
■はと
11月に入り再び始まったリレーで、常に上位を取り続けていました。
そんな日々が続くと、クラスの雰囲気が少し別のものに、変わり始めていました。
「今日も勝てるし」「楽勝やんな」
こんな声も多く聞かれるようになっていました。
そしてリレー大会目前で行なったリレーで、皆が予想もしていなかった結果が待っていました。
1位のクラスに大差を付けられて、4クラス中まさかの3位でした。
どのクラスとリレーをしても、上位を取り続け、天狗になっていた皆の鼻は一瞬にして、へし折られたのです。
その結果をそれぞれが、どう受け止めたのでしょうか。
部屋に帰り、元気のない皆と、話し合いをしました。シーンと静まり返った部屋に、ちょこんと座る皆は、いつもより小さく見えました。
何がいけなかったのか、どうしてこんな結果になってしまったのか、あえて皆に尋ねました。しかし、言葉を詰まらせたまま、誰一人として発言する子はいませんでした。5歳児には、まだまだ難しい話だったのかもしれません。
それでも何かは感じてくれるだろうと、皆が知っている言葉を選びながら話しました。何をしても勝てると思っていた自信が、変な余裕を持たせてしまったのかもしれません。
その日、私が見たことを全て皆に話しました。
砂遊びをする子が多かったこと、笑いながら走る子がいたこと、バトンを投げて渡していたことなどを伝えました。
そう言われれば、自分もしていたかもしれないと、言われて初めて気付いた子も少なくなかったでしょう。話を真っ直ぐに聞いてくれた皆の表情を見ると、この話は無駄ではなかったんだと思わせてくれました。
今のままでの気持ちではいけないと、皆が思ってくれたと思います。結果が全てではないことは、皆も分かってくれているはずです。しかし、真剣にやらなければ、結果は付いてこないことも感じてくれたことでしょう。
今回の出来事は、これまでの皆にとってはとても貴重な経験でした。実際に経験しなければ、見えてこないことも沢山あるのです。5歳児とはいえ、色んな経験をし、様々な感情を抱えながら、少しずつ大きく成長しています。その成長を少しでも支えていければなと思います。
このクラス通信が、お母さんの手元に届く頃には、リレー大会は終わっているのですね。新たな気持ちでリレー大会に挑んでくれた皆はどうだったでしょうか。きっと心に残る姿だったのでしょうね。
■かもめ
「1位を取ることだけが大切じゃない!」「でも1位は取りたい!」
この言葉を皆から聞いたとき、全員を抱きしめたくなりました。真剣にレースに挑み、目指す物はやはり1位です。
しかし、そう簡単に1位ばかりは取れません。思うような結果が出せないままのチームもありました。
運動会では、「最後まで絶対にあきらめない!」と全員で約束して走りました。そしてその大切さを皆が教えてくれました。
今回のリレー大会までにも幾度となく話し合いを重ねて来ました。
応援してもらうことの嬉しさを感じた皆からは、「かもめ!ファイト!」でパワーを送ろうと提案が出たり、どうしたらバトンを上手に渡せるかという作戦会議も子ども達同士で行なわれていました。バトンを落としても、転んでも、遅くても最後まであきらめないと話してくれる皆の真っ直ぐな瞳はとても美しいです。
「あきらめないって、強い心がないと出来ないんだよ。自分の力を信じないと出来ないんだよ」と話すと、「じゃぁ自分を信じて走る!」「友達が走ってるときは頑張れっていう気持ちで友達を信じる!」と返してくれました。いつの間にこんなに素晴らしいことが言えるようになったのでしょう。本当に皆の成長に驚かされます。
「1位を取ることだけが大切じゃない」の言葉に込められた皆の気持ちは立派です。そのうえで、「1位を取りたい!」という目標に向かって自分を信じて最後まで走り抜く姿は全員が輝いていました。
紫のハチマキとバトンを持った皆はとても大きく逞しく見えました。当たり前のように過ごしている毎日でも確実に一歩ずつ進んでいっていることを改めて実感します。
造形遊びの片付けや、図書から帰った後のペンダントの片付け、降園時の忘れ物確認など普段の生活でも声を掛け合い自分達で行動する皆に対し、「もう1年生だね!」と笑って言う私に、「1年生ちゃうわー!」「まだかもめ組やぁー!」と笑って返してくれます。
そんな無邪気な笑顔も、リレーのときの真剣な表情もどちらも大好きです。
先月から、「ありがとう拍手を」の歌も登場して来ました。2番の歌詞では思わず泣いてしまいそうになり、毎回気付かれないようにするのが大変です。
皆、リレー格好良かったよ。頑張った自分に拍手!
■あひる
「宇宙ステーション、造れる?」と、12月に入っても、全く熱が冷めることなく、造形遊びに夢中な子ども達です。
最終参観、楽しんでいただけたでしょうか。
「お母さん達34人来ても大丈夫なように、服一杯作ろう」、「こっちはメニュー増やして、喜ばせよう」などと自分達で話し合い、どのグループもお母さんが来るのを本当に楽しみに準備を進めてきました。
「ここから選んで、レジに行ってね」、「このスリッパ履いていいよ」、「お待たせしました!こちらが商品です」などと、お母さん達に伝える姿は、自信に満ち溢れ、きらきらした笑顔です。
参観後、「めっちゃ楽しかった!」、「お母さん、喜んでたし、びっくりしてた」と、言い合い、どの子も達成感を感じているようでした。
「あんなに沢山作ったのに、すぐ売り切れそうになった」と子ども達から反省点が出て、「明日もっと作ろう」、「そうしよう、ストック分もいるわ」と団結しています。
翌日、「今度は、いちご組が遊びに来たいんだって」と伝えると、「やったぁ!」、「弟が来るぞ」などと抱き合って喜んでいて、可愛くてたまりません。
兄弟が10人いるので、普段から遊びに行き合っていて、「今日いちごは○○してた」などと報告をよく受けます。
「今日は準備しよう」と伝えると、この間の参観での反省点より、「もっとストック作ろう!」とどのグループも夢中になって作っています。
いよいよ、遊びに来てくれる日がやって来ました。
「いらっしゃいませ!!」という声と満面の笑顔で始まりました。
「こっちはショッピングセンターだよ」、「いらっしゃい!スーパー安いよ」などと呼び入れていて、まるで本物の店のようです。普段、よく見ているからでしょう。立ち振舞いまで店の人になりきっていて、凄いです。
「こちらは、タイムマシンですよ」と、年少児を1人ずつタイムマシンに入れてあげ、男の子達5人で実際に持ち上げているグループもありました。時間はあっという間に過ぎ、「ずっとずっとやってたい」との声が沢山あり、時間があれば永遠に発展していきそうです。
早くも2学期が終わり、いよいよ発表会です。この間、「スーホーの白い馬」の絵本を読みました。最後の場面で、涙ぐむ子もいました。きっと、皆で団結して夢中になりそうな予感がします。皆で1つになろうね。「心は1つ!!」
■うぐいす
洗濯機の前で、スタートボタンを押すか押すまいかと佇んで悩んでいました。中にはピンク色の敬愛トレーナーが入っています。
リレー大会1日目の運が流されてしまわないか、ゲンを担ぐなら洗わない方がいいのか。いや、子ども達なら大丈夫、不安こそ洗い流してもらおうと、スタートボタンを押しました。ピッ。
ぱぴぷぺぽ10月号に引き続き、再び始まったリレーでも勝てない日が続きました。それでも皆で話し合い、秘密の特訓を重ねては果敢に臨みました。しかし、3クラスで競えば3等、4クラスで競えば4等と、うぐいす組はビリの代名詞となっていました。
リレーは走力よりも気持ちだと自負していたのに、報われない苛立ちから他のクラスがうらやましく見え、いつしか、どれほどの気持ちを持ってしてもどうにもならないこともあるのだと自分に言い聞かせるようになっていました。
そんなある日、「どうして勝てないのか」と話し合う子ども達に、こんな言葉を言い放ってしまったのです。
「遅いから」
子ども達の顔は一瞬にして曇り、誰も何も言わなくなっていました。自分は最低だと思いながら、そんな自分を止められませんでした。そんなとき、ある保護者に言われました。「子ども達にとっては結果よりも、先生の言葉が一番なんじゃないかな」
この言葉は深く胸に突き刺さり、悔しさを子ども達にぶつけた自分が恥ずかしくなりました。
この私が認めてあげないと!
壊してしまった子ども達の自信を取り戻すために、小さなことでもとにかく認めることを心掛け、コンマ1秒の伸びも認めたくてタイムを計ることにしました。
すると息を切らしてストップウォッチに集まり、たとえビリでも大喜びする子ども達の姿がありました。もう少しでそんな姿も見失うところでした。
子ども達の力は本当にすごいものです。レースをする度にタイムが上がっていったのです。そしてリレー大会直前には、夢の2等を取ったのです。2等であれだけ喜ぶクラスを見たのは初めてなほどの喜び振りに、改めて認めることの大切さを痛感しました。そしてリレーは気持ちなのだと確信しました。
リレー大会1日も、2等を初めて取ったチームや、タイムが1秒も上がったチームなど勢いは止まりません。雨女の力で2日目を中止にこのまま終わりたい気分です。だってもう十分に結果を出したのだから。
抜かされたっていい、バトンを落としたっていい、転んだって、ビリだって…。ここまで強い気持ちでこれたことが全てです
■つばめ
時が経つのは本当に早いもので、あっという間に2学期が終わろうとしています。
造形参観では、お越しいただきありがとうございました!
随分前からお母さんが来ると張り切り、必要なものを準備をしていました。どのコーナーもアイディアの凄さに感心しました。
当日もとても嬉しそうにお母さん、お父さんを招待する皆が可愛かったです!
参観日が終わってからも造形遊びは続いています。年少や年中のクラスからも遊びに来たいとオファーが入りました。その話しをすると、「よっしゃー!」と待ってましたと言わんばかりに大喜びの皆でした。
実際に遊びに来る日は、「今日○○組来るから、準備しよう!」と私が言わなくても準備し始めるほど張り切っていました!
遊びに来た後輩達を優しく誘い出し自分のコーナーへ連れて行きます。皆の優しさが嬉しかったようで部屋はいつもの何倍も笑顔が溢れていて、感動しました。
子ども達で協力して作り上げた素敵な街は、皆の想いが沢山詰まった街になりました。もうすぐ遊べなくなってしまうなんて、すごく寂しいです。
12月は、餅つきがありました。年長は自分で餅をつき、丸めて食べられる特典があります。朝からテンションの高い皆からは楽しみにしている気持ちが伝わり嬉しかったです!
さぁいよいよ餅つきが始まりました。さっきまで元気だった皆からは少し緊張の顔ぶれも見られましたが、杵を持ってしまえば勢いがつき上手に餅をつく姿はとても逞しく、感心しました。
丸めるときは、形にこだわり、タコ焼きのように綺麗に丸める子、黄な粉をいかに沢山つけられるか考えながら丸める子と様々で個性豊かな子ども達が微笑ましかったです!
「いただきます」の挨拶が終わり、食べ始めてから1分もしないうちにお代わりの大行列が出来ました。
沢山のお代わり用の餅も自分でついた餅ですから、美味しさも倍増したのでしょうね!あっという間に完売してしまいました。とても楽しい餅つきでした!
この原稿を書いている今、リレー大会1日目が終了しています。1日目の大健闘ぶりには本当に感動しました!寒さに負けず走る姿は今でも目に焼き付いています。
今からドキドキする2日目も皆、やってくれるでしょうね!この原稿がお母さんの手元に届く頃には結果が出ています。きっと沢山の感動を皆からもらうんだろうなぁと、すでにしみじみしている私です。
■かなりや
「いらっしゃいませー何になさいますか?」
更に発展した造形遊びでは、アルバイトといって、他のグループを行き来し、皆立派に社会人です。子どもって本当によく見てるなって改めて感じました。大人を真似た子ども達が面白過ぎて、もう1度参観したいぐらいです。
ついに、この日がやってきました。発表会のテーマを発表する日です。正直、皆がどんな反応するのか怖くて仕方ありませんでした。
降園時間、「大事なお知らせがある」と皆に告げ、早目に座ってもらいました。急がされた皆は、またどうでもいいことを言うのだろうとプリプリ怒っています。しかし、私の緊張して強ばった顔を見て、すぐに物を言う子はいなくなりました。
「今から配るプリントに何が書いてると思う?」「発表会!?」
感が良い子がすぐに気付きました。
「そう!!」「やったー!!」
テーマを発表する前から抱き合って喜んでいます。益々プレッシャーがかかります。
「他のクラスから言います」年少、年中と伝え、次、年長の番です。
「つばめ組!赤毛のアン!」「は?」「はと組!ナイチンゲール!」「え?」
年少、年中の知っている作品で大騒ぎの皆と打って変わって、年長の作品は知らない物ばかりで口をポカーンと開けています。
そして、とうとうかなりや組の番です。
「発表します!!」空気が止まりました。
「かなりや組…、『ヘレン・ケラー!!』」「??」「何?」「ヘ、ヘ、ヘレン・ケラー!!…です」「はぁ?」
やはり誰も知りませんでした。「えっと、ヘレンっていう女の子の話なんだけど、実は…」「実は?」「実は、目も、耳も、口も利けないないんだ」「!?」一気に氷りつきました。
「目も見えないし、耳も聞こえないし、喋れないんだ」「えー!」「嫌やー!」「無理ー!」
予想通りの答えです。一通り話を聞かせると、「えー!!難しそう!!」
その通りです。
「じゃぁ、ちょっと目を瞑ってみて」「今真っ暗でしょ。次は耳もふさいで」「…ゴホゴホッ」「聞こえたー!!」完璧に聞こえないなんて無理でした。
「そうだよね、難しいよね…」
そのとき、1人の男の子が立って手を伸ばして、ふらふらと転けました。
「そう!!今のヘレン!!」「えー!!」何だが1つの光が見えたようでした。なんだとばかりに皆も真似し始め、ヘレンで一杯になりました。
確かに難しい作品だと思います。けれど、皆なら、きっと、かなりや組らしい、『ヘレン・ケラー』が出来ると信じています。
奇跡が起こりますように
■ぺんぎん
リレー大会を明日に控えた日のことです。みんなの気持ちを高めようとリレー大会の話をしました。
「明日リレー大会だね」と話し始めると、「絶対一位取る!」と、頼もしい言葉が返ってきました。
「最後まで諦めない」「スピードアップする」「応援する!」と、次々と子ども達が話しを進めていきます。
色んな行事や活動を通して、こんなにもみんなの気持ちが一つになり、自分達で考え、話し合えるようになったのですね。すでに気持ちは高まり、一つになっていました。
時計を見ると、部屋を出る時間です。帰りの挨拶をしようとしたとき、「先生!『涙と勝利と』歌いたい!」
時間を気にしながらも、みんなの想いを大切にしたいと、ピアノに走りました。力と想いの込もった歌声に胸が熱くなりました。
そして、迎えた1日目、全員で参加したいと願っていたのですが、1人体調を崩し欠席になりました。出られないとすでに決まっていたのですが、みんなに伝えると、「○○ちゃんの分もがんばる!」と、再び気持ちが一つになりました。
寒さで体を震わせ、手が冷たくなりながらも繋いだバトンは、ちゃんとゴール目指して繋がっていました。
バトンを落としても直ぐに拾って走り出す姿や、転んでも立ち上がる姿、転んで涙する友達を心配する姿、最後まで諦めない姿に、涙が溢れそうになり、胸が一杯になりました。
リレー大会1日目を終え、部屋に帰ると、1人の子が涙していました。理由を聞くと、「バトンを渡す前に靴が脱げそうになったから」と、言葉を詰まらせながらも話してくれました。「大丈夫!」と声を掛けると、みんなも、「月曜またがんばろ!」「大丈夫やで」と、肩に手を当て、声を掛けてくれたのです。本当に素直で、心優しいクラスだなと改めて感じました。
1位を目指し、あの大きなトロフィーを目標に走ることは、大切なことです。でも、それ以上に大切なことを、リレー大会を通して得られたのだと感じる日々でした。一番近くで、どんどん成長するみんなを感じられる私は幸せ者です。
気が付けば12月もあっという間に過ぎ、冬休みを迎えようとしています。
3学期には発表会が始まります。「スーホーがいいな」と言っていた子ども達に、「ムーランなの」と話すと、しーんと静まり返っていましたが、今では、「発表会明日する?」とやる気満々です。「良かった」と、とりあえず一安心しました。

■きりん
園庭の木の葉も落ち、気温も急激に下がり、一気に冬が来ました。
寒いにも関わらず、子ども達は元気に縄跳びをしています。
と、言っても始めたばかりの縄跳びに皆、苦戦しています。それでも縄を必死で跳び越えようとしている目は、真剣で、何度も何度もあきらめずに繰り返している姿に感動しました。
きりん組での生活も、残り3ヶ月だと考えると、寂しく感じます。
年中になったばかりの頃は、年少の頃のクラスの友達同士で遊んでいたり、不安で泣いていた子もいましたが、今ではこんなに皆が仲良しです。友達との絆が生まれているのが、とても嬉しいです。
見て見ぬふりではなく、「どうしたの?」「大丈夫?」と自然に声を掛けている姿を見て、体だけではなく、心の成長を感じました。
皆の姿を見て、勉強になることも沢山ありました。
造形で、いちご組の友達が遊びに来ました。
造形遊びをしているときに、「今度、いちご組が遊びに来るから、今日は壊れているところを修理しよう」と言うと、「大変、急いで直さないと」と何人もの子が口々に言いながら、いつも以上に皆、力を入れて修理をしていました。
修理も友達同士で、「ここ、壊れてるよ」「一緒に直そう」とお互いに声を掛け合い協力しながら直している姿が多く見られるようになりました。
自分達で貼り方を考えたり、崩れないようにするには、どうしたら良いのかなど、考えて作っているのかを見て、驚き、とても頼もしかったです。
当日は朝から、「今日は、いちご組が来るんやろ?」と皆が楽しみにしていました。
いちご組が来ると、少し緊張もしていましたが、嬉しさを隠せず、興奮状態が続いていました。
恥ずかしがりながらも、食べ物や飲み物を出したり、座る場所を教えてあげていたり、案内をしている子もいて、皆がお兄さん、お姉さんでした。普段、見られなかった表情が見られて嬉しかったです。
餅つきをしました。
見に行く前から、餅つきの歌を自然に口ずさんでいて、目を輝かせていました。
ぺんぎん組の餅つきを見て、「早く大きい組になりたい」「餅つきしたい」と更に期待で胸は一杯です。
