■はと
 やっと冬を感じる季節になりました!
 寒がりの私は寒さに凍えながらも、皆の元気一杯の姿を見て、嬉しく思っています。
 さて、11月に入り造形活動が始まりました。子ども達も、「いつから造形するん?」と楽しみにしてたようです。
 年長の造形は、ベニヤ板を釘で繋げて土台を作っていきます。
 初日に説明すると皆、それはそれは目を輝かせていて、とても可愛かったです。私も年長になると、どんなものを作り上げてくれるのだろう?と未だ見ぬ街が楽しみになりました!
 ベニヤ板を繋げるには木片と釘が必要です。しかし一人では出来ません。皆で力を合わせて協力するのがとても大切になってきます。
 「こっち持ってな!」「私さっき金づちしたから次は○○ちゃんやって!」
 ふざけている子には、「今は真剣にやるねんで!」と教えたり、考えたり、協力 し合いながら、自分ばかりでなく友達のことも想い、取り組んでいます。
 活動の中で、こうして自然に出てくる行動、想いがとても嬉しいです。
 各グループ、いろんなものが出来てきました。足りないものがあれば誰かが気付き作っています。今週はいよいよお母さん達を招待します!思う存分、皆と一緒に遊んで下さいね!私も早く遊びたくてたまりません!
 そして、もう一つの行事、年長ならではの、「リレー大会」がもうすぐあります。
 すでにくじ引きで新チームも決めました。また新たな仲間と気持ちを一つにしているようです。クラス全員を信じ、最後まで諦めないのはもちろんで、9月よりも更に速さも速くなっていて、皆の成長に喜びを感じています!また、応援にも一層力が入っています。
 以前は、「はと!頑張れ」の手拍子だったのが進化して、ハチマキをハートの型にして応援しています。はと組ならではのアイデアに感心しました。ものすごく可愛いですよ!きっと当日も、皆全力で走ってくれると思います。また、運動会とは違った表情を見せてくれるのでしょう。
 運動会よりも一歩成長した子ども達にいつもの元気一杯の応援お願いします!
 12月に入ると、ストーブが部屋に入ったり、弁当温めがスタートしたり、更に冬を感じそうです。寒さなんてへっちゃら!と言わんばかりの皆に、沢山のパワーをもらい、寒さを吹き飛ばしたいです。
 まだまだ、楽しみな行事が盛り沢山の二学期です。また、一緒に素敵な思い出を作りたいです。


■ぺんぎん
 段々と寒さが厳しくなってきました。
 「寒いよー」と私が震えていても、皆は、「寒くないし!」とスモックさえも着ようとしません。
 11月は描画シーズンでした。沢山のテーマで絵を描いてきました。
 「小人になって蟻の巣の中に行ってみよう」「お地蔵さんがいつも立っているだけだから皆と遊びたいんだって」
 現実には到底ないことでも、子ども達はすぐに信じて、沢山の答えを返してくれます。
 描画を通じて、改めて子どもの純粋さや優しさに気付かされ、この気持ちをいつまでも大切に持ち続けて欲しいなと思いました。
 描画展示では、「これは何だろう」「なんでこの色なんだ」と1つ1つじっくりご覧になって下さい。きっと楽しい発見があると思います。
 さて、発表会のテーマを発表する日がきました。プリント1枚だったので、本来は自分たちで連絡袋に入れるのですが、私が全て入れ、降園時間に何気なく配りました。
 2人ほど先に気付いてしまったので、口止めをして、皆が連絡袋を鞄に入れたのを確認して、口を開きました。
 「実は、今配ったプリントに何の発表会をするか書いてあります」「えー!!」と直ぐに鞄から取り出そうとするに皆に、「ストップ!先生から発表します」「他のクラスから言うね。つばめ組は…ごんきつね!」「キャー!!知っている!!」
 予想外の反応に少し不安になりました。
 「かなりや組…もののけ姫!」「おー!!」と他のクラスは知らないテーマばかりで反応がありませんでした。
 そして、緊張の一時、「ぺんぎん組…!!」「ぐーぐー」「こらー!!」「ごめんごめん。言うよ!」
 皆、つばをゴクリと飲み込みました。皆の目が真っ直ぐ私だけに向いているこの快感は言いようがありません。
 「ぺんぎん組…!!ターザン!!」「キャー!!」立ち上がって抱き合う子、知らない子も周りを見て笑っていました。
 意外と反応が良かったので胸をなで下ろし、少しだけターザンの話をしました。
 「なんでターザンにしたと思う?」「…」「皆いつも猿みたいに元気に走り回ってターザンに似ているからだよ」と伝えると、「ウッキー!!」「キャッキャッ」と猿の真似をし始め、「ごめん!ゴリラの話だけど…」
 私の声はもう届きません。
 「俺バナナ好き!」「私も!」「僕バナナジュース飲んだことある!」
 なぜかバナナの話に火がついていて、私1人笑い転げていました。
 やっぱり可愛い皆です。いい発表会作ろうね!


■つばめ
 「発表会を発表するよ」
 一瞬の静寂を破った、「やったー!」の声と共に、降園準備をする子ども達の動きが機敏になります。
 そして、「もらったら青色鞄に入れてね」とサラリと言うと、子ども達は素直に従いました。まさかその連絡袋に発表会テーマの一部始終が入っているとも知らないで。
 文字ではなく言葉で伝え、その一番の想いを紙面にではなく、互いの顔にぶつけてほしかったのです。
 全員が鞄にしまい終えたのを見届けたところで、「今の手紙に書いてあるのだー!」「なんやそれー!!」
 連絡袋を出そうと皆が慌てて鞄に手をやりましたが、私が黒板に年長の7つのテーマ名を書き始めるとその手はピタリと止まりました。発表会は、こんなにも子ども達の心を惹き付けてしまうのかと改めて感じた瞬間でした。
 「むか〜し昔」
 子ども達の目が一斉に7つのテーマを行ったり来たりしています。しかしそのフレーズで、いくつかに絞られていることが子ども達の目の動きで分かりました。
 「むか〜し昔、や、や、山奥に」「キツネやー!!」
 私の声を遮り、なぜかキャーという悲鳴まで飛んでいました。
 「ごんぎつね」を改めて聞き、複雑な表情を浮かべていた子ども達がもっと深い顔になったのは、「ごんぎつねが出来上がる頃、お別れもすぐだね」の言葉でした。
 子ども達は今、「時間は自分達で作るもの」と謳っています。皆に等しく与えられた時間を上手くやりくりして、造形遊びやつばめ組リレーの時間を作ろうというのです。
 その日はスイミングから戻り、弁当を食べたら降園する予定でした。しかし、「自分達で時間を作るから」と背中を押され、私は一人先に部屋を出ました。間に合うのかと不安なままトラックラインを引いていると、何人かが風のように目の前を横切りました。ミニコーンやタイヤ、バトンに順位旗まで、早く食べ終わった子達で準備を始めたのです。完璧でした。
 すると間もなくばなな組横のアーチから、一人、二人と勢い良く皆が飛び出してきました。その姿は笑えました。制服に着替えている子いない子、帽子をかぶっている子いない子、ハチマキをしている子していない子と見事にバラバラだったからです。しかしそれぞれが作った時間で出来る準備をしたことが分かり、バラバラの子ども達が誇らしく思えました。
 そして走り出した子ども達の後ろにハチマキの入った籠がちょこんと置かれていることに、絆の強さを感じました。


■あひる
 「はいっ、これプレゼント」
 そう言って私に差し出す手には、沢山の紅葉の葉っぱが握られています。
 園庭を、紅く色付いた落葉が染め、紅葉の季節もそろそろ終わりを告げているようです。
 寒さが増しても、外へ飛び出す皆の後ろ姿は、寒いなんて言葉は少しも感じさせません。園庭に飛び出した子ども達に取り残されたあひるの部屋は、毎日相変わらず、静まり返っています。
 さて、今月からこの時期一番の楽しみの、造形遊びが始まりました。
 何日も前から、「段ボールでいつ遊ぶん?」「この素材は、いつから使えるん?」と聞かれ続け、「もうちょっとしたらね」と答えるのが心苦しくなるほど、楽しみにしてくれているのが伝わって来ました。
 「明日、造形遊びするよ!」とようやく伝えられたときには、飛び跳ねて喜んでくれたくらいです。
 年長でしか使えない木片とベニア板を使い外壁を作るのですが、これは決して一人では作れません。友達と協力し合って作ることを伝えると、「じゃぁ一人がここを持って、他の人が釘で打つとかしたらいいやんな」「皆で力を合わせようぜ!」と嬉しい声を聞かせてくれました。
 活動中も、「こっち持ってるからくっ付けてー」「ここをもうちょっと広げる?」と協力し合う声が飛び交っています。
 ときには、「これはこうした方がいいやん!」「いや、こっちの方がいい!」と意見がぶつかり合うこともありますが、回りの意見も取り入れながら、子ども達なりに話し合っているようです。
 マイペースな皆が、相談し、協力しながら作り上げていく、あひるの街の今後の行方が楽しみです。
 楽しみと言えばもう一つ、もうすぐリレー大会がありますね。
 チ−ムも新たに決め直し、意気込みも以前に比べ倍増しています。
 走る姿は勿論、クラスのチームを応援する真剣な姿はさらに、磨きが掛かっています。その分、勝てなかったときの悔しさも大きく、友達を責めてしまったり、投げやりになってしまう姿もありますが、それが本心ではないことは、皆からは、ちゃんと伝わっています。
 小さな体に様々な想いを抱え、日々成長していく姿は、私にも大切なことを教えてくれています。
 9月の運動会では見られなかった姿が、リレー大会では、きっと見られるでしょう。
 温かな、いえ、熱い声援を贈って下さいね。


■かもめ
 気がつけば、もう12月です。でも、子ども達にとって冬はまだまだ先なのでしょうか。寒さを気にせず、半袖のまま、平気で遊ぶ子もいるほどです。
 さて、その12月になると、早速リレー大会があります。
 新しいチームで、リレー大会に向けて、チーム名を決めました。
 4チームがそれぞれ8人揃っての話し合いは、なかなか前に進みませんでした。1人1人の案がぶつかり合い、まとまりません。そこで、ただ好きな名前にするのではなく、いくつか条件を考えることにしました。すると、「勝てそうな名前にする」「速く走れそうなのがいい」「皆が納得する名前!」と、次々に出てきました。
 その1、速い。
 その2、強い。
 そして、その3、男女関係がないもの。を加え、話し合いを再開しました。
 すると、「それ、女の子にはわからんからやめよう」「○○やったら皆知ってる?」と、皆で考える姿がありました。
 「先生くじ引き作って!」と、いくつかの案をくじで決めるチームもあり、それぞれが全員で話し合った方法で進めていました。
 「じゃぁこれとこれくっつけたらいいやん」と、少しずつ名前を繋げている名前もあり、今までの経験から、様々な方法で、皆で考えるということを、しっかりと身に付けていたのです。
 話し合いの始まりは、思うように決まらず、曇っていた表情でしたが、チーム名が決まると、そんな表情も嘘のように晴れ、「決まったー!」と、飛び跳ねて教えてくれました。更に気合いが入った子ども達の姿が、とても頼もしかったです。
 リレー大会、応援宜しくお願いします。
 さて、今部屋のスペースが日増しに狭くなっています。皆の大好きな造形遊びが始まりました。
 初めは3〜4人のグループで活動していた子ども達でしたが、「一緒にしよう!くっつけようや」と、スケールが大きくなっていきます。
 女の子は、5グループが1つにまとまっていました。
 「だって、皆でした方が楽しいやん!」と、大きな段ボールの壁に囲まれて、まるで集会所に集まった主婦のように、話をしながら厚紙や段ボールを使って何かを作っているのでした。
 参観に来て下さったお母さん方に、壁の中の様子を見ていただけなかったのが残念です。子ども達の創造力、発想に驚き、笑いありの毎日です。最終参観、楽しみにしていて下さい。


■かなりや
 「子どもは風の子」
 今のみんなにぴったりの言葉です。どんなに寒くて、風の強い日でも子ども達は体操服で元気一杯、園庭で風にも負けず走り回って遊んでいます。
 先日、リレーのチームを決めました。
 今回はくじを使い、4チームに分かれました。
 全員がくじを引き、「わくわくどーん!」で、みんな一緒にドキドキしながら、自分の取った折り紙の色を見ます。
 「やったー!」と、仲良しの友達と一緒になり喜び合う子ども達もいれば、その反対に少し淋しそうに肩を落とす子もいました。
 そんなとき、「チームは離れてもかなりや組は1つやから頑張ろう!」「みんな頑張ろうな!」と声が上がりました。自然とその声が広がっていき、「がんばるぞ!エイエイオー!」と皆で声を掛け合っていました。
 その姿を見ていると、「クラスが1つになっているんだな」と嬉しくて、胸が熱くなりました。
 新しいチームで、リレーを他のクラスとした日のことです。
 あるチームがずっと3位を走っていたとき、応援しているみんなと目が合いました。私が言わなくても、自然と応援は力強くなり、アンカーの子がみんなの目の前で一人抜いて、ゴールしたのです。
 目を大きく開いて皆は、「すごい!応援したからや!」「みんなの応援があったから」と感動していました。
 日々、子ども達は色んなことを経験し、少しずつ成長しています。
 今、持っている子ども達の熱い想いを大切にしたい、そして、子ども達一人ひとりの力が全て出せるようにと思います。
 そのためにも、リレー大会当日は、お母さん達の熱い声援が必要です。緊張と不安で一杯になっている子ども達の背中を、お母さん達の声援で押してあげて下さい。宜しくお願いします。
 造形遊びが始まりました。
 同時に、部屋がダンボール箱で狭くなるので、椅子の上にお盆を置いて昼食を食べます。
 「今日から椅子でご飯食べるよ!」と伝えると、「やったー!」と、予想以上に大喜びの子ども達でした。仲良く友達と引っ付いて食べられるのが嬉しいようです。
 「お母さんを招待するから」と大張り切りの造形遊びでは、お母さん達のことも考え、建物の大きさを作り直したりと大忙しです。楽しみにしていて下さい。


■うぐいす
 11月に入り、描画活動に色んなテーマで取り組みました。子ども達の発想や絵に込められた気持ちを知ると、更にその絵が何倍も何十倍も素敵な絵に見えました。
 「家族自慢発表」と、いうテーマで取り組んだときには、特に話を聞かせてくれるみんなは生き生きとしているように見えました。
 大好きな家族の誰にも負けない自慢出来るところは、言い換えれば自分だけが知っているところです。
 私が初めに投げ掛けで家族自慢をしたものだから、子ども達は「そんなん絶対負けへんもん」と、必死です。みんなにとってやはり、自分の家族が世界一なんですね。
 どの絵にも、今この瞬間の、その子だけにしか表せられない想いが溢れて素晴らしい作品になりました。
 今、みんなが夢中になっているのは、やはりリレーです。
 運動会のときとはまたチームを新しく組み、勝てそうな強いチーム名をそれぞれのチームで考えました。
 このクラスの私が一番大好きなのは信じる心が強いところです。
 「絶対そんなの無理や」、「出来る訳ないやん」などとは、今まで聞いたことがありません。このクラスになってからずっと感じてきたことでした。
 その信じる力は、リレーのときにも出てきています。
 「うぐいす組、みんなが仲間」
 それが合言葉です。だからみんなは友達が走っているとき、大きな声で応援してくれています。その友達の力を信じて、そして応援がきっと力になることを信じてくれているのです。
 ただ走るだけのリレーならきっと何の意味もないでしょう。リレーを通して今子ども達が感じ取ってくれていることを、私も大切にしていきたいです。クラスみんなの力を合わせると、それに勝てるものはないのだと私も子ども達と一緒に強く信じていたいと思います。
 造形遊びでは、お母さん達を招待する日を今か今かと楽しみにしています。
 しかしその思いと反対に、「まだ今のままじゃ招待出来ないよ」と、グループで何が必要かを話し合っています。ただ今急ピッチで作業が進行中なので、今週の造形遊び参観ではお母さん達をどのように招待してくれるのか、私も楽しみにしています。
 昼食を食べるときも自分達で作ったところの近くで食べたりと、やはり子ども達にとっては、今何よりもお気に入りの場所なんでしょうね。

 





■ぱんだ
 気付けば11月ももうすぐ終わりです。皆と出会ってぱんだ組がスタートしてからもうこんなに時間が過ぎていたのですね。
 この約8ヶ月間で、知らないうちに皆が出来るようになったことが沢山あります。目に見える生活習慣は勿論ですが、挨拶、お礼が心を込めてしっかり言えるようになったこと、「ありがとう」「ごめんね」の意味を正しく理解して、正しい場面で使えるようになったこと、自分の思いを言葉にして伝えられるようになったこと、友達と協力して一つのことをやり遂げられるようになったこと。
 他にも数え切れないほど、大きな心の成長を見せてくれました。どれも、一方的に誰かに教わってすぐに出来ることではないと思います。子ども達が友達や周りの人を大切に思ったり、思われたり、一人一人が、「こうしたい」「こうしよう」と思うきっかけを実感したからこそ出来るようになったのだと思っています。
 日常の何気ない会話や皆がとる行動に、そんな一人一人の心の成長が見られ、改めて嬉しくなります。
 先日、チューリップの球根を植えたとき、「いつ芽が出るっ?」「何色の花が咲くのかなぁ」と興奮気味に話していると、一人の子どもの、「年長さんになって咲くんやったら、ぱんだ組の皆で見られへんやん」という発言が皆の会話を止めました。
 「ぱんだ組の間に咲けば良いのに〜」「皆で見たかったなぁ」と続く子ども達の言葉に、胸が熱くなり黙る私に気付かず会話は続きます。
 「だってぱんだ組って最高やもんな!」「でもこれ(植木鉢)に書いてる名前見たら、ぱんだ組の子って分かるやん」「じゃあ大丈夫やな」「ちゃんと見に来ようね」で会話を終えていました。
 子ども達の心の中にも、このクラスへの特別な思いが生まれていることを実感しました。私も、勿論同じ気持ちです!
 絵はコミュニケーションの一つであるということは、進級当初から皆と話をしてきましたが、子ども達がそのことを実感していることを、絵を見ると分かっていただけると思います。
 一枚の画用紙の中に、一人一人の強い想い、広がっていく物語がぎゅっと詰まっています。
 話をするように絵を描くので、描いているときの皆の表情は目を輝かせ、生き生きとした、本当に会話をしているときと同じ表情をしています。
 温かくて可愛いらしい、伝えたい想いが今にも溢れ出てくるような、素晴らしい絵の数々を、是非見にいらして下さいね。


■しか
 10月中旬から11月にかけ、描画活動を沢山しました。
 まず、個人持ち絵の具を使う前に『赤・青・黄』の3色を出し、混色を経験しました。
 自分のパレットで混ぜると、魔法のように色が変わる絵の具を見て、「おー!」と感動し、「見て見て!」と見せてくれました。
 赤と黄色を混ぜると、赤が多すぎてオレンジにならないというハプニングもありましたが、「赤の方が強いから色が変わらなかったけど、次は黄色を沢山にして、赤をちょっとだけにしてみてね。そして何色になるのかな?」と言うと、今度は綺麗なオレンジ色になり大成功でした。
 こんな失敗があって、強い色、弱い色も知り、ますます絵の具が楽しくなったようでした。
 子ども達は『絵の具を混ぜる』というのがすごく好きになったようで、私が絵の具の準備をしていると、「何でもう混ぜたん?混ぜたかったのにー」や、「今度のときは混ぜてあげるからおいといてな」と言ってくれる子もすごく増えました。
 個人持ち絵の具を使っての描画のときに、使う用具の名前や並べ方を説明しましたが、すぐに覚えてくれました。
 絵の具を出すとき、「本当に出していいの?」とドキドキしていたようでしたが、出してみて更に感動してくれました。沢山の絵の具で自分の好きな色を作ったり、その出来た色で好きな絵を描いたりと、楽しんでくれました。
 以前はすぐに描き終えていた子も長時間集中し、「まだまだ描く!」と言ってくれたり、「明日も絵の具する?」と楽しみにしてくれている子がいたりと、今まで以上に絵の具にも絵を描くことにも興味を持ってくれたのがとても嬉しかったです。
 皆が想いを込めて描いてくれた素晴らしい作品ばかりなので、是非描画展示を見に来て下さい。お待ちしています。
 先日、皆が心待ちにしていたチューリップを植えました。
 それなのに、残念ながらその日の欠席は12名でした。
 「皆で植えたかったね」と淋しそうに話す子もいました。でも、「お休みのお友達には今度来たときに植えてもらうからね」と伝えると皆も元気を取り戻しました。
 「何色の花が咲くかな?」と期待したり、「早く芽が出ますように!」とお願いしている子もいました。これから当番で水やりをしながら、チューリップがどんな色の花を咲かせてくれるのか楽しみに、子ども達と一緒に育てていきます。


■ぞう
 響くは私の足音のみ。放課後でもないのに部屋は静寂に包まれています。皆は画用紙と対話中なのです。大袈裟に言っている訳ではありません!静寂がより子ども達を集中へ導き、それによって更に静寂になっていくのが手に取るように分かるのです。そこに響く足音―私一人、「食欲の秋」の方を選択してしまったことを後悔しました。
 子ども達は誰一人私の足音など気にはしていませんが、それで集中を途切れさせてはいけないと思い、足がつりそうになりながら、つま先や側面で歩くという、半ばどうでもいい努力をしながら絵の具の濃度の微調整や、各自の画用紙に名前を書き込みました。
 私の予想を遙かに上回る時間、子ども達は画用紙に想いを表してくれました。
 じっくり色を選ぶ子、スラスラ描き出す子など、正に十人十色ならぬ32人32色の描き方や想いが満ちた空間です。
 ある日は、墨で描き、それが乾いた翌日にコンテで色を付ける活動の予定でした。
 「今日、コンテもやりたい!」と32人一致の熱意に押されました。しかし、昼食時間までそれほど余裕はありません。そこで部屋の入口付近の日なたに、全ての絵を並べました。絵で3つの出入口は塞がれ、籠城状態になってしまいったのですが、そのお陰で私を含め皆の気持ちが団結しました。
 「乾いて!!」
 紙芝居を2本読み終えた後、響き渡ったのは、「先生、乾いてるー」と大喜びの声でした。
 そして、コンテを取り出した子ども達の横を、また、つま先立ちの私がソロソロと歩く空間が戻ってきます。
 子ども達の切り替えの早さに驚くと共に、年少の頃を思い出し、その成長ぶりに改めて感動しました。
 またある日は、皆で海に潜りました。
 「海の中に行くよ、ザブン!」
 この一言で部屋はもう海です。
 「蛸や!くじらもおった」と楽しそうに話しながら、自分の画用紙のところまで泳いで戻って、すぐにイメージした海を描き出してくれました。今回は私も泳いで皆の絵を見て回ってみました。
 「先生、魚が逃げるから、そーっと泳いでや」と小声で注意されてしまい苦笑いでした。どうてもいいと思った努力はやはり必要だったようです。
 いずれのテーマで描いたときも、子ども達は画用紙の上に沢山の話と想いを込めてくれています。そして、満面の笑みでその話を聞かせてくれます。
 展示では、一人一作品だけですが、是非、じっくりと子ども達の絵に込められた想いに耳を傾けて下さい。


■きりん
 「ハサミが1つない!」
 造形遊びの片付けのときの話です。何度数えても1つ足りません。すると、「僕のあった!?」「私のは大丈夫?」と皆が急いで確認しに来たので私は思わず、「自分のがあったからってそういう問題じゃない!」と言おうとしたとき、一人の子がこのセリフを私の代わりに言ってくれたのです。驚きました。
 確かに私は、「自分のは大丈夫か」と集まる皆を少し残念に思いましたが、皆の行動は当たり前のことです。
 「そういう問題じゃない」の部分を丁寧に伝える前に、まさか子どもが代弁してくれるとは、と感心していると、「あ、そうか。ごめーん!」「よし、探すぞ!」と、すぐにその言葉の意味を受け止め、ハサミを探し始める皆の姿にまたまた驚きました。5歳の皆の心は思いやりと優しさで溢れていました。
 「ごめん」と即座に答えた皆は立派でした。1つのハサミが子ども達のこんな一面を見せてくれたことを私は忘れません。やっぱりこのクラスは最高です!
 そんな皆を今一番夢中にさせているのは、やはり造形遊びです。
 今月頭から部屋の隅に畳まれている段ボールの存在が気になって仕方なく、「いつすんの〜?」「まだ?」と何度も尋ねてました。
 いよいよ明日からだと伝えた瞬間の皆の歓声は本当にすごかったです。
 その翌日、朝から、「○○作ろうかなぁ〜」「○○もいいけど、△△もいいな〜」と友達と話す姿が沢山見られました。皆の想いが着々と形になってきています。
 今は、お母さんを招待する日に向けて、何が足りないかと考えながら製作しています。更に発展していく段ボールの建て物を楽しみにしていて下さい。
 そして、もう1つの皆の心を虜にしているものがあります。自分で球根を植えたチューリップです。
 鉢に恐る恐る土を入れ、何度も、「先生、これで良い?」と聞いてくる皆はとても微笑ましかったです。一人一つの球根が配られると、「うわぁ」と誰もが笑顔になりました。
 「何色のチューリップになるんやろう?」と想像を膨らます子もいれば、「まず初めは芽が出るんやで!芽!」と知識を披露してくれる子もいました。
 その後、貸し出し図書でチューリップが置いてあるテラスの横を通ると皆が足を止め、「チューリップちゃんとあるわ!」と確認していました。
 今はまだ土の中で眠っているチューリップが、花と共に皆の素敵な笑顔を咲かせてくれることが待ち遠しくてなりません。


■ひつじ
 園庭の木々を綺麗に彩っていた赤や黄色の葉は冷たい秋風に乗って、ひらひらと舞い落ち、いつの間にか秋色の絨毯が敷き詰められています。
 子ども達は、その落ち葉を両手いっぱい拾い集め、いつしか、部屋の御仏様の前は、落ち葉や木の実で埋め尽くされています。
 「先生見て!御仏様にお供えしたよ!」「喜んでるか聞いてみて!」と言う子ども達を見て、微笑ましく思いました。
 今月の園外保育では、万博公園に秋を見つけに行きました。
 バスの中からあるものが既に出迎えてくれています。そうです、この園外保育でもう一つ忘れてはいけないこと、それは太陽の塔の観察です。
 前日に、「明日は万博公園に遠足に行くよ!」「遠足の次の日に太陽の塔を絵に描くからよ〜く見てきてね!」と伝えると、子ども達は、「何で描くん?」「色も見てきた方がいいやんなぁ!」と前日からやる気十分です。
 バスの中から太陽の塔が見え始めると、子ども達の観察がスタートしていました。
 今回の園外保育では、どんぐりがあまり落ちていなかったので、真っ先に皆で太陽の塔に向かいました。
 まず太陽の横向きの姿の場所に到着しその大きさに子ども達は圧倒されていて、「何これ!こんなに大きかったん?」「首が痛い〜!」と口々に言う子ども達と一緒に、うしろ姿、前からと順に太陽の塔の回りを一周しながら観察します。
 最後には、「これって人間なん!?動物なん!?」「羽も生えてるし、足ないでー!なんなんこれー!!」と子ども達の不思議は広がるばかりです。
 でも一周し終わると、「太陽の塔作った人ってすごいな」としみじみ感心する子や、「これ作ったんぼくのお父さんやでー!」と笑って話す子ども達を見ていて、本当に皆って面白いなぁ、皆といると楽しくて、幸せな気持ちにさせられるなぁと実感した一日でした。
 そして次の日は、墨を使って和紙に太陽の塔を描きました。
 それはそれは、感動の連続で、子ども達は細かいところまでよく観察していたんだなぁと感心させられるばかりでした。皆で太陽の塔という同じテーマで描いていても、子ども達が描いた絵には一つとして同じような絵はありません。一人一人絵に自分の想いが込められていて、個性豊かな作品が次々と生まれていきます。
 この他にもたくさんのテーマで絵を描いてきましたが、どれも素敵な作品で一つに絞るのがとても難しかったです。
 子ども達の夢の詰まった作品を是非見にいらして下さい。


■くま
 「着替え、早くするぞ!」、「用意ドン!」と子ども達が言い合い、急いで着替えています。
 このことには理由があります。実はその日、Y君が退園することが決まっていました。前日に、子ども達を集め、「明日でY君引っ越しちゃうんだ」と伝えると、全員が「えっ?」と言葉を失いました。「本当に?」「嫌だ」とショックを隠せない様子でしたが、子ども達の1人が、「じゃあ、明日皆でお別れ会しよう」と提案し、他の子全員が賛成しました。
 そこで、翌日、着替えの後に行なわれることが決定したのです。
 全員が座ると、普段とは違う重苦しい雰囲気でした。
 「今まで沢山遊んでくれてありがとう!元気でね」と全員で決めた言葉を言うと、ある子が泣き出してしまいました。Y 君も他の子達も驚いていましたが、すぐに駆け寄ってその子の頭を撫でたり、「大丈夫だよ」などと優しい言葉を掛け合っている姿を見て涙が出ました。優しさの溢れている子ども達が愛おしくてたまりませんでした。
 その後、子ども達から、「最後に、皆にタッチして」とリクエストがあり、Y君は1人1人にタッチして回りました。勿論、私もタッチしてもらいました。
 そして、最後に担任が驚いてしまうほどの元気な「Y君さようなら」という挨拶で締め括りました。
 Y君が部屋を出るまで、ずっと子ども達は話しをしたり遊んだりしていました。友情は素晴らしいですね。
 子ども達は、「先生!お別れだけど、大丈夫だよ!もう顔も名前も覚えたし、心が忘れないから」と言うのです。その言葉に感動し、私が励まされてしまいました。こんなにも優しく、真っ直ぐで純粋な子ども達と一緒にいられることを改めて幸せだと感じました。
 さて、描画にも夢中な子ども達は、いつも真剣な表情で腕を動かし、想像しながら描いています。
 伝えたい想いが溢れていて、どの絵も素敵です。描き終わると、「これは○○が〜して、こっちは…」などと友達同士で教え合う姿も見られます。
 また、昼食の時間が迫って来ても、熱心に描き続ける子が沢山います。
 どの絵もそれぞれに素晴らしいので、ぜひ描画展示にいらして下さい。想像の世界で楽しみながら描いている姿が見え、温かい気持ちになるはずです。お待ちしています。


