■つばめ
 「涙と勝利と」
 この歌の季節がもう来ちゃったのかぁ。
 メロディーの盛り上がりに乗せて、リレーの歌詞もドラマチックに展開するこの歌は、締めくくりの「勝利はきっとこの手に!」と挙でポーズを決める頃には、子ども達の想いも最高潮に達する運動会のやる気薬のようなものです。少なくとも歴代の私のクラスではその効果を発揮してきました。
 明日から運動会だと意気込む子ども達の景気付けに一丁と、今年も張り切って歌を紹介しました。しかしそこには、冷ややかな視線の子ども達の姿しかありませんでした。
 「2番の詞が気に入らない」と効き目ゼロです。それどころか、「バトンを落として抜かれたのは〜」「あなたの〜」「チーム!」と替え歌にしてしまうほどです。
 「園長先生が作った歌やのに」と遮る私の声に慌てて口を押さえ、「聞こえたかなぁ」と園長先生の家へ通じているはずもないクラスの天井のスピーカーを、心配そうに見つめる子ども達はかわいらしく思いましたが、その後何度歌っても、2番になると他人事のようにゲラゲラと笑い転げる姿は変わりませんでした。
 「勝利をこの手に」しないこの歌詩が気に入らないのです。
 しかし運動会は白熱し、毎日、赤ウサギと白ウサギの攻防が繰り広げられていました。
 そんなある日、「先生、この歌がわかってきた」という声が出ました。
 「今から歌いたい」「僕も」「私も」と直ぐにみんなが続きました。
 日を重ねると共に、勝利への執念が強まる一方で、負ける悔しさを知った子ども達から出た言葉です。
 「明日は勝ちたいもん」
 そうだったのかと衝撃が走りました。
 「この歌を歌ったら勝てる!」と豪語していた自分が恥ずかしくなりました。
 運動会に出掛ける前ではなく、運動会から帰った後に歌うべきことに気付かされました。薬の時間を間違えていました。
 「今日は赤チームが勝ったから、白チームのために歌おう」と、私を正しく導いてくれた子ども達の歌声は素晴らしいです。
 そして運動会を飛び越えて、クラス対抗で行なうミニミニ運動会を意識して、「つばめ組のために歌おう」と胸を張る子ども達の歌声はもっと素晴らしいです。
 この歌声をずっと聴いていたいな。なんて、少し感傷的になってしまうのです。


■あひる
 お泊まり保育を終え、園から帰って来た子ども達はどうんな様子だったでしょうか。
 不安を抱えながら登園した子も、寂しい気持ちを押さえながら過ごしていた子も、一夜明ければ、そんな姿は少しも感じないほどに、自信に満ちていました。
 小さな身体に、たっぷりの自信を詰め込んで、帰りのバスへ向かう後ろ姿は、「もう何だって出来るよ!」と語っているようでした。
 帰る前に、私と皆で一つの約束をしました。
 夏休み、出来ないことに諦めず、チャレンジしてみよう。お泊まり保育を経験した皆なら、諦めなければどんな事でも、チャレンジ出来ると話しました。
 その話を素直に受け止めてくれた皆は、「鉄棒にチャレンジする」「僕は自転車のコマなし!」「プールで泳ぐ!」と、口々に決意宣言をしてくれました。その力強い声は、きっと、いや必ず出来るようになると、私の心を確信させてくれたのです。
 そして、長い長い夏休みも終わり、皆の真っ黒な笑顔と共に二学期が始まりました。さぁ、夏休みの前のあの決意宣言はどうなったのでしょうか。
 期待を胸に、「夏休みはどうだった?」と尋ねると、「逆上がりが出来るようになったよ!」「縄跳び、めっちゃ跳べたで!」「嫌いやった食べ物が食べれるようになった!」と、あの日と同じ、力強い声が多くの子ども達から返って来ました。
 夏休み前の姿から、一回りも二回りも大きく感じられた瞬間でした。嬉しく思えた反面、ちょっぴり寂しい気持ちも残しつつ、子どもの成長の早さを改めて感じました。
 それでも皆のオーバーリアクションは以前と変わらぬままで、相変わらず良い反応を見せてくれるのです。
 「今日は運動会ある?」の問いに、「もちろん!」と答えれば、「いやっほぉ〜い!!」と全身で喜んでくれます。
 毎日、キラキラの汗を流しながら、どの種目にも全力で取り組んでいます。作戦会議や話し合いも日々繰り広げられています。
 二学期が始まって直ぐに、リレーの話し合いをしました。
 「リレーで大切なことって何だと思う?」
 この私の言葉に、何の躊躇心もなく、皆はこう答えました。
 「何があっても、諦めないこと!!」
 そうです。夏休み前に皆と交したあの約束が今でも子ども達の心にあり続けているのだと、胸が熱くなりました。
 そんな子ども達が見せる、幾つものドラマをお見逃しなく!


■かなりや
 子ども達にとって、大好きな運動会の季節がやって来ました。
 登園して来た子ども達から、「先生、今日運動会何するの?」と、挨拶より先に運動会のことを聞かれるのが、朝の恒例となっています。
 「今日は○○するよ!」と種目を伝えると、一目散に周りの友達の所へ言いに行ったり、「あれは…」と分析をし始めたり、私にとってとても楽しい時間になっています。
 子ども達が一番好きな運動会は、やはりリレーです。
 二学期が始まり、記念すべき第一回目のリレーをした日のことは、昨日のことのように思い出されます。
 年中の頃のリレーとは違い、同じチームの子が並ぶ沢山のタイヤがなくなったことや、同じチームの子にバトンを渡すことなどを伝え、早速始めました。
 笛が鳴り、第一走者が走り出します。いよいよバトン渡しです。緊張と興奮からなのでしょうか、ハプニングの続出でした。
 違うチームのバトンをもらって走り始めたり、バトンをもらってから10秒ほどバトンを見つめたり、進行方向とは逆を向き走り出したり、他のチームと並び歩幅を合わせたりと、競走とはほど遠いものでした。
 でも、みんなは真剣な表情で取り組み、笑顔を見せる子ども達が可愛くて仕方ありませんでした。
 部屋に戻ってから、リレーについて感想を聞きました。
 「簡単やった!」何とも頼もしい返事でした。他にも、「楽しかった」 「明日もしたいな」と嬉しい声を沢山聞かせてくれて、とっても嬉しかったです。
 初回の頃より、日毎に子ども達の運動会に対する想いも大きくなってきました。
 「勝つためには」と作戦会議を開いたり、アドバイスし合ったり、表情も逞しく、生き生きと輝いています。
 運動会当日は、年長として最後になる子ども達の輝いた姿を目に焼き付けて下さい。そして、リレーでは、成長した姿を見てあげて下さいね。お母さん方の温かい声援も宜しくお願いします。
 先日、敬老の葉書きを近くのポストまで出しに行きました。
 全員が入れた後、ポストに向かって、「届きますように」と皆でお願いをしました。心を込めて、真剣な表情で描いた葉書きは、皆の想いが沢山詰まっています。「届いたよ」と子ども達から報告される日を楽しみにしています。


■はと
 二学期がスタートしました!
 夏祭りの日は、久し振りの再会に皆興奮していて、今までにない元気の良さを目の当たりにし、これから過ごす二学期が更に楽しみになりました。
 9月の大イベントと言えば、「運動会」です!
 憧れの年長の競技に、毎回皆のはと丸パワーもパワーアップしています!
 しかし、年長の競技ともなると、友達と協力し合なければならないものばかりです。
 運動会で勝てば、嬉しく、大喜びし、自信も付きます。しかし負けると悔し泣きをする子もいます。自信をなくす子もいます。年長だからこそ、その気持ちも増すのでしょうね。
 でも、皆の気持ちは、「勝ちたい」の1つのはずです。どうすれば勝てるか皆で話し合いをしました。
 「先生の話をちゃんと聞く!」「はと丸パワー一杯使う!」「皆で力を合わせる!」など色んな意見が出てきました。皆の目は真剣で、気持ちが一つになっていると伝わり嬉しかったです。今、クラスが一つになろうとしています。
 運動会だけ話を聞けば勝てるのではない。部屋でも、どんな場所でも皆の心を一つにして話を聞くことが大切なんだ、心を一つにするには皆で力を合わせないと無理なんだよと伝えました。きっと皆の心に届いたのでしょう!確実にクラスが一つになっています。
 リレーでは一位になったことのないチームが一位を取りました!他のチームも順位を上げています。運動会中の応援も自然に子ども達から出てきます。きっとはと組の応援がbPです!
 運動会だけではありません。部屋でもそうです。歌も、今までよりも何百倍も元気です。
 「涙と勝利と」を歌っている皆はとても輝いていて、素敵な歌声に感動し涙が出そうになります。きっと皆も今までとは違うことに気付いていると思います。そして一つになっているときの素晴らしさを知っていってくれていると思います。私も皆を一杯褒めてあげたくいつも以上にはと丸も大きくなります。
 でも、一つになるのは難しくても、バラバラになるのは簡単です。運動会を通じて知った心を一つにする大切さを、残りの半年ずっと壊さず過ごして欲しいです。そう祈りながら見守って行きます!
 さて!いよいよ運動会が近付いて来ました。元気なお母さん達の応援を宜しくお願いします!私も何があってもはと組を応援しています!
 合言葉は、「はと丸パワーで頑張るぞ!」「エイエイオー!」です。運動会当日もこの合い言葉で声援をお願いします!


■うぐいす
 夏休みはまた一段と子ども達を成長させてくれていました。背が少し伸びて色も黒くなり、みんながとても逞しく感じました。それだけではありません。始業式には、夏休みカレンダーを広げて自慢大会でした。
 口々に、「泳げるようになった!」、「料理作ってん」、「海だって怖くなかってん」と、その顔はまたお兄ちゃん、お姉ちゃんになったように感じました。
 そんなみんなが今夢中なことは、やはり毎日の運動会のようです。
 しかし、この元気なクラスがいつも初めて取り組む種目には何故か少し弱気でした。
 「出来るかな…」と、不安そうな子もいました。それでも、活動が始まると、その変貌振りに私は拍子抜けです。弱気はポーズだけだったのかな?
 「今日はもう運動会ないの?」と、言う子ども達に、「やっぱりこのクラスはこうでなくちゃ!!」と、一人心の奥でガッツポーズをしてしまいました。
 「今一番大好きなこと」というテーマで、先日絵を描きました。すると全員がリレーをしている絵を描いて話を聞かせてくれました。
 年中でもリレーは経験していましたが、チームで話し合い走る順番を自分達で決めたり、作戦を立てるのは年長ならではです。
 初めてのリレーでは、それはもう珍事件の続出でした。
 顔は真剣そのものなのに、逆走する子や、バトンを受け取らずに走り出す子などの可愛いハプニングがありました。
 それが2回目には前回が嘘だったかのような、素晴らしいレースになっているのです。
 でも、チーム内でのトラブルはやはり出てきます。
 「俺が一番に走りたかったのに!」と、思いをぶつける子も少なくありません。まだなかなか話し合いでは上手く解決出来ないこともありますが、少しずつ譲り合う心やみんなで協力し合う力を持ち始めています。
 リレーは運動会が終わっても、ミニミニ運動会、12月のリレー大会へと続いていきます。これから先リレーを通じて、体だけでなく心も成長させ、仲間を思いやり心一つにすることを感じ取っていってくれればと思っています。
 毎日の運動会に精一杯取り組み、勝敗に一喜一憂する姿は本当に何とも言えない可愛さです。真剣だからこそ勝ったら嬉しくて、負けたら悔しいのです。
 今、みんなが何よりも楽しみにしているのは、お母さん達が見に来てくれる運動会当日です。幼稚園生活最後となる運動会でのみんなの勇姿を、しっかりと目に焼き付けて下さい。     


■かもめ
 1ヶ月もの長い休みは、期待通り、子ども達の体と心を大きく成長させてくれました。 
 夏祭りの日には、久し振りに出会う友達や先生に、少し照れ臭そうな表情でしたが、あちらこちらで夏休みの話が聞こえ、次から次へと登園して来る友達を、出迎えてくれました。
 「○○ちゃん久し振り!!元気だった?何してたん?」「○○君が来た!日焼けしたなぁ」と、1ヶ月振りの再会に、まるで同窓会会場かと思わせるような会話もあり、大人びた口振りに思わず笑ってしまいました。
 そして、背丈や顔つきも逞しく成長した子ども達は、2学期の大イベントである運動会で、パワーを炸裂させています。
 赤が勝つか、白が勝つか、得点のうさぎが増える毎に、子ども達のやる気や集中力も増しています。回数を重ねる度に、勝敗への期待も膨らみ、負けたときの悔しい気持ちも見られるようになりました。
 「負けたくなかった」と、涙を流し、悔しがる子もいます。子ども達にとって、毎日が運動会であり、活動の一つ一つが大切な時間であることを改めて考えさせられ、年長児としての感情の成長に嬉しく感じた出来事でした。
 27日の本番当日も、子ども達の逞しい姿を楽しみにしていて下さい。応援、よろしくお願いします!
 さて、自由時間になると、運動会での表情とは違い、大好きな虫探しに夢中の毎日です。
 「先生、虫、入れたいから虫籠貸して!」と慌てた様子で部屋を飛び出します。数分後には、靴箱の前で虫籠を囲んで観察が始まるのです。
 何を捕まえて来たのかと覗き込んでみると、そこには体長約1pほどの細長い生き物が、水の中で何匹も体をくねらせて動いていました。(これってボウフラ=蚊の幼虫…)一瞬にしてぞっとしてしまった私は、「早く逃がして」と言ってしまいそうでしたが、「アカムシ?面白い動き方やな。赤ちゃんや」と言いながら子ども達は嬉しそうに観察するので、何も言えませんでした。
 「それ蚊の赤ちゃんやで!」「蚊になるの?刺されるやん!」と、そんな会話から皆で逃がすことになりました。
 子ども達だけで様々なことに気付き、興味を持ち、自然の不思議を知ることも、大切なことだと考えさせられました。
 秋の虫達が、間もなく皆を迎えてくれるでしょう。虫の声で、賑やかな保育室になりそうです。


■ぺんぎん
 「今日は先生のことママって呼んでいよ」「嫌だー!!」
 日は遡り、お泊まり保育では、次々に登園して来るエネルギー溢れる子ども達が面白くてたまりませんでした。いつもより増して物凄い勢いです。
 ゲームでは、じゃんけん列車をしながら部屋から飛び出して行ってしまうほどで、それから夕食、講堂でのお楽しみ会、花火、まるで台風のようでした。電気を消すよと言うときまではしゃぎっぱなしで、とりあえず眠くない子も目を瞑るよう伝え、電気を消しました。ママはもうへとへとです。
 とすぐに、すーすーと寝息が聞こえてきました。散々毎日のように、「寝たら先生がちゅーしに来るから絶対寝ない!」と言い張ってたみんななのに、案外すぐに寝顔に会えました。寝顔を撮りにきた写真屋さんも、「ここは早いなぁ!他のクラス皆起きてるよ」と驚かれ、思わず笑ってしまいました。
 すやすや眠る1人1人の顔や小さな頭や手を見ながら、産まれてきたときは、もっと小さかったのだろうな、皆が産まれてきて初めて目にした瞬間はどんなに感動的だっただろう、初めて歩いたときは?初めて幼稚園に来たときは?これからどんな大人になるのかなと1人母親になりきり想像を楽しみながら、皆が産まれてきて良かったと幸せな気持ち一杯で朝が来るのを待てました。
 次の日、皆起きると再び嵐でしたが、きっと大人になっても今日の日のことを覚えてくれていることだと思います。
 そして、2学期が始まり毎日運動会です。
 これもまた凄いやる気です。しかし、リレーになるとなかなか良い結果が出ません。そこで早速緊急会議が開かれました。
 皆で輪になり、「皆の者いいか!今から緊急会議を始める!」
 それまで笑っていた子もゴクリと息を飲みました。
 「なぜリレーで勝てないと思う?」「足が遅い」「応援が少ない」「笑いながら走ってる」「じゃぁどうしたらいい?」「手を一杯振ってー、」「しー!静かに!スパイがいるかもしれないぞ!」
 初めは潜めていた声も論争と共に大きくなり、ここでは書けないほどの沢山の意見が出て、白熱した戦いになりました。
 最終的に、抜かされてもいいから次の人にバトンを渡すまでは真剣に走る!という結論が出ました。久々に心が熱くなる皆が見れて嬉しかったです。
 しかし、次はもう本場です!大丈夫!心は1つ!頑張るぞ!エイエイオー!!
 応援宜しくお願いします!


 





■きりん
 木陰から明るい陽差しが差し込み、セミの鳴き声しか聞こえなかった部屋の中に賑やかな皆の姿が戻って来ました。
 日焼けした肌から真っ白な歯を覗かせて、「おはようー!」と元気に挨拶を交わし合うと、「○○に行ったんだよ!」「おじいちゃんがね…」「僕もう5歳やで〜」と目を輝かせながら話してくれました。
 その日は全員出席で、「やったー!」と歓声が上がり、35人の元気な挨拶と共に2学期が幕を開けました。
 「今日の運動会は何するん?」「今日も負けないように頑張ろうな!」と毎日こんな会話が飛び交っています。
 なかでも一番子ども達の気持ちを高めているのがリレーです。
 クラスカラーの黄色のハチマキが手渡されると、たちまち皆の顔から笑みが零れ、「これ、大きい組さんがしてたやつや!」と嬉しそうに友達同士でお互いのハチマキ姿を確認し合っていました。
 年少時から年中や年長の皆がリレーをする姿を見ていたのもあり、憧れの思いもあったのかもしれません。たった1つのハチマキはあっという間に皆の心をリレーへ向かわせていきました。
 このリレーがとても難しいのです。なぜなら35人の心が通わないとバトンが回らないのです。1つバトンが一人一人の手に渡り、繋がって行く光景を見ていると熱い気持ちがぐんと込み上げて来ます。
 「早くタイヤに入って!」「後ろ向いて!」「○○ちゃんもう戻って来るで!」と声を掛け合う姿に私もパワーをもらっています。
 運動会が始まった頃は、勝つと嬉しい、負けは嫌だという2つの思いを感じていた子ども達でしたが、最近では少し違うようです。
 負けが続いていたチームの子が、「もう勝たれへんから嫌や」と呟きました。すると、「別にいいやん!頑張ってるねんから!次また頑張ったらいいねん!」と答えてくれた子がいたのです。皆は共感し、「そうやそうや」「そうやんな、先生」と深く頷いていました。
 これまでに運動会を通して沢山の話し合いをしてきました。そしてリレーでは皆の心がばらばらではバトンが回らないこと、一人でもふざけていたらリレーが出来ないことなど少しずつゆっくりと話を重ねて来ました。
 そして今、子ども達は「大切なのは皆が頑張ること」だと自分達から話をしてくれます。
 夏休みが明け、身体だけではなく心も大きくなった皆が運動会当日どんな姿を見せてくれるのか楽しみです。


