■あひる
 「明日はプラネタリウム」「もうすぐボックスホンもあるよ」
 部屋に掛けてあるカレンダーには様々な行事の予定が書き込んであります。
 それを皆と見ていたときに、「リレーのある日ね、先生の誕生日なんだよ〜」と世間話のつもりで言ったことが始まりでした。
 「何歳になるの?」と、やはり聞かれてしまい苦笑いの担任を横目に、子ども達は、「う〜ん、20歳!やっぱり16歳?」と当て合いが始まりました。「そう!20歳っ!」と答えたい衝動に駆られましたが、良心に咎められてその言葉は飲み込みました。
 数人の女の子が、「先生の誕生日をカレンダーに書いて!」と言ってくれたので、リレーの予定が書いてあったスペースに私の顔を書かせてもらいました。
 数日後のその日、昼食準備をしている時間に思わぬプレゼントをもらいました。何と、皆が誕生日会で歌う歌を伴奏なしで声を合わせ歌ってくれたのです。驚きと嬉しさの混ざった何とも表現出来ない温かい気持ちになり、持っていたやかんを持つ手と涙腺が緩みそうになりました。
 昼食を終え、リレーの作戦会議をしているときには、「この前のリレーは2位やったけど、今日は先生に1位をプレゼントしてあげる」「そうしよう!」と、粋な提案をしてくれました。その意見もとても嬉しかったのですが、「そうしよう」と、皆の心が寄り添っていく姿に心が震えました。
 リレーを終え、片付けを済ませた私が、皆より一足遅く部屋に戻ると、にんまり顔や満面の笑みに迎えられました。
 「ね…言ったでしょ!」と言わんばかりの表情です。嬉しいを通り越えて、ただただ感心してしまいました。本当に印象深いプレゼントだらけの1日でした。
 その日は、降園時間が迫っていたので余韻に浸っている時間はなかったのですが、翌日以降にも余韻は残っていました。
 「…それで、何歳になったん?」今度ばかりは逃げられそうにありません。「8歳」と答えた私はすかさず、「絶対嘘やーだって兄ちゃん9歳やもん」と突っ込まれてしまう始末でタジタジでした。(でも、良心と相談した8歳児は強ち嘘つきではありません!)皆からは、「じゃぁ80歳やな!」と悪戯な推理をされてしまいましたが、今年の誕生日は80歳まで絶対に忘れない出来事です。
 皆の優しさや想いやりを互いに感じ合えるように、心が一層寄り添うようにこれからも皆と毎日を過ごしていきます。
 本当に温かいプレゼントをありがとうね、みんな。


■うぐいす
 「行けー!」「もう1周周れー!」
 さて、何でしょう?答えは、当番発表です。
 当番児へのインタビューが終わった後、マイクをバトン変わりにして、「よーいドン!」で、ハイハイハイ!!と隣の子に渡していきます。最後に受け取った子が、クラスを1周して、またバトンを渡し、2周目に突入、といきたいところですが最後は私が受け取り、「えー!」のブーイングで終わるのが、最近のクラスの日課になっているのです。
 4月のリレーで1位が獲れたものだから、それからリレーが大好きで、自分達の出番でない日も、白線を使ってリレーをしています。
 「明日リレーだよ!」と言うと、「イエーイ!やったー!」と跳んで喜び、その場で走り出すほどです。 
 「手と足、思い切り振ったらいいねん!」「バトン取るとき手を出しといた方がいい!」
 身振り手振り、自分達の情報をぶつけ合います。 「頑張るぞ!エイエイオー!!」と子ども達で気合いを入れている姿は、まるで年長の3学期を見ているようでした。
 次の日、またまた見事1位で、皆大喜びでした。 リレーで学ぶことって多いんです。今回みたいに毎日1位になれるとは限りません。これから、悔しい思いもするだろうし、意欲もなくなるときだってくるかもしれません。ずっと勝てないグループがいたら?走るのが得意じゃない子がいたら?リレーは1人じゃ出来ません。壁にぶつかる度、皆で話し合って乗り越えていって欲しいですね。
 最近、皆といると、さすが年長だなぁと思うことがよくあります。今作っている壁面もそうです。
 「町を作ろう!」と決まり、まずは道路を作ることになりました。
 画用紙を用意していた私に、「絵の具の方がいいんじゃない?」「うん!一杯描けるし!」「その方が早そう!」「じゃぁ、でっかい紙の方がいいんじゃない?」と次々に提案してくれ、意見が固まっていきます。
 与えられたことをするだけではなく、年長になると、自分達でここまで考えれるのですね。子どもの成長の力って凄いです。それを充分に引き出すのが大人の役割りなのに、教えられてばかりで反省です。
 勢いよすぎて少々道を作りすぎましたが、どんな町が出来るか楽しみにしていて下さい。
 スイミング、お茶、年長ならではの活動が始まりつつ、土粘土、塗たくりなどおそらく人生最後であろう活動も終わっていきます。
 皆!しっかり胸に刻むんだよ!大人になっても覚えてくれてたら嬉しいですね。