餅つきが始まると、自分達も餅をついているくらいの大きな身振り、手振りで歌をうたいながら、楽しんでいました。その後、何度もおかわりをして皆で美味しく食べました。
冬休み明けにまた元気な姿で会いましょう。
■りす
あっという間に12月を迎えてしまいました。りす組の子ども達と過ごせる時間は残り2ヶ月もないのかと思うと、寂しさと共に信じられない気持ちでいっぱいになります。
4月の頃を思い出し今の子ども達を見ると驚くぐらい成長していて、日々変わっていく子ども達の興味や関心も広がり、それらに対しても順応したり、出来ることも4月の頃に比べたら想像もできないほど多方面に広がっています。
その意欲を壊さず大事にし、伸ばしていくために、子ども達一人一人の成長に合わせた保育に日々奮闘しながら、子ども達から学ぶことがどれだけ多く、大切なことなのかを、子ども達自身から教えてもらえ、私にとってかけがえのない財産になりました。どんどん成長していく子ども達に負けないように、残りの時間を皆で楽しみ、素敵な思い出がたくさん残せるように、一日一日を大切に過ごしていきたいです。
12月に入ると、皆が以前から楽しみにしていた縄跳びが始まりました。
子ども達は、「やったー!」と飛び上がって大喜びしています。
初めての活動では、縄跳びをしたことある子も、ない子も楽しめるように、縄遊びから始めました。
縄跳びの端を合わせて片手で握り、頭の上で回しながら、「ヘリコプターみたい!」と手首を回すことに慣れていきます。
次に、地面に縄跳びを円にして置き、その上を足を開いたり閉じたりを繰り返して跳びます。
また、友達の縄跳びと自分の縄跳びと自分の縄跳びを交差させて引っ張り合いをして遊ぶと、「綱引きみたいで面白い!」と夢中で引っ張り合いっこしていました。
このように皆で縄跳びを楽しみながら、縄跳びに親しみを持てたように思います。今では幼稚園に来るとすぐに縄跳びを持って園庭に駆け出して行ったり、昼食を食べ終えるとすぐに、帰りの時間までも子ども達は縄跳びに夢中になっています。
縄跳びをすると一日一個塗れるりんごの縄跳び表も日に日に増えていきます。
その驚くぐらいの意欲と毎日の積み重ねで、何日か前まで跳べなかった子も連続で跳べるようになっていたり、上達するスピードに感心させられるばかりです。
12月12日、餅つきをしました。
以前から歌っていた餅つきは子ども達の大好きな歌のひとつです。「ぺったんこ!」と力強い動きで気合い十分です。
「大きい組になったらお餅つきできるんやんなー!」と今から期待に胸を膨らませている子ども達がとても可愛く思いました。
■ぞう
寒さが厳しくなり、冬本番がやって来ました。
初めて縄跳びで遊んで日は、興味津々で話を聞き、「ヘビ出来た!」と縄をヘビのように動かしたり、地面に縄を一本に伸ばして置いてその縄を中心にして左右にジャンプが出来ることもを知らせると、「見て見て、こんなにくっつけた」や、「四角」と友達と嬉しそうに繋げ合わせ、順番に跳んでいました。
その日から、縄跳びを持って大喜びに外へ遊びに行きます。
「見て」「後ろ跳び」と跳ぶところを見せてくれたり、「○回跳んだ」と跳べた回数を嬉しそうに教えてくれます。
雨の日にも、「縄跳びして来る」と外に飛び出そうとしたときは、そこまで楽しんでくれているのかと嬉しくなりながらも笑ってしまいました。
12日、餅つきがありました。
部屋を出る前に、年長児の餅つきが皆と違うことを知らせると、「知ってんで!自分達でつくんやろ」と知っている子がすぐに言い、他の子は、「え〜」と驚いていていました。
そして年長児が餅をつく姿に目が釘付けとなっていました。
餅つきを始める前に、蒸した餅米を見せると、「これ餅になるん?!」と目を丸くしていて可愛かったです。
歌いながら餅をつく真似する姿は、年少のときと違い、力強さがあり、頼もしかったです。
私も餅をつかせてもらうと、皆の声が一気に大きくなりとても嬉しかったです。
部屋に帰ると、「早く食べたい〜」と首を長くしていて、食べ始めると、「美味しい」と沢山食べ、おかわりのペースの早さにも驚きました。
造形遊びでは、年少のときに経験していることもあり、こうしたい!という考えが強く、意見が合わないこともありました。
そこで、具体例を出しながら自分がしたいことと友達がしたいことが同じとは限らないことを説明すると、とても話をよく聞いていました。
そして、自分のしたいことばかり言っていていいか尋ねると、「駄目」「楽しくなくなる」や、「どうしたいか聞く」と答えてくれ、理解してくれていることが伝わり、嬉しかったです。
その後、友達と相談したり、「こっち持って」や、「ガムテープ持って来て」と協力し合い作っていて微笑ましかったです。
参観後も付け足したり、合体したりと変化し続けています。仲良くなったから、自分の思ったことを伝えられるからこそ起こる話し合いだった思います。子ども達の心の成長が感じられ、それを上手く手助け出来るように私も一緒に成長していきたいです。
どうか楽しい冬休みをお過ごし下さい。
■ひつじ
一気に寒さが増し、半袖の子も殆どいなくなりましたが、子ども達は部屋に篭もってはいません。縄跳びが始まったので、寒い日も外で遊ぶ子が沢山います。
今まで年長の友達を見て、「早くしたいな」と羨ましそうに縄跳びを見ていました。
そして、憧れだった個人の縄を配ると皆大はしゃぎで、私が説明をする前から縄を回したりしていました。
縄を使って縄引きをしました。
初めは2人組でしましたが、腰を落として、手も震えるほど力が入っていました。力強い姿がとても頼もしかったです。
その後もペアの友達を代えて遊んでいたのですが物足りなかったようで、自然に人数が増えて行き最後には10人になっていました。
四方八方に広がった縄に興味津々で周りの子も大笑いして見ていました。
縄で遊ぶだけでは物足りずに、「早く跳びたい」と真剣な子も沢山いて、初日に跳べなかった子も、数日後には、「先生跳べるようになった」と続けて何度も跳ぶのを見せてくれました。
子ども達の意欲と成長にとても驚きました。冬休み明けには、跳べる子が増えているのではないかと楽しみです。
参観後も造形活動はまだまだ続いています。
遊びも日々変わっていき、子ども達は良く観察しているのだなと感心しています。
餅つきをしているグループがありました。
初めは段ボールを長い棒で叩き、「ぺったんこ」と歌っていました。しかし、実際に餅つきを見た後は全く遊びが違っていました。
画用紙を細かく切って餅米にしたり、杵や臼はもちろん、お母さん達がしていた餅取りの水まで準備していて、忠実に再現して楽しんでいました。 年長の部屋にも遊びに行きました。
画用紙だけでいろんなものを作っているのを見て、「これ、すごいね」「部屋に帰ってから作る」と沢山の製作物を見て刺激を受けて、更に意欲が増したように感じました。
歌を歌い、長い間楽しみにしていた餅つきも終始大興奮でした。
餅米を初めに見て、「これがお餅になるんやろ」と年少のときに見たのを思い出して自信満々に言っていました。
ところが、ついている途中の臼の中を見せてもらうと、「お米とお餅が混ざってる」と目を丸くして不思議そうにしている子もいて新鮮に感じていました。
つきたての餅の味は格別だったようで10分位で全部なくなりました。
どうぞ、楽しい冬休みをお過ごし下さい。縄跳びも是非、子ども達と一緒にして下さいね!
■しか
「ちょっとここ手伝ってくれる人来て〜」「ここ外れそうやから皆で考えよ」「○○ちゃんめっちゃ上手に作ってたから教えてもらお!」
11月の中旬頃から始まった造形遊びですが、活動中こんな声がずっと聞こえてきます。
子ども達は、もう自然に、「友達と協力する」ことが出来るようになっているのです。
「好きな友達と相談して好きなものを作ろう」としか言わず、2,3人の少人数のグループから始まるだろうと予想していた初回の造形遊びの日も、互いに積極的に声を掛け、誘い合い、「じゃあ一緒にやろう!」と、みるみるうちに人数が増えクラスが4グループに分かれたことに、本当に大きな驚きと喜びを感じました。
簡単で、当たり前のことのようですが、これは皆の素直で真っ直ぐな心と、友達を想い、自然と互いを受け入れられる関係が築かれているからこそ出来ることだと思います。
活動回数を重ね、各々に造形物に対する思いも出て来て意見がぶつかったり、上手く伝え合えない場面も出てくるのですが、私が何も言わなくても、もう子ども達だけで提案し合ったり、相談して解決出来るようにもなっていました。
その解決までの話し合いも、どちらかの意見を通すのではなく、双方の意見を互いに聞き、尊重し合って答えを出せているのです。
大人でも難しく、つい忘れてしまいがちなことも、もう子ども達には当たり前のように、自然に出来ているのです。
皆にとっては日常の、一つの会話にすぎないのでしょうが、私はこの一つ一つの子ども同士の心の関わりに、日々感動したり学ばせてもらっています。
製作技術の面でも、細部までしっかり作れるようになっていたり、大人が気付かないところに驚くような工夫がしてあり、皆の成長を感じたり、子どもの着目点のすごさや発想の豊かさに日々脱帽しています。お家の方も、実際に見て遊んでいただいて驚かれたのではないでしょうか。
もうこの造形遊びも残り僅かですが、活動を通して皆からもらう沢山の幸せを噛み締め大切にします。
急に気温が下がり寒い日が続きますが、「子どもは風の子、元気な子!」を合い言葉に、寒くても皆で出来るだけ外へ出て遊ぶようにしています。
今は年長児の影響で再び火が付いたリレーや、楽しみにしていた縄跳びなど、白い息を吐きながらも元気に遊んでいます。
冬休み中も、沢山外で遊んで下さいね。より元気な姿で3学期にまた会えるのを楽しみにしています!良いお年をお迎え下さい。
■ぱんだ
造形遊びを沢山しました。
今までにも何度かしているので段ボール箱を見ると、皆の目は輝いていました。鋸を使うときにも、いつも以上に真剣な眼差しで取り組んでくれ、あっという間に切っていました。
「先生、机造ったで」と言って見せてくれるなど、早速、造っている子もいました。
大きい段ボール箱を出し、友達と繋げるときには、「こっちに繋げようぜ」「ちょっとそこ持っといて」など、自分達で協力する姿もよく見ました。
外装に模造紙を貼り、絵の具を出して絵を描くときには、片手に絵の具入りバケツ、もう片方の手には筆を持ち、小さな可愛いペンキ屋さんが沢山いました。
見る人皆が楽しくなるようなニコニコ顔の絵を描く子や、お化け迷路では、「これが行き止まりの印なんや」と、来た人がすぐに分かるように工夫してくれていました。
内装を作るときには、素材がなくなれば他のグループのところに行き、自分達で仲良く分け合えていました。
女の子達は食器を片付ける棚を作り、その日から毎日、スプーンや皿をその棚に片付けてくれて、とても便利そうです。
男の子も、沢山の料理を作ってくれたり、お化け迷路のお化けが隠れる場所も皆だけで考え、チケットやチケット売り場も作ってくれていました。
父兄の方々に来ていただいた最終参観前には、皆すごく楽しみにしていて、「お母さんら来るんやったら足りへん!」と大急ぎで材料を増やす子も沢山いました。父兄の方も子ども達にも楽しんでもらえたようで良かったです。
他のクラスが遊びに来たときは、嬉しすぎてテンションが上がりっぱなしの皆でしたが、そんな皆の笑顔を見ていると私まで嬉しくなりました。
年長のクラスに行くと、「先生!こんなん作ってる!」と見る物全てに感動していました。
残り少ない造形遊びも思いっきり楽しんでほしいです。
餅つきもしました。
年長児が餅をつくのを見て、「僕らはお餅つかへんの?」と、残念そうにする子が沢山いましたが、「来年になったら出来るよ」と言うと、「よっしゃぁ」と、気合いも入っていました。来年は自分達でついた餅が食べれるのが楽しみですね。
2学期もあっという間に終わり、もう冬休みですね。
3学期には発表会やリレー大会もあり、今から楽しみです。
冬休み明けには、また元気一杯の皆に会えるのを楽しみにしています。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
■くま
「焼肉〜!やーきにくっ!」
何故か、くま組だけがこの掛け声になりました。
この時期、朝のマラソン時には、各クラスで掛け声を決めて走ります。皆との相談では確かに、「くま組、ファイト!」に決まった筈でした。
ところが正門を出て、園の周囲を走っていると列の後方から別の掛け声が聞こえ、次々に皆を飲み込んでいきました。「何それー?」と苦笑いしていた女の子達も、次第に声を揃えていました。
何故、焼肉なのか一瞬疑問に思いましたが、皆がとても楽しそうに走っていたので、私もその意見に同調することに決めました。実際、その掛け声を発してみて、私自身も楽しくなっていることに気付きました。皆で声を揃えて走る姿は、まるで今からそれを食べに出掛けるかのようで少し滑稽な気もしましたが、それよりも皆の足取りが軽くなり、楽しく走ってくれているのが嬉しかったです。
部屋に戻ると、「お腹空いたぁ」の声が聞こえました。
確かに、良く動いた後は食事を摂りたくなりなぁ、と思いながら、「ご飯までにはまだもう少し時間があるし、お弁当も温まってないから待っててね」と、皆に伝えながら、私も唾を飲みました。