■ぱんだ
 夏祭り前日、一ヶ月振りの皆との再会を想像しながら夏祭りの準備や設定をしていると、他クラスの教師に気味が悪いと言われてしまいました。真っ黒に焼けているかな、夏休みの思い出話を自慢気に話してくれるかな、お家が恋しいと涙する子もいるかなと考えて一人でニヤけていたようです。
 そしてもう一つ気味が悪いものがスロープの内側のトンネル内に出来上がったお化け屋敷です。
 いつもは何もないトンネルですが、夏祭りの日だけは全面に黒幕が貼られ、電気もブラックライトに変わり、上からは布や人形が吊され、歩くと所々に付いている鈴の音が怪しく鳴ります。更に子ども達が入る際にはテープを流して効果音も付きます!
 全ての設定を終えた後は、「皆元気に来てくれるかな」という不安に加えて、「お化け屋敷通れるかな?」という新たな心配事が増えていました。
 そして、8月31日、子ども達の元気な姿が戻ってきました!
 久し振りの登園で、何故か私との再会は照れ臭そうにしている子が多かったのですが、友達とは空白の期間など全く関係ないようで、互いの思い出話に花を咲かせたりすぐに遊びに入っていました。その姿を微笑ましく、嬉しく見守りながらも、私の胸の内にはまだもう一つの心配事が残っていました。そうです!あのお化け屋敷です!その心配事を皆には伝えず、夏祭りへ出発です。
 自分で切りホッチキスで止めたチケットを嬉しそうに首から下げ、輪投げやプレゼント釣りをした後、次にお化け屋敷へ行くことを伝えました。
 予想通り、「怖い〜」「行きたくない〜」の声が多かったのですが、トンネルへ到着するとどうでしょう!数分前の様子とは対照的に、「どきどきする〜」「早く入りたいな!」「怖そ〜!楽しみ」と目を輝かせていたのです。これには私も拍子抜けでした。
 意地悪かなと思いながらも、「皆本当に入れるの?怖そうだよ〜」と私が言っても、「余裕!」「○○ちゃんと入る〜」と子ども達だけで入って行ってしまいました。逞しいですね。次に入ろうと順番を待っていた年長児も感心していました。出て来てからも、「全然大丈夫だった」と得意気に教えてくれました。
 夏の間に、一層お兄ちゃんお姉ちゃんになってきたようですね。私も負けてられないなと感じました。
 毎日の運動会活動では、「心を一つにする」を合言葉に、皆と一緒に運動会が出来る喜びを感じながら活動しています。
 当日は力強い応援を宜しくお願いします。


■くま
 長い夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。
 1ヶ月ぶりの夏祭りでは、「先生〜!僕○○へ行ったよ」、「私は坂上がり出来るようになった」などと、とびきりの笑顔で報告してくれ、感動の再会となりました。
 翌日、子ども達はまだ再会していない者がいることに気付きました。それは、猿のキッキーでした。口を揃えて、「キッキーはどこ?」と尋ねる子ども達を前に、なくしたとは言えず、「温泉旅行に行ってるらしいよ」と伝え、その場を乗り切りました。
 子ども達にとって、ただの人形ではなく、クラスの一員だと気付き、放課後、部屋を必死に探しましたが、結局出て来ませんでした。
 子ども達にどう弁明しようかと途方に暮れていると、子ども達が凄い勢いでやって来ました。そして、「キッキーがぶどう組にいた!」と言うのです。
 その後、何人かが代表してぶどう組へ行き、無事キッキーは戻って来ました。跳び上がって喜び、順番に抱っこするなど、担任との再会以上に感動の再会となりました。
 2学期になり、1番熱が入っているのは、毎日の運動会です。
 自分のチームが勝った日には跳び上がって喜び、負けた日は悔しがり、「明日は負けないぞ」と意気込んでいます。
 それ以上に、運動会を通して、友達のことを考える優しさが見られ、驚かされました。それは、ある子が、「運動会やりたくない」と言ったことがきっかけでした。
 話を聞くと、やりたくないのではなく、負けるのが嫌だからという理由が分かりました。
 子ども達の力を借りようと、「どうしたらいいかな?」と周りの子達に尋ねると、「頑張って最後まで走ったら勝てるかもしれんよ」と力強く励ます子が沢山いました。
 そんなとき、ある男の子が、「やりたくないんかぁ。いいんじゃない?」と口を開きました。担任も周りにいた子も戸惑いました。そして、その子は、「僕は負けたくないから、毎日家に帰ってから走ってるけど」と付け足しました。
 すると、「そんなん僕もしてる。僕もやる!」と本人も小さな声で言ったのです。
 このことで、子ども達は気持ち1つで大きく変われるのだと再確認出来ました。
 今回、その気持ちを引き出してくれたのは、同じ目線で取り組む同じクラスの子ども達でした。凄いですね。
 勝っても負けても最後まで全力で走ろうね。見守っていて下さい。
 「頑張るぞーエイ、エイ、オー!」