■りす
 「ひまわりバス―に乗ってます―」
 バスが、出発し、自然と子ども達から出る歌に、皆で合唱し、向かう先は、万博自然公園です。
 ゲートを潜り、「太陽の塔さん、おはよう!」と、まずは朝の挨拶です。
 首を90度に曲げて見上げる姿から塔の巨大さが実感できます。
 周囲に咲いている花を見ながら進んでいると、「先生、綺麗だね。何て言う花かな?」の質問に、慌てて、名称の看板を探しては、「この花は、○○って言う名前だよ」と、答える私に、「じゃあ、これは?あの木は?」と質問の嵐です。
 広場に到着し、袋を片手に向かった先は、落ち葉の山です。
 「それー!」と、拾い集めた落ち葉を空に舞い上げると、「きゃー!」と、歓声が響き渡り、降って来る落ち葉の隙間から見える満面の笑顔に何度も舞い上げました。
 先に進んでいると、「先生ー!」と、声を揃えて呼ぶ方向に振り返ると、「それー!」と、今度は子ども達が私に落ち葉を舞い上げてくれました。しかし、背丈の高さから、落ち葉は、私の顔面に直撃し、砂も混ざった落ち葉でしたが、「先生にもしよう」という気持ちに嬉しく感じました。
 次に向かったのは、太陽の塔です。
 幼い頃に、初めて万博に行ったときに、あの変な顔と、巨大さに恐怖を感じていたことを思い出し、「ただの塔」では面白みもなく、私と同様に、恐怖を抱いている子もいるだろうと思い、「この太陽の塔ってね、願い事が叶うんだって!」と話しました。
 実は、恐怖のために近付けなかった私に、母親が教えてくれたのです。
 一列に並び、手を合わせ、目を閉じて願い事を思う姿は、素直で純粋な心を改めて実感するひとときでした。
 考えてみれば、園外保育は、3月に行くお別れ遠足の残り1回です。
 「あの塔は、願い事が叶う塔なんだって」と、いつまでも、皆の心に残ってくれれば嬉しいな、と、寂しい気持ちを隠しながら、私も太陽の塔に願いました。
 チューリップ植えをしました。
 教師のコーナー奥に置かれていた植木鉢を見付けては、「僕のある?」「私のある?」「今日する?」と、待ち遠しい気持ちで一杯だったので、コーナー奥からやっと出て来て黒板前に置かれた植木鉢に、朝から、「やったー!」の声が溢れていました。
 「何色の花が咲くかな?」「ピンクが良い!」「黄色が良い!」と、皆の思いが詰まった植木鉢を並べ、春を楽しみにして、皆で大切に育てたいです。





■いちご
 辺りを見渡すと、赤い衣服をまとった木々が広がっています。園庭には、真っ赤に染まった落ち葉が敷き詰められ、その上を歩いて子ども達は感触を楽しんいでます。
 両手一杯に落ち葉を拾い集め、「み仏様にあげるの」と目を輝かせながら、持って来てくれました。み仏様も、心優しい子ども達からの贈り物にきっと喜ばれているでしょう。
 そんな秋の一日、落ち葉や木の実、どんぐりにとても興味を持っている子ども達と先日、万博公園へ遠足に行きました。
 朝から大変興奮していて、「どんぐり沢山あるかな?」「ママとパパの分も拾う」と言っていました。
 「出発進行!」と、子ども達の元気一杯の声が幼稚園に響き渡り、心を弾ませながら、万博公園へと向かいました。
 バスに乗ると、「お化けやってー」と教師がバスの中のマイクを使ってのお化けの真似が恒例となっています。お化けの登場に、「キャー!」よ、とても嬉しそうです。
 万博公園に到着し、まず太陽の塔を見に行きました。初めての真下から見る太陽の塔に、「大きいね」と、目を丸くしていました。
 太陽の塔を一周し、前と後ろの両方に付いている顔の真似を皆で行ないました。眉間に皺を寄せ、口をいがませて、それはそれはとても上手に真似して見せてくれました。皆のそれぞれの表情がとても面白く、楽しませてもらいました。
 そして、落ち葉、木の実、どんぐり拾いの開始です。
 どんぐりはあまりなかったのですが、園庭以上に敷き詰まった沢山の落ち葉に、「葉っぱが一杯」「色んな葉っぱがある」と夢中になり拾い集めていました。
 皆で落ち葉の掛け合いをしたり、細長い葉っぱで眉毛や髭を作って遊びました。
 昼食を終えた後は、ロープで綱引きをしたり、パラバルーンを私達が持って逃げ、それを子ども達が捕まえる遊びをしました。
 「きゃー、待てー」と広い芝生を走り回り、最後は皆、息を切らしていました。
 これだけ遊んだので、帰りのバスの中では、沢山の子が可愛い寝顔を見せてくれました。
 また、今月になって初めてボックスホーンという楽器に触れました。名前もすぐに覚え、楽器をとても大切に扱い、綺麗な音を響かせていました。その他にもトライアングルやクラベス等の沢山の楽器で遊び、それぞれの音に興味津々でした。講堂で園長先生と楽器で遊んだ後は、「楽しかった」と眩しい笑顔を見せてくれました。12月の音楽参観を楽しみにして下さい。


■ぶどう
 紅葉が沢山散り始めました。
 園庭の落ち葉を拾い集め、「お母さんにあげるから、持って帰る」という子や、落ち葉を両手いっぱいに集めて掛け合いをして遊ぶ姿は、可愛らしかったです。
 先日、万博自然公園に遊びに行きました。
 行きのバスでは、歌を歌ったり、話をしたりと早く遊びたいという気持ちが一杯でした。
 バスが到着し、どんぐりや木の実、落ち葉を拾いに行きました。出発進行と元気な掛け声をしてから丘へ向かうと夢中で探していました。
 黒い小さな木の実を見付け、「ブルーベリー」と手に乗せ見せてくれる子がいて、子どもの表現の豊かさに驚かされました。
 木々の間から光が差し込んでキラキラと輝いている落ち葉を全員で私に掛けては、「キャー」と逃げると、「もう一回やろう」と誘って来てくれ嬉しかったです。
 芝の斜面を滑り台にして、滑り下り太陽の塔に行きました。塔を見て、「どんな顔をしている?」と尋ねると、口を尖らせている子や頬を膨らませている子など1人ずつ違った表情を見せてくれて、面白かったです。
 鞄の置いてある芝生の所まで戻るときは、「ぶどう」と声をかけながら片手と片足を上げインディアンのように踊り歩く姿は、とても微笑ましかったです。
 弁当を食べ終わった後は、芝生の上に大の字になり寝ころんで空を見上げたり、あぶくたったをして遊びました。
 帰りのバスでは、全身で遊んでいたので眠そうな子が多く、中にはうとうとしている子もいました。
 先日の体育参観の前に、保育室でも前転とボート漕ぎをしました。
 前転では「真直ぐに回れない」と少し不安な子もいましたが、何度も繰り返し行うと殆どの子が上手にしていました。
 ボート漕ぎでは、男女別に競争をして行ないました。
 「よし、1番」とガッツポーズをしている子や「○○も速かったよ」と積極的でした。
 参観でも、戸惑うことなくしてくれて、嬉しかったです。
 BOXホーンという新しい楽器を使い遊びました。
 初めて目にした日は、目を丸くして見つめているのが凄く印象的でした。名称と使い方を伝え始めると、全員上手に、叩いていたので感動しました。
 別の日に、講堂で遊びました。音運びと言って、色んな楽器を鳴らし、耳を澄ませ音色を聴き楽しんでいました。音楽参観も楽しみにしていて下さい。


