■はと

 春休みを終え、大きな期待と小さな不安を抱えながら迎えた始業式、「僕、はと組!」と、少し緊張しながらも、それでも私に元気一杯の姿を見せてくれました。
 部屋に入り、「何これ!?」と驚いた子も少なくないでしょう。
 それもそのはず。はと組は他の保育室とはいろんな面で違うのです。
 皆が使うコーナーの形が、他のクラスと違うこと、(これは唯一はと組だけです!)、入り口が一つしかないこと(このドア、実は少々くせ者!?)、そして大きな窓から正門や公園が丸見えなこと(朝からゲードボールに励む老人に手を振りながら)に大興奮の皆でした。
 「これどうやって使うん?」「なんでドア一つなん?」「あっ、今、下に友達いたで!」と鞄や荷物もそのままに、見慣れない部屋に興味津々でした。
 外から見れば一見暗そうに見えるはと組の部屋も、一歩中へ入れば、子ども達の賑やかな声も手伝ってか、明るい部屋だと感じるのです。
 これから一年間、この部屋も皆と一緒に輝き続けますように。
 皆と一緒に初めての遠足に行きました。
 二、三日前に、園で飼っている犬のケイちゃんも一緒に遠足に行くんだと伝えたのですが、「えーっ!」「一緒に行くんや!」「ケイちゃんの弁当は誰が持ってくん?」「俺らの食べられたらどうする?」「食べられる前に、走って逃げよう」「いや、やっぱり隠して食べよう!」「先生捕まえといてや!!」と弁当対第に余念がない皆でした。
 バスを降り、歩いて行くと、ケイちゃんが皆をお出迎えしてくれました。
 「わぁ、本当にいた!」「ヨシヨシしたぁい」とケイちゃんと嬉しそうにスキンシップをしていました。ちなみに、犬が苦手な私は近寄れず仕舞いでしたが。
 そんな私と皆は、ケイちゃんに別れを告げ、山登りに向いました。
 「めっちゃ高いやん!」と言いながらも、何の抵抗もなく、ひょいっと登って見せる皆は逞しく、「だってもう、大きい組だもんっ!」と誇らし気でした。
 山登りで存分に騒いだ後は、弁当タイムです。
 ケイちゃんはと言うと、「あんな所にいるよ!」
 少し離れた場所で、皆が食べ終わるのを待ってくれていたようです。
 「なーんだ心配しなくて良かったんだ」と誰かがポツリ、他の皆は「いっただきますっ!」とケイちゃんに食べられるかも?ということも忘れ、美味しそうに頬張っていましたとさ。
 食いしん坊バンザイ!!


■あひる
 始業式の朝、どんな子ども達だろうとどきどきしながら部屋で待っていました。
 すると、子ども達も同じように緊張して、自分が何組なのかを聞き、新クラスへ向かっています。
 部屋に来た子ども達は、様々な反応でした。
 「おはよう」と元気一杯な挨拶をしてくれた子や、「よろしくね」と恥ずかしそうな様子の子もいます。
 1番多かったのは、「あっ!マジックの先生だ!」と言う子です。元くま組だったので、「くまの先生」と言われると予想していたのですが、どうやらマジックの方がインパクトがあったようです。初日から早速、「マジックして!」とリクエストされました。
 先週、園外保育で山登りをしました。
 年中のときよりも急な山に登るのですが、「高いね」、「その枝持ったらいいぞ」などと、子ども達同士で自然と言い合っています。知り合って数日ですが、もう友達です。凄いですね。大人だとこうはいきません。
 山に登ると、大量の落ち葉を発見し、皆で一斉に空に向かって、「3、2、1、えい!」と投げました。雪のようにはらはら舞う落ち葉はとてもきれいで、「うわ〜!」、「凄い、もう1回しよう」などと言い合い、落ち葉まみれになりながら存分に遊びました。
 山を降り、1つの円になって昼食を食べていると、自然に笑顔が溢れ、隣の子達と会話が弾んでいます。ぐっと仲良くなれた1日でした。
 この間、誕生壁面を何にするかの話し合いをしました。沢山意見が出ましたが、「映画館」に決定しました。その理由は、「まだ、小さい組さん泣いてるやん。だから見せてあげたい!」でした。
 毎日、近くの部屋の年少児を気にしているからでしょうか。年長としての自覚が生まれ、こんな発言をした子ども達の成長に本当に驚き、心の中で拍手をしました。
 2年前は、おそらく自分達も泣いていたでしょう。目の前にいる子ども達は、すっかり兄さん姉さんの表情です。
 沢山の子が映画館に来ても大丈夫なように、座席を沢山作りました。何人かが、「61個!」と数えて教えてくれました。凄い映画館が出来そうです。どんな1年になるかとても楽しみです。
 今、ほぼ毎日マジックをリクエストされ、帰る前に1つ新ネタを披露しています。ネタ切れにならないよう、必死な担任です。
 笑顔一杯のクラスにしたいです。
 「魔法よ、魔法よ、掛かれ!!」


■かなりや
 新しいクラスが分かる始業式の朝、園庭で自分のクラスを告げられ、かなりや組までの長い長い道のりは、さぞかし不安だったことでしょう。
 ゆっくりとした足取りで部屋にやって来た子ども達に、「じゃーん!おはよう!」と抱き付くと、照れ臭そうに笑ったり、固まってしまったり、様々な反応を見せてくれました。
 自分で選んだ新しい靴箱に靴を入れ、部屋に入り、まずは宝探しです。
 新しい自分のコーナーに新しい帳面が置いてあります。そして、その中には、「あったー!」「中、見てごらん!」「あー!」
 緑色のピカピカの名札が隠れていました。
 左胸に付け、これでかなりや組の一員です。皆がなんだか逞しく見えました。園庭の朝礼で、「かなりや組さーん」と呼ばれ、「はーい!」と大きな声で返事をする皆に期待で一杯になりました。
 部屋に帰り、早速自己紹介です。
 「先生の名前は、藤川クリステルです。欧米か!」
 「…」
 (しまったー!滑った!)
 「ふじかわまさよでしょ!」「ばれたかー」
 皆苦笑いです。
 次は、皆の番、1人1人名前を呼んで前に来てもらい、「宜しくー!」とぎゅーと抱き締め、皆の方を向いて、にっこりスマイルです。33人のとっても可愛い子ども達でした。
 最後に、これからある沢山のイベントの話をすると、目をキラキラ輝かせて聞き入っていました。
 早速、先日、千里南公園に行ってきました。大きな声が聞こえてきませんでしたか?皆で山を登り、家に向かって叫びました。
 「お母ーさーん!!」「お父ーさーん!!」「はーい」「!?」「あー!先生が言ったー!」
 一瞬驚いた皆がおかしくて大笑いしてしまいました。
 枯れ葉を掛け合ったり、坂を転がったり、ふと息を付くと、全員が鳩を追い掛けて走って行ってしまったり、本当に楽しい1日でした。
 金曜日の降園時間、二日も会えないと思うと寂しく、悲しい顔をして、「月曜日も絶対来てね!」と言うと、「絶体、来る!!」「絶体絶体来る!!」「絶体絶体来てくれる!!」「絶体絶体…!!」と皆が次々に言ってくれ、可愛いすぎる皆が大好きになりました。
 さぁ、幼稚園生活最後の1年、ドキドキわくわくのかなりや組のスタートです。一杯遊んで、沢山思い出を作って、皆の宝箱を一杯にしたいと思います。どんなドラマが待っているでしょう。楽しみでなりません。
 1年間至らない点もあるとは思いますがどうぞ宜しくお願いします。