■ぞう
 凄いんです!ー何が凄いか勿体振らず書いて、と言われそうですが、とにかく凄いんです。夏休みの1ヶ月間、子ども達と会えなかったからか、余計に成長を著しく感じている2学期の幕開けの1ヶ月でした。
 まずは、整列のときです。
 今までは男女各1列で並んでいましたが、赤白帽子をかぶり、運動会に向かう際には自然に紅白別に並んでくれました。私が伝える前に子ども達は考えて行動してくれたのです。最初に並んだ子だけではなく、後方に並んだ子も列の規則性をすぐに理解して並んでいました。
 一見すると当たり前のようですが、子ども達の「考える力」は日々成長していることを感じ嬉しくなりました。
 もう1つは、「先生は一人事件」です。
 絵手紙や描画をした後、子ども達一人ひとりに絵についての話を聞いているときのことです。1人の子の話を聞いている間は、他の子に待ってもらわないといけません。
 「絵本を読んで待ってくれる?」と皆に伝えながらも待ってくれている子の人数が気になっていました。
 すると、数人の子が、「皆、一杯手を挙げても先生は1人やから無理やから、手下ろして待ってよ!」と言ってくれました。この言葉は、そのときにも、過去にも私が言った言葉ではありません。子ども達が私の立場になって考えてくれた証の言葉でした。
 そして、描き終えた子ども達は口々に、「先生、終わったら次来てね」と言ってくれるのです。
 年中になって半年ですが、皆の心の成長には「凄い」の一言です。
 皆の運動会への情熱も、日に日に凄くなっています。その熱意に後押しされ、私自身も勝敗にこだわってしまいそうになるときがあります。確かに、勝敗も大切な要素ではありますが、それ以上に貴重なことを見つけ出せそうなのです。
 バトンを絶対落とさないように慎重に受け取る子、紐馬で、つまづきながらも、前回よりも遠い方のゴールを目指す子、アンカーや先頭を譲り合う姿など、日々の運動会を通して、1人ひとりの考えや思いやりが見えています。
 27日の運動会でも、子ども達の精一杯の取り組みと、工夫と、思いやりに是非、力強く応援を宜しくお願いします。私も、「先生は1人やからー」の皆の言葉を胸に、私にしか出来ない応援で、子ども達と27日を楽しみます!
 お母さん方の温かい応援も、楽しみにしていますね!    


■ひつじ
 長い夏休みが明け、心待ちにしていた夏祭りがやってきました。子ども達は元気に来てくれるのだろうか、そんな心配と子ども達に会える喜びで胸をいっぱいにして迎えました。
 私の心配とは裏腹に、元気いっぱいの笑顔で登園する姿を見ると嬉しくなります。私を見つけると、走ってかけ寄り、「先生、会いたかったー!」と嬉しい言葉が返ってきて、「先生も会いたかったよー!」と感動の再会となりました。
 久し振りに会った子ども達は一回り大きくなり、日焼けした姿を見ると、夏休みにいろんな所へ連れて行ってもらい、様々な経験を通して逞しく成長したんだなと思い嬉しくなりました。
 次の日の降園時間の前に皆で集まって、夏休みカレンダーの発表会をしました。
 写真を見ながら、夏休みの思い出をきらきらした目で話してくれる子ども達の姿は輝いていました。友達の写真を見ながら話しを聞く子ども達の姿も興味津々です。それぞれの思い出話を語り合う良い時間になったなぁと思います。そして見るからに7月の頃のみんなとはなんだか違います。
 そして、9月に入り運動会が始まりました。
 チーム発表をすると、「やったー!」と喜び合い、日に日にチームの団結力を増していきます。
 年中から始まった、初めてのリレーには、走る前から、気合いが入り、クラスカラーの紫色のはちまきを付けて、「絶対勝つ!」「1等とるぞー!」と気合い十分の子ども達を見ると、「やっぱりひつじ組最高!」と嬉しくなります。こうやって新しいことに期待を持って挑戦していくところが皆のいいところなんだなぁ。
 そして、リレーでの子ども達の表情は真剣そのもので、額には汗がキラキラ光っています。皆、足が速くて1等を取った瞬間には跳び上がって喜び合います。その走る姿に感動です!赤チーム。白チームどちらも強くて毎日いい勝負が見られます。
 家族の人が見に来てくれる運動会では、いつも以上に気合いが入り、力強く逞しい姿を見せてくれることでしょう。きっと感動の涙が出ることは間違いなしです!どんな活躍を見せてくれるのか楽しみにしていて下さい。
 最近、子ども達は何をするのも早くなりました。午後にリレーをすると、帰る時間まで5分しかない、というときも、「お着替えチャンピオン!」と競い合ったり、早く準備が出来ると友達の手助けをしたりと、子ども達は今、日常生活全てが運動会なのでしょう。
 リレー優勝するぞー!


■しか
  夏休みも終わり、久しぶりに皆に会える日が夏祭りでした。
 早く皆に会いたくて、朝からソワソワしていました。皆も、久しぶりの幼稚園に、少し緊張しているようでした。
 初めは、私や友達としゃべるのも恥ずかしそうでしたが、時間が経つにつれ、いつもの笑い声と笑顔が戻ってきました。
 夏祭りは、昨年も経験しているので、すごく楽しみにしてくれていたようで、「まだ綿菓子食べんの?」「お化け屋敷恐い!」と、朝から夏祭りの話ばかりでした。
 夏祭りが始まってからは、自分達で切って作ったチケットを、それぞれのコーナーの入り口の箱に入れるのが、とても嬉しいようでした。
 お化け屋敷は嫌がる子も多く、「先生も行くん?」と、不安そうにする子もいました。それでも、何とか手を繋いで、恐る恐る入っていました。
 暑かったけれど、皆で歩き回ったり、大声で笑ったりしゃべったりした夏祭りは、とても楽しい思い出になりました。
 9月といえば運動会ですよね!
 運動会が始まった頃は、「暑いー!」と、少し嫌がる子もいましたが、リレーが始まると、皆、やる気満々になりました。
 リレーのバトンの渡し方の作戦会議をしているとき、「難しいけど出来るかな?」と聞くと、「出来る!だってもう中くらい組さんやもん!そんなの簡単!」と、頼もしい返事も返ってきました。
 昼食のときも、ご飯を残す子が多かったので、「ご飯いっぱい食べたら元気出るし、運動会頑張れるし、走るのも速くなるんだよ!」と言うと、その日から、残す量もだいぶ減り、沢山食べてくれるようになりました。
 バトン渡しも日に日に上手になり、毎日、朝と帰りに、「明日も運動会ある?」「リレーいつするん?」と聞いてくれるのが嬉しいです。
 年少の頃とは違い、自分がしていなくてもチームの子が勝ったら一緒に喜び合い、負けると泣いて悔しがったりする姿をよく見ます。
 競争心ももちろんありますが、自分のことだけを考えず協力し合う楽しみや思いやりの心が運動会を通してよく見えます。
 夏休みの間に、心も身体も一緒に、すごく成長したんだと、毎日感動しています。暑さに負けず、皆、毎日頑張っています。
 運動会当日、子ども達のたくましくなった姿を楽しみにしていて下さい!


