■うぐいす
 自身の年齢のことより答えづらい質問がこれです。
 「発表会何するの?」
 しかしこの質問は、年度初めや学期初め、それどころか月に一度のペースで登場します。
 それほどまでに子ども達の心を占める発表会だから、SOMETIMESでの発表をするまでの期間は心理戦が繰り広げられるのです。
 今年は何をしようかと模索中の4、5月は、「何がしたい?」と子ども達の声に耳に傾けます。大半の答えに、兄弟の作品や、年少と年中の頃に見た作品の名前ばかりが上がり、憧れの強さを感じます。
 そして、発表会が決定する6月を過ぎると、「何だと思う?」のなぞなぞに変わります。ここからが問題なのです。ここからの約半年間をごまかし続けなければならないからです。なかなか答えの出ないなぞなぞに子ども達も苛立ちを隠せません。
 「発表会何するの?」「11月まで待ってって言ってたやん!」
 今日こそ逃げられません。
 「じゃ、じゃあこの中のどれでしょう」とチョークを握りました。ゆっくり走らせるその黄色の棒と子ども達の声が重なりました。「@へれんけらーAむーらんBあかげのあんCへらくれすDすーほーのしろいうまEないちんげーるFとべないほたる」
 ひらがなに違和感を覚えながら振り返ると、何度も視線を往復させる興奮気味な子ども達の姿がありました。皆なぞなぞの答えが知りたくてたまりません。
 @から順にあらすじを伝えていくと、あまりにも真っすぐすぎる瞳に吸い込まれそうで、適当なことは言えない緊張感があります。吟味する様は真剣そのものです。そして子ども達の反応は様々でした。
 「手を挙げて決めようよ」誰かの声に多数決が始まりました。多数決も何ももう決まっているのに、どうフォローをしようか頭が痛いなぁ。結果が出ました。圧倒的な数で「とべないホタル」です。「やったー!」と意味のない結果に沸いていました。
 そのときです。たまたま通りかかったつばめ組の担任が指を差して言いました。「つばめ組はコレです」
 子ども達は口をあんぐりと開け、ぽかーんとしていました。何とその指がFを差していたのです。
 「ええー!」まさか、この半年間の経緯を知ってか知らぬかの指差しに、今日もなぞなぞは振り出しに戻るのでした。
 ただ一つ、この多数決にも意味がありました。「とべないホタル」を選んだ理由です。いえ、この理由があったから「とべないホタル」になったのです。「優しいうぐいす組にぴったりだから!」さぁ、もう間もなくです!


■ぺんぎん
 寒さが厳しくなってきましたが、子ども達の姿に何度も心温まり、胸が熱くなった毎日でした。
 どんなに冷たい風が吹いていても、「縄跳びしてくる!」と、みんな元気一杯出掛けて行きます。
 外に行くと、まだ跳べない子が何度も何度もチャレンジしていました。引っ掛かっても諦めない、その姿だけでも嬉しかったのですが、その隣で応援する子や跳び方を教える子がいたのです。その姿は、園庭であちらこちら見られます。
 跳べたときには、「○○君、跳べたよ」「2回も跳べてん」と、自分のことのように報告してくれました。刺激し合い、助け合うみんなの姿に胸が熱くなりました。まだ上手く跳べない子もいるけれど、諦めずチャレンジしています。これからも応援していきたいです。
 リレーのチームをくじ引きで決めました。
 今までは、好きな子とチームを組んで良かったけれど、今回はくじなので、仲良しの友達と一緒になれないこともあります。
 「今回はくじだから仲良しの友達と同じチームになれないかもしれないよ」と、話し始めると、「分かってるよ」「大丈夫!」「みんなで頑張ったらいいやん」と、返ってきました。
 くじを開き、チームに分かれると、やはり、少し肩を落とす子もいましたが、直ぐにチームの仲間と作戦を立てていました。みんなの気持ちは既に一つなんだなと感じ、嬉しかったです。
 みんな日々、色んなことを経験して、少しずつ成長しているのですね。こんなに近くで、一人一人の成長を感じられることを改めて、幸せに思います。
 リレー大会では、再び温かく、熱い応援でみんなの背中を押してあげて下さい。宜しくお願いします。
 「残り少ない日々を考えて落ち込まず、前を向いて」と、いくら思っていても、「ありがとう拍手を」の歌を歌っていると、自然と涙が溢れてしまいます。一度歌い、歌詞について話をしました。
 歌の1番に出てくる友達については、「友達がいなかったら?」と聞くと、「リレー出来ない」「楽しくない」と、これまでの思い出を振り返っていました。
 2番は別れのことを伝え、恐かったけど、「先生、優しかった?」と、恐ろしい質問をしました。少し間があり、「うん」と、笑う(苦笑い?)みんなでした。
 3番のお母さんに対しては、どの子も表情が変わり、真剣に考えていました。いつも見守り、自分のことを見ていてくれたお母さんを思い浮べていたのですね。
 話し終えると、「もう一回歌いたい」と、リクエストしてくれ、より気持ちの込もった歌になりました。
 残り少ない日を、大切に過ごしたいです。


■はと
 つい先日の出来事です。
 12時過ぎ、午後から行なうリレーのため、私は園庭へ向かいました。ご飯を食べていた皆に、12時40分になったらリレーが始まること、それまでにきちんと片付けておくこと、赤帽子を被ってハチマキを付けること、全員揃ったら園庭に降りて来ても良いことを伝え、出て行きました。
 その話を、「うんっ!オッケー!」と張り切って聞いていた皆に、「じゃぁ先生、後でね!」と見送られ、ちょっぴりの期待を抱えながら、はとの部屋を後にしました。
 そして、リレーの準備を終え時計を見ると、12時38分を指していました。もう直ぐリレーの時間です。園庭からは全く見えない部屋の様子を心配し、さっきの期待も諦めに変わりかけたとき、視界にある光景が飛び込んで来ました。
 「先生〜!!お待たせ〜!」
 そうです。赤白帽子を被り、黄色いハチマキを付けた皆が、張り切って降りて来たのです。しかも、リレーのチーム毎に並んで降りて来たのには驚きでした。その姿は、凛々しく、頼しく思えました。
 しかし、驚きの出来事は、これで終わりではありませんでした。
 忘れ物を取りに部屋へ戻った私の目に写ったものは、綺麗に片付いた部屋でした。
 誰がどんなふうに皆に声を掛け、皆がどういうふうに片付けて、力を合わせて準備をしていたのかを想像すると、嬉しくて思わず顔がニヤけてしまいました。
 忘れ物を取り、園庭へ向かおうとすると今度は、「お〜い、○○君〜!」「こっちにはおらへんなぁ〜」と、5、6人の友達が、まだ園庭へ降りて来ていなかった友達を、探す声が聞こえたのです。
 「あっ先生!○○君と○○君がおらへんねんけど、見なかった?」「あっちも見に行こう!」と必死になって、探してくれていたのです。そんな姿に、再び驚かされました。
 ちなみに、いなくなっていた二人は、ハチマキを付け講堂周りに展示してある写真に、夢中で見入っていて、皆が探す声に慌てて園庭に降りて行きました。(笑)こんなおとぼけも見せつつ、クラス全体が、自分のことだけでなく、全員が揃って皆で一緒に行なおうという気持ちになってくれたことが、何より嬉しく思えました。
 あのミニミニ運動会以来、心を1つにすることの大切さを、感じてくれているのだと確信させてくれた出来事でした。
 その日のリレーで見せた皆の笑顔は、とびきり輝いて見えました。やっぱり皆で一緒に何かをするのって楽しいね!


■かもめ
 今月の始めに行った園外保育で皆はある物を見つけました。
 手を引っ張られ、背中を押され、「凄いよ!びっくりするよ!」と女の子達に案内されると、そこには、「こっちやで!」と何度も手招きしながら待っている男の子がいて、その後ろには木の洞穴がありました。
 「昨日の洞穴やで!」と皆、大興奮です。実は前日に、「動物の冬仕度」というテーマで描画を行ない、そこで洞穴の話をしていたのです。嬉しい偶然に誰もが笑顔です。
 「リスいるかと思って覗いたけど、いなかったわ」「だってまだ冬ちゃうやん」と和ませてくれる会話も聞こえ、先ほどまで山のあちこちでどんぐりを拾っていた皆が全員洞穴の近くに集まっています。
 「ここさぁ、かもめ組の秘密の場所にしよう!」という声が上がり、「秘密」という言葉に皆の目が輝きました。
 洞穴の中で小さく丸まり肩を並べる子、その横の坂で遊ぶ子、穴の上に登り下を覗く子とその光景はとても温かく、微笑ましかったです。
 「こっちにも面白い物があった!」と声がすれば次の瞬間、全員が声の主の方に向かいます。そして、そこには何個も何個も奥へと続く切り株がありました。
 「木の椅子!」と手前が聞こえて来ます。今度はそちらへ集合です。
 「また洞穴見つけちゃった!」と本日2つ目の大発見です。穴の中はとても居心地が良さそうで、「家みたい!」と皆言っていました。
 「なんか家族みたい」「ここでかもめ組で住めるで」と楽しい話に花を咲かせた後に、「また絶対に皆でここに来たい」と言われました。
 もう遠足でこの場所に来ることはありませんが、またいつか皆でこの秘密の洞穴を囲めたら良いなと心から思いました。
 その後、うぐいす組の先生が皆に、どんぐりが沢山ある場所を教えに来てくれ、再びどんぐり拾い開始です。袋が閉じられないほどの量のどんぐりが詰め込まれ大満足の皆でした。
 その日、皆が帰った後にうぐいす組の先生から、「帰りに沢山の子がありがとうって言いに来たよ」と教えてもらいました。
 今回の園外保育を皆は、「最高に楽しかった!」と言っていましたが私も負けないぐらい最高に楽しく、そして最高に嬉しかったです。
 来月はお母さん達を招待する造形参観と、リレー大会があります。どちらも皆すごく気合いが入っているので楽しみにしていて下さい!
 

■かなりや
「ありがとう〜友達〜♪」
 だめです。泣いてしまいそうです。とうとう、この歌を歌う季節がやってきました。
 初めて歌ったとき、「これ知ってるー!!」「発表会の最後に歌うんやろー!!」「お母さん、これ聞いて泣くねんでー!!」と大興奮でした。
 歌詞の内容を説明すると、「ふーん」「へー」「ええ歌やなぁ」と心が温かくなったようでした。
 「なんでお母さん泣くん?」「子どもが上手に歌ってるから?」「幼稚園だから?」「何か覚い出した人と違う?」
 子ども達だけの話し合いではなかなか答えがまとまらないようです。
 「小さな赤ちゃんだった皆が、6年でこんなにも大きくなって、舞台で立派に、『ありがとう〜お母さん〜』なんて歌ったら、やっぱり感動するんじゃない?」と助言すると、「やっぱりー!」「知ってるー!」
 なんて可愛い皆です。
 「だから、歌うときは、1番は友達、2番は先生、3番はお母さんのことを想って歌って欲しいなぁ」「いいよー!」「特に2番ね」
 毎回、歌い終わる度に、「もう1回!」とリクエストされるほど、この歌が大好きです。
 11月は、沢山の絵を描いてきました。
 絵は、子どもの表現のひとつです。描きたいと思ったものが、その紙の中に描けると、「出来たー!」と、もう満足です。子どもからしたら大きくて真っ白な画用紙に、小さなクレパスや細い筆で、あれほどのびのびとした絵を描いてくれるのだから、子どもって凄いなと思います。大人では、なかなか勇気がいることです。
 子どもは、例え、白い所が多かろうと、塗り残しがあろうと完成を喜びますが、つい紙全体のバランスを見たり、紙の隅々まで描いて欲しいなどと思ってしまうのは、絵を「表現」とは取らず、「作品」と捉える、大人の悪い所です。
 描画展示、絵手紙でも、絵は、子どもの「表現」として捉えて見ていただけたら、1つ1つの絵が、きっと愛しく思えるのではないかと思います。
 「なんでこれを描いたんだろう」などと想像しながら見ると、なかなか楽しいものです。
 かなりやの絵描き達は、今は、大工さんへと転職です。毎日、金づちの音と鋸の音が、気嫌良く音楽を奏でています。
 お母さんを招待する日まで、「かなりや計画表」を立てて、少しずつですが確実に進んでいます。
 造形最終参観楽しみにしていて下さいね!
 でも、12月いっぱいは、小さな芸術家達と小さな大工さん達がまだまだ活躍しそうです。そう、でも、12月には小さなアスリート達にも活躍してもらわなければ!