■かもめ
 33人の名前が書かれた「かもめ組」の名簿を見ながら、どんな子がいて、どんなクラスになるんだろうと想像し、早く皆に会いたいと逸る気持ちを抑えて始業式を迎えました。
 園庭でドキドキのクラス発表をされた皆は、走って部屋までやって来る子、少し緊張した面持ちでクラスの看板を覗く子など様々でしたが、それでも去年とは違い、どこか余裕が感じられました。
 「なんだ〜きりんの先生か!」と笑顔を向けてくれる子や、「よっしゃー講堂近い!」と喜ぶ子もいました。
 「友達送ってあげたから遅くなっちゃった〜」と早くも頼もしい言葉を聞かせてくれたりと、先ほどまで静まり返っていた部屋はすぐに皆の元気が詰まり賑やかになりました。
 紫色の新しい名札が付けられると、どの子も少し恥ずかしそうな、でも得意気な笑顔を浮かべてくれます。
 全員が揃い、朝の挨拶の前に皆は今日から年長さんだと話をしました。
 「小さい組に優しくしてあげる!」「バス、一緒に乗ってあげる!」「幼稚園のこと教えてあげる!」と優しく嬉しい返事がすぐに返って来ました。
 「今日から皆は」「かもめ組!!」と声を揃え、1年のスタートを切りました。とても元気なその声に、これから始まる皆との日々を想うと楽しみで仕方ありません。
 年長になって初めての園外保育では、「えいえいおー!」の掛け声と共に斜面を一気に駆け登りました。正に山登りです。
 太い根に足をかけながら器用に登っていく子の下で、「怖い〜」と踏み留まる子もいました。それに気付いた皆は、「ちょっと待ってて」と言って坂を下って、その子の手を取ってあげていました。その後ろで背中を押してあげる子もいて嬉しく見ていました。
 山の上に着くと沢山の落ち葉があり、いつの間にか私を目掛けて全員が挑んで来ます。私の完敗は言うまでもなく、皆の笑い声はいつまでも響いていました。
 楽しい時間はあっという間に過ぎ、昼食の時間にしようと山を下っていると、女の子が数人いません。
 「探しに行こうか?」と尋ねられたのですが、少しだけ待つことにして、皆で名前を呼び続けました。すると他のクラスに紛れて女の子達が山の上から顔を出しました。
 「上だ!」と指を指し名前を呼びながら、「今行くぞー!」と再び山を駆け登り、私は一人置いて行かれました。
 友達のために皆が協力して動いてくれる素敵なクラスです。
 至りませんが、1年間よろしくお願いします。


■ぺんぎん
 「初めての!」
 この言葉を口をするたびに、みんなはどんな笑顔、どんな姿を見せてくれるのだろうと胸がドキドキしてきます。
 今月は、何をするにもこの言葉を使ってしまい、この二週間で沢山の記念日が出来ました。
 「ぺんぎん組になって初めての弁当!」
 他にも、遠足や製作、歌を歌うこと、話し合い、グループ決め、どんな些細なことでも、「初めて」であり、毎日が発見の連続です。
 全部の記念日を紹介したいのですが、やはり始業式での、「初めての出会い」を紹介します。
 始業式当日、重たい荷物を抱えたみんなはきっと朝から期待と不安で一杯だったことでしょう。
 元気一杯、「おはよー!」と挨拶してくれる子や、下を向いて照れながら私の顔を見る子、声を掛けると今にも涙が零れてしまいそうな子、みんなの表情からいろんな想いが伝わりました。
 少しずつでいいから、「明日も幼稚園に行きたいな」「ぺんぎん組、大好き!」と思ってもらえるよう、これから始まる日々を大切にして、みんなと沢山遊びたいと思いました。
 みんなと出会って二週間、毎日ふと思うことがありました。
 「みんなは優しい!」
 不思議なくらい毎日、こう感じたのです。
 クラスの1人が体調を崩し、事務所で休んでいると、様子を見に行ったり、心配して全員で迎えに行ったり、年少の子が泣いていると、「大丈夫?」「何組さん?」と直ぐに掛け寄り、頭を撫でていたり、どの姿からも優しさが溢れていました。
 千里南公園へ遠足に行った日、高い山も恐がらず、登るみんなに、「先生、登れないよ」と言ったときも、全員で声を揃え、「先生!がんばれ!」と応援してくれたのです。
 そして、みんなが降りて来て、手を引っ張ってくれたり、後ろから押してくれたり、登れたときには、拍手もしてくれました。本当にとっても嬉しくて、胸が熱くなりました。
 これから一年間、子ども達は沢山の行事を通して、色んなことを感じ、ときには怒ったり、泣いたり、でもどんなときでも最後には飛び切りの笑顔が見られるよう、一緒に過ごしていきたいです。
 お母さん方からも応援してあげて下さいね。
 至らない点もあると思いますが、一年間、宜しくお願い致します。
 一日一日を大切に、そして、幼稚園生活最後となるこの一年です。是非、子ども達のいろんな姿を心に焼きつけて下さい!


■うぐいす
 始業式の朝、うぐいすの看板をじーっと見つめながら皆は部屋に近付いて来ました。誰もが一度は通り分かっているはずなのに、このときばかりはそうはいかないようです。どの子からも、うぐいすってここやんな?の声が聞こえてきそう。そんな皆に私が近付いて行くと、ホットしたように言いました。
 「あっつばめの先生や!」
 また、皆が年少だった頃の「かなりやの先生」や、「お兄ちゃん(あひる)の先生」に、「お姉ちゃん(きりん)」の先生」と言われ、皆も同じように時を刻んでいることの素晴らしさを覚えました。そして巡り会えたんだね。この場所で!
 「うぐいすの先生」が始まり、そして早二週間が過ぎ、子ども達に口癖ができました。 
 「何年生?」という口癖です。その始まりは、進級記念撮影の日でした。
 講堂に移動しようと靴箱前に男女一列に並んでいました。そこで事務所の用事を思い出した私は、「背の順に並べる?」の言葉だけを残し立ち去りました。どうせ無理だろうと思いながら。並び直している様子が事務所からはよく見え、そろそろの時間を見計らって戻りました。な、なんと、完璧に並べていました。
 「もしかしてキミ達、小学生!?」と驚きを表した私に、皆は得意気に答えました。「何年生みたい?」
 このときは一年生でした。
 歌い始めてまだ三日しか経っていない歌を、「なくても歌える!」と歌詞カードを外して歌いました。
 そんな皆は二年生になりました。
 サインペン画をしたとき、誰一人も私語なく描きました。
 さすが三年生は違います。
 年少、年中児にプレゼントする腕時計製作では、失敗しても気持ちを込めることに意味があると、「まちがえちゃった時計」「10がないねん時計」と認め合えたのは四年生でした。
 五年生になったのは遠足の山登りのときです。
 まだ慣れない友達同士を励まし合い、「がんばれ〜!」と手を差し出す姿がありました。
 初めてグループ毎に取り組んだ壁面製作の日、時間に追われて、「急いで片付けて!」と声を荒げる私に、「皆でやったら大丈夫やって!」と、パレットと水入れを洗う子、個人の絵の具を集める子、オレンジカーペットを畳む子、ゴミを拾う子に自然に分かれた結果、あっという間に部屋は元戻りになりました。どうやらあたふたしていたのは私だけだったようです。
 文句なしの六年生です!
 そして帰園前、「今日も来てくれてありがとう」と言うと、「先生もありがとう」と言ってくれます。
 でも、「次は7年生!」と張り切る皆は、やっぱりカワイイ年長さんです。


■つばめ
 「ここにも部屋があったの!?」と有名な、隔離部屋?とも言われる離れ小島の部屋に、今年も新たな元気一杯の顔ぶれが集合しました!
 始業式の日、「つばめ組なりたかってん」「えっ?○○君も一緒?」「皆、名札一緒やん!」「いえーい!」と喜びの声が飛び交いました。
 子ども達の間では、この離れ小島の部屋は秘かに人気だったようです。
 初めて出会う友達、前からの友達、そんなの関係ありません。ずっと前から皆友達!と言わんばかりに遊び始める子ども達を見て、スーパー元気なクラスになる!と確信しました。  
 まず、つばめ組になったからには、「秘密の扉」について知っておかなければなりません。部屋にある沢山の扉の中は?と一つ一つ説明をしました。
 「へぇー」と荷物の入っている扉を興味津々で見入る皆が可愛かったです。そして、絶対に勝手に開けたらダメだよ。と約束してから、誰もが約束を守ってくれています。子ども達にとっては、自分達だけが知る秘密の扉が嬉しいようです。
 先日、千里南公園に遊びに行きました。
 着くなり探検隊になりきり、「行くぞー!」と大張り切りの皆でした。険しい山も、さすが年長です。楽々と登って行きます。
 頂上に着くとすでに私はヘトヘトなのに、皆はパワーがあり余っていて、自然と落ち葉合戦が始まりました。勿論ターゲットは私です。くそー!負けるもんか!なんて強気になりながらも皆のパワーの凄さには3秒でお手上げでした。降参する私を見て、得意気だった皆が憎らしいけど可愛く、また一つ愛情が増しました。
 山を降りる途中、皆からサプライズプレゼントをもらいました。タンポポや木の実です。あっという間に私の両手は一杯になりとても嬉しかったです。
 子ども達からの飴と鞭?にまんまとはまってしまいました!
 子ども達と出会い、早3週間が経とうとしていますが、もうずっと前から一緒にいるような心地良さで、皆の元気一杯の姿に、笑いと優しさ、パワーを沢山もらっています。
 これから訪れる沢山のイベントが今から待ち遠しいです。だって皆の様々な笑顔が早く見たくて仕方ないんですから!
 この一年、私の、うっとうしいくらいの愛情を子ども達、そしてお母さん方にたっぷりと受け止めてもらえたら幸せです!
 至らぬ点もありますが、どうぞ宜しくお願い致します。
 さぁ、次の大イベントは、天王寺動物園です!どんな姿を見せてくれるかな?



    

■しか
 昨年度の3学期、年少児に会う度に年中になったら何組になりたいか尋ね、希望クラスの人気を調査していたのですが、りす組やきりん組が専ら人気で、しか組の名前はほとんど出てきませんでした。
 ですから、春休み明けに、しか組の担任と発表されたとき、まず覚悟したことは、子ども達には他のクラスが良かったと言われるだろう、ということでした。
 そこで、始業式前日の夜、緊張してなかなか眠れないながらも、しか組ならではの特典を考え、それを皆に伝えて少しでも、人気のない「しか組」を好きになってもらおうと思いました。
 年少時1階だった保育室が2階になること。
 講堂が近いこと。
 トイレが近くに2つもあること。
 階段が近いこと。
 これらの条件に加えて、担任が手品が出来ることなどを話そうと決め、始業式当日を迎えました。
 新しい部屋へ緊張しながらも続々と入って来る子ども達の反応が不安でもあり楽しみにもしていましたが、「先生、おはよ〜」「ぱんだの先生だ〜!」と元気に来てくれる子が多く、予想していた、「違うクラスが良かった」としか組を嫌がる子はいなく、むしろ拍子抜けしていました。
 全員揃ってからも、「本当はりす組やきりん組が良かったじゃない?」と少し意地悪な質問をしたのですが、「講堂近いからしか組で良い!」「2階が嬉しい」と、考えておいた特典も、もう既に知られているようでした。「先生が面白いから」とこのクラスを喜んでくれる声もあり嬉しかったです。
 新しいしか組が幕を明けたこの日、皆と約束したのは、毎日元気に幼稚園へ来ることと、友達を沢山作り、自分がされていやなことは相手にもしないことです。この2つの約束を皆で守りながら、楽しくて仕方ない、笑顔が絶えない一年にしたいです。この一年で大きく成長する子ども達に負けないよう、私自身もステップアップしていきたいです。
 絆を大切に、嬉しいことも悲しいこともクラス全員で分かち合い、泣いて笑って、実りの多い年になりますように。
 今年度初めての遠足は、前日が悪天候で心配していましたが、無事に天気も回復し、春らしい、ポカポカ陽気のもと千里南公園へ遊びに行って来ました。皆と初めて外で食べた弁当が美味しかったです。お家にいるお母さんに聞こえるように、と、食前、食後の挨拶は空に向かって大きな声で言いました。届きましたか?
 これから続く新しい行事も皆と思い切り楽しみます!一年間宜しくお願いします。


■ぱんだ
 「お早うございます」と子ども達の声が園庭に響きました。いよいよ新学期が始まりました。
 「今日から皆と同じぱんだ組になった、越智喜美子先生だよ。1年間皆と楽しく過ごしたいです。宜しくお願いします」と、クラスに入ってから、子ども達に話しました。
 それから、1人ずつ名前を呼んで、前に出て来てもらって、パンダのぬいぐるみを持った私と挨拶してもらいました。
 名前を呼ばれるまで静かに座って待ち、呼ばれると、「はい!」と大きな声で言いながら、パンダのぬいぐるみに飛びついてくる子や、頭を撫でて挨拶してくれる子など、「さすが年中さんだな」と思いました。
 新しいクラスでの新しいグループも作り、名前も決めました。
 グループ毎に座るときは黒板の表を見て自分達で確認し合っている姿もよく見かけます。
 当番発表は、まだ慣れないからか、少し恥ずかしそうですが、少しずつ大きな声でも言えるようになりました。
 皆で行なった初めての共同作業は、のれん製作です。
 皆で話し合ってテーマは『果物』になりました。それぞれ自分の好きな苺・バナナ・ぶどうなどを、クレパスや絵の具を使って色付けし、美味しそうなのれんに仕上がりました。
 現在は壁面を皆で製作中です。皆、やる気満々ですので、力作が出来ると思います。期待していて下さい!
 前日の雨が嘘のように遠足の当日は、快晴でした。
 皆で、千里南公園の山登りに挑戦しました。皆元気一杯で、友達と声を掛け合ったり、手を繋いだりして、楽しそうに登りました。
 「先生、早くー!」「先生一緒に登ろう!」と、可愛い声援に励まされて、頂上まで着きました。
 「やったー!」「着いたね」と、皆、満足顔で降りていきました。
 さあ!楽しい弁当の時間です。青空の下で食べるお母さん手作りの弁当は最高です。皆、友達と話しながら楽しそうに食べていました。
 短い時間でしたが、遠足に行って、沢山の友達と話ができ、友達の輪が広がったように思います。
 でも、中には年中になってクラス替えがあり、少し戸惑っている子もいるようですが、焦らずゆっくり、クラスに、溶け込んでもらえたらと思っています。
 エプロンママも始まり、連休明けには母の日参観もあり、父兄の方々にご協力いただくことも沢山ありますが、宜しくお願いいたします。
 ぱんだ組で子ども達と一緒に楽しい1年にしていきたいと思います。


■りす
 桜が舞い散る4月10日、子ども達は期待と不安を胸に新しい世界への扉を開きました。
 「何組かな?」「友達いるかな?」
 緊張した表情でりす組まで辿り着き、初めてのご対面をしました。
 「今日からりす組だよ!」と笑顔で抱き締めると、不安そうな顔をしていた子ども達の顔から、笑顔がこぼれ、嬉しさと、子ども達に出会えた喜びで胸がいっぱいになりました。
 いくら年少で1年間過ごしたとはいえ、子ども達にとって、初めての環境、初めての先生、何もかもが新しくて、戸惑いや不安がいっぱいあったと思います。
 それなのに、この日は一人も泣かずに笑顔で始業式を迎えられたことに何よりも嬉しく思いました。一日でも早く、りす組35人が全員「りす組大好き!」と思えるようなクラスにしていきたいです。
 そして、2日目から早速壁面製作に取り掛かりました。
 「りす組のうしろの壁、何もなくて寂しいね、何が作りたい?」と子ども達に問い掛けるところから始まりました。
 その結果、野原と蝶々に決定し、初回は絵の具の塗たくりから始めました。
 新しいグループの皆で楽しめる遊びとして、絵の具の塗たくりは最も適していました。
 大きな真っ白の模造紙が皆の手によってみるみるうちに野原の色に染まっていきます。手も足も絵の具だらけになりながら、友達と一緒に塗たくっていくうちに心も開放され自然に笑顔が生まれます。そして活動を通して子ども達の会話も弾み、皆で力を合わせた作品が仕上がりました。
 グループの絆が生まれるといいなと願い、蝶々も、塗たくりした模造紙を好きなように使ってグループの皆で作りました。様々なアイディアが飛び出し、子ども達同士で相談しながら作る姿が見られ、これからの期待が感じられ嬉しくなりました。
 また、19日には、年中で初めての遠足へでかけました。
 暖かい気候に恵まれ、春の陽射しを浴びて、山登りをしました。子ども達は元気いっぱいで、「もっと早く登れるでー!」「先生もっと上まで行こう!」とどんどん抜かされていきます。そして山の頂上まで登り切った皆の笑顔は、きらきら輝いていました。
 まだ桜の花が残る木々の下で、弁当を広げ、皆で桜を見上げながら弁当を食べました。清々しい空気と青空の下で食べる弁当はまた格別です。
 こうしてこれから一年、様々な行事や経験を通して、心も体もより大きく成長していきたいです。何よりも子ども達が楽しいと思える幼稚園生活を、皆で作り上げて行きたいです。


■ぞう
 10日、ぞう組がスタートしました。
 園庭で新しいクラス名を聞いた子ども達は、緊張や不安そうな表情をしてやって来ました。また、少し照れながら挨拶する子もいましたが、「前、めろん組の先生やろ?知ってるで!」と元気良く言ってくれる子もいて心強かったです。
 帰りに紙芝居を読むと、「それ、見たことある!」や、「もう1回」と皆集中して聞いてくれ、とても嬉しかったです。
 12日、早速、宝探しをしてグループ発表をしました。宝とは、道具箱に入れておいた折り紙です。見つけると、「ピンクだ!」「ピンクグループだ」と、このような方法でのグループ分けを年少時に1回したこともあるので、すぐに気付いて友達と見せ合っていました。
 その後にグループ毎に集まってグループの名前を決めました。
 グループの名前は、年少のクラス以外の果物の名前を、その色から連想して付けます。
 「さくらんぼ」や、「りんごもあるよ」と話し合い、オレンジグループはオレンジと言うかな?と思っていましたが、「柿」と出て来たので驚きました。
 19日、千里南公園へ遠足に行きました。
 前日に遠足があることを伝えると、「やったー」と飛び跳ねて大喜びです。
 当日は年少のときと違い制服での登園でしたが、「遠足マジック」でとても早い着替えでした。
 公園に着くと、「○○組のとき、行ったことある」「私も」と口々に言っていました。そして、「出発」「進行!」と山登りに出掛けました。
 私が、「トトロいるかもよ」と言うと、「えっ、トトロ?」と一気に子ども達の心に火が付き、皆の歩くスピードが速くなるのが分かりました。
 植木の垣根の間を「いるかな?」「いないね」と次々に進んで行きます。途中で滑ってこけても、「大丈夫」とすぐに起き上がり、進んで行く姿には頼もしさを感じました。急な登り坂でもへっちゃらです。あっという間に登り切ると、「先生、頑張れ!」と応援してくれ、それだけでも嬉しかったのですが、「怖いよ〜」と言いながら登っていると、何人もの子が迎えに来てくれました。感激のあまり涙が出そうでした。
 トトロがいるかも、と信じる純粋な心と、迎えに来てくれる優しさに触れ、とても嬉しい1日でした。
 子ども達と共に成長し、笑い声の絶えない楽しいクラスにしていきたいです。
 至らぬ点もあると思いますが、一年間宜しくお願い致します。


■くま
 「しまったー!」ーとある日の朝、自宅のカーテンを開けて不安になりました。雨なのです。
 洗濯物が濡れた?子ども達が外で遊べない?
 いえ、そうではなく、もっと重要なことです。
 子ども達に、くま組への行き方を全く説明していないことに気付いたのです!
 大半の子ども達が使用する「ぞう組の前のスロープ」と、「くま組前の踊り場」は、雨の日は通行止めになります。勿論、屋根がないからです。
 毎年、新学期の雨の日には「くま組がない…」と戸惑っている子を見かけるのですが、私のうっかりで皆を不安にさせてしまうと思い焦りました。
 スロープが使えないと、講堂の横を通って殆どの子ども達がりす組までは辿り着けるのですが、ここからです。目の前に見えているのに、行けないのですから戸惑うのも仕方がありません。
 園に着くと、私はすぐにクラスの看板を外しました。それをりす組の前にある通せん棒(通行止め用の棒)に括り、右向きの矢印を付けました。トイレを通って行くのです。「気付いてくれるかな?」と気になりながら見ていました。
 すると、半ば疑った面持ちで矢印の指す方へ曲がってくれていました。良かった!矢印作戦は成功です。しかし、中には、トイレを通る際、靴を脱いで、手で持って移動してくれている子がいました。土足で通れるようにビニールーシートや簀の子を敷いているのですが、緑の廊下以外では外靴を脱ぐことをちゃんと覚えていて、考えてくれた行動でした。とても可愛く、そして、とても嬉しかったです。
 先日、部屋に飾る暖簾をグループで製作したときは、皆の考える力にもっと驚きました。
 「車や乗り物を作りたい」と意見が出たので、グループで車を作ることにしました。グループの色の画用紙を各グループに1枚渡しました。クラスで初めての製作です。どうなるかと期待して見て回る私をよそに、皆は年中3日目と思えないほど落ち着いて活動してくれました。グループでの協力や相談も、私の予想を遙かに上回っていました。
 「先生、出来たぁ」と、3人で大事そうに持って来てくれたり、片付けたりを率先してしてくれたりと、本当に感心しっぱなしです。
 こんな皆に新学期早々「しまった!」と迷惑を掛けてしまいましたが、34人皆と一緒に沢山笑って、沢山考えてそして、他の人のことも考えられる元気で想いやりあるクラスにしたいです!
 出来るだけ、私の「しまった」は仕舞える1年にしなければ!


■ひつじ
 4月10日、始業式の朝のことです。
 「部屋までの道分かるかな。早く来ないかな」と保育室で皆が来るのを今か今かと心待ちにしていました。
 皆が揃ったところで、私の自己紹介をすると、「え、くじわら?」「ちゃうで、藤原先生やで」とそんな可愛いらしい子ども達の会話のやり取りが微笑ましく、私の緊張は一瞬で吹き飛びました。
 始業式から数日後、皆でバスに乗って千里南公園へ遠足に行きました、
 行きの車内では、「早く着かへんかな〜」「先生、山登り楽しみ!」と皆待ちきれない様子でした。
 公園に着き、目的地の広場へと歩いて行く途中、花壇に咲き誇るチューリップや菜の花を見ては、「綺麗やな」「お母さんにも見せてあげたいな」と話す子ども達の笑顔はとても輝いていました。
 広場に荷物を円形に置いて、いよいよ山登りへと出発です。
 でこぼこの斜面を、「よいしょ!もうちょっとや!」と子ども達は力一杯登って行き、あっと言う間に山頂へ到着しました。
 山の中では、ポケットが一杯になってもどんぐりの帽子を拾い続けたり、地面に落ちた桜の花弁を見て、「どこから飛んできたんかな?」と不思議そうに空を見上げる姿や、「フワフワや〜!」と枯葉のクッションの上でジャンプをしたりと、皆それぞれが山での遊びを見つけて満喫しているようでした。
 帰りのバスでは、遊び疲れて寝ている姿を想像していたのですが、運転手さんが流してくれたテープを聴き、「この歌、知ってるよ!」と手拍子付きの大合唱となり、楽しかった一日のフィナーレは最高潮に達しました。
 壁面製作をしたときのことです。
 塗たくりをしたときは、汚れも気にしないで紙一面に絵の具を塗るのはもう慣れています。
 「先生、こっちの絵の具が足りない!」と教えてくれたり、絵の具が床や廊下に付いていると、自分達で雑巾を持って拭いてくれたりと、小さな先生がたくさんいます。
 この壁面は来月の母の日参観までに出来上がります。素敵な壁面と、年少時よりわずか2ヶ月足らずで、更に逞しくなった皆を見に来ていただけるのが、今から楽しみです。
 皆や私自身にとっても、また新しい1年が始まります。
 「どんなことでも皆で楽しむ」をモットーに、元気一杯に笑い声の響き渡るクラスを皆で作り上げるのが目標です。子ども達は日々成長しています。皆に負けないように様々なことを経験し、大きく成長したいです。
 至らない点もあるかと思いますが、1年間どうぞ宜しくお願いします。


