■かなりや

 「あれー?」
 ご飯を食べ終わったあと、部屋の中には誰もいません。皆外に遊びに行っているのです。帰ってきたかと思うと水を飲んですぐ出て行き、外から、「先生ー!」と呼ばれ、誘ってくれたのかと、「何ー?」と聞くと、「長い針がどこまで遊んでいい?」と言われ、1人机を拭きながら、ちょっぴり寂しくなります。だから、雨の日が嬉しかったりします。
 しかし、部屋にいたらいたで、毎日嵐です。
 私が少しいない間に、多量のヤクルト容器をばらまいて、皆で泳いでいたり、破れた粉絵の具の袋に手を突っ込んで辺り一面を黄色にしたり、見付ける度に、悲鳴を上げます。
 「もー!」と怒りながらも、しまったという顔をしている子ども達を見て、可愛いなぁと許してしまいます。
 先日、屋上で体育の鉄棒がありました。
 始まりは遅い時間だったのに、朝から帽子をかぶって、やる気満々です。
 「リレーする人ー!」とかなりや組の横のスロープでリレーが始まりました。
 「向こうの壁にタッチして帰ってくる!」と自分達でルールを決めて遊んでいます。
 「鉄棒なのにな」と思いながらも、窓から見ていました。
 「そろそろ時間だよー」
 部屋に帰ってくると、今度は、皆で、友達と手を繋いで足の裏と裏を合わせ、上に上げて体育参観で行なった、「たけのこ」をし始めました。私は何も言っていないのに、子ども達だけで、全員が1つになって遊んでいる姿は、とても逞しかったです。
 鉄棒は、なかなかの好成績でした。
 「今日から新しい友達です」「えー誰!?」「どこにおるん!?」
 かなりや組に新しい仲間がやってきました。 
 「じやーん!!」「キャー!!」
 1人の女の子が持ってきてくれた2匹のイモリです。
 「名前何にする?」「イモちゃん!」「イモ君!」
 すぐに決まり、大興奮の皆でした。私はとても近付けませんが。
 子どもって、いつでも全身ではしゃいだり笑ったり、怒ったり、泣いたり、本当に可愛いくて仕方ありません。
 毎年、「どんなにきみがすきだかあててごらん」という素敵な本を2学期に読んでいましたが、今年は既に読んでしまうほど皆が大好きです。この本を聞いて、照れ臭そうな顔をする皆がまたたまりません。
 あっという間に、夏休みまであと一ヶ月です。もっとずっと一緒にいたいなぁ。
 毎日、帰りに子どもに伝えてます。
 「今日も、1日かなりや組が大好きでした!」


■つばめ
 雨でも、「先生!外行っていい?」と聞いてくるほど、外遊びが大好きな皆にとって憂鬱な日々が続きます。
 「鉄棒したかったな」「虫捕えに行きたかったのに」と残念がる皆ですが、やはり遊びのプロです。気分を入れ替えては部屋遊びを満喫しているようです!
 今月の沢山の行事は全て晴天に恵まれ、思い切り遊ぶ皆の姿が沢山見られて嬉しかったです!
 父の日参観では笑顔一杯の一時で、幸せな気持ちになりました。
 21日、水遊びをしに、万博公園まで行きました。
 朝から替えの靴の自慢大会です。
 「お花模様の1番お気に入りの靴を持って来たよ!」「○○君と同じ靴やねん」「僕はこんなん!」と思わず見せてしまうほど、得意気に自慢し合う皆が可愛かったです。
 さぁ出発です!
 しかし、バスを降り川まで直ぐには辿り着きません。トトロの森に出てくるような道を抜け、長い階段を上り、いつもよりも重たい荷物を持ち、川への期待を膨らませながら、「早く水遊びしたい!」と汗だくで歩く皆が逞しかったです。
 やっと到着と皆が思っていた場所は、去年年中で遊んだ川で、「まだだよ!もっとすごい川に行くねんで!」と言うと、失望するどころか、目が輝やき、「やったぁ!」と大喜びの皆でした。
 到着後、早速パンツ一丁になり川に入りました。
 穴あき袋が大人気で、ビニール袋から出るシャワーに夢中の時間はわずか1分で、予想通り、その穴あき袋は私に水を掛ける道具となり、やり返す暇もないくらいに次々とシャワー光線、いやいや、攻撃が来るではありませんか!あっという間にびしょ濡れです。
 太陽もそんな私を笑うかのようにどんどん照ってくれ、まさに水遊び日和でした。
 びしょ濡れになり、皆で思い切り遊び満足気の姿が嬉しかったです。私もすごく楽しかったです!
 帰り、「えー!まだ遊びたい!」の大合唱で、バスまでの道も、「もう疲れた」「足も痛いし荷物も重い!」と言いながらも、「楽しかったね」「また皆で来たいね」などの会話も聞こえ、様々な表現に個性を感じて面白かったです。でも皆の気持ちは同じなんだね! 楽しかったんだよね!と伝わり嬉しい気持ちになりました。今度は、コスモスを見に行こうね!
 さて、もうあっという間に7月です。7月からはいよいよ園内プールが始まります。どんなパワフルな姿を見せてくれるのでしょう??今から楽しみです。次こそは皆に負けないようにします!


■うぐいす
 「先生のお父さんです」
 突然そう紹介され、さぞかし面食らっているだろうと得意気な私の攻撃に、「いつもお世話になっております」とペコリと頭を下げて交わした実習生の内山先生のことを、子ども達はポカンと口を開けて見上げていました。
 それから自己紹介が一段落すると、6月22日に丸印を付けて始まりました。うぐいす組に男の先生がやって来た!私自身初の男性の実習生で、子ども達の反応や遊び方などがどう違うのかと未知の世界でした。
 しかし風貌だけでなく、本当にお父さんのような存在で、男の子は勿論、女の子からも慕われる毎日に20日間がとても短く感じられました。
 「あと○日だね」の言葉が聞かれる度に心配が押し寄せます。子ども達はちゃんとお別れができるだろうか、内山先生は?私は?の心配です。
 しかし無情にも丸印の日を迎えてしまいました。誕生会だったその日、皆がどこか違って見えました。妙に落ち着いているのです。別れの時が刻々と迫っているからでしょうか。
 降園前に内山先生が部屋を離れたとき、待ってましたと言わんばかりに誰かが言いました。
 「内山先生に歌を歌ってあげたい」「トンネルを作ってあげよう」「賛成!」
 やがて部屋に戻った内山先生の顔がすぐにほころび、誕生日のチャチャチャの歌とトンネルはなかなか止まりませんでした。
 「皆にプレゼントがあるよ」と内山先生が突然紙袋を取り出しました。その中に入っていたのは一人一人の名前が書かれた33個のペンダントでした。
 内山先生が一人目の名前を呼びました。そしてそのペンダントを首に掛けてあげたとき、子ども達から拍手が起こりました。ペンダントを掛けてあげている内山先生への感謝と、労いに溢れた拍手でした。
 一人ずつ丁寧に名前を呼ぶ内山先生と、「勝手に涙が出てきちゃうよぉ」と涙する子ども達の姿は、まるで卒園式のようでした。
 しかし今日卒園するのは内山先生です。涙の卒園式です。
 私は4回の卒園式を経て、卒園式とは子ども達を送り出すものだとばかり思っていました。しかし今日のこの光景を見て、教師も子ども達に送り出してもらっていたのだと気付きました。だから今の自分があるのだと。
 内山先生がくれたペンダントには素敵な仕掛けがありました。なんと33個のペンダントがパズルになっていて、組み合わせると何かの絵になるそうです。早速パズルに挑戦です!内山先生の愛を噛み締めて。


■ぺんぎん
 今月は、塗たくり参観や段ボール参観、父の日参観と沢山の楽しい行事がありました。
 父の日参観の前日に、「明日はいよいよ父の日参観だよ」と、話しを始めると、「やったー!」と、みんな大喜びで歓声を上げていました。
 プレゼントの名札や小物入れを作っているときも、歌を歌っているときも、「お父さん喜ぶかな?」「早く渡したいな」と、毎日、参観の日がくるのをとても楽しみにしていました。素直に喜ぶみんなの姿が可愛く、とても嬉しかったです。
 当日は、子ども達と一緒に汗びっしょりになってゲームに参加して下さり、本当にありがとうございました。
 鳴き声ゲームでは、動物になりきってのパワー溢れる姿や、激しい鳴き声が今でも忘れられません。また、時間があれば園に遊びに来て下さい。
 6月になり、部屋の壁面が変わりました。見て下さいましたか?今回のテーマは、ジャスコプールです。
 テーマもみんなで話し合い決めました。
 「他のクラスやみかん組さんが見て分かるように」「プールだけじゃなくてシャワーも作ろう」と、作って自分達が楽しむだけでなく、見る人のことを考える意見が多かったです。「だって小さい組はジャスコプール知らんから」「教えてあげたら喜ぶのとちゃうかな」と、話し合う子ども達に、私の出る幕はないようです。
 4月当初は、グループの名前を決めるのですから時間が掛かり、自分の意見が言えなかったりしていた子ども達が、今では自分達で話し合え、意見を出し合っています。クラスが一つになっているのだと感じ、とても嬉しかったです。
 使う材料も決め、グループ毎に分かれて製作が始まりました。
 シャワーやプール、タオルを置く所、靴置き場、階段と順調にそれぞれのグループが作り進めていました。
 ようやく完成し、作った物を繋げていくと、「あれ?何か足りない!」「着替える所がない!」と、青冷める子ども達でしたが、不安は直ぐに消えました。
 「みんなで作ろう!」と、誰かが救いの声を掛けたのです。
 最後は、みんなで仲良くプールの鞄を作り、着替える所も完成しました。
 このぱぴぷぺぽを読まれた後にもう一度今回の壁面を見ていただきたいです。きっと、楽しさ倍増です。
 来月からは、園でのプールも始まります。思い切り遊んで、笑顔を一杯見たいです。


■あひる
 梅雨に入り、室内で遊ぶ日が多くなりましたが、子ども達は、「粘土してもいい?」、「ハンカチ落としやろう!」などと話し合って雨ならではの遊びに夢中です。
 最近、特に人気があるのはハンカチ落としです。
 「誰かハンカチ持ってない?」、「僕のを使って」などと会話し、5〜6人で遊び始めました。
 数分後、部屋にいる全員が参加し、「先生もやろうよ!」という誘いを受け、私も張り切って輪に入れてもらいました。
 面白いポーズをしながらハンカチを落とそうとする子がいると、「あはは!もう○○君ったら!」と皆が笑顔です。また、ハンカチが落ちると、「きゃ〜!○○ちゃん追いついて!」と、自分が落とされたときよりも興奮して応援します。
 4月に比べ、かなり友達同士の関わりが増え、このように自然に集まって遊ぶ姿が多く見られるようになりました。
 ある日、男の子の1人がギブスで登園して来ました。
 「どうしたの?」と心配そうに尋ねる子ども達に、「家の自転車で転んじゃった」と答えると、「痛い?」などと、子ども達は駆け寄り、話をいろいろ聞いています。
 「じゃぁ、荷物持ってあげる」とすぐに優しく手を差しのべて、手伝ってあげています。それも1人ではありません。私が言う前に、沢山の子達がその子を助けようとしていました。この光景に、驚きと感動を隠せない担任です。自然に友達を思いやる心と、それを実行する力が身に付いているのです。素晴らしいです。
 ギブスが取れ、完治するまでずっと、誰かがその子を手伝ってくれていました。
 怪我をした本人も、友達の気遣いをとても喜んでいて、完治した日に、「皆にお礼が言いたい」と恥ずかしそうに言いに来ました。
 帰る前、子ども達を集め、「怪我が治った△△君が、皆に言いたいことがあるんだって」と伝えました。
 その子が、「一杯手伝ってくれてありがとう!」と、真っ赤な顔で礼を言うと、「いいえ、どういたしまして!」と皆が口を揃えて返していました。
 「困ったときはお互い様!」「治って良かったな」などと駆け寄って話しています。
 微笑ましい姿に、またまた目頭が熱くなりました。友達を大切に思う優しさを、ずっと持って成長して欲しいとも思いました。
 水遊びの遠足では、思いきり水を浴びて、満面の笑顔でした。
 「先生に」と素敵な笑顔で、沢山水をかけてくれた子ども達はとても可愛かったです。これからも、一緒に楽しんでいこうね。


■はと
 「先生、虫籠知らん?」「ここに置いてあったやつ!」
 2、3週間程前、いつもの場所に虫籠がないと、数人の男の子達が大騒ぎしていました。他の皆に聞いても、「知らなーい」「そう言えば、この前から無いね」と、誰も虫籠の行方を知らない様子でした。
 これは大変と、クラスで緊急会議が始まりました。
 「コイの所に置いてきたんちゃう?」「誰か他のクラスの子に貸したりした?」「最後に見たのは、昨日の前ちゃう?」「昨日は、コイの所で見たで」と、自分が知ってる情報を出し合いました。
 このときばかりは、女の子も、「虫籠がなかったら、虫取りに行けないじゃん!」と真剣でした。
 その日から、虫籠大捜索が始まりました。自由時間になると、「あそこ見て来るね!」「あっちのクラスの人に聞いて来る!」と毎日、虫籠探しに駆け回っていました。
 そして、虫籠大捜索が始まって3日目のことです。
 「先生〜見付かったで〜!!」と数人の男の子が満面の笑みを浮かべ、虫籠を抱えながら帰って来たのです。その姿を見た皆は、「見付かったんや!」「良かった〜これで虫取り行けるね」と嬉しそうに話していました。
 どうやら、他のクラスの子が間違って持って帰っていたようです。
 「もうなくさないでよね!」と女の子達に念を押され、照れ笑いの男の子達でした。
 その日から、虫籠を持って何処かへ行く姿を見ようものなら、「ちゃんと持って帰って来てや」と誰かが声を掛けてくれるのです。もちろん、自由時間が終わると虫籠は、いつもの場所にきっちり戻されています。
 この出来事が、自然と子ども達の意識を変えてくれたと思います。虫籠だけでなく、全てのものが大事に出来るといいなぁ。
 意識が変わったと言えば、もう一つあります。今まで、あまり虫に興味がなかった子も「幼虫捕まえた!」という声が聞こえれば、「えーどれどれ?」と虫籠を覗きに行ったり、部屋の窓から、虫が遊びに来れば、「あっ虫だー!」と皆で虫を観察したりと、虫がより身近なものになって来ています。
 一つのものに皆で一緒に関わる姿が沢山見られるようになりました。この関わりが、クラスの仲をより深くしてくれると思います。
 先週から新しく自由遊びに加わったしゃぼん玉遊びは、今日も皆のキラキラの笑顔を乗せて、空高く飛ばされています。
 来月もその笑顔が園庭中を飛び回りますように。


■かもめ
 部屋から見下ろす皆の視線の先には絵の具まみれで派手に遊ぶ他クラスの姿がありました。皆で楽しみにしていた塗たくり遊びの時期が今年もやって来ました!
 「かもめはこの次出来るんやろ!?」と話すその瞳は期待で一杯です。
 すると、「塗たくり遊びをするの最後やし、一杯遊ぼうな!」という声も聞こえて来ました。そんな想いを持ってくれていることに感動し、少しだけ話をすると、「よーし!めっちゃ遊ぶぞ〜!」「皆、一杯遊ぶで!」とそのパワーを温めていました。
 当日は太陽に十分過ぎるほどの日差しを注いでもらい、「しゅっぱーつ!」の掛け声と共に園庭へ飛び出しました。
 日頃から元気一杯の皆ですが、この日はかもめパワー全開です。どの子もあっという間に虹色に染まっていき、私にも容赦なしの絵の具攻撃です。数分後には、頭のてっぺんからつま先まで実にカラフルに仕上げてくれました。
 「うわぁ、お化けや!」と笑いながらも、またまた絵の具で挑んで来る皆に完全にお手上げです。予想以上に豪快に遊んでくれた皆に私も大満足でした。
 遊ぶときは遊びますが、その後の片付けもしっかりと行ないます。
 「先生、見て〜!電車」と声のする方を見ると、自分達の何倍もの大きさの段ボールを協力しながら下から支え上げて運んでくれています。どんなことも楽しさに変えてしまう子ども達はとても素敵です。
 先日、野菜の種を撒きました。きゅうりやラディッシュ、枝豆などです。
 「この野菜はなんと、お泊まり保育のときに食べま〜す!」と伝えると、「えぇー!」と歓声が上がりました。
 グループ毎にどの野菜の種にするかを決めるときの皆の真剣さが微笑ましく、決定後にはとても慎重に花壇まで種を運んでくれました。野菜栽培だけではなく、お泊まり保育への思いも重なっているようです。
 どの子もゆっくりと丁寧に、土に指で穴を開け、それぞれの種を撒いていきます。
 「そっちまで穴開けたら、つばめ組の花壇までいっちゃうで!もっとこっち!」「穴開けるから種撒いて〜!」と子ども達だけで話し合いながら進められていくのを嬉しく見ていました。
 早速、「先生、水あげて良い?」と尋ねられ、皆でじょうろで愛情一杯の水をあげました。
 「今日から皆が野菜達のお父さんとお母さんだよ!」と伝えると、「枝豆父さん」「ラディッシュ母さん」など呼び合っていて笑ってしまいました。
 立派な野菜に育ちますように!



    

■りす
 梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてしまうほど、子ども達は毎日元気一杯に6月のダイナミックな活動を繰り広げてくれました。
 まず、塗たくり遊びです。
 絵の具が大好きな子ども達は、これでもかというぐらいダンボールに塗たくると、塗たくる感触が気持ちよくて自分の手や足にローラーや刷毛で絵の具を塗たくっていきます。 
 次の子ども達のターゲットになるのは教師です。
 「先生、待てー!」と追いかけられ、あっという間に髪の毛も顔も服も塗たくられ、お化けのようです。私も負けじと子ども達を追いかけ回し、「顔に塗っていいよ!」と笑顔で言う子ども達の顔に指でひげを描きます。本当に猫みたいで可愛らしくて、「皆、猫みたいで可愛いー!」と言うと皆に、「猫お化けー!ニャーン」と追いかけられまた塗たくり合いが始まります。青空の下、子ども達と楽しい一時を過ごせました。
 また、合同遊びでも、子ども達自ら好きな遊びを見つけ、夢中になって段ボールをノコギリで切り刻んだり、木に釘を打ち付けたりと、長時間活動に集中して取り組む姿が見られました。
 このような様々な活動を通して、この一ヶ月だけでも子ども達の大きな成長が感じられ嬉しく思います。
 また、9日の父の日参観では、何日も前からこの日が来るのを皆が心待ちにしていました。
 歌のプレゼントをお父さんに喜んでもらえるよう、「どうしたらお父さん喜んでくれるかな?」と話し合ったところ、「きれいな声で歌う」「おふざけしないで心を込めて歌う」と子ども達は真剣です。
 「お父さんが返事するところ、もう(お父さんに)言っといたから大丈夫やで〜!!」と頼もしい声も返ってきました。
 そして本番。お父さんの前で心を込めてとても上手に歌えていました。
 そしてもう一つ手作りのプレゼントも喜んでもらえて皆大満足でした。
 いつもの幼稚園も、その日は、大好きなお父さんと一緒に過ごせ子ども達の幸せそうな顔と、いつもとはまた違った皆の一面も見られてとても幸せな気持ちになりました。
 万博の水遊びでは、いつもより長い距離を歩いたのですが、子ども達は疲れた顔などひとつも見せずに、「まだまだ歩けるよー!」と歌を歌ったり、様々な動物に変身して歩いたり、行き道も帰り道も子ども達の笑顔が絶えずとても楽しく過ごせました。
 水遊びでは、お友達と水のかけ合いをしたり、穴開き袋でシャワーをしたり、皆とびきりの笑顔が、夏の太陽に輝く水しぶきのように、きらきら光っていました。


■ぞう
 6月に入って暑くなってきましたが、元気に外で遊んで部屋に帰って来ると、「見て、汗!」と顔を真っ赤にさせて教えてくれます。それでも、まだまだパワーがあり余っている子ども達は凄いな、と驚かされる毎日です。
 12日、水遊び遠足に行きました。
 注意事項などの説明が終わるとすぐに川の中に入って行き、用意していたプリンカップや穴開きの袋を選んで遊び始めました。
 水かさが低いため、「先生、出来ない」と言う子もいましたが、「こうしたら良いよ」と伝えると、「見て見て!」と袋からシャワーのように出て来る水を嬉しそうに見せてくれました。
 また、川の中をジャンプして水しぶきが上がるのを満面の笑みで楽しむ子や、「キャ〜」とその水しぶきから逃げる子がいて、見ていてとても面白く楽しかったです。
 これまでの遠足より歩く距離が長く、大丈夫かな、途中で「もう歩けない」と座り込んでしまう子がいないかな、と心配していましたが、みんなで「1・2」、「ぞうさん」と掛け声を掛けながら元気良く帰り道も歩いてました。さすが年中になると体力もついているんだなと思いました。
 部屋に置いていたしゃぼん玉セットに気付いた子が、「しゃぼん玉、するん?」と聞き、することを伝えると、「年少のとき、やったことあるで!」と皆の表情が一気に変わりました。
 残念ながら、準備をしようとした直前に雨が降って来てその日は出来ませんでしたが、次の日、壁面製作の後に、「しゃぼん玉をするから、片付け手伝って」と言うと、皆の動きが速くなり、部屋いっぱいに広がった道具類もあっという間に片付きました。
 遊び方の説明を始めると、「ゆっくり吹く」や、「目が痛くなるから」と去年のことをよく覚えていて、即座に質問に答えてくれました。
 そして、「見て見て、大っきいの!」や、「いくよ」と見せてくれたり、友達同士で綺麗に飛び交うシャボン玉の見せ合いをしていました。見ているだけで、とても微笑ましかったです。
 21日、じゃが芋掘りに行きました。
 数日前から、「今日、芋掘り?」や、「後何回寝たら、芋掘り?」と、とても楽しみにしていたので前日に行くことを伝えると、「やった〜」と大喜びで、「明日、長靴履いて来るね」と嬉しそうに言い、可愛いかったです。
 当日は暑かったですが、「あった!」や、「見て、小さいの」と掘り集め、「こんなに一杯!」と袋に入ったじゃが芋を見せてくれました。
 その表情からは満足感が伝わってきて、私も嬉しかったです。


■しか
 絵はコミュニケーションの方法のひとつで、言葉や文字と同じように、人に想いを伝える手段だと思っています。このことは、絵の手紙や描画活動で絵を描く際に、4月当初から子ども達にも話してきました。
 最近、クレパス、絵の具、墨など様々な画材で、沢山絵を描いているのですが、進級してこんな短期間でも、子ども達に変化が見られるようになりました。
 絵を描いている時間が長くなってきたり、子ども達から、「画用紙一枚じゃ足りない」「もっと先生に教えてあげたい」と言う声が多くなってきたり、描く一本一本の線がとても丁寧になりました。
 「かすれたら、また絵の具を付ける」「クレパスはちょっと下を持ってゆっくり描く!」とそれぞれの画材の注意点も自分で気を付けてしっかりした線で描けるようになっています。
 伝えたい気持ちがあるからこそ、集中して丁寧に描くようになってきました。
 描画活動中のしか組の部屋に来られたら、あまりに静かできっと驚かれるでしょう。
 一転して描き終わった後は、込めた想いが言葉になって溢れ出すようで、「これは○○でね〜、ここはこんな所でね〜」と楽しい話が続きます。目を輝かせて興奮気味に、絵に広がった世界を話してくれる皆を見られるのが嬉しく、私の大好きな時間でもあります。
 イメージする力、表現する力、伝えようとする力が、どれも本当によくついてきていることを描画活動を通して日々実感しています。今後も、皆がどんな絵を見せてくれるか楽しみです。お家でも、絵で沢山お話して下さい。
 天気も味方してくれ、晴れ渡る青空のもと、思い切り掘ったじゃが芋は、予想以上の大豊作でした。
 降園時は、「重たいけど頑張って持って帰る!」「お母さん喜ぶかな」「びっくりするんちゃう?」と重そうにしながらも、得意気に持って帰っていました。量を見て驚かれたのではないでしょうか。
 畑では、SOSのお母さんにも手伝っていただき、畝を少し掘ると沢山のじゃが芋が顔を出し、それを大切そうに取る姿が印象的でした。
 「先生は手伝わなくてもいい!」と自分で取る子が多く、頼もしく感じ嬉しいような、でも少し寂しいような気持ちにもなりました。出番が少なかったのですが、皆と行けて楽しかったです!
 「お世話をしてくれる人がいるから、じゃが芋掘りも出来るし、美味しく食べられる」と言って畑の方に気持ちを込めてお礼を言う皆を、嬉しく、微笑ましく見て最後まで心が温まりました。
 まだまだ暑さに負けず元気一杯遊びます!


■ぱんだ
 6月の初めに、塗たくり参観がありました。
 3回予定しているうちの、最終日のチームにぱんだ組は入っていました。
 準備をし、絵の具を沢山手に付けて部屋に帰ってくる私に、子ども達からいつも、「先生、何で絵の具が付いとるん?」「先生だけ絵の具してずるいわ!」「今日は、ぱんだ組も絵の具?」と、早くしたくてたまらないようでした。
 そして、当日は、いつもより皆の着替えも素早く、外に出て説明を聞いているときも、目ではどの段ボール箱を塗ろうかと探しているようでした。
 始まって数分は段ボール箱に塗り、おとなしく遊んでいた子ども達でしたが、1人の子が私に絵の具を付けたのが合図だったかのように、一斉攻撃が始まりました。
 初めは、「ちょっと待ってー!」と言っていた私も、途中からは反撃開始!と絵の具のバケツとローラーを持ち、子ども達を追いかけ回してしまいました。
 顔に化粧をしたり、手と足を塗ったり、友達同士で風呂のように段ボール箱に絵の具を入れて、その中に入ったりと、子ども達は色々、楽しいことを考え出してくれます。
 誰か分からないくらいに塗たくりをした顔での記念撮影もしました。
 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、すぐに片付けの時間となってしまいました。皆、一杯遊んだ分、片付けもとても早く、沢山手伝ってくれました。
 SOSのお母さんには申し訳ないくらいに絵の具だらけの皆でしたが、満足そうな顔を見せてくれたので良かったです。
 皆が昼食を食べているときに、私が顔と髪の毛を洗っていると、「先生、それどうするん?取れるん?」と心配してくれました。「汚なーい!」と言われたらときには、「皆が付けたんやん!」と言い返し、皆で笑い合いました。
 絵の具もとれ、元の姿に戻った私を見て、「あ!先生が元に戻ってる!」と安心したようでした。
 塗たくりの日は、お母さん方も、風呂では洗いがいがあったのではないでしょうか?
 SOSのお母さん、その他のお母さん方も、一杯手伝っていただき、本当にありがとうございました。
 七夕飾りが出来上がりました。子ども達が大きくなったらなりたいものを、お供えものに書いています。展示しますので見に来て下さい。
 7月はいよいよプールが始まります。子ども達との水の掛け合いが今から楽しみです。塗たくりでのリベンジも考えていますが、大勢のみんなにはきっとまた負けてしまうでしょうね。


■くま
 「忍者で行くよ〜」
 万博公園での水遊び遠足では、バスを降りてから公園までの間に大きな横断歩道があります。皆で素早く渡り切れるようにバスの中で相談して決めたのが、「忍者みたいにササっと渡る」でした。
 丁度、皆の乗るバスが横断歩道へ来たとき、りす組が渡ろうとしているところだったのですが、皆は、「僕達も上手に渡れるー!」と頼もしい言葉を聞かせてくれました。34人の忍者達はその言葉通り、信号が青になるととても上手に渡ってくれました。なかには、「ササササ…」と効果音付きの子もいて、とても可愛かったです。
 水遊び遠足は万博公園の西口から入るので、横断歩道を渡り終えてもまだもう少し歩かなければいけません。
 重い荷物を持ち、坂や階段を昇るので、きっとすぐに忍者達からは弱音が出るだろうと思い、元気が出る言葉をいくつか用意しながら歩いていました。
 「よし!そろそろ励まそう!」と列の後ろまで聞こえるように息を吸い込んだ瞬間、「○○ちゃーん!」と子ども達同士で少し列から遅れそうになっている子を呼び励ましてくれました。私が大きく吸い込んだ息は意味がなくなり少し拍子抜けでしたが、あれだけの荷物を持ちながらも、近くの友達と話しながら歩いたり、後方の友達を気遣ったりと、余裕さえ感じました。
 逆に歩道橋の長い階段では、私の方が皆から励まされていたくらいです。どうやら35人目の忍者は失格のようです。
 川では、プリンカップや穴の開いたビニール袋で水を掬ったり、川に落ちていた貝殻を見つけたりして遊んでいました。
 私も皆と一緒に遊ぼうと、ビニール袋を手に川から水を掬おうと屈んでいると、背中に違和感を感じました。
 冷たい!
 振り返ると、悪戯な笑みを浮かべた皆がプリンカップを片手に私の背後に立っていました。正に「忍法、忍び足」です。
 これに負けじとビニールに水を入れて皆の足に掛けようとしましたが、返り討ちに遭う始末で歯が立ちませんでした。あっという間に「水も滴るいい担任(?)」の出来上がりです。それでも皆の輝いた表情に私も嬉しくなりました。
 川から上がるときも、「○グループ呼ばれたで」と同じグループの友達と誘い合い、早着替えの術を互いに披露し合っているようで、微笑ましかったです。
 帰りは水を含んで更に重くなった荷物があるのにも関わらず、横断歩道では、「ササササ…」と素早く渡ってくれた34人の忍者達はとても逞しかったです。


■きりん
 日に日に暑くなってきていますが、クラスでは、毎日元気な声が飛び交っています。
 登園して来ると、すぐに靴下を脱ぐ子が増えました。汗を沢山流しながらも、園庭で走り回っている姿を見て、パワーをもらっています。
 壁面製作をしました。
 「何が作りたい?」と聞いて、すぐに返って来たのが、「お化け」でした。何人もの子が口々に言い出し、驚きました。
 しかし、それだけではありません。たこやき屋、かき氷屋、わたがし屋も作りたいとのことで、どんな壁面が出来上がるのかとても楽しみになりました。
 祭りで店頭に並べられた綿菓子や、カラフルなかき氷が沢山描かれていて、「僕、たこやき屋になりたい」と言いながら生き生きして描いている子もいました。今まで、見たことのない新しい姿で、興奮してしまいました。
 一番楽しみにしていたのが、「お化け」です。どんなお化けが出て来るのか期待で一杯でした。
 作り始めると、集中して誰も話していません。覗いてみると、しっぽ付きお化けや、巨大お化け、鬼太郎に出て来る目玉おやじを作っている子もいて、大笑いしてしまいました。本当に創造力豊かで、驚かされ、みんなも大満足している様子が嬉しかったです。
 じゃが芋掘りに行きました。
 前日の天気が悪く、中止になると思っていたのが、晴れて行けることになりました。
 長靴を履いて登園して来る皆の目が輝いていて、「まだ行かないの?」「いつ行くの?」と言う会話で一杯でした。
 バスに乗り込むと、更に気持ちが膨らみ、「もうすぐ着く?」「じゃが芋、沢山取る」と畑に到着するまで大興奮でいろいろ話をしていました。
 掘り始めると、次々とじゃが芋が出て来るので、スコップを使うのも忘れて、手で掘って取っている子もいました。
 あっという間に、袋は、じゃが芋で一杯になり、皆も満足そうでした。
 「重いよ」と言いながらも、帰りのバスでは大切そうに袋を抱え、「カレーライス作ってもらう」「コロッケ作ってもらう」と嬉しそうな笑顔で話をしていて、可愛かったです。
 しゃぼん玉遊びをしました。
 こちらから話をする前から、「優しく吹くんだよ」「友達のほうに向いて吹くのはだめ」と言って、待ち遠しいようでした。風に乗って飛んで行くしゃぼん玉を見つめる目が優しく、真っ直ぐでした。
 これからも、皆と共に色々なことを経験し、共に成長していきたいです。


■ひつじ
 雨が降ったかと思えば、夏のように暑かったりと不安定な天気でも、子ども達は元気一杯です。
 気温の高い日も、水遊びの園外保育には最適でした。
 バスを降りてから川まではかなりの距離があります。その長い道のりも、ただ歩いていては楽しくありません。皆で遊びを見付けながら歩きました。
 まずは竹やぶのの間の道を通りました。
 「トンネルみたいや」「涼しい」「あっ道がボコボコや」とその独特な雰囲気に興味津々で色々な所を見ながら散策するようにゆっくり進みました。
 次は大きな階段です。階段の段数を数えながら上がりました。
 「いち、に、さん…」と早く数えようと昇るスピードもとても速く、先頭の私を追い越すほど真剣でした。
 昇り切ると、「40段」「41段」と答えもバラバラでした。正解は41段でしたが、子ども達は正解より、登り切った達成感で表情も生き生きしていたのが印象的でした。
 予定していた場所に到着すると川遊びの始まりです。
 プリンカップで水を掬ったり、穴空きのビニール袋でシャワーを作って遊びました。プリンカップに水を入れ、高い所から流したり、足に掛けたり大はしゃぎです。
 一方で、ビニール袋を持っていた子は水を沢山入れようとしていましたが川が浅く水が少ししか入りませんでした。
 私が深い穴の所が入れやすいと伝えると、一斉に皆が集中して大混雑でした。すぐにコツを掴んでいました。
 個々で楽しんでいたのはほんの5分ほどでした。背中が冷たいなと思って振り返ると、笑顔の男の子が立っていましす。
 一人が始めると、「先生に掛けてやる」と皆が一斉に私に向かってきて、あっという間に全身濡れてしまいました。私もたっぷり仕返しをしましたが、子ども達のパワーに負けてしまいました。
 プール遊びでどれほど遊ぶのか、今からとても楽しみになりました。
 七夕製作をしました。
 笹飾りのテーマはフルーツバスケッットです。テーマも皆で話し合って決めました。自分達で決めたので製作意欲がとても高かったです。同じ果物を沢山作る子、全て違った物を作る子と様々でした。ハサミの動かし方がとても正確で、細かい果物の特徴を良く掴んでいたのに驚きました。
 裏に願い事を書いて笹に飾ります。皆の願い事が叶いますように。



    


■ばなな
 梅雨に入り、じめじめとする日が続くようになりました。これからいよいよ夏本番と、気が重くなる私とは違い、子ども達はそんな暑さもお構いなしといった様子で毎日元気に過ごしています。そんな子ども達からパワーをもらっています。
 6月に入ってすぐ、2度目の園外保育がありました。
 初めての園外保育はまだ梅雨入りしていないのにも関わらず、私の強烈な雨女振りが災いし、延期となったため、2度目の園外保育もどうなることかと心配しましたが、「明日は天気になりますように!!」と一緒に願った皆の強い想いが天に届き、正に快晴、絶好の遠足日和となりました。
 当日の朝、子ども達は登園するなり、「先生今日は遠足行ける?」「晴れたなぁ!!」と、本当に嬉しそうに尋ねて来ました。行けることを伝えると皆大喜びで水筒の自慢大会をしてくれました。
 そしてバスに乗り込みいざ出発です!
 移動中のバスの中は大賑わいでした。
 「万博公園、行ったことあるよ!」と得意気顔、電車や観覧車、モノレールを見つけては、「わぁ!」と目を輝かせた顔、一瞬一瞬に色々な表情を見せてくれる子ども達が可愛くて、思わず私の顔も綻びました。
 万博公園に到着です!
 でもまだ先は遠く、たっぷり歩かなくてはなりませんでした。しかし遠くで顔を歪ませる太陽の塔に引き寄せられるかのように、子ども達は元気に歩いていました。
 予定の場所に到着して、まずお茶を飲むといつものパワーが回復しました。
 その後、鬼ごっこをしたり、パラバルーンを使ったり、花を摘んだり、汗だくになって遊びました。
 昼食前に、太陽の塔を見に行きました。
 皆で塔に向かって、「こんにちは!!」と叫ぶと何処からか返事が聞こえ、子ども達は嬉しそうに顔を見合わせ、何度も叫んでいました。
 そんな子どもとは裏腹に、いつその声の主が誰なのか子ども達に発覚しないかと、ハラハラしながら必死でした。
 「また来ようね!」と子どもを促し退散しました。子どもも私も大満足でした。
 帰りのバスでも皆は元気でした。中には眠ってしまった子もいて、ちょっと羨ましかったです。
 7月です。7月に入るといよいよプールが始まります。私同様子どもも楽しみにしていることでしょう。
 クラスには私より更に強い晴女、晴男がいてくれることを願っています。だって、一日でも多くプール遊びをしたいですから!


■みかん
 沢山の行事を経験した今月は、子ども達の逞しい表情に成長を感じる毎日でした。
 19日、園庭に置かれた沢山の水入りタライに囲まれて、水遊びをしました。
 「裸にスモック」の着替えもすっかり慣れ、一度伝えると、友達に教えてくれる子もいるほどです。友達の輪も広がり、クラスの信頼関係も少しずつ築き上げられていることに嬉しく思いました。
 そして、裸足で園庭に出掛けました。
 穴を開けたペットボトルのシャワーを子ども達に掛けたら、どんな表情を見せてくれるのだろう、とペットボトルを片手に振り返ると、子ども達は金魚すくいコーナーに群がり、夢中になっていました。そこに殺到するのも無理はないでしょう。水槽にはカラフルな金魚(樹脂製で尾びれがひらひらと水に揺れて本物そっくり)が沢山泳いでいるのです。何色の金魚にするか、目を輝かせて順番を待っていました。
 タライの周りがあまりにも寂しかったので、待ち時間なしのペットボトル、じょうろを持って、誘いに行き、水を掛けると、「僕にも掛けて!」と、次から次へと集まりました。客寄せは成功しました。
 初めはスモックが汚れることに抵抗していた子も、気が付けばびしょびしょになりながら友達と掛け合いをする姿がありました。
 ホースから出る水のトンネルをゆっくりとくぐったり、わざと濡れる位置で待っている子ども達の姿を見て、私も思わず夢中になって水を掛けていました。自ら足や手にじょうろの水を掛け、少々顔に掛かっても動じず笑っている姿はとても頼もしく、7月からのプール遊びの様子が頭に浮かび、待ち遠しく感じました。お母さん方も是非、パンツ姿の逞しい子ども達を覗きに来て下さい。
 もうすぐ七夕です。願い事を書く短冊と、お供え物の飾りを作りました。
 和紙にサインペンで模様を描き、魔法の水を筆に付けると、あちらこちらで、「ちちんぷいぷいっ」と、聞こえてきました。
 滲んでできた模様に驚き、乾くと更に綺麗な模様になっている和紙を見て、「僕のこんなんやで!」と見せ合う姿が微笑ましかったです。
 ハサミの使い方にも随分慣れ、四角い画用紙から角を切っていく方法で丸に挑戦しました。これはかなり難しいです。
 「だんだん丸になってきたで」「私のも見て!」と、得意気に見せてくれました。
 出来た丸い画用紙に、にじみ絵をちぎって貼り、綺麗な飾りの完成です。
 大きな笹が届くまでは部屋で、その飾りと共に、可愛らしい願い事が風に揺られています。素敵な七夕になりますように。


■すいか
 6月になり雨が続くことが多くなりましたが、初夏らしい晴れ間も見られます。
 子ども達は強い日差しに負けないで元気に園庭で遊んでいます。
 2度目の園外保育は万博公園へ行きました。
 追い駆けっこ、だるまさんが転んだ、フォークダンス、パラバルーンと広い野原で思い切り遊びました。
 パラバルーン(パラシュートの生地で出来た大きな円形の体育用具)では、一旦持ち上げて下に下ろすとできる空間の中に子ども達も入って大興奮です。「キャー」という声や明るい笑い声が公園に響いていました。
 そして、シロツメ草やクローバーも探しました。
 「みーっけ」、「先生、こっちにもあった」と言って摘んだり、草の上を転がったりして、自然との触れ合いを肌で感じていました。
 太陽の塔を見て、「でっかー」と驚く子、「こんなんやった」と自分の身体で真似をする子、「またね」と手を振る子と様々で、とても微笑ましかったです。
 帰りのバスに中で疲れて寝ている子、眠気と戦いながらも窓の外を見る子など、色々な表情を見ると心が和やかになりました。
 シャボン玉遊びでは、「見て!お空に飛んでいったよ」と言って感動する子の姿が見られました。
 初めは出来なかった子も、「タコの口でふーって優しく吹いてみて」と言うと、成功して、「出来た」と言って喜んでいました。
 シャボン玉を追う目はとても輝いていて、生き生きしていました。
 自由時間にもシャボン玉ができるようになり、また子ども達の大好きな遊びが増えて嬉しいです。当分の間、園庭の空に浮かぶシャボン玉が途絶えることはなさそうです。
 水遊びの日、「水遊びする」、「早くしたい」、「まだせーへんの?」と言って期待に胸を膨らませていました。
 日差しが強く、気温も高かったのですが、暑さも吹き飛ばせるほど大はしゃぎでした。
 ホースで作る水のトンネルの下を何度も通って遊んでいました。
 「みんな、びしょ濡れだよ」と言っている間にじょうろを使って派手に水を掛けられてしまいました。仕返しをしようと構えると、「やあ!」と言って、別の子が後ろから水鉄砲で攻撃されて、私も全身びしょ濡れになりました。それでも子ども達と一緒に笑って幸せだなと感じました。
 抵抗なく存分に水遊びを楽しむ子ども達を見て、7月からのプール遊びが楽しみになりました。
 子ども達と迎える夏がどんものになるのか、今から楽しみでなりません。
 夏に負けないよう元気に遊びたいです。


■もも
 6月に入り、日差しが強く暑い日が続きますが、元気な子ども達は体操服に着替えてすぐに、「お外で遊ぶ」と言って、園庭に飛び出し活発に遊んでいます。
 また、最近では、ダンゴムシ探しが人気で、沢山見付けると、嬉しそうに友達と見合っています。
 合同遊びでは、うぐいす組と一緒に素材遊びと大型積み木に分かれて遊びました。頼もしい年長児と遊ぶ姿は、とても生き生きとしていました。
 素材遊びでは、「これを使おう」と言って、作り方を教わりながら、一緒に大きな箱をテープで貼り合わせ、煙突が付いた工場のような物を作っていました。そして、「お菓子屋さんやねん」と嬉しそうに教えてくれ、周りの子とごっこ遊びをしていました。
 大型積み木では、囲いを作り、温泉に見立て誘い合い、一緒に浸かっていました。
 片付けるときには、「ここに置こう」と言い合い、綺麗に並べられるよう工夫していました。
 こうして、日々友達の輪が広がっています。
 園外保育で万博記念公園に行きました。
 「今日遠足だね」と言って、満面の笑みを浮かべて登園してくる様子を見て、とても楽しみにしている気持ちが伝わってきました。
 そして、これからバスに乗ることを伝えると待ちきれない様子で、いつもより早く準備をして出発しました。
 バスの中では、「観覧車や」「太陽の塔や」と様々な物を見付けて興奮気味に話をしていました。
 歩いている途中で、モノレールが通ると、「うわー、おっきい」と歓声を上げ、その純粋な姿は、とても微笑ましかったです。
 広場に着いてからパラバルーンで遊びました。
 大きなパラバルーンを皆で持ち上げ、宙に浮くと大喜びで一斉にその下に入りました。そのときの歓声と笑顔は今でもはっきりと覚えています。
 その後、太陽の塔近くに行き、「顔が二つあるよ」などと話したり、見上げて余りの大きさに驚いたりしていました。帰りには、「バイバイ」と大きく手を振って、満足した様子でバスに乗りました。
 帰りのバスでは、遊び疲れて、行きの賑やかな様子を忘れそうなほど静かで、今にも寝てしまいそうな姿がとても可愛らしかったです。
 園庭での水遊びでは、水鉄砲でどこまで遠く飛ばせるか競ったり、金魚すくいで取れた金魚を自慢気に見せてくれたりしました。
 また、ペットボトルから勢い良く出る水を浴びて、「冷たい!」と言って、友達と掛け合い、とてもはしゃいでいました。
 これからも、子ども達の元気一杯な姿が見られることがとても楽しみです。


■めろん
 気が付けば子ども達の服装が長袖から半袖に変わり、日に日に暑さが感じられるようになりました。
 帽子をかぶったと同時に園庭へ飛び出し、そして顔を真っ赤に染め、汗でびっしょり濡れた子ども達の顔は、とても眩しく見えます。
 2回目の園外保育で、万博公園へ行きました。
 バスの窓から太陽の塔が見えて来ると、「太陽さぁ〜ん」と指差し、すでに子ども達の興奮は高まっていました。
 公園までの歩道橋では、太陽の塔に手を振り挨拶をしたり、近付いて行くにつれ、「わぁ〜」「でっかいな」と驚き、中には怖がったりと子ども達の様々な新しい表情に出会えました。
 芝生では、まず遠くにある大きな木を目指し駆けっこをしました。
 「よーい、どん!」と共に一緒に走りましたが、元気一杯の子ども達に追い越されそうになりました。
 また、子ども達同士で追い掛け合う姿を見て、全力を出し切り、逞しかったです。
 次に、初めてパラバルーンで遊びました。大きく膨らませたパラバルーンを見て、「わぁ、綺麗だ」「海みたい」「風船だ」と、一人一人の感動や驚いている姿は、子どもらしく、無邪気でした。
 幼稚園に帰ってからも、興奮が冷めないようで、よほど印象深かったのか、太陽の塔の話を暫くしていました。
 「また会いに行こうね」と言うと、嬉しそうに声を揃え、「うん!」と満面の笑みで答えてくれました。今から次の遠足が楽しみです。
 先日、しゃぼん玉遊びをしました。
 部屋でしゃぼん玉の話をすると「早くしたい」「いつするの?」と言い、子ども達はこの日をとても楽しみにしていました。
 しかし、実際に行なってみると、「出来ないよ」と、なかなか吹くコツが分からない子もいましたが、「タコさんの口で優しくふぅーって吹くんだよ」と伝えると、小さく可愛いしゃぼん玉が、ストローから沢山出て来ました。 
 今では、クラスにはしゃぼん玉の達人が一杯います。
 園庭で水遊びもしました。
 色水遊びで水鉄砲の飛ばし方を知っていたので、もう皆上手に飛ばしていました。
 「何か冷たい」と思い、振り返ると、子ども達は水鉄砲をこちらに向け笑っていました。まるで小さな戦士のような子ども達に集中攻撃されてしまいましが、ホースのシャワーには勝てなかったようです。
 皆の普段とは違う活発な姿は、今も思い出すだけで笑みが浮かびます。
 七月から始まるプールでも、色んな表情が見られると思うと今から楽しみで仕方ありません。


■ぶどう
 6月5日、2回目の園外保育は願い叶って気持ちの良い晴れでした。以前は雨で延期になってしまい、雨が続いていたのでどうなるかと思っていましたが、皆の願いが届いたのでしょう。
 さぁ、バスに乗って万博公園まで出発です。
 バスの中では教師おばけが出て来たり、なぞなぞをしたりと沢山遊んで、私達は少し疲れてしまいました。でもそんな私達とは違い、子ども達のテンションはもう最高潮です。
 バスから降りると、「あー!太陽の人!」「ん?太陽の人?太陽の塔だよー」と言うと、「あっそうだった」と皆で大爆笑です。
 移動をして御飯を食べる広場まで行き、水筒、鞄を置くと自由時間です。
 遠足恒例の電車ごっこ、鬼ごっこをした後、綱引きも初めて挑戦しました。男の子対女の子です。驚いたことに、女の子の方が強かったです。「よーい、はい!」の私の声と同時に女の子は勢い良く綱を引っ張り男の子に勝ちました。男の子は、「あーあ、負けちゃった」と悔しがっていましたが、女の子はもうニコニコで満面の笑みです。
 気を取り直して、次は初めてパラバルーンで遊びました。初めて見るパラバルーンに皆目を輝かせ、興味津々です。フワフワと皆で上下に動かしたり、中に入って昼寝をしたり、赤色のパラバルーンだったので赤帽子がオレンジ色に見えたので、「魔法のパラバルーン」と名前を付けました。
 2回目の園外保育は皆の笑顔と楽しく終わりました。帰りのバスでは、何人もの子が疲れて寝てしまいました。また早く3回目の園外保育行きたいね。
 今月は楽しい行事が一杯です。その2つ目は水遊びです。
 梅雨の時期に入り、園庭で遊ぶことも少なくなって来たので心配していましたが、園外保育同様晴天で、水遊び日よりでした。
 金魚掬いが今年は一番人気でした。去年までは魚型の醤油入れを金魚に見立てていたのですが、今年は違います。本物そっくりの金魚に皆は「うわーすごい」「可愛い」「持って帰ってお母さんにあげる」と大満足でした。
 穴あきペットボトルやジョーロに水を入れ、背後からそっと水を掛けて来る子や、真正面から掛けて来る子と様々でした。プール遊びが楽しみになりますね。
 今月最大の行事とも言えるのが、じゃが芋掘りです。年少のこの時期、大丈夫なのかな?と思う私をよそに子ども達はいとも簡単に、じゃが芋を掘っていました。掘れたときのあの嬉しそうな声と笑顔は忘れられません。
 持って帰るとき、「お母さん喜んでくれるかな?」「今日はポテトサラダ作ってもらうんねん」と大事そうに重たいじゃが芋を持って帰られていました。家でどんな笑顔で保護者の方に話をされるのか想像するだけで楽しくなって来ます。皆どうやってじゃが芋べたのかな?    


■いちご
 日差しが暑くなり、半袖の制服に衣替えをした子ども達が爽やかな笑顔で登園して来ます。そして暑さに負けず、元気一杯に外に遊びに行き、部屋に帰ってきたときには、額に汗を輝かせています。
 暑い日は続き、水遊びがしたくなる季節です。
 普段は、「手を洗うときに水道で遊んだらだめだよ」と注意するのですが、水遊びのときには、「今日はスモックもショートパンツも濡れていいんだよ」と話をすると、「えー!?」と友達と目を合わせて喜び、「濡れても良いの?」ともう一度、聞き返す子もいました。
 濡れても良いことを知った子ども達は、思い切り遊んでいました。子ども達の悪戯心が大爆発です。
 穴を開けたペットボトルやじょうろに水を入れて、自分の足や手にかける子がいれば、水鉄砲に水を入れるのに苦戦しながらも、そのうちコツを掴んで、何度も繰り返し、水を遠くまで飛ばす子もいます。
 また、水槽に入ったカラフルな人工の金魚を真剣に何度もすくう子と、それぞれの好きな遊びを見つけ、気持ちよさそうに遊んでいました。
 私も気が付くと子どもに返り、思い切りみんなと一緒に遊んでしまいました。
 来月のプール遊びも楽しみです。
 6月の初めには、万博に遠足に行きました。
 バスを降りてからの道のりは、前回より長く、最後まで歩けるかなと心配していたのですが、思っている以上に皆は逞しかったです。嫌がるどころか、手を繋いでいる友達と話をする余裕も見せながら、楽しそうに広場まで歩いていきました。
 太陽の塔を近くで見たときには、その迫力に口を開けたまま、どの子も声を失っていました。
 そんな子ども達に、「松葉先生と、どっちが大きい?」とちょっと意地悪く尋ねると、「太陽の塔の方が大きい」と答えていました。
 「じゃあ、お父さんとだったらどっちが大きい?」ともう一度尋ねると、「う〜ん」と悩んだ末、「お父さん!!」という答えが返ってきました。子ども達にとってお父さんは、それほど大きな存在なのだろうと感じながらも、真剣な表情で答えてくれた姿が可愛らしかったです。
 その後も、「こんにちは」と挨拶をしたり、太陽の塔の真似をして遊びました。「見てー」と口を曲げて見せてくれたり、太陽の塔のことを「太陽のお父さん」と言う子もいて、何度も楽しませてくれました。
 皆の少し成長した逞しい姿と、子どもらしい可愛い姿が見れた2回目の遠足でした。
 一人一人の個性が日に日に花開いてきています。元気一杯な皆と楽しい夏を過ごしたいです。