寒くても、沢山体を動かし、沢山食べ、どんどん薄着になる皆はまさに「風の子」です。
造形遊びは、参観から更に様々な工夫を見せてくれました。
先日、うぐいす組に遊びに行き、年長児の造形物に刺激を受けると、画用紙で食べ物を作る子が増えました。
家だったコーナーがレストランに変わったり、花屋にはより沢山の花が入荷されたりと、日々変化していきました。
皆が作った町は、私も大好きな無二の町になりました。
しかし、ある日のことです。造形遊びを終え、部屋の後方部に製作物を寄せていると、数人の子がまた遊び始めました。それに釣られるかのようにどんどん遊び始める人数が増えました。
「先生、楽しくない!」
とストレートにその日は私の気持ちをぶつけてみました。
もっと楽しく片付けが出来るように言えば良かったかな、と少し後悔もしましたが、皆は部屋全体を見て、自分のコーナーだけでなく、片付けの大変そうな場所に駆けつけてくれたのです。
「あっち(片付けが)まだやで!」と教え合ったり、最後の一個までゴミを拾ってくれたり、協力して片付けを終えてくれました。
その後、皆からは「皆でやったら片付けもめっちゃ早いし、楽しかった」という嬉しい言葉をもらえ、一安心しました。
やっぱりここは無二の町です。

■もも
園庭の木の葉もすっかり落ち、息が白くなるくらい寒くなってきました。それでも子ども達は、「熱いからスモック着ない!」と毎日元気一杯に遊んでいます。
12月に入り、マラソンが始まりました。
登園して来た子ども達に、「今日はマラソンがあるんだよ」と話をしていると、「何処に行くの?」と興味津々の様子でした。
走り始めると、「ももさん、1,2」と子ども達の掛け声が響き渡りました。後ろを振り返ると、満面の笑顔で私の後ろを一人一人自分なりに力を出し切って走っていて、頼もしい子ども達でした。
途中でこけてしまった友達に、「大丈夫?」と声を掛け、手を取る光景が目に入り、胸に込み上げてくるものがありました。
庭に着いても、「もっと走れるよ!」と自慢気に教えてくれ、とても可愛いです。
12月12日の餅つきの日、子ども達は部屋に入って来ると同時に、「先生ー!今日、お餅食べるの?」と元気な声が響き渡りました。中には友達同士で、「お餅好き?」「早く食べたいね」などと楽しそうにお喋りする姿も見られ、とても微笑ましかったです。
そして、いよいよもも組にも順番が回ってきました。
子ども達は初めて見る臼と杵に目が釘付けです。
「このお米が今日からお餅になるんだよ」とふかした餅米を見せて回ると、不思議そうな何とも言えない表情をしている子や、「えー!これがお餅になるの?」と驚くなど、子ども達の反応は様々でした。
お父さん達に負けないように、子ども達も、「ぺったんこ、それぺったんこ」と歌を歌いながら餅つきをしました。
そしてついに餅がつき上がりました。出来上がった餅は、小さな餅へと形を変えて行きます。その様子を、「うわぁ」と食い入るうように見つめる姿がとても可愛くて、思わず笑ってしまいました。
部屋に戻り、皆で黄粉餅を美味しくいただきました。
つきたての餅を、「美味しいね」と笑顔で頬張っていました。暫くすると、お代わりの列が出来ていて、黄粉餅はすぐに売り切れになってしまいました。
また一つ、子ども達との思い出が増えて嬉しかったです。
手伝いをしてさったお母さん方、ありがとうございました。
冬休み明けも、元気一杯皆に会えるのを楽しみにしています。
ます。お元気で。
■みかん
「みかん!ファイト!みかん!ファイト!」
朝のマラソンが始まりました。
冬も本番になり、寒さが増してきましたが、体操の音楽が流れると、部屋で遊んでいた子も、「始まった!」と、元気よく飛び出していきます。
体操で身体を温めた後、準備体操をしてマラソンに出発です。
寒いから嫌だと言い出す子がいるのではないかと心配していましたが、そんな心配はすぐに吹き飛びました。
私が、「みかん!」と言うと、気合い一杯の、「ファイト!」が返ってきます。
園の周りを走っていると、工事中のおじさん達が、「おっ、元気やなぁ、頑張れ!」と、手を止めて応援してくれます。その声に答えるかのように、皆の掛け声も更に気合いが入り、少し得意気な顔をして走る子ども達がとても頼もしく感じました。
体もすっかり温まり、部屋に戻ると、「スモック脱いでいい?」と言う子も少なくありません。
「今日はマラソン行かないの?」「まだまだ走れるで!」とマラソン大好きになった子ども達です。冬休み、御家族でもマラソンをしてみてはいかがでしょうか。足踏みをしながら、「みかん!」と言うと、きっと元気な、「ファイト!」が、返ってくるでしょう。
造形遊びはまだまだ進行中です。
お母さん方が遊びに来て下さった参観最終日では、各コーナーでそれぞれ遊んでいましたが、今では全体が街のようになってきました。
「もしもし、何?火が燃えている?今行きます!」と、飛行機のパーツだった巨大な筒を担ぎ、サイレンを鳴らしながら部屋の中を移動しているのです。
「ここです!」と、家に住んでいた子ども達が慌てて小さな消防士達を呼んでいます。私達が、「それ飛行機だったよね?」と思わず笑っていると、「飛行機が消防車になるねん!すぐ飛んで行けるやろ!」と返ってきました。確かに空を飛ぶと早く現場に辿り着きます。皆の発想力には本当に感心しました。
店や家が火事になると、夢のような、「消防飛行機」が飛んで行き消火活動をしてくれます。
ご飯がなくなると、「ちょっと分けて下さい」と、隣の家や店に行きます。
遊びの輪を広げながら発展していく造形活動は、皆の最高の笑顔が見られます。自分達で作った最高の世界をいつまでも残してあげたいのですが、残念ながら片付けなければならない日が近付いています。それまで思い切り遊ぼうね。
もう冬休みですね。素敵なクリスマス、お正月を過ごして下さい。そして2008年、元気なダンボに会えるのを楽しみにしています。
■めろん
12月に入り、めろん組がなくなる危機が何度もありました。みんなはもう年中組になるというのです。