■きりん
 始業式の日、恐らく一番緊張していたのは私です。どんな子が来るのかな、笑顔を見せてくれるのかなと、不安で一杯でした。
 しかし部屋に到着して、私の顔を見ると、緊張しながらも、皆笑顔を見せてくれたので安心しました。
 皆の前で話をすると、「前、ばななの先生やったやろ。知ってるでー」と、思っていた以上に私のことを知っていたので驚きました。
 子ども達のおかげで、緊張もほぐれて、楽しんで爆弾ゲームが出来ました。これから、どんなクラスになるのか、期待で胸が一杯になりました。
 のれん製作をしました。事前に、皆で何を作ろうかと相談してたのですが、とても面白い結果になりました。なんと、ポテトとハンバーガーと、餃子を作ろうと言うのです。思いも付かなかった答えが出て、1人で大爆笑してしまいました。
 作りたい物を自由に選んでもらったのですが、圧倒的にポテトが大人気でした。
 作り始めると、「ポテトは、長いのがいいかな、短いのがいいかな」と楽しそうに考えていたり、「餃子の中身を作るよ」と嬉しそうに教えてくれたりと、集中して作業していました。とても、美味しそうなポテトやハンバーガー、餃子が出来上がったので、通り掛かったときには覗いてみて下さい。
 千里南公園へ園外保育に行きました。
 前日は、雨が降り、天気が悪かったので、「明日行けるかなぁ」と言うと、「てるてる坊主、作る」と皆が口々に興奮気味に言い始めました。
 その願いが届いたのか、天気も回復しました。
 登園して来て、「ポケモンの水筒、持って来たよ」と見せてくれて後は、友達同士で水筒自慢大会の始まりです。
 見せ合いが終わった後は、「まだ、遠足に行かないの?」「早く行きたいなぁ。」と待ち遠しい様子でした。
 バスに乗り、公園に到着すると、桜の花びらが沢山落ちているのに気付き、拾ってはプレゼントしてくれたり、虫を探したり、様々なものに興味津々でした。
 山登りに出発すると、身軽な皆は先にどんどん進み、最終的には私の方が引っ張られていました。
 帰りのバスで、子ども達の顔を見ると、緊張した表情は全く見られず、少しずつ友達の輪が広がり、クラスとしてのまとまりが生まれたように感じます。
 これから一年間、どんな色に変化していくのか、とても楽しみです。



    


■いちご
 
満開だった4月11日は、担任をするクラスが決まり、準備をしている段階から心待ちにしていた入園式でした。
 真新しいぶかぶかの制服に身を包んで、お母さんやお父さんに手をひかれながら、小さな足取りでもしっかりと通園鞄を持って登園してきた子ども達に「おはよう!」と言うと、恥ずかしそうにお母さんの後ろに隠れながら照れ笑いする子、元気に挨拶してくれる子など、一人一人との出会いが緊張でいっぱいでした。
 保護者の方が講堂に移動されると、お父さんやお母さんと離れるのが初めての子ども達にとっては、ちょっとした試練だったようで、涙を流してしまう子もいました。
 でも、そんなことよりも遊びたい!という好奇心の方が大きくて、保育室にあるブロックで電車を作ったり、友達と一緒に絵本を読んでいる子ども達の元気一杯な姿が私の緊張をといてくれました。
 次の日からは、1人で幼稚園にくることが子ども達にとっては大冒険だったと思いましたが、バスから泣きながら降りてくる子どもも、汽車に乗りに行ったり、園庭の遊具に遊びに行くと満面の笑みを浮かべて、遊ぶことに夢中になっていました。
 また、泣いている友達に声を掛けたりする優しい一面も見られました。
 初めての週末が明けると、「今日、お弁当持ってきた」「外に遊びに行ってもいい?」と、先週の子ども達とは思えないくらい元気な声と笑顔で保育室に飛び込んできます。
 出席ノートへの捺印も「自分で出来る」と頼もしい声や、「押せたよ」と嬉しそうな声で教えてくれました。
 クラス全体で輪になって座って粘土をしたときには、友達と一緒にポケモンパンを作ったり、「食べて!」とソフトクリームやパンなどを作ってくれたり、一人一人が無我夢中に取り組んでいました。
 よほど粘土遊びは気に入ったらしく、弁当箱の代わりに粘土箱を持って帰ろうとする子もいて、びっくりさせられました。
 弁当の時間には、「美味しいから味見させてあげる」と言ってくれた子もいます。
 それ以上に驚いたのは、持ってきた弁当を「こんなに静かになる?」と疑ってしまうほど一人一人が黙々と食べていたことです。
 「全部食べた」とピカピカになった弁当箱も見せてくれました。
 このような子ども達の笑顔と元気な声が響き渡る毎日を送っています! 


■ぶどう
 4月11日、春休み中ずっと待っていた入園式は晴れでした。
 ぶかぶかの制服に身を包み、重たそうに通園鞄を掛け、緊張した表情で子ども達が登園して来ました。
 初めてのクラス、お母さん方と離れる不安や淋しさで沢山の子ども達が泣いていました。
 でも、歌や体操、紙芝居が始まると泣いていた子ども達の表情は次第に笑顔へと変わっていき、お母さん方が戻って来る頃には殆どの子が笑顔になっていました。
 翌日から、年少の子ども達にとっては初めての幼稚園生活がスタートしました。
 砂場遊びや汽車遊び、動物小屋、園内巡りもしました。
 汽車遊び当日、「今日は汽車に乗りに行くんだよー!」と言うと、「やった!やった!」と子ども達のテンションは最高潮です。
 胸を膨らませ汽車まで移動すると、先にみかん組の子ども達が乗っていました。みかん組の子ども達が乗っている間、ただ待っているだけでなく、「ばいばーい」と手を振ったり、「行ってらっしゃい」と言っている子ども達の姿をみていると、とても心が和みました。
 順番が回って来ました。最初は男の子からです。
 「出発進行ー!」の掛け声と同時に、力強くハンドルを漕いでいる子、満面の笑みで乗っている子と様々でした。
 乗り終えた後は皆満足そうに、「楽しかった」「また乗りたい」「もっと乗りたかったな」と言う声が飛び交っていました。
 次は動物小屋です。動物小屋ではウサギに餌をあげに行きました。でも残念です。ウサギは皆、昼寝中です。
 「後で食べてね」と言い、いつも餌を置く場所に置いて出ました。
 皆が残念そうに外へ出ると、一匹が起きて穴から出て来て、皆があげたキャベツを食べ始めたのです。続いて二匹、三匹と出て来たので、部屋に帰る頃の子ども達の表情は満面の笑みになっていて、私達も嬉しくなりました。
 園内巡りでは小鳥小屋、給食室、職員室など、幼稚園の色々な場所を歩いて周りました。初めての場所に子ども達の目はキラキラと輝き、興味津々です。
 鯉のぼりの所へ行き、皆で「鯉のぼり」の歌を歌いました。歌い始めると、あれ?くま組からも鯉のぼりの歌が聞こえて来るではありませんか。いつの間にか二部合唱のようになっていて皆で笑ってしまいました。
 これから1年間到らない所も多くあると思いますが、子ども達と共に成長していきたいです。


■みかん
 4月11日、少し大きめの制服を着た子ども達が幼稚園に入園してきました。
 期待に目を輝かせている子、不安そうな顔をしている子、様々な表情をしている子ども達が見られました。
 入園式の翌日からは、「お家に帰りたい」「ママは?」と泣きながら質問してくる子が沢山いました。これからどうなるのかと心配になりましたが、10日ほど経った今では元気一杯に遊んでいます。
 本当にこの数日間で、子ども達の成長は凄いなぁと私自身驚かされています。
 子ども達と過ごす日々は、発見の毎日です。
 最近では登園時、元気に、「おはよう」と笑顔を見せてくれる子が沢山います。
 「今日は何して遊ぶの?」「お外で遊べるの?」と幼稚園に来ることをすでに楽しみにしてくれている質問に、嬉しくなります。
 靴も自分の場所に置けるようになり、出席ノートも自らスタンプを押しに行く子が増えました。子ども達の元気な姿は、私に元気を与えてくれます。
 「大きな栗の木の下で」や、「犬のおまわりさん」を元気一杯に歌っている姿や、がむしゃらに園庭を走っている姿は、本当に可愛いです。
 園内巡りでは、初めて幼稚園の中を探検しました。
 大きな講堂を見たときは、目を丸くし驚いていました。
 砂遊びでは、「先生、ヨーグルト食べて」「ケーキも作ったの」など、たくさん私達に食べさせてくれました。私もお腹が一杯になりました。
 昼食時には、初めての幼稚園での弁当に、喜びを隠せません。そして、お母さんが作ってくれた可愛い弁当を見せてくれました。どれも美味しそうで、食べたくなるほどでした。美味しそうに弁当を頬張る子ども達の姿を是非見ていただきたいと思いました。
 昼食時は、いつもの元気が嘘のように、食べることに夢中です。これから始まる給食も、好き嫌いなく食べられるといいですね。
 あっという間に過ぎようとする4月、子ども達は色々な成長を見せてくれました。子ども達との関わりは発見や得るものが多く、私達自身を成長させてくれます。
 そんな子ども達と、沢山の楽しい思い出ができるよう、笑顔一杯、元気一杯過ごしたいです。
 

■すいか
 木々も芽吹き、いよいよ新学期が始まりました。
 入園式の日には、部屋の窓にしがみ付いて離れない子どもや、涙が枯れてしまいそうなほど泣いていた子どもと様々でした。初めて親元を離れ、集団生活に入る子ども達にとってはとても不安な一日だったと思います。
 しかし、今では幼稚園でお母さんと離れるときに泣いていた子も、自分で靴を履き替え、部屋に入って元気に手を振ってくれるようになりました。お母さんを見送る子どもの背中に頼もしささえ感じました。
 昼食では、弁当を嬉しそうに食べる子どもの姿が見られます。
 「美味しい?」と尋ねると、「美味しい」「お母さんが作ったんやで」と沢山の答えが返ってきました。
 好物の苺を指差して、「入ってる」と言って喜び、友達と互いの弁当を見せ合っている姿がとても微笑ましかったです。
 食べ終わった子どもは私に空になった弁当箱を見せてくれるのですが、そんなときの表情はとても誇らしげです。それに対して驚くと、またまたすぐに満面の笑みを向けてくれるのです。いつもこちらまで嬉しくなってしまい、子ども達と抱き合ったり、握手をして一緒に喜んでいます。
 子ども達は弁当の時間をとても楽しみにしているようです。
 「今日弁当持ってきた」「弁当まだ?」と弁当の話が度々会話に出ています。何が入っているか期待に胸を膨らませているのでしょうね。
 動物小屋にみんなで入りました。
 「ウサギさんのお家はどこ?」「カメさんのお家は?」と尋ねたり、ウサギにキャベツを子ども達自身が与えると、「あげた!」と興奮気味に教えてくれました。
 自由時間には、聞き覚えのある歌が聞こえてきました。よく耳を澄ませてみると、子ども達がまだ数回しかしていない手遊びの歌を歌っていたのです。
 驚きながら子ども達と一緒に歌っていると一人、二人と歌う子が増えて、それはいつの間にか大きくなって園庭に響いていました。子ども達と一つになって一緒に歌えるということ、それだけで胸が一杯になりました。
 これから沢山の新しい出会いが子ども達を待っています。今から楽しみでなりません。  
 これから一ヶ月、半年、一年と子ども達が日々成長していく姿を伝えられるのが、今から楽しみな予感を与えてくれた4月の子ども達の成長ぶりでした。
 一年間宜しくお願いします。


■ばなな
 入園式前、名簿を見ながらどんな子が入って来るのだろう、どんなクラスになるのだろうと待ち遠しく思っていました。
 そして入園式の日、ドキドキしながら子どもが来るのを待っていました。9時を過ぎ、他のクラスの子どもが少しずつ来始めました。しかし、ばなな組の子どもはなかなか来なく、少し不安になって来ました。
 そのときです。来ました!!1人目の子が来たのです。
 挨拶をし、それ以降、次々にやって来る子ども達一人一人に名札をつけながら、名前と顔を見比べて、これからクラスに期待は益々膨らみました。
 そして、次の日から様々な活動を行いました。
 1日目は動物小屋に行きました。
 珍しい鳥、フラミンゴのモモちゃんやカメも見ました。そしてウサギに餌もあげました。
 喜んであげに行く子、恐る恐る近付いてあげる子と様々でしたが、皆大満足だったようで餌を食べるウサギに見入っていました。子ども達の目はキラキラと輝いていて、とても可愛らしかったです。
 砂場で遊びました。
 スコップや牛乳パック、プリンカップなどの遊具を使ってままごとをしたり、山を作ったりして遊んでいました。料理を作っては私達の元に持って来て、もてなしてくれたり、大きな山を作るため、スコップで1杯積み上げる度に、「先生、見て〜!」などと、沢山の笑顔を見せてくれました。そんな子どもの笑顔は、私達も笑顔にしてくれました。
 汽車は子ども達だけでは危険なので、自由時間には動かない汽車に乗るだけでしたが、ある日、皆で乗りに行きました。
 先に乗っていたクラスの子ども達を見つけると、「わぁ、楽しそう!」「次は僕が乗る!」と可愛い笑顔を見せてくれました。
 そして、早くも入園から1ヶ月が経とうとしています。
 子ども達もこのような活動を通して一日一日園にも慣れ、沢山の笑顔を見せてくれるようになりました。
 通常保育も始まるので、様々な活動をしていきます。新しいクラスの子ども達と過ごすことを想像すると、今から楽しみでなりません。笑顔の絶えない明るいクラスにしていきたいです。
 至らない点も多くあり、ご迷惑をお掛けすることもあると思いますが、1年間宜しくお願い致します。


■めろん
 入園式の当日、天候に恵まれとても気持ちの良い朝でした。園庭では、パンジーやチューリップ等の春の草花が咲いていて、まるで子ども達を迎えているように見えました。緊張と期待で心が一杯の子ども達が正門から一番遠いめろん組まで広い園庭を横切り、お母さん、お父さんに手を引かれて歩いて来る姿はとても可愛く、微笑ましかったです。
 そんな子ども達に、「おはよう」と挨拶をすると、満面の笑みを返し、またこちらの様子を伺いつつも、「めろん組のかっこいいバッチを付けよう!」と言って胸元に黄緑色のバッチを付けると急に表情が笑顔に一変しました。
 中には窓の外を目に涙を溜めてお母さんの帰りを待つ子や、教師の傍から離れない子もいました。やっぱりお母さんから離れるのは子ども達にとって初めての体験で寂しさや不安で一杯だったんでしょうね。
 ところが、紙芝居や手遊びが始まると、皆の視線がこちらに向き、集中しているのが分かります。
 「大きな栗の木の下で」を歌い始めると笑顔も増え、とても嬉しかったです。
 そんな入園式を終え、数週間が経ちました。
 「おはよう!」と言いながら子ども達は、バスまで迎えに行った私の前を素通りし、一人で部屋まで行ってしまいます。嬉しいような、でも少し寂しいです。
 自分のマークもしっかり覚え、部屋に入るなり、「判子ポンしょう」と、通園カバンから出席ノートを取り出し、一人で捺印までします。捺印するのが楽しみで、ついつい何個も押し過ぎてしまう子もいますが、「もう終わったよ」と得意気な表情を見せてくれる子が日に日に増えて来ました。
 「ピンクの鳥さんがいるよ」「ウサギさんがお腹空いたって言ってたよ」「カメさん、ご飯どうぞ」
 動物小屋で子ども達の声が響き渡りました。一人一枚キャベツを握り締め、動物小屋に入りました。
 「ウサギさんびっくりしちゃうから静かにあげようね」と言うと、「シーシー」と友達同士で教え合う姿もありました。
 昼食時は、グループ毎に座ります。
 弁当を開けて回ると、「見て見て!」と口々に自分の弁当のおかずを教えてくれる子ども達ですが、「いただきます」をすると、とても静かになります。
 部屋から遊具が見渡せるせいか、外で遊ぶのが大好きです。
 子ども達の笑顔を支えに成長して行きます。


■もも
 ついに、幼稚園生活が始まりました。
 入園直後の子ども達の気持ちは、不安や緊張で一杯だったのでしょう。
 登園すると、大粒の涙を流しながら、「ママは?」と何度も教師に問い掛けてたりして、その不安な気持ちが伝わってきました。
 しかし、入園してから2週間ほど経った今は、子ども達の気持ちにも変化が表れ始めました。幼稚園での生活に慣れてきた兆しが見えます。
 今では登園すると、「おはよう」と笑顔で挨拶をしてくれるようになりました。
 「今日はどんなお弁当を持って来たの?」と聞くと、「アンパンマンのポテトと、それから」と嬉しそうに教えてくれ、とても微笑ましいことです。
 朝、登園するとすぐに、スモックに着替えます。
 私が着替えを手伝おうとすると、「先生、自分で出来る」と言って、子ども達は懸命に自力でやり遂げようとしています。その行動から、子ども達の伸びゆく力や可能性を感じ取れました。また、子ども達の伸びようとする力を、精一杯育んでいきたいと思うのです。
 次に部屋での自由遊びが暫く続きます。
 玩具のブロックを武器に見立て、一人で夢中になって遊ぶ子がいました。そのように一人で遊ぶ子が多くいて、別々に遊んでいた子ども達が、徐々にうち解け始め、最近では一緒に遊ぶ様子が見られるようになりました。
 粘土遊びも保育室に丸く座って行ないました。
 「先生、見て見て!」とカタツムリやトンネルを工夫して作っていました。隣の友達とも見せ合いっこをして楽しんでいるのが伝わって来ました。
 遊び終えても、「またしたい」と言ったり、翌日も登園すると、粘土遊びをしたいと言いに来てくれた子もいます。
 中旬に、動物小屋に行きました。
 普段見ることはあっても、なかなか接することのない動物を目の前に興味津々の様子で、初めて動物に触れて餌をあげる経験をしました。
 小屋の中にどんな動物がいたかのかと尋ねると、「フラミンゴとね、ウサギさんとね」と少々興奮気味に、そしてとても嬉しそうに話してくれました。
 動物に初めて直に接するという経験を得たように、これからも多くの経験を積み、色んなことを感じ、大きく優しく成長して欲しいです。私達も皆と一緒に成長していきたいです。

 ※年少は2人担任なので、隔月に一人が担当します。
  ただし、4月と3月はもう一人の担任も短いコメントを
  文末に書きます。ただし、挨拶程度なので、ここでは
  省略しました。