■りす
 日に焼けた肌に、小さくなった靴を見て、「大きくなったね!身長伸びたね?」の言葉を何度も言ったでしょうか。夏休み明けの、この目に見える成長が、喜びの一つでした。
 普段は気が付かなった、この目に見える成長は、身体だけではありませんでした。グループに座り、私が前に座って辺りを見渡すと、コーナーに掛けた鞄が一つ一つ綺麗に並んでいるのです。「素晴らしい」としか言えませんでした。
 目に見える成長は、身体だけではなく、心もだったのです。
 2学期と言えば、運動会です。
 と、その前に、「明日から新しい先生が来ます!だから、寺井先生はもういないんだ…嘘だよー!!」と言って迎えた翌日の朝は、何故か子ども達の表情が沈んでいました。「何で?どうしたんだろう?」と考えた末に、前日の言葉を思い出しました。緊急会議です。
 「皆は、先生がいなくなると思った?ごめんね!新しい先生は、幼稚園の先生になりたいから、勉強しに来たんだ!寺井先生は、りす組にいるよ!」
 沈んだ表情が笑顔に変わり、緊急会議は、一段落しましたが、何気ない一言に純粋な心を沈ませてしまったという反省と、教師だからこそ味わえる温かい気持ちを感じました。
 さて、お待たせしました。運動会です!
 父兄の方にとって、一番の楽しみは、リレーではないでしょうか?
 初めてのハチマキに、バトン回し、アンカー襷と、年中になって出来る競技に、一番熱い気持ちを持っているのは子ども達かもしれません。
 リレーに取り組んだ初日はバトンではなく、ボールで行ないました。
 他のクラスに目が向き、ボールが回って来ても気が付かない子に、「ボール来るよ!手出してて!」と自然に出る声や、競技が始まる前から、「赤頑張れ!白頑張れ!」と応援する姿に、私も熱が入ります。
 部屋に戻り、「今日の運動会は赤チームの勝ち!」と言って、自分達で作った得点うさぎを貼ると、負けたチームの子が、「白チーム頑張るぞ!エイエイオー!」と言って一致団結していました。
 運動会を通して、皆の気持ちが一つになっていたのです。私はこの運動会で、「絶対一番!」とは言いたくありません。「涙と勝利と」という年長の歌があります。バトンを落としても、靴が脱げても、一番遅くても構いません。「最後まで諦めずに走る!」という気持ちを、この運動会を通して、子ども達に、伝えられたらと、思っています。






■いちご
 
長い夏休みが明けた途端、早速運動会が始まりました。初めてのことで、戸惑う子ども達でしたが、今では毎日の運動会をとても楽しみにしています。
 「今日も運動会する?」「何処で運動会?」という声が毎日のように聞こえてきます。
 赤チームと白チームに分かれ、大変真剣な表情で取り組んでいます。
 走ってボーリングのピンを倒しに行ったり、動物の的に笛が鳴るまで紅白玉を入れに行ったり、その姿はとても逞しいです。
 また、坂を登って、トンネルをくぐるなどの障害物も難なくこなす姿は、可愛らしさの中に力強さも感じます。
 子ども達は、「今日は赤チームが勝ったな!」「白チーム強かったな!」などと、勝敗にもこだわっています。今は、赤チームが勝っていますが、これからどうなるかまだまだ分かりません。白チームの子ども達も気持ちは誰にも負けていません。子ども達だけで「白チーム、頑張るぞ」「エイエイオー!」と気合いを入れています。もちろん赤チームも、白チームに対抗し、「頑張るぞ」「エイエイオー!」と元気一杯です。年少だとは思えないぐらいの熱いチームワークに、私達も驚かされています。
 26日の運動会を楽しみにしていて下さい。
 さて、運動会真っ只中ですが、敬老の日も忘れていません。
 子ども達も敬老の日を理解し、想い想いに葉書に絵を描いていました。
 話を聞いていくと、おじいちゃん、おばあちゃんと海に行ったことや、花火を見に行ったこと、水族館へ行ったことなど、夏休みの思い出が綴られていました。
 隣の友達にも、「プールに行ってん」「海に行ったで」と、話ていて、嬉しさと楽しさが伝わってきました。
 後日、その葉書をポストへ投函しに行きました。
 「ポスト行くの?」「ちゃんと届くかな?」と、着く前から楽しみにしていました。
 ぞう組のお兄ちゃん、お姉ちゃんと手を繋いで行きました。手を引かれながら、必死に付いて行く姿はとても可愛らしかったです。
 ポスト前に着き、葉書を手渡すと大変大事そうに持っていました。
 順番に投函するので、まだか、まだかと前の友達を気にしながら待っていました。ドキドキワクワクしている様子が伝わってきました。子ども達は、投函するとき「届きますように」とポストの中を覗き、葉書がポスト内に入ったことを確認していました。終わった後も手を合わしてお願いしていました。微笑ましい姿でした。


■みかん
 「おはよう」と沢山の子ども達が元気な顔を見せてくれました。
 顔や体は真っ黒に日焼けし、夏休みにどこへ行ったのか話をしてくれました。
 夏祭りに行くことを伝え、「出発進行!」と部屋を出ると、子ども達の口から出たのは、「お化けんと行くんやろ?」「丸くてふわふわの綿飴食べるんやろ?」という2つの話題が飛び交い、あまりにも楽しみにしている姿に思わず笑ってしまいました。
 さて、お化け屋敷に来ると、待っていました!と言わんばかりに走って行く子ども、怖くなって外で皆が出て来るのを待っている子どもと様々でした。
 でも、綿飴を食べているときは全員が嬉しそうに食べていました。口の周りに付いた飴と子ども達の表情を見ると、私も食べたくなるほどでした。
 「今日も運動会するん?」と講堂や屋上、園庭で汗をかきながら力一杯走っている子ども達から勝敗を気にし始める様子も見えてました。
 「頑張れ!」と応援する子ども達の熱心さに私達も手に汗を握る思いで応援しています。
 リレーで次の子どもにタッチをし忘れると、子どもの方が、「タッチしてないよ」と教えている姿に頼もしさを感じました。
 子ども同士の助け合いは、部屋の中でも見られます。
 体操服から制服に着替えるときにボタンをかけ合っている姿も見られて嬉しい限りです。落ちていた靴下を見せながら、「これ誰の?」と尋ねると、落とした本人でなく、その他の子どもが、「○○ちゃんの」と答えてくれたときは驚きました。自分の持ち物だけでなく、友達の持ち物まで覚えてしまうぐらいに相手を見たり、話をしたりと関わっています。
 園庭で遊ぶときも、私達でなく、子ども同士で遊んでいることの方が多くあり、少し淋しい気持ちにもなりますが、4月当初のことを思い出して嬉しく想いつつ見守っています。
 運動会を通し、もっともっと子ども達が自分以外の誰かと接して欲しいと思います。
 図書が始まりました。
 すぐに貸りたい本を見つける子、沢山ありすぎて決められない子がいましたが、最後は皆が絵本を大切そうに持ち、満足気な笑顔で図書室を後にしました。
 「お家で読んでもらう」と言いながら、しっかり手提げカバンに入れている姿は、わくわく感で一杯の様子でした。毎週一冊ずつ借りる本を、皆はどんなふうに話を見たり聞いたりしているのかな?と思うと、私も楽しくなりました。
 これからも色々な本を読もうね。