■みかん
 2学期も残すところ1ヶ月弱になりました。入園式から半年以上も経つと、様々な場面で成長を感じる毎日です。
 「これ僕が使う」「○○が使うの!」と玩具の取り合いになると、今までは私達が間に入って仲裁をしていました。しかし、いつからか出場が少なくなっていることに気付きました。
 「誰と誰が使いたいん?じゃあ、ジャンケンしたら良いねん」と、他の子どもが間に入り、「ジャ〜ンケ〜ンポン」の掛け声が響きます。「○○君の勝ちだからハイ」と勝った子に玩具を渡すと、負けた子へも、「次は△△君だからね」と、優しい言葉を掛けていました。
 その姿を見て、自分達で問題解決への糸口を見出したことに驚きました。同時に嬉しさで胸が一杯になりました。
 物を譲る、順番を決めて守る、を誰に言われるまでもなく自分達でしている姿を見る度に、成長を感じずにはいられません。
 描画参観から、使用する絵の具の色が1色から多色になりました。
 「今日は黒と白と…」と色を見せる度に、「キャー!!」「うわっ。黒や」と歓声が上がりました。
 参観日当日、お母さん達が見に来ているけど、緊張していないかな、と思う私の不安はすぐに消えました。画板の前に座り、私達の合図があるまで待っている姿は普段と変わりませんでした。集中して静かに描いていたので、私の不安は何だったのだろうと心の中で笑ってしまいました。
 描画や絵手紙を描けば描く度に変化が見られます。
 今まで円を描くだけの子が、急に人物を描くようになったり、手足や表情が現れるようになったりと、より一層想いが伝わるようになりました。描画展示を楽しみにしていて下さい。
 誰を描いたか尋ねると、「ママ」「お父さん」と答える子どもは減り、「○○ちゃん」「△△君と…」と友達を描く子どもが増えました。「自分と家族」の世界が広がり、沢山の人と接することの楽しさを感じているのでしょう。
 うさぎや亀のいる動物小屋の世話も年中児達から引き継ぎました。
 皆は積極的に掃除をしたり、ご飯をあげたりしています。命の大切さを感じてくれると良いな、と願っています。
 3週間に渡った造形参観も、もう終わりです。でも、少しずつ作り上げた物を今度は他のクラスの友達を呼んで、もっと沢山遊ぼうね。
 そのためにも、風邪を引いたりしないで元気に幼稚園来て下さい。


■もも
 空気が随分と冷たく感じるようになりました。しかし、元気一杯の子ども達は、「暑いわー」とスモックを脱ぎ、体操服、ショートパンツ姿で外へ飛び出して行きます。どうやら、厚着をしているのは私だけで、子ども達の冬は、まだまだ先のようです。
 園外保育では、頭から落ち葉を被って遊んだり、毎日の園では、手に持ちきれないほどの落ち葉を花束のように集め、私達の元へ持って来てくれます。
 そこで、落ち葉をテーマに絵を描くことにしました。
 「皆がいつも遊んでいる落ち葉の中に、落ち葉星人が隠れていたんだって!」
 どんな反応をしてくれるのか期待して話した私は、予想外の反応に、戸惑いました。子ども達は、目を丸くして、黙ったままです。真剣な表情でこちらを見ていました。
 「あれ?見なかったの?残念だったね」と、私が動揺を隠し、話し続けたとき、やっと沈黙が破られました。
 「嘘や」「見てないよ」「どこにいたん?」
 そうです。私はこの反応を待っていたのですが、あまりに不思議な話に驚き、直ぐに言葉が出て来なかったのですね。あのときの表情が可愛らしく、忘れられません。
 最初は、「おらんわー」と疑っていた子も、皆で話し合ううちに、「やっぱりおる」と、画用紙に思い思いの「落ち葉星人」を描いていました。
 落ち葉星人の他にも、様々なテーマで絵を描きました。同じテーマなのに、同じ絵は1枚もありません。32枚の絵には、32人分の思いが込められています。
 初めは、絵の具の感触が楽しく、画用紙一面塗り潰す子もいましたが、傍に行くと、「お母さん」や大好きな、「電車」など一人一人の思いを教えてくれました。
 描画展示では、一枚しか見ていただけないのが残念ですが、32人それぞれの思いを感じながら、ご覧下さい。
 講堂で初めて園長先生とボックスホン(木琴の一種)や、沢山の楽器を鳴らして遊びました。
 「園長先生に格好いいところ見てもらうねん」と、少し緊張気味で部屋を出ました。しかし、始まると直ぐに、目の前に次々とやって来る初めての楽器に興味津々で、手にした楽器の音を聞いては、笑い声が響くほどの笑顔になっていました。
 「園長先生のボックスホン、上手やったな」「ガシャーンってした」と口々に感想を言い部屋へ戻る姿を見て、12月の音楽参観も今から楽しみになりました。


■めろん
 赤色や黄色の葉がひらひらと舞い落ちる季節は、園庭も沢山の落ち葉で一杯です。
 子ども達は綺麗な葉を嬉しそうに拾い、「先生、あげる」とプレゼントしてくれたり、沢山の葉を握り、「ボーケンジャー」と戦いごっこをして自然と親しんでいます。
 10月30日、待ち遠しかった芋掘りに行きました。
 朝一番に子ども達が、「今日、芋掘り?」と聞き、「そうだよ」と伝えると、「やった〜」と大喜びです。
 芋は土の深い所にあり、なかなか出て来ませんでした。しかし、子ども達は自分のスコップで夢中に掘り出し、「先生、見て!」と大きな芋を持ち上げて自慢気に見せてくれたり、袋一杯に入った芋を見せてくれました。皆の満足気な表情からは、楽しかったことが感じとれました。
 9日、万博自然公園に行きました。
 どんぐりを拾いに出発し、背の高い木が沢山生えている所を通ったときに私が、「トトロがいるかもね」と話すと、「えっ本当?」と素直な反応が返って来ました。そして、木に野球ボールの大きさの穴を見つけた子ども達は、「トトロいるかな?」と順番に覗き込んでいて、その姿はとても可愛かったです。
 どんぐりは少なかったのですが、赤色や黒色の実が沢山落ちていて、私が、「見て、赤い実があったよ」と見せると、「見せて」と一斉に覗き込み、「皆も探してね」と言うとすぐに、「あった」と言う声が聞こえました。まるで宝物を拾ったかのように、大切そうに見せてくれました。
 地面には沢山の落ち葉が落ちていて、まるで絨毯のようでした。
 落ち葉を拾い上げて子ども達の上に降らすと、「キャー」と喜んでいました。
 その後、綺麗な葉を探していると、10人ぐらいの子が沢山の葉を持って、にんまり笑って走って来ました。何だろう?と思っていると、私に葉を投げて、「キャハハハハ」と大笑いです。そこで、「よ〜し」と参加すると、「わぁ〜」と言って走り出し、とても楽しかったです。
 太陽の塔を見に行こう、と誘うと目を輝かせて走って来ました。そして、見上げる子ども達は目を大きくさせて口が空き、圧倒されていました。
 講堂で初めてボックスホーンで遊びました。
 園長先生の話もとてもよく聞き、優しく丁寧に叩く姿は可愛かったです。また今度することを伝えると、「やったー」と喜んでいました。
 音楽参観を楽しみにしていて下さい。


■すいか
 肌寒い季節になりました。
 園庭の葉が舞い落ちて、地面に敷き詰められ葉っぱの絨毯が出来ています。
 その葉を1本1本大切に拾って集め、「見て!綺麗な葉っぱ!」と嬉しそうに私達に見せに来てくれます。
 最近では、殆どの子がブレザーを着て登園しています。入園当初は、制服が歩いているようでしたが、今では格好良く着こなしていて、成長したなと実感させられる毎日です。
 園外保育で万博自然公園へ行きました。
 前回はどんぐり拾いだけでしたが、今回は木の実拾いや落ち葉拾いもしました。
 沢山落ち葉が落ちている場所に到着した瞬間、子ども達は1人1人好きな方向へ行き、様々な物を探し始めました。
 赤や白、紫の実を見付け、友達同士で見せ合ったり、私達に、「これあげる」と言ってくれる子もいました。他には落ち葉を手で沢山掻き集め、上から降らせて遊んでいました。
 私達が、「5.4.3.2.1」の掛け声で高い所から降らすと、上から落ちてくる葉っぱに手を伸ばし、「キャー」と声を上げ、目を輝かせて喜んでいました。その後は逆に私達にも葉っぱを降らせて、皆で体中、葉っぱだらけになりました。
 太陽の塔にも会いに行きました。近くに行くとその大きさに驚き、上を見上げ、口を大きく開いたまま立ち止まっていました。「手が大きい」「顔が2つある」「変な顔ー!」と口々に感想を言っていました。私達が見ても大きなものなのに、子ども達の目線から見ると、更に大きく、その分感動も大きいのだろうなと感じました。
 別の日に、描画で太陽の塔を描きました。描き始めると、顔を2つ重ねて描いている子や、大きな手を強調して描いている子、友達と一緒に見ているところを描いている子と様々でしたが、太陽の塔の印象はとても強く残っているなと感じました。
 造形遊びが始まり、部屋は段ボール箱で埋め尽くされています。狭い部屋になったので、友達同士の間隔も縮まり、喧嘩が増えるのではないかと心配していたのですが、反対に空いている場所を友達に教えてあげたり、何を作ろうかと相談し合ったりしている姿が見られ、驚きました。
 家を作っているグループが殆んどで、いろんな色の家族が出来、賑わっています。
 参観は終わりましたが、まだまだ造形遊びは続きます。これからもまた、どのように発展し、出来上がっていくのかが楽しみです。
 園に来られたらときは覗いて下さい。


■すいか
 園庭の木も色付き、パラパラと落ちるまでになりました。
 毎日の寒さにも負けず、子ども達は元気一杯に登園して来ます。その姿を見ていると、私達まで元気になります。
 10月の終わり、心待ちにしていた芋掘りの日がやって来ました。
 子ども達の表情は登園して来た時からニコニコ笑顔です。私達の顔を見るたびに、「今日お芋掘りでしょ!」「今日は雨降らないかな?」「見て見て!長靴履いて来たよ。かっこいいでしょ!」と様々な言葉が飛び交っていました。
 そして芋掘りに出発です。
 バスに乗ると皆の気分はもう最高潮です。全員で「おおがたバス」を歌いながら移動しました。
 畑に到着すると、待ってました。と言わんばかりの表情で順番にバスを降り、畝まで行きました。
 1人2株を掘って芋を見付けたときの表情は今までに見たことのないほど満足と自信に満ち溢れていました。
 11月には2度目のどんぐり拾いがありました。
 以前とは違い、皆が良く行く万博公園だったので、「来たことある!」「この間ママと来たよ」など口々に話していました。
 どんぐりを拾うだけでなく、葉っぱでベットを作ったり、雪に見立てて降らせたりして自然と沢山触れ合えました。
 また、太陽の塔を見て一番上の金色の顔を真似して遊んだりしてもう疲れてしまったのか、「お腹減ったよー」「お弁当まだ?」と言う声が沢山聞こえて来ました。
 でも弁当を食べ始めると、「早く食べて遊ぼうね」と言う子や、「もっと一杯どんぐりが拾いたかったな」などの声も聞こえて来て、どっちなの?と思い笑ってしまいました。
 造形活動では、もうノコギリの使い方も簡単!慣れた手付きで段ボール箱を切り刻んでいる姿はとても頼もしく感じました。
 切り刻みの活動が終わると次は段ボール箱や切り刻んだ段ボールで家や風呂を作りました。
 「どうしたら皆と違う家を作れるかな?」「10階建ての家を作りたい!」とやる気満々です。
 その日仕上がった物はまだまだ小さい家ばかりでしたが、2回目3回目と回数を重ねて作って行く度に、そのグループの個性を発揮し、グループ毎でそれぞれ違う物が出来上がりました。
 まだまだこれからの造形活動でどのように変化していくのかが楽しみです。