園長先生はめろん組の真向かいの講堂の上にいると、以前話をしたことがありました。そして、「園長先生の部屋からは、めろん組の部屋がよく見えてるんだって!」と、12月に入った頃何気なく話をしたのです。それからというもの子ども達の様子に少しずつ変化がありました。
2学期に入ってから色々な場面で担任以外の人に誉められることが増えました。
あるときは図書のお母さんに、「みんな元気に挨拶やお礼が言えるんだね」と言われ、またあるときはカミナリ先生に、「お話しっかり聞けてかっこいい!」と言われました。
私達も、「どうしてそんなにかっこいいの?」と子ども達に尋ねることも沢山ありました。そんなとき、みんなは、「だってかっこいいんだもん」と、笑って答えてくれていました。きっと子ども達はもっともっと色んな人にかっこいい所を見て欲しいと思うようになったのでしょう。
次のターゲットは園長先生です。
園長先生の部屋から自分達が見えていると知った子ども達は、ますますかっこよくなってくれました。難しい着替えも自分で済ませては、たとええボタンが掛け違っていても顔は満足気です。週末に持って帰るものを用意するときも、スモックやショートパンツを丁寧に綺麗に畳んでいます。
「こんなことも出来た!」と、日に日に色んなことが出来るようになってきました。
私が「園長先生からみんなが見えている」と言っておきながら、子ども達をこのままにしておくのは悪いなと思い、ある日部屋にある内線に園長先生から電話が掛かってきたふりをしました。
「園長先生がみんながかっこいいから明日から年中組になる?って聞いているよ」と、伝えてみました。
「じゃあ僕ひつじ組!」、「私はぱんだ組がいいなぁ」、「ぞう組に友達がいてるの」「え!!」
予想外の返事にどうすればいいか分からなくなりました。私はきっとみんななら、「それでもめろん組がいい」と言ってくれると思っていたからです。
こうなったら引き止める方法は一つしかありません。「みんながいなくなったら寂しいよ〜!」と、泣くのです。そんな私に子ども達は最後は声を揃えて言ってくれます。
「明日からもめろん組に来てあげるからね」
3学期もみんなと一緒なら、どんなことでも楽しめそうです。
素敵な冬休みになるように、健康に気をつけてお過ごし下さい。
■すいか
「寒いよ。今日は、お外行かない。」と言う子どもの声が増えてきました。
しかし、「どんぐり体操するよ。お外行こう」と言う掛け声をすると、「行かなくっちゃ。始まっちゃう」と黄帽子をかぶり、外へ出たくないと言っていた子ども達も、急いで外に出ていかれます。先ほどまでのことが嘘のように笑顔一杯に体操する姿はとても逞しく感じます。
その後のマラソンでも、皆、ついて来れるのか心配していましたが、大きな掛け声と共に元気良く走ってくれました。
いつの間にか、「いち、にい、」の掛け声が、何故か、「わっしょい」に変わっていて、思わず微笑んでしまいました。
餅つき前日、雨が降って外遊びができず、粘土遊びをしていました。
子ども達は、餅つきが待ち遠しいようで、粘土を餅に見立てて、「お餅をつきましょ、ぺったんこ」と歌いながら手をグーにして粘土を懸命に叩き、1日早い餅つき大会を笑顔一杯楽しまれていました。
「もし明日も雨が降ったらどうする?餅つきないの?」と不安気な表情で聞いてくる子もいました。
餅つき当日、子ども達が心配していた雨は止み、暖かい陽気になりました。
「餅つき!やった!」と元気一杯に登園して来てくれました。
年少は年長、年中クラスの後でお兄ちゃん、お姉ちゃんが餅つきをしているのが気になるようで、いつもよりそわそわして落ち着かない様子でした。
やっと皆の番が回って来ました。
臼の回りに着くなり、まだお父さんが餅をつく前から元気一杯に、「もちつき」の歌を歌ってくれました。その大きく力強い声は、お父さん達の元気の源になったでしょう。餅をつく間もずっと歌い続ける子ども達に驚かされました。
お母さん達が丸めてくれた餅は大好評で、沢山あった餅は次々と子ども達のお腹の中へ運ばれ、あっという間になくなりました。子ども達が美味しそうに食べる姿はとても幸せそうで、私も嬉しいです。
造形遊びも、参観で見に来られたよりも、子ども達の考え、工夫が膨らみました。12月なので、クリスマスの飾り付けをするんだと大張り切りです。紐にリボンを付けたりと可愛らしく飾り付けしてくれます。
まだまだ段ボール遊びが大好きなのですが、今学期で造形遊びが終わりになるのが残念です。
しかし、3学期からはいよいよ発表会です。どんな、「となりのトトロ」になるか楽しみです。
楽しい冬休みをお過ごし下さい。
■ばなな
「みんなに、大切な話があります。実は…今日、増田先生がいません!」
朝、子ども達に、風邪でどうしても欠席しなければならなかった増田先生のことを、そう伝えました。
とはいえ、みんなには、初めて起こった出来事です。
ぽかんと口を開け、目を丸くした子ども達からは、「どうして!」と質問の嵐でした。
そこで、詳しい事情を話すと、「お熱でしんどいんかな?」「お薬飲まなあかんって、言っといてね」「幼稚園来たかったーって、泣いてるかもしれないな」と、子ども達自身の風邪のときの姿に重ねながら、心配してくれました。
その微笑ましい会話に、実は一番不安だった私も励まされ、元気をもらいました。
その日の絵手紙は、元気になるようにと願いを込めて、増田先生を描いてくれる子も多く、「明日、この絵を見てもらおう」と約束して帰りました。
次の日、次々と登園して来る子ども達は、部屋を覗き、私達が2人でいるのを確認すると、「元気になったの?」「大丈夫?」と、笑顔で掛け寄ったり、「先生、絵の手紙見た?と、嬉しそうに話していました。子ども達には、迷惑を掛けてしまったと思いますが、心温まる微笑ましい姿が沢山見られ、私達にとっても、貴重な体験になりました。
12月に入り、「おもちつき」の歌を歌い始めました。餅を杵でつく振り付けをしながら、「ぺったんこ」と可愛らしく歌っていました。
そして迎えた餅つき当日、初めて餅つきの様子を見る子も多かったのでしょう。
「ほんまやー!ぺったんこってしてる」と、子ども達は、部屋の外の様子に釘付けです。
年少は、年長、年中が終わるのを部屋で待っていたのですが、待ち遠しくて、何度も部屋の前を、湯気の立った餅米が通り過ぎるので、「本当に、ばなな組の分もあるん?」と心配する子もでてくるほどでした。
そんなソワソワする皆に、「じゃあ、歌を歌って待っていよう」と、いつも通り、「おもちつき」を歌おうと提案しました。すると、どうでしょう!!今までの可愛らしい歌声や振り付けとは、打って変わっていたのです。「ぺったんこ!」と歌声は力強く、逞しさに圧倒された私達は思わず笑ってしまいました。
その後、臼の周りでも、その逞しさは変わらずみんなの力強いパワーが、餅をつくお父さん方にも伝わったのでしょう。みんなの思いの詰まった餅は、とても美味しかったです。
2学期も終わり、3学期はいよいよ発表会です。優しくて逞しさも持った力強い子ども達は、どんなジャックを見せてくれるのでしょうね。楽しみです。
■ぶどう
もう白い息の出ない日がないほど、寒い日々が続いています。けれど、「寒いから」と言う子はひとりもいなく、子ども達で言葉を掛け合って園庭へ走って行きます。
朝礼の曲が鳴り、私達が片付けを呼び掛けている間に、片付け終えた子が集まり、自分達で1ヶ所に固まって踊っています。
初めてその姿を見たときは、とても驚き、「すごいなぁ」と感心してしまいました。
「先生やっと来た〜」と怒られてしまうこともあったほどです。今日は何体操かな?と心躍らす表情が、見ているだけで笑顔になれます。
マラソンや縄跳び、鉄棒もしています。
マラソンでは運動会で走ることに慣れたのか、転ぶ子がほとんどいません。転んでも泣かないで、最後まで走る姿は力強いものです。
「○○ちゃん、転んだのに泣いていなくて偉いねぇ」と頭を撫でる子もいて、その光景を見る度に心温まります。
大根掘りでは、私達も子ども達もSOSママも驚くほどに大きな大根でした。
葉の所を持って引っ張る子が多く、「抜けへん」と言っていましたが、少し手助けをすると最後に自分達で、「エイ!!」と気合いを入れて抜きました。
「うわー」「おっきぃ〜」「すげっ」と目をまん丸くして、食い入って見ていました。
「○○の顔より大きいな〜」と持ち上げると、誰がどこにいるか分からなくなり、クイズのよううでした。
「サラダにしてもらう」「おでんにしてもらう」と話していました。
芋のときとは違い、弁当に入っている子がいなかったので、料理が見られず残念でした。
造形遊びでは、お母さん方と遊んでから更に物が細かく、そして増えていきました。
と言うのも、年中や年長のクラスに行って気付いたもの、知ったものが沢山あったからです。
画用紙を切ったお金も、年長のように数字を付け加えてみたり、札と小銭を作ったりと、より遊びが発展しました。
でもさすが年少さん。20円の物を買うのに1000円を渡しても釣りがなかったり、「ちょっと高いですよー」と言われて金額を尋ねると、「100円です」と言われたり、本当に予想もしない返事に毎回ドキドキワクワクしています。
参観でもう1度遊びに来ていただきたいほどでした!
年中3クラス、年長3クラスに遊びに行ったので、何組へ行ったかは、皆に教えてもらって下さいね。
冬休み、サンタクロースに何をもらうのかな?
風邪を引かないよう元気に遊んで下さい。冬休みが終わったら、また沢山の話と笑顔を楽しみに待っています!
■いちご
体操の大好きな子ども達は、寒くなったこの季節でも関係なく、園庭の真ん中で元気一杯に体を動かしています。
どんぐり体操の「どん!どん!どんぐりどん!」やモリモリ体操の「よいしょ!よいしょ!」の声が、大きな空に響きわたります。
「寒い寒い」と言って、外に出ようとしなかった子ども達も、体操の音楽が流れると、急いで外へ駆けて行きます。大好きな体操が、寒さを吹き飛ばしてくれるのでしょう。
その後には、男の子と女の子に分かれ、花いちもんめをして遊びました。
「相談しましょ、そうしましょ」の後の「べー」の表情がとても可愛らしく、思わず吹き出してしまいます。
餅つきでも、自慢の元気さを発揮していました。
登園してからもずっと、「今日、餅つき!」「もう行く?まだ?」と、目を輝かせながら、はやる気持ちを押さえていました。
「空っぽの弁当箱も持って来たよ」と、蓋を開けて見せてくれる子どももいました。
年長、年中、年少の順番で餅つきを行うのですが、年長児が行っている間も、気になるのか、何度も外を見ていました。
そして、ようやく、いちご組が回って来ました。 子ども達は、心を弾ませながら、急ぎ足で園庭に出て行きました。
早速、お父さん達が餅をつき、子ども達も一緒になって、力一杯歌を歌いました。
「ぺったんこ、それぺったんこ」と、休むことなく、お父さん達を応援しました。
「僕達も一緒にしないと、お餅が出来ないんだよね」と、表情にもとても力が入り、頼もしく感じました。
皆の想いが伝わり、餅がつき終わり、子ども達の弁当箱の中に入りました。
「良い匂い」「お餅の匂いがする」と、餅を目の前に嬉しそうでした。食べるのも大変早く、おかわり分もあっという間になくなりました。あまりのスピードに私はとても驚きました。
「食べられない」と言っていた子も、「美味しい」と、おかわりまでしていました。心が込もっている餅は、特別だったのでしょうか。
また、造形遊びでは、他のクラスへも遊びに行きました。子ども達も、他のクラスへ行くことをとても楽しみにしていて、特にあひる組へ行くと知ったときの喜ぶ姿は、可愛らしかったです。
洋服屋さんでは、自分で選んで、素敵なドレスやスカートを買い、皆満足した表情でした。
レストランでは、メニューを見ながら料理を注文し、年長児が作った本格的な店などに驚きつつも、時間を忘れるぐらい、遊びに夢中になっていました。
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