■もも
 長い夏休みを終え、部屋には一学期と変わらない元気な笑い声が戻って来ました。
 「よし!二学期も皆と楽しむぞ」と意気込んで、子ども達の前で話を始めようとしました。そこで大きな変化を発見したのです。
 先ほどまであれほど賑やかだった部屋は急に静かになり、皆の目は真っすぐ私に向っていました。こんな頼もしい姿を予想していなかった私は、驚きと共に、これからのますますの成長を期待し、嬉しくてなりませんでした。
 夏祭りは、久しぶりに皆で過ごせたのが楽しかったのか、いつも以上に元気な子ども達の様子を見られました。
 「こんなん簡単やったわ〜」と得意げに迷路から出て来る子、「知ってる!これお祭りで食べたことあるもん」と顔中にわたがしをつけて嬉しそうに話す子、皆が笑顔でした。
 しかし、まだ私は安心しきれずにいました。そう、なぜなら「お化け屋敷」が皆を待ちかまえていたのですから。
 「お化けなんか恐ないわ」と心強い声が一瞬にして泣き声に変わりました。予想的中です。もちろん、元気に進んでゴールする子もいたのですが、半数以上の子ども達の笑顔を奪う結果になってしまいました。
 その後のプレゼント釣りで何とか元気を取り戻してくれましたが、その後何日かは、「今日はお化けおらんの?」とお化け屋敷があったスロープを気にする子が続出しました。恐い思いをさせてごめんなさい。
 運動会が始まりました。
 「○○チームの勝ち!」とその日の勝利チームが告げられると、立ち上がって喜ぶ姿は、とても微笑ましいです。
 最初の何日かは赤チームの勝利が続き、白チームの子ども達から、「負けるから嫌やな」との声が出ました。
 まずい!と思い、声を掛けようとしたとき、今度は別の子が、「もっと速く走ったらいいねん」「次は勝つねん」と言ったのです。いつの間にか、こんな話し合いも出来るようになっていたのですね。本当に毎日が驚きと嬉しさで一杯です。
 後半、話し合いの効果か、白チームも勝利を続け、部屋の黒板に描かれた赤白のうさぎ(勝ったチームに1つずつ描き加えています)は、現在ほぼ並びかけています。
 運動会が終わると、「先生、早くうさぎ描いて」との言葉が出るほど、運動会への熱気で溢れている皆は、お母さん方にもきっと素敵な姿を見せてくれるでしょう。楽しみにしていて下さい。


■ばなな
 「おはよう!!」
 約1ヶ月ぶりの子ども達の元気一杯な挨拶から、2学期がスタートしました。
 登園して来るとすぐに、「僕、虫取りに行ったで」「おばあちゃんの家、行った!!」「海に行ったよ」と嬉しそうに話してくれる姿を見ると、夏休みを思いきり満喫したことが伝わってきました。
 2学期から当番発表が始まりました。
 「今日からお当番さんには、先生のお手伝いを沢山してもらうよ」と伝えると、目を輝かせて頷いてくれました。
 当番の子は、ばななバッチを付けて皆の前で名前や好きな物を発表します。
 皆、自分の名前を「○○です」と初めてとは思えないくらい、しっかり言えていたので感心しました。
 「○○くん(ちゃん)です」と自分の名前にくん・ちゃんを付ける子もいて、可愛くて思わず笑ってしまいました。
 毎朝幼稚園に来ると、「今日は○グループさんがお当番やな」「○グループ(自分のグループ)は○グループの次やな」と自分の当番が来るのを心待ちにしている姿も見かけます。  
 また、当番でなくても製作の後、糊やハサミを持って来てくれたり、玩具の片付けのときには、自分達で進んで、「これはここに入れよう」と友達と話し合って綺麗に片付けてくれます。手伝いを進んでしてくれたり、友達と協力して片付けしている姿を見ると日々の成長を感じ、とても嬉しいです。
 先日は敬老の日の葉書を投函しに行きました。
 心を込めて描いた葉書を両手で大切に持ってポストへ投函しました。両手を合わせ、「届きますように」とお祈りしている子もいました。ちゃんとおじいちゃん、おばあちゃんの所へ届いたかな?
 そして、9月は毎日が運動会です。
 初めは、赤も白も分からず、どちらが勝っても喜んでいた子ども達が、今では、自分のチームが勝ったら喜び、負けたら悔しい表情を見せています。
 最近では、自分が出ていないときの応援も自然と力が入ってきていて、「○○ちゃん頑張れー!!」と名前を呼んで応援する姿もあります。真剣な表情で走って、動物の的に何度も餌をあげに行ったり、次の友達にタッチをしに行く姿は、とても3歳児と思えないくらい逞しいです。