■つばめ
 朝夕の寒さが増し、木々の色付きに少しずつ冬の訪れを感じます。
 子ども達は登園するなり、体操服、ショートパンツに着替え、寒さに負けず元気一杯に遊びに行っています!さすが子どもは風の子ですね。
 しかし、しばらくすると、「先生寒いからスモック取りに来た!」と自分達で体温調節も出来るようになっていて、頼もしく思っています。
 今、自由時間に流行している遊びと言えば、「縄跳び」「リレー」です。
 縄跳びは、「郵便屋さん」が大人気で、いつも数人で始めるのですが、気付けば長蛇の列が出来ています。私と誰かが縄跳びを回すのですが、「さっき沢山跳んだから代わるわ」と自然に交代している子ども達です。
 リレーも自分達でチームに分かれて誰がアンカーをするか決め遊んでいます。自由時間とはいえ、リレーはリレーですからかなり勝敗にもこだわっていて、可愛いです!
 たまに、人数調整で私にも声が掛かりますが、皆のスピードの速さにはついて行けません!私が遅いと分かってからは、あまり誘いもこなくなりました(笑)。
 もうすぐ12月です。12月と言えば、「リレー大会」ですね。時が経つ早さには驚きを隠せません。
 新しいチームは、くじ引きで決めました。チーム名、走順決めも、もうお手のものです。
 皆で意見を交わし合いながら決めていました。私の出る幕なんて全くなく、各チームの話しに入ろうとすると、大ブーイングです。
 「先生、邪魔!」「今、集中してるから違う所に行って!」
 寂しくもあり、でも皆の成長を感じ嬉しく思いました。
 新チームになり初めてのリレーでは、各チーム2回走りました。そしてそれぞれ一回は一位を取りました!私も運動会のときよりスピードアップしている皆に驚き、また心が一つになっていると感じました。
 応援もすごかったです!
 その日は3クラスで戦い見事一位でした。部屋に戻ると、「初めてのチームやのに皆すごかったな!」「心を合わせられてたな!」と大喜びしていた皆が可愛かったです。
 「でも心を一つにするのは難しくてすぐバラバラになるからご飯食べたらまたリレーしようぜ!」と約束する子ども達でした。
 今回の喜びを忘れず、自信へと繋げてリレー大会へ向けて取り組んで行きたいです。
 2学期も残すところあと1ヶ月になりました。笑顔一杯、元気一杯皆と思い切り楽しみます!


■あひる
「宇宙ステーション、今日造れる?」と毎朝、何人もの子ども達が目を輝かせて尋ねます。
 今、子ども達を1番夢中にさせているのは、宇宙ステーション造りです。
 この間、壁面製作で宇宙を造りました。造り進めていく段階で、自分達で本を見て調べ、宇宙には地球、月、太陽、星、金星や水星などの様々な惑星があると知り、感動していました。部屋の本棚に、そっと宇宙関係の本を置いておいた担任は、興味を持って本を広げる子ども達を見て、嬉しくなります。どんな活動でも、興味を持って取り組むことが1番大切なのではないでしょうか。
 その証拠に、「地球にしか人はいないの?」、「どんな惑星があるんだろう」など疑問を持って本を開いていました。小さな学者が沢山いて、驚かされました。
 「どうして宇宙は真っ暗なのに、地球は明るいの?」とある子が言うと、「太陽があるからやん」と他の子が続きます。
 「じゃぁ、太陽はずっと宇宙にあるのに、どうして夜になるの?」と誰かが尋ねます。たった5歳の子達がこんな疑問を持つなんて予想していませんでした。その鋭い質問を、なるべく分かり易く答えると、「へぇー、地球って回ってるんだ」、「太陽が照ってるところだけ昼ってことかぁ」と子ども達なりに納得している様子でした。凄いですね。
 さて、その興味を持ったまま、造形遊びが始まりました。
 話し合い、「宇宙には店がないから宇宙ステーションに各グループで店を開いて、ショッピングセンターにしよう」と決定しました。
 まずは、外装に取り掛かっています。
 「ここ持っとくから、釘頼むな」、「○○ちゃん、ここ支えててね」などと、友達同士で役割を交代しながら協力し合っています。
 最近、机や棚に挑戦しているグループが出ました。
 「なんかぐらぐらするぞ」と自分達で問題に気付き、「物差し貸して」と物差しで計り、鉛筆で印を付けるなど、試行錯誤しながら完成しました。
 「出来た!やったぁ!!」と抱き合って喜ぶ姿が、可愛くてたまりません。
 次は、椅子に挑戦したいそうです。どんな宇宙ステーションになるのか、本当に楽しみです。
 先週、「ありがとう、拍手を」を初めて歌いました。
 涙目になった担任に、まだ気付いていないようです。残りの日々は確実に減っているけれど、もう少しこのままでいたいと願わずにはいられません。
 楽しい毎日で一杯にしようね。




    

■ぞう
 木々が色付き、風が冷たくなってきましたが、子ども達は、「鬼ごっこしよう!」や、「鉄棒の所で待っててね」と友達と約束をして元気に遊びに出かけます。
 12日、大根抜きに行きました。
 初めての大根抜きでしたが、どうやって抜くか尋ねると、「真っすぐ」とすぐに答えてくれるほど、話をよく聞いていました。
 そして、「抜けた」「見て」とあちこちで喜びの声が聞こえ、「重たい」と大切そうに持っていました。味は格別だったでしょうね。
 15日、万博の自然公園へ遠足へ行きました。
 バスの中では、これまでの園外保育では皆で歌ったり、話をしていましたが、今回は友達同士で喋ったり、手遊びを始めたりもしていて、子ども達だけでも楽しそうでした。
 到着して荷物を置いたらどんぐり拾いに出発しました。
 落ち葉が絨毯のように広がっていて、「見て、綺麗な葉っぱ」と目を輝かせて見せてくれました。
 その後、姿勢を低くし、目を凝らしてまるで宝探しのようにどんぐりを探していました。
 「どんぐり、ないで」、と最初は悲しそうでしたが、「こっちにどんぐりあるよ」と伝えると、「えっどこどこ?」と走って来て、「あった〜」と次々に拾っていました。
 「赤い実もあったよ」と嬉しそうに教えてくれたり、ミミズや小さい黒い虫にも興味津々で観察していました。
 拾い終わると皆の満足そうな笑顔が見れ、嬉しかったです。
 太陽の塔を、坂に寝転がって見ました。いつもと違う太陽の塔に、「手がでっかい」と口を開けて見上げている姿は可愛かったです。
 その坂を、「キャ〜」と転がっていて楽しそうでした。また、「もう1回、転がりたい」と昼食後にリクエストがあり、楽しんでもらえて良かったです。
 描画参観の後も描画をしました。
 ハロウィンをテーマに描いたときは、絵本や飾りを置いていたので、「ハロウィン、知ってるで」や、「お家でする」「お菓子をくれなきゃいたずらするぞって言う」と話を沢山聞かせてくれました。
 沢山の色の絵の具を用意しても、色で遊んでしまうこともなく、「白がいい」「次は、黒」と自分で選んで使っていました。
 周りの子を気にすることもなく伸び伸び描き、画用紙一杯に描いた絵には想いが溢れていて、聞かなくても次々に説明してくれるほどです。
 描画展示ですでに見ていただけたしょうか?


■りす
 園庭の木々の葉も枯れ落ち、いよいよ寒い冬の到来です。しかし、子ども達はそんな冬の寒さになんて負けていません。幼稚園に登園するとすぐに、急いで体操服に着替え、「先生、外行ってきまーす!」と元気に外に駆け出して行きます。そんな元気な子ども達から毎日たくさんのパワーをもらっています。
 12日、さつまいも掘りの次に皆が楽しみにしていた大根抜きに行きました。
 子ども達は初めての体験で目をきらきらさせています。
 「土の上に出ている大根の葉っぱを両手で持って上に抜くんだよ!」というと、子ども達は、「よーし、頑張るぞー!」と気合い十分です。
 「わぁ!もう抜けた」と尻もちをついてびっくりする子、「さつまいもより簡単や!」と嬉しがる子、「先生、見てー!」と大きな大根を持ち上げて大喜びする子など、皆の大満足な笑顔が見られ、とても楽しい大根抜きの体験が出来ました。
 そして、15日には、雲一つない晴天に恵まれ、万博公園に遠足に出かけました。
 早速、広い公園の中の秋の森を皆で探検です。
 「秋を探しに行こう!」と、子ども達の気分も高まります。見事な紅葉を見て、「りす組の秋の森(壁面製作)と一緒だね」「綺麗!」と、赤や黄色に美しく染まった木々を眺めて感動しました。
 落ち葉をかき集めて、落ち葉の投げ合いが始まりました。そのうち、子ども達対先生になり、あまりの勢いに降参しながら、次はどんぐり拾いに夢中になりました。
 万博公園には、どんぐりの木以外にもたくさんの種類の木があり、「赤い木の実み一つけた!」「松ぼっくりの赤ちゃんみたい!」と、子ども達は自分の目でたくさんの「小さな秋」を発見できました。
 また、辺り一面クローバーの草原を見つけてそこに皆で行くことにしました。
 「クローバーは葉っぱが3枚あるでしょ。葉っぱが4枚のクローバーを見つけると、幸せになれるんだよ」との話をすると、「じゃあ見つける!」と子ども達はわくわくした表情で4つ葉のクローバーを探し始めました。そんな子ども達の姿を見ていると、とても温かい気持ちになりました。
 「先生見て!なんか4枚ちゃうけどいっぱい葉っぱついてる俺すげー!これあげる!」と必死に見つけてはプレゼントしてくれる子ども達の気持ちがすごく嬉しかったです。
 園外へ出かけると、幼稚園では見られない一面や、姿を発見できて、今までよりもっと子ども達のことを知れます。秋の遠足も心に残る良い思い出になりました。


■きりん
 風が冷たくなり、園庭の葉も色付き、少しずつ冬が近付いているのを感じさせられる季節になりました。
 園庭に落ちていた赤や黄色の葉っぱを両手一杯に拾って来ては、嬉しそうに袋に入れて、大切そうに持って帰っている姿を多く見るようになりました。
 小さな掌に小さなどんぐりや、きれいな色の葉っぱを沢山乗せて、プレゼントしてくれるのが凄く嬉しいです。
 造形遊びが始まりました。そのために、部屋のスペースが狭くなり、何をするにも少し窮屈な状態です。しかし皆にとっては、その生活が面白いようです。前後に座る友達の距離が近づいたと共に、仲も少しずつ深まっているように感じます。
 私が言わなくても、友達の手助けを自然にしたり、友達の体調が悪いときには、「○○ちゃん、大丈夫?どうしたの?」と聞きに来たりと、見えない部分で成長しているのを実感しました。
 昼食時には、椅子の上に盆を置き、その上に弁当を置いて食べているのですが、それが楽しみなようで、準備も普段より早く、見ていておかしくなるほどです。
 「遠足みたいー」と好きな友達の隣に座って、毎日楽しい時間が流れています。
 チューリップの球根を植えました。
 「今日は、チューリップの球根を植えに行くよ」と伝えると、皆は興奮して、「やったー」「キャー」と言いながら、大騒ぎです。植木鉢を、しっかり抱きかかえて、出発しました。
 くま組の前に到着し、タライに入った土を見ると、「これ入れるんやー」と興奮は治まりません。
 土を入れ始めると、真剣に作業に集中していました。球根を穴に置くと、少しずつ丁寧に大切そうに土を入れていて、皆の優しさが伝わってきました。
 植え終わり、植木鉢の前で話をしていると、「何色のチューリップが咲くのか楽しみ」「早く咲かないかぁ」と目を輝かせながら、言っていました。皆の姿を見て、全員のチューリップが丈夫に育つよう願いました。芽が出るのが楽しみです。
 大根抜きに行きました。
 なぜか大根抜きを芋掘りと思い込んでいた子が多く、当日の朝に、「今日は大根抜きに行くよ」と言うと、戸惑っている子がいて、笑ってしまいました。
 畑に到着し、大根を抜こうとするのですが、手助けをしても抜けないのもあり、いつの間にか私の方が必死になって楽しんでいました。
 今年も残りわずかになりましたが、毎日笑顔で楽しく過ごせるよう願っています。


■くま
 先月、ヒヤシンスとクロッカスの栽培を始めてから、皆はその成長に釘付けだったのですが、また1つ楽しみは増えました。チューリップの球根を植えたのです。
 植える予定をしていた日の数日前、ピアノの奥の教師のコーナーに、既に記名済みの真新しい植木鉢が並んでいるのを数人の子ども達が見つけました。
 「先生、チューリップの植木鉢?」とすぐに鋭い質問が飛んで来ました。それからは、降園時に翌日の予定を伝えようと、「明日は…」と切り出すと、「チューリップ??」と全員が私の言葉を固唾を飲んで持ってくれていて、私も植える日が楽しみになりました。
 当日の朝、午後から植えることを伝えると、「やったー!」「よっしゃー」と大歓声が起こりました。
 目印の線まで土を入れ、拳で土を押して球根を置く穴を作り、球根を置いたら上まで土を被せる、という植える手順も1度しか説明していないのですが、グループの友達と、「球根入れた?」「もうちょっと(土は)上までだよ」と声を掛け合って取り組んでくれていて、皆が逞しく感じました。
 全員が植え終わると、皆で頭を寄せ合って植えたばかりの宝物を覗き込んでいました。今すぐには芽は出ないことを伝えると、「ヒヤシンスみたいに、先に髭(根)が出て、それから上が伸びてくるんやろ?」と先月、皆が目の当たりにした経験を覚えていてくれました。「もう、髭出て来たかな?」とまだ見ぬ宝物への期待も日々膨らんでいます。
 当番児が水やりに向かうときなどは、誰が当番か分からないくらい「水やり見守り隊」がいたり、自由時間には、誰かが必ず植木鉢を見つめています。
 皆の期待に応えて「早く咲いて欲しい」とも思いますが、この宝物が花開く頃には皆は年長さんです。そんなことをふと考え少し寂しくなりましたが、そうは言ってられません!!花が咲くのはまだまだ先のような気がしていましたが、ヒヤシンスも根を広げたのはとても早かったことを思い出しました。きっと、チューリップも春を待たず、皆の期待も糧に伸びていくのでしょう。
 また今回、33人のチューリップ達は、描画で「自分の花」を咲かせてくれました。展示では1人1作品ですが、花の言葉に耳を傾けてみて下さい。
 まだまだ「造形活動の花」「発表会の花」も大きな花を咲かそうと待ってくれています。私も子ども達に負けないよう日々精進しなければいけません。
 33人のチューリップ達の成長に釘付けな担任です


