。初めて見たときは大騒ぎで、中に入ると更に歓声が上がり、長い時間入って遊びました。遊んだ後は発表会の内容に沿って表現しました。
 「こうやって網を破る」と両手を何度も上に押し上げて表現している子や、足を大きく動かし、「蹴ったら良いよ」と言って表現している子もいて、一人一人違う表現をしています。
 日々変化する子ども達の表現、表情、熱意にいつも驚かされ、発表会が出来上がっていくのがとても楽しみです。
 家でも話をしたり歌を歌たりしているのではないでしょうか。今から、元気に一杯のニモを楽しみにしていてください。