■ぶどう
 長い夏休みが終わり、夏祭りで皆に会えるのを楽しみにしていました。
 登園して来る子の表情は、少し緊張している子や、笑顔で「おはよう」と挨拶をしてくれる子がいました。一人ずつ元気な顔を見せてくれて、とても嬉しかったです。
 夏休みの話しを聞くと、「プール、行ったよ」「海に行ってね、プカプカしたよ」と次々に目を輝かせながら、楽しかった思い出話をしてくれました。
 「先生、今日、綿菓子食べるの!」「お化け屋敷、恐くないもん」と朝から夏祭りを、楽しみに、張り切っていました。
 お化け屋敷に行くと、「恐いから入らない」と頑として外で私と一緒に持っている子もいました。
 ところが、中に入って出て来た子が笑顔で「全然、恐くなかった」との一言で、外で待っていた数名の顔付きが急に変わり、「行ってみる」と大きい声で教えてくれました。
 一緒に中に入ってみると、「わぁー、恐くないし」と笑いながら、何度も呪文のように繰り返し言っている姿が何とも微笑ましかったです。
 出口につくと、「恐くなかったよ」と教えてくれ、逞しいかったです。
 毎日、運動会をしています。
 クラスで赤チーム、白チームを決めました。
 最初の頃は、帽子をかぶるときに、「赤?白?どっち?」と自分のチームを聞いて来る子が多かったですが、最近ではしっかり覚えています。
 私が、「運動会に行くよ」と伝えると、「やったー!!」とガッツポーズをして喜んでいる姿を見て、早く運動会したいと思う気持ちが伝わって来ました。
 運動会へ行く前は、必ず、赤チーム・白チーム共、「エイエイオ−!!」といつも元気一杯の掛け声をしてから、行っています。
 運動会では、全身の力を使って行なっています。
 タイヤに入っている子から順に走り、ボールでボーリングのピンを倒す競技があります。次の子が出発する合図として、手にタッチするのですが、早くタッチをしてもらおうと腕を伸ばし、タイヤから片足を出しながら、「こっち」と声を出し行なっている姿は、とても輝いています。
 その他にも、紅白玉を取りに行っては動物に投げ入れる玉入れもしています。
 赤、白チーム共に強いですが、「今日は、どっちが勝った?」と聞くと、勝ったチームを教えてくれ、「でも、○チームも強かった」と心を一つにして行っています。
 運動会当日はお母さん方も応援宜しくお願いします。


■すいか
 2学期が始まりました。
 夏休み明けの子ども達は、休みをたっぷりと満喫したと言わんばかりの表情で、登園して来ました。
 登園して来た子どもは、「先生!久しぶりー」「先生は夏休みずっと幼稚園にいてたの?」と、抱きしめたくなるほど可愛いことを言ったり、「○○は○○に行ったよー!」と口々に夏休みの思い出を話してくれました。思い出話をしてくれる子ども達の表情はとても生き生きとしていて、夏休み前よりも更に真っ黒に焼け、一回り大きくなったように感じました。
 1か月振りの友達との再会に少し初めは戸惑っている子もいましたが、保育室に入って着替えをして遊び始めると、先程までの戸惑いなんてどこに消えてしまったのか、カラー積み木を出し、ブロックを組み立て戦いごっこや、ままごとと色々な遊びを始めていました。
 今までは2〜3人で遊んでいた子も、5〜6人や7〜8人と段々と増えていき、自由時間が終わる頃には保育室一杯にカラー積み木が並べられていました。
 ところが、「お片付け誰が一番上手かなぁ?よーいどん!」と言うと、「○○やで!」「○○や!」と、5分も掛からないうちに全部片付けてしまいます。
 そんな子ども達を見ていると、入園当時泣いていたことが嘘のように思えてきます。
 2学期の行事と言えば、運動会です。
年少の子ども達にとっては初めての運動会が遂に始まりました。
 「ヨーイ、ピッ」の合図で走り出す子ども達はとても真剣で、それを見て応援している子ども達も一緒に走っているかのような表情でした。
 赤と白のチームに分け、毎日の運動会の後に保育室で、「今日はどっちのチームの勝ちだったかな?」と聞くと「今日は○○の勝ちー!」と勝ったチームは言い、負けたチームは「でも明日は○○が勝つ!」ととても悔しそうな顔をしながら言っています。
 最近、毎日の日課になっているのが、「○○チーム頑張るぞ!エイエイオ−!」で、朝と帰りに必ず1日2回はしています。
 初めは赤と白、自分がどちらのチームか分からなかった子も、今では自分がどちらのチームか分かり、保育室に響き渡るほどの大きな声で言っています。
 「今度はお母さん達が見に来てくれる運動会があるからねー」と言うと、「お母さんが言うてたよー」「絶対○○チームが勝つ」などと、逞しい返事が返って来るので、私達も赤チームと白チームどちらが勝つのか、楽しみにしています。


■めろん
 朝夕と少しずつ涼しくなり、過ごしやすくなって来ました。
 初めての夏休みも終わり、登園してきた子ども達は、少し恥ずかしそうに部屋に入って来たり、「おはよう」と元気に走って来たりして久しぶりの再会に、私も皆も興奮していました。
 そして、その日は夏祭りです。
 「お化け屋敷まだ?」「いつ行くの?」と聞かれ、早く行たくて仕方ない気持ちが伝わって来ました。
 早速綿菓子に並ぶと、皆の目は輝いていました。大きな口を開けて食べたり、少しずつ大切そうに食べたり、他の友達が残す綿菓子を見つめて、「先生、俺まだ食べれるで!」と言う子もいて、とても可愛いかったです。
 プレゼント釣りを見つけると、「あれ、したい!」と興味深々で、皆真剣な表情で釣っていました。
 部屋に帰ってプレゼントを開けると、「先生、見て」と見せてくれたり、友達と、「一緒だね」と見せ合いをしてとても嬉しそうでした。
 9月から年少も当番活動が始まりました。
 グループ毎に前に出て、自分の名前と好きな食べ物、色、動物などを一人ずつ発表しています。皆としても楽しみにしていて、少し照れる子もいますが、しっかりと発表してくれます。他の子も発表が始まると正座して、話をよく聞いてくれます。
 発表の後、当番児は外靴を揃えたり、水道の栓がゆるんでいないか調べ、きちんと締めたり、トイレのスリッパを揃えてくれています。
 帰りに、「明日は○グループだよ」と伝えると、「やったー!」と喜んでいる声が響き渡り、待ち遠しい気持ちが伝わって来ます。
 運動会が始まりました。
 「運動会行くよ、帽子かぶってね」と伝えると、すぐに赤白帽子を取りに行き、「これで合ってる?」や、「僕どっち?」と一気に活気づきます。
 ボールを下から投げてボーリングのピンを倒したり、ジグトン(3つの繋がった箱)を潜ったり紅白の玉を動物の的に投げ入れたり、毎日全身を使って遊んでいます。
 運動会を始める前には、赤チーム、白チーム共に私が「頑張るぞ」と言うと、「エイエイオー」と力強く答えてくれます。
 そして、黒板の得点ウサギの数を一緒に数え、「今日の運動会は、○チームの勝ち!」と言うと、「やった!」と立ち上がったり、ジャンプして喜んでいる姿はとても可愛いです。
 運動会当日も皆で力合わせて取り組みます。楽しみにしていて下さい。