■ひつじ
 朝の冷え込みが激しくなってきましたが、まだまだ半袖で走り回っている子ども達もいます。
 万博自然公園の園外保育では赤や黄色に色付いた木々を見て、子ども達も大はしゃぎでした。
 到着すると、ビニール袋を準備してどんぐり拾いに出発しました。前回のような大きなどんぐりはありませんでしたが、小さな可愛いどんぐりを真剣な表情で探していました。落ち葉が沢山あるので、どんぐりも探すのが大変ですが、葉を掻き分けて次々に取り、夢中になり過ぎて木々の深い所へ行く子までいました。
 今回は綺麗な紅葉も見られ、落ち葉拾いもしました。
 「うわー、赤と黄色になってる」と拾った落ち葉を見て不思議そうに眺めていました。
 1人が見付けると、皆で拾っていました。
 「全部赤いよ」「これは茶色と黄色」と友達と葉を見せ合い、葉のグラデーションの違いを見て喜んでいる姿は微笑ましかったです。
 別の場所へ移動しようと木から少し離れると風が吹いてきました。すると葉が風で舞い落ちてきて、子ども達の頭に降ってくると、「いっぱい落ちてきた」「葉っぱの雪みたい」「秋が降ってきた」と子ども達の表現も様々で素敵な言葉が沢山生まれました。
 行く前からとても楽しみにしていたのが大根抜きです。
 最近、「大きなカブ」の絵本を読んで期待に胸を膨らませていました。
 畑に到着すると、「大根どこにあるの?」と葉しか見えなくて、不安そうにする子もいましたが、近付いて真っ白の大根を見付けると、「あった」と嬉しそうにしていました。
 葉を持ち、抜き始めましたが、なかなか大根も根強くて抜けません。歯を食いしばり、「うんとこしょ、どっこいしょ」と絵本の掛け声を思い出し、大きな声で言いながら抜いている子もいました。
 やっとの思いで抜くと、「やったー」「大きいのが抜けた」と大喜びで、帰りのビニール袋の重さも嬉しい重さでした。味はいかがだったでしょうか。
 造形遊びも大好きで、家や祭り作りに夢中で、活動時間が短いと、「もっとしたい」と言うほどです。
 高い屋根を付けるときも、「私は貼るから、テープを持って来て」と役割分担ができるようになり、友達と協力し合う姿も沢山見られ、成長を肌で感じられます。
 今は随分遊びも進んで、小さい素材で食べ物や玩具など友達の製作しているのを、見て刺激し合って遊んでいるので、今後の展開を楽しみにしていて下さい。


■ぱんだ
 先月の芋掘りに続き、大根抜きに行きました。
 「あ!スコップがない!!」と、芋掘りに行ったときに使ったものをよく覚えてくれてました。
 「大丈夫だよ。今日は、掘るんじゃなくて大根を抜くんだよ」と伝えると皆は「???」と不思議そうな顔をしていました。
 バスに乗っているときに『大きなかぶ』の話をしました。バスの中で皆で、「うんとこしょ!どっこいしょ!!」の大合唱でした。
 畑に着き、大根を近くで見て、「これ抜くの?」と、長い葉っぱを見ながら皆驚いていました。
 そして、SOSのお母さん方と協力し、「よいしょー!」と抜くと、本当に絵本と同じように抜けた大根を持ったまま尻もちをついている子が沢山いました。でも皆その大きな大根を抱え、「先生すごいで!」と目をキラキラ輝かせながら見せてくれ、「袋に入れるの手伝って」「この袋、小っちゃすぎるわ」「葉っぱが出てまう」と大喜びでした。
 その大きな大根がよほど嬉しかったのか、両手で抱え、「見て見て!赤ちゃんみたいやろ」と話してくれる子もいました。
 部屋に帰ってからも、「大根、ずっと外に置いとくん?」とずっと気にしていました。自分の力で引き抜いた大根だったので、特に嬉しかったようです。
 描画活動も沢山行ないました。
 参観で見ていただいたように、個人持ちの絵の具でも何枚か絵を描きました。2学期に入ってすぐの頃はただたくさんの絵の具があるのが嬉しかったようでしたが、途中からはどの色をどのように使うかを1人1人が自分で考え、描くようになりました。
 朝、絵の具を見ると、「今日も絵の具?!」と、嬉しそうに聞いてくれる様子からも本当に楽しいんだなと、伝わりました。
 以前は描いていたものが絵の具で混ざってしまっても気にせず描き続けていた子も、「この上に描きたいんだけど混ざっちゃう」と気にするようになり、皆にも、混ざらないように描ける方法を伝えました。すると、今までよりも丁寧に描いてくれるようになり、自分の絵も大切にしてくれるようになりました。
 絵の具が6色あっても色を使い分け、クレパスでも絵を描くなど細かいことも時間を掛け、集中して活動してくれています。
 個人持ちの絵の具のときにはどんな色が出来たかを友達と見せ合ったり、絵の具を混ぜる量によっても色が濃くなったりすることにも気付いてくれていました。
 描画展示で十分ご覧下さい。


■しか
 しか組がスタートしてから、気が付けばもう8ヶ月という時間が過ぎていました。様々な行事と、一緒に過ごした一日一日を経て、子ども達同士に強い絆が結ばれているのが分かります。一対一の関係だけでなく、クラスとして、本当に仲が深まりました。
 「出来ることと出来ないことがあるのは皆が同じだから、出来る人が助ければ良い」という話をずっとしてきていましたが、皆はもう無意識にそれが出来るようになりました。
 製作や描画活動、教材遊びなどは、活動中に私が何も言わなくて良いほど、子ども達同士で教え合ったり、準備や片付けも手伝い合っています。
 誰か泣いてる友達がいれば、多勢がその子へ駆け寄り、優しく話を聞いて励ましてくれます。
 話を聞きに行くのが一歩出遅れた私が、「どうしたの?」と尋ねると、「今聞いているから先生ちょっと黙って」と皆に言われてしまったり、私の出る間もなkく子ども達で解決してしまうことも多く、お互いの気持ちを尊重しながら仲裁している姿や優しい言葉を掛けている姿が見られ、一日に何度かそんな温かい光景を目にし幸せな気持ちにしてもらっています。
 一人一人の心の成長と、子ども達同士の心の繋がりの強さを、日常の様々な場面で感じ、いつもこうして傍らでそれを見られること嬉しく思います。
 沢山描いた絵にも、友達が多く登場するようになりました。相変わらず描画活動中の部屋はとても静かで、描いてる途中で何を描いているのか尋ねると、「今、描いてるから後で話す」「先生、ちょっと待って」と言われることが多くなり、私も黙って皆の絵を見ているほどです。
 描き上がると一転して、その絵に詰まった思いや広がる物語を嬉しそうに沢山話してくれます。私の大好きな時間です。
 話を聞くと、なるほど、と納得したり、見ただけでは分からないことに気付いたりと、皆の世界にお邪魔させてもらう喜びをいつも一人占めしています。
 様々な画材を使って沢山のテーマで絵を描きましたが、どの絵もその子どもらしさと想いが溢れていて、描画展示の一枚を決めるのにとても悩みました。全部見ていただきたいのが本音です。
 子ども達も、自分の絵一枚ずつに込めた想いがしっかりあり、愛着もあるのでしょうか、「どの絵を飾るの?」と楽しみにしています。
 一人一枚ずつは残念ですが、貼り終わった絵を眺めているだけで幸せな気持ちになりました。
 お家の方も、子ども達の世界に触れに来て下さい



    


■いちご
 園庭の木が枯れ始め、肌寒い季節になりました。殆どの子がブレザーを着て登園して来るのを見ると、入園当初を思い出させます。
 着慣れない制服で不安そうな表情で、幼稚園に来ていた皆が、今では制服姿も馴染み、生き生きとした表情で来てくれ、月日の流れの早さを感じます。
 遠足で万博公園へ行きました。バスの中では、“おおがたバス”を熱唱したり、万博が近くなると、「ジェットコースター乗ったことあるよ」「俺もあるで」とジェットコースターは話で大盛り上がりです。
 そして、モノレールが横を通ると、「キャー!!」と声を上げて喜んだりと、車内は大興奮でした。 また、バスの前に見える太陽の塔に目が釘付けになっていました。
 「大きいね」「顔が2つある」「変な顔だね」と手を繋いでいる友達と楽しそうに話していたり、口を大きく開いて見つめたまま歩いている子もいて、可愛かったです。
 今回もどんぐり拾いをしました。前回ほどはなかったのですが、今回は木の実も落ちていて、「見てー赤い実」「ブルーベリーみたい」「どんぐりの赤ちゃん見付けた」など、小さな実を小さな手で落とさないように、大切に持って来て見せてくれました。
 落ち葉拾いもしました。
 赤や黄色に色付けした葉っぱを見て、「綺麗」「こんな色を見付けたで」と友達同士で見せ合っていました。自然の中で様々な物を発見して、感動している姿に子ども達の純粋さを感じました。
 続いては、落ち葉のシャワーです。
 「54321」のカウントダウンで上から葉っぱを降らせました。
 「先生!!もう1回やって」とリクエストに応え、何度も上から降らせて遊び、皆で落ち葉まみれになっていました。
 その後、リクエストがなくなったので、そろそろ昼食にしようかなと考えていると、背後から、今度は子ども達からの集中攻撃が始まりました。結局、最後には私達が一番、葉っぱまみれでした。
 皆で思いきり遊び、美味しい弁当を食べ、楽しかった遠足では、帰りのバスでもまだ、興奮が治まらない様子でした。
 こんな楽しい園外保育も残り1回です。そして、いちご組で過ごす日も、半分以上、過ぎてしまいました。
 しかし、まだまだ行事は大根抜き、餅つき、発表会など、沢山あります。残り4ヶ月も、皆で思いきり遊んだり、笑ったり団結したりと沢山の思い出を作りたいです。


■ぶどう
 園庭の色付いた葉も落ち始め、すっかり冬らしくなって来ました。外へ出ると白い息が出るのが当たり前になってしまい、私達は寒さで震えてしまっているのに、子ども達はまだまだ半袖で元気一杯です。
 「寒かったらスモック着てて良いよ」と言う私達に、「寒ないー」「暑いからいらない」と、驚くような返事が返ってきます。子ども達のパワーには勝てません。風邪を引かないよう、見守っていきたいと思います。
 11月の初めには、2回目の万博自然公園に行きました。
 朝から、「今日、遠足やろー!」「アンパンマンのポテト入っているで」「○○はみかん持って来たー」と弁当の中身を話し合ったり、新しい水筒に変えたのを見せ合ったり、気持ちはもう最高潮に達していました。
 バスに乗り、「出発進行!」と元気一杯の声で万博自然公園に向かってバスが走り出しました。
 今回はばなな組と一緒のバスに乗りました。一番に出発したはずなのに、「あれ?」途中で後から出発したはずの、すいか組といちご組に追い越されてしまいました。さぁ、子ども達は黙っていません。追い越したバスに向かって、「待てー!」「ずるいー!」と叫び、呼び戻そうとしています。でもその声は聞こえることもなく、信号で止まっている私達のバスをよそに先に行ってしまいました。
 「あーあ負けちゃった」「ひまわりバスの運転手さん頑張ってよー」と子ども達の悔しい気持ちは運転手さんに向けられてしまいましたが、無事に到着です。
 運転手さんに礼を言い、バスを降り男女別に2列に並び手を繋ぎます。
 「あれ?いつの間に並ぶのがこんなにも早くなったの?」
 先に並んだ子が友達の名前を呼び、「○○ちゃんこっちー手繋ごう」と誘う姿まで見られました。SOSのお母さんもこれには驚いていて、「すごいねー」と目を丸くされていました。
 2列で歩くのもお手の物で、あっと言う間に太陽の塔に着きました。
 「デカッ」「パパより大きい」と言う声に思わず笑ってしまったのは私達だけではなく写真屋さんもでした。
 記念写真を撮り、いつもの昼食場所へ鞄と水筒を置いたら、どんぐりと落ち葉拾いへ出発です。 でもメインは太陽の塔です。太陽の塔の下まで行くと皆はもう興奮状態でした。あまりの大きさに口をポカーンと開けて見ている子、太陽の塔の顔や体を真似して、口を尖らせ手を広げている子、その姿を見ていると、入園当初の頃が思い出せないほど、大きく、逞しく成長したな。と感じました。
 さぁ、11月は造形遊びも始まりました。他のクラスよりも大きくてすごい家や店を作ると大張り切りです。家の中の細かい部分まで作っていて感心ししてまいます。12月までにどんな家や店が出来るのか楽しみです。


■ばなな
 日に日に寒くなり、木の葉も散る季節となりました。しかし、子ども達はそんなことお構いなしと言った様子で、毎日外で元気に遊んでいます。
 「出発進行〜!!」
 元気な掛け声と共に万博公園へ、遠足に出発です。
 朝から、「今日遠足やろ?」「早く行きたい!!」と皆楽しみにしていただけあって、バスの中は大賑わいでした。
 歌を歌ったり、話したりしているうちに、エキスポランドの観覧車が見えて来ます。すると皆のテンションも急上昇します。
 「あ、観覧車!!」と食い入るように見つめる子ども達の華やいだ顔が今でも目に浮かびます。
 太陽の塔が見えて来ると、もうすぐそこです!しかし、バスから降りて公園内までの距離は長くて、子ども達にとっては辛いはずです。目的地はすぐそこに見えているのに、歩いても歩いても、なかなか辿り着かないのですから。
 でも、やっぱり子ども達は元気です!
 隣の友達と手を繋ぎ、ときには前の子との間が空いて行くのにも気付かないほど、話に夢中になっている子や、太陽の塔の顔の真似っこをして、笑う子もいました。
 入園して初めて万博公園に行ったときのことを思い返すと、友達との関わりが深まり、絆が強くなって行くのが感じられ、嬉しくなり、私達も皆からパワーを貰いました。
 公園では、どんぐり拾いをしました。
 前回の千里南公園に比べて小さいどんぐりを探し出すのに時間は掛かりませんでした。
 「あ、どんぐり!!」と1人の子が見つけると皆駆け寄り沢山拾っていました。
 中には少ししか拾っていない子に自分のどんぐりを分けてあげる子もいました。遊びの中で友達を思いやる優しい姿が見られ、子ども達の成長に感激しました。これからも皆が成長して行く一瞬一瞬を見逃さず大切にして行きたいです。
 造形遊びが始まりました。
 以前はノコギリの使い方に悪戦苦闘していたはずなのに、皆大人顔負けで本物の大工さんのようなんです!
 大きな段ボールを切りドアの付いた家も出来ました。外装工事も終わり、内装に取り掛かりました。素材をガムテープで壁に付けて電話やテレビまで作っていました。受話器を持って、「もしもし〜」と目を輝かせている姿は本当に可愛かったです。
 毛糸や布等素材を使い、「焼きそば作る!」と料理してくれる子や、「切符やで!」と電車の乗車券を作っている子もいます。
 造形参観終了後も、益々遊びが発展していくのが本当に楽しみです。


■みかん
園庭の木々が赤や黄色に染まり、冷たい風に吹かれひらひらと落ちていきます。
 でも、子ども達は寒さにも負けず元気一杯に園庭を走り回っています。
 8日、万博公園へ園外保育に行きました。
 朝、登園して来る子ども達からは、「先生、今日遠足!」「どんぐり一杯拾うねん」と、今か今かと待っていた気持ちが破裂したかのように、大きな叫び声が響き渡りました。
 公園の門を抜けると、目の前に大きく姿を現したのは、「太陽の塔」でした。
 子ども達の興奮も高まり、「太陽のおじさーん」と手を振る子や、「先生、早く行こう」と気持ちを抑え切れない子もいました。
 鞄を置き、どんぐり拾いの袋を持って行った先は落ち葉の山でした。
 小さなどんぐりが多かったのですが、帽子を被ったどんぐりや二つ付いた変わったどんぐり集めに必死でした。どんぐりや落ち葉を夢中になって拾う子ども達の姿は、とても可愛らしかったです。
 次に向かった先は、「太陽の塔」です。
 大きな太陽の塔を目の前に、子ども達の口は開いたまま塞がりません。
 「すごい!大きいー!」「あの顔、おじさんやん」と、皆で笑い合っていました。
 その場で落ち葉のに寝転び坂を転がり落ちたり、空を見たり、落ち葉の音を聞き、自然に触れ沢山の発見をしていました。子ども達の逞しい姿が見られた1日でした。
 造形活動が始まりました。
 ノコギリで思う存分切り刻んだ後は、段ボールを繋げて形作りです。
 最初は、小さな段ボールを繋げただけだったものが、特大段ボールを見て、「大きいのがいい」「これ使おう」と、目を輝かせ興味津々でした。
 作り始めたときは小さな家や電車だったものの、最近では、飛行機や大きな家、店を作る子が増え、素材を工夫しながら使い皆で協力し、大きな街が出来上がってきました。
 家の中にはカーテンも付けられ、テーブルや椅子も置いてありました。
 皿の上には毛糸で作った、焼きそばもあり子どもの発想には驚かされました。
 子ども達は、大人でも気付かない所に気付いたり、子どもらしい表現を沢山見せてくれます。日常生活で得た知識をここで表現しているのだと感心しています。
 参観が終わっても、まだまだ造形遊びは続きます。どんな発想で楽しませてくれるのか、期待で胸が膨らみます


■めろん
 園庭に赤色や黄色の落ち葉が舞い散る季節になりました。顔よりも大きな葉を拾い集め、束にして私達にプレゼントしてくれます。
 そんな子ども達は、遠足でも落ち葉遊びや、どんぐりや木の実拾いに夢中でした。
 袋を握りしめ、少し早足で小高い丘を駆け上がると、早速、「あった!」「ここにもある!」と次から次へと拾い進むと、落ち葉の山に到着しました。
 落ち葉を両手に山盛り持ち、「いち、にの、さん!」で空に向かい放り投げました。
 「わぁ!」と、木と木の間から差し込む光で輝く葉っぱの雪に感動し、口をぽかんと開けてみているかと思うと、「あれ?」と頭の上に違和感を感じ、落ち葉を拾っている手を止め、上を見ると予想通りでした。にやりと笑った子ども達に囲まれ、落ち葉攻撃の開始です。負けるまいと反撃しましたが、元気とパワー溢れる皆には勝てませんでした。
 太陽の塔を見上げ、再会を喜び、周りを一周しました。唇を歪ませ、両手を体の横に大きく広げ、「太陽さんの真似!」と見せてくれました。特徴をよく掴み、それぞれの表現の面白さについつい笑ってしまいました。
 次の週「太陽さんがね、皆が帰ってから一人ぼっちで寂しいって言ってたの、どうしよう!?」と、皆に相談すると、「友達作ってあげたらいいねん」と、口々に心が熱くなるような優しい答えが返って来ました。私はこの反応を期待していましたが、太陽の塔の気持ちを考えながら友達を作ってくれた皆の満足感溢れる表情が忘れられません。
 造形遊びが始まり、部屋の半分以上が段ボールで埋め尽くされています。
 マンション、プリン屋さん、電車など部屋中が大賑わいです。
 何を作ろうか話し合い、「窓、作りたい!」「これ、煙突やねん」と、驚くほど積極的に取り組んでいます。
 回数を重ねる度にグループ毎で違う物が出来、これからもどんな物を作り、出来上がるのかがとても楽しみです。
 園長先生と講堂で新しい楽器を鳴らして遊びました。
 「園長先生に格好いいところを見てもらおうね」と約束し部屋を出発しました。少し緊張している表情の子ども達でしたが、手にした楽器の音を聞き、初めてにも関わらず色々な音を楽しみ興味津々でした。そんな皆が鳴らす楽器からの綺麗な音をついつい聴き入ってしまいました。
 12月の音楽参観を楽しみにしていて下さい。 


■すいか
 園庭の木々が葉を紅く染め、秋を感じられるようになりました。子ども達は地面に落ちた葉を拾い、髪飾りにしたり、「キャー!」と掛け合いをして遊んでいます。
 先日、万博自然公園に遊びに行きました。
 どんぐりを探す子ども達の目は真剣そのもので驚きました。しゃがみ込むと、手で落ち葉を払い除け、下に隠れていたどんぐりを見付けては、「あったー!黒どんぐり!」と満面の笑顔で見せてくれます。
 「何処にあったの!」と聞いてみると、「こっち!」、「葉っぱの下に隠れんぼしてるよ!」と興奮して教えてくれ、微笑ましかったです。
 太陽の塔を近くで見ると驚いて、「大きい〜!」と見上げる子、「凄いな」と呟く子、「太陽の塔のおじさーん!」と手を振る子、様々でした。
 「真似っ子してみよう」と提案すると、眉間に皺を寄せて口を歪ませ、上手に表現していました。
 そんな子ども達の表情があまりに可愛く面白くて、楽しませてもらいました。
 昼食後は、「何して遊ぶ?」と尋ねるとすぐに、「あぶくたった!」と元気な声が返ってきました。
広くて存分に遊べる公園で、皆で大きな輪になって遊べて良かったです。
 「トントントン、何の音?」、「お化けの音〜!」と言うと大はしゃぎで、「キャー!」と笑顔一杯で走り回っていて本当に可愛かったです。
 体育参観がありました。
 「今日何するか知ってる?」と聞いて見ると、「講堂で体育参観!」、「お母さん来るって言ってた!」とやる気満々でした。
 前転は、部屋でしたときは緊張で体を固くして、「回れない」と不安な子もいましたが、何度もすると上手に出来ていました。
 ボート漕ぎはブームになっていて、自由時間に皆で集まって顔を見合わせ、「よーい、ドン!」と競争しています。そして、「1番!」、「2番!」と次々と部屋に明るい声が響きます。
 参観でも皆戸惑うことなく積極的にしてくれて嬉しかったです。
 動物小屋や鳥小屋の世話を年中児から引き継ぎました。
 子ども達は自分達がやった餌を食べる様子を見て大興奮です。
 「美味しいって言ってんでー!」、「私のあげたやつ!」と指差して言うときの表情は喜びと驚き半々で、目も輝いています。
 動物達に触れ、命の大切さを感じたり、優しい気持ちを持って欲しいです。
 いよいよまもなく12月、寒くなりますので風邪をひかないようにして下さいね。


■もも
 気が付けば、秋から冬へと移り変わり、急に冷たい風を感じるようになりました。
 子ども達も、「今日ちょっと寒いな」と少し頬を赤らめて登園してきます。しかし、一度体操服に着替えると、「先生、こんなの拾った!あげる」と落ち葉の可愛いプレゼントをしてくれます。その優しさが嬉しくて、私のポケットの中には、いつもプレゼントが一杯入っています。
 最近、子ども達の中で、約束が流行っています。
 「今日は○○ちゃんの家に行くね」と、そのやり取りを見ていて、日々友達の輪が広がっていることを感じて、微笑ましくなります。
 先日、万博公園へ遠足に行きました。
 バスに乗り込むと、「もうすぐかな?」などの明るい話声でとても賑やかになり、着くのが待ち切れない様子でした。
 到着すると、早速どんぐりの木へ行きました。
 子ども達は、「沢山取る」と意気込みを見せ、急斜面の所で夢中になって探していました。
 そこで、「ここ恐いわ」と坂を下りるのを躊躇する子がいると、「手を繋ごう」と支え合っている子ども達の姿を見ました。その頼もしさに驚かされ、絆の深さを感じました。
 次に、落ち葉が敷き詰まった林で、葉っぱを掛け合う遊びをしました。
 腕から零れんばかりの沢山の葉っぱを「わぁー」と歓声を上げて掛け合い、友達とはしゃぐ姿はとても可愛かったです。
 そして、遊び終わると優しい子ども達は、「付いてる」と言いながら服に付いた葉っぱを掃い合っていました。
 帰りのバスで、子ども達の可愛い寝顔を見ながら、この一日を振り返り、子ども達の成長をしみじみ感じました。
 造形遊びが始まりました。
 久し振りにノコギリを使い、子ども達は切れる感触を味わって喜んでいました。
 切り開けると満足した様子で、「先生、こんなんなった」と自慢気に見せてくれました。
 その刻みの活動を終え、次は柔軟な子ども達の発達で色んな物を作っていきます。
 その中の1つで、沢山繋げて列車を作っていました。話を聞くと、「ここが運転する所で、ここから煙出るねん」とイメージを膨らませて詳しく教えてくれました。
 他にも、大きな家を作ってるの」と料理をしたり、「ジュース入れとくね」と冷蔵庫にヤクルト容器を入れたり、ごっこ遊びが広がっています。
 これからも、造形遊びが続きますので、更に何を作ってくれるかと楽しみにしています。