■かなりや
 「緊急事態発生!」「緊急事態発生!」
 毎日部屋は大騒ぎです。部屋に蜂が入り込んでは皆で追い出し、誰かが泣いては急いで駆け付け話を聞き、何かが起こる度に、「緊急事態発生!」と全員に集合がかかり、皆で解決しようとしています。皆の絆が強くなってきているんだなと伝わり嬉しく思っています。
 実は、昼食後の机の片付けも私が片付けたことがありません。いつも誰かが気付き、皆が集まり片付けてくれているのです。
 「すごい!どうして出来たの?」と聞くと、いつも満面の笑みでそして自慢げに、「だって皆で心を一つにしたんだもん!」と返ってきます。皆で一つのことをやり遂げる楽しさをもうすでに色んな場面で味わってくれているんだなと実感しています。そしてそんな子ども達が可愛くて仕方ありません!
 さて、8日に天王寺動物園に行きました。朝から元気一杯の皆は、「早く行きたい!」と言わんばかりの笑顔を見せてくれました。
 電車の中では30分以上も約束を守り、静かにする皆がとてもかっこよかったです。
 動物園に着くなり、「お腹空いたー!」の声も飛び交いましたが、カバを見に行くとカバの大きさに驚き、空腹感よりも動物に夢中になる皆が可愛かったです。
 羊に餌をあげに行きました。
 毎年何人かは恐がる子がいたので、今年もいるかな?と思っていると、見事誰一人恐がらず、「もっとあげたい!」の大合唱でした!頼もしい皆の姿に羊も大喜びしていました。
 トラ、パンダ、ライオン、どの動物を見ても、「おぉー!」と感動する皆が微笑ましかったです。
 沢山歩きながら全部の動物に会いに行ったので動物園を出る頃は、「疲れた〜」と、疲れモードの皆でした。帰りの電車は寝てしまうだろうな〜、皆座れるといいな〜と思いながら駅へ向かいました。電車が到着すると席はガラ空きで、やった!と急いで皆に座ってもらいました。さぁ皆おやすみ!ゆっくり寝ていいよ!と言う間もなくさっきの疲れはどこへ?と言うほど元気一杯、隣の客と話しているではありませんか!
 (客)「どこ行って来たの?」
 (皆)「動物園!」
 (客)「楽しかった?」
 (皆)「うん!」
 (客)「何幼稚園?」
 (皆)「敬愛!」
 ここまでは私も微笑ましく聞いていました。次の会話です。
 (客)「どこまで乗るの?」
 (皆)「大阪!!」???「大阪!?!?」もう大爆笑でした!子ども達にとってはかなり長旅ですから大阪を出た気分だったのでしょうね!とても可愛かったです!
 さて、来月はいよいよ父の日参観です!お父さん達へプレゼントも作り始めました!歌のプレゼントももう完璧です。楽しみにしていて下さいね!


■ぺんぎん
 ぽかぽか陽気に誘われて長い間土の中にいた虫たちもあちらこちらで顔を出します。
 そんな暖かな日の訪れを待ちわびていたのは虫たちだけではありません。子ども達も!
 天気のいい日には、勢いよく外に駆け出して行き、思いきり体を動かして遊ぶ子ども達を見ているとパワーをたくさんもらえます。
 「坂上りできるようになったから見てて!」
 「ほら、こんなに早く跳べるようになったよ!」
 一ヶ月の間でも子ども達は日々成長しています。そんな子ども達の日々の成長を見逃さずに、たくさん子ども達と関わって、成長の手助けができるよう、私自身も子ども達と共に日々成長していきたいです。
 男の子も女の子も虫が大好きで興味津々です。
 自由時間になると虫籠を抱きかかえては部屋の前の花壇や幼稚園中夢中で探し回る姿が毎日見られます。
 ぺんぎん組の虫籠は2つあるのですが、両方ともぎょっとするぐらい、だんご虫や蟻がたくさん入っています。園外での虫捕りが待ち遠しく、子ども達の嬉しそうにしている顔を見るのが今から楽しみです。
 先日行なわれた土粘土遊びでは豪快に遊びました。
 「今日は服も体もたくさん汚れていいんだよ!さぁ遊ぼう!」と言い終った瞬間、土粘土の山を目がけて走り出し、思いきり踏んで土粘土の感触を楽しみます。
 「先生、足埋めて〜!」「気持ちいいな〜!」と子ども達の顔から笑みがこぼれます。
 教師対子ども達で土粘土の付け合いが始まりました。顔も頭も全身粘土まみれになって友達同士見合いっこしながら大笑いしました。
 全身で感触を味わったあとは、土粘土を高く高く積み上げて、「お山作ろう!てっぺんで届け〜!」と皆で力を合わせて高い山を作り上げ、出来上った2つの山を見て大満足です。
 土団子やドーナツを作って遊ぶ子も夢中になって遊び、出来たものを友達と見せ合って楽しそうに活動に参加していました。
 年長から始まったスイミングは大好きで毎回心待ちにしています。
 バスに乗って園外に出るということも子ども達の楽しみの一つで、朝から、「まだ行かないの〜?」と準備体操に気合いが入ります。
 プールにつくと皆バシャバシャ手や足を動かし、顔が濡れても、「全然平気〜!」と言いながらとびきり楽しそうな笑顔を見せてくれます。
 これから一年間、子ども達の笑顔がたくさん見られますように。


■かもめ
5月に入ってすぐ、マックのスイミングに行きました。
 前日、「明日は皆でプールに行くんだよ」と伝えると、「やったー!」と、大歓声が上がりました。
 でも、嬉しい反面、深いプールに行くことに不安を抱いている子もいました。
 当日の朝は、水着のファッションショーでした。
 「先生、可愛いやろ?」「これ、買ってもらったんで」と嬉しそうに見せてくれました。
 着替えと体操を終え、シャワーを浴びると、大きなプールがありました。そのプールを見ると、不安そうだった子の表情も一気に明るくなりました。
 活動中も、コーチの話をきちんと聞き、「先生ー!」と私に手を振る余欲のある子も沢山いました。2回目のプールがあると伝えたときはプールを嫌がる子はいませんでした。恐がらずに何でも挑戦する心を大切にしてもらいたいです。
 天王寺動物園にも行きました。
 「皆で電車に乗るんだよ」と伝えると、「うそー、!やったー!」「行ったことある」といろいろ話してくれました。
 車内で、「まだ着かへんの?」「ちょっと疲れたわ」と言う子はいましたが皆、周りの人の迷惑にならないよう、小さい声で話すなど、お互いに声を掛け合っていました。
 園内はとても広く動物も沢山いました。弁当とお菓子を食べる時間は短かったけれど、皆で行った動物園に大興奮でした。沢山歩いたので帰りの電車は寝てしまう子もいましたがその姿もまた可愛かったです。
 その翌日は母の日参観でした。
 お母さんへのプレゼントを早く渡したくて仕方がないようでした。ゲームも一緒に出来るので、とても嬉しそうでしたね。
 土粘土遊びもしました。土粘土がヌルヌルして気持ち悪いと言っていた子も、すぐに気持ち悪いのも忘れて私に土粘土パックをしてくれました。あんなにぐちゃぐちゃになって遊べることは滅多にないので、子ども達も私も思いきり楽しんで遊びました。
 SOSのお母さん方に洗っていただき、弁当を食べ始めると、「先生、汚ない」と子ども達に言われてしまいました。
 「皆が付けたんやん!」と言っても、「知らーん」と言われ、笑い合いました。
 今年は年長なので、子ども達にとって、行事の1つ1つが『これが最後』になってしまいます。皆と過ごす1日1日を大切にし、少しでも多く楽しい思い出が増えるようにしたいです。
 次は塗たくり参観です。どんな姿になるか楽しみにしていて下さい。


■つばめ
 
「年長は忙しいなぁ」と、カレンダーを見ながら笑顔で話す子ども達の姿が可愛くて仕方ありませんでした。
 プラネタリウムや天王寺動物園、土粘土遊びと行事だけでなく、野菜を植えたり、リレーをしたり、壁面を作ったり、今月も書き切れないほど沢山遊びました。
 行事や活動を通して、子ども達の笑顔が沢山見られ、また、一人一人の新たな一面が発見出来、とても嬉しかったです。
 子ども達の様子や遊び方も以前と比べ、変化がありました。
 「一緒に遊ぼう」と、誘い合ったり、約束する姿、1人で遊んでいた子ども達が5月になると自然と友達の輪に入り、仲良く遊び始めます。少しずつ友達の輪が広がっているのが感じられ、何より嬉しかったです。
 さて、5月は年長の大イベントである、天王寺動物園遠足がありました。
 強い日差しにも負けず、1日中、みんな元気一杯でした。
 動物を見る度に、「うわー」「すごい」「かわいい!」と歓声を上げ、大興奮でした。
 そんなみんなに大サービスをしてくれたのか、ゾウが水浴びを披露してくれたり、オラウータンが水道で水遊びをしてくれました。子ども達は大喜びで、柵に張り付いて見ていました。ただし、私は、動物よりも、みんなの反応が可愛くて1人で笑ってしまいました。
 帰りの電車では、心温まる姿に出会いました。1日歩いて疲れているのに、他のお客さんに席を譲って、「大丈夫!」と、数人が言ってくれたのです。
 私が立っている子の荷物を持っていると、「先生、荷物持つ」と席に座っている子が言ってくれたり、「替わるわ」と、また他の子が立っている子に席を替わってくれたり、南千里の駅に着く頃には、大半の子が席を立っていました。
 「疲れてるから座っていいよ」と言っても、「先生、座り」と答える子ども達の姿は、今でも忘れられません。とても素敵な1日でした。
 日々、色んなことを子ども達から教えてもらい、みんなと一緒に過ごせることを幸せに感じています。これからも、1日1日を大切に過ごし、どんな些細なことでも一緒に感じ、発見していきたいです。
 来月も、行事盛り沢山です。土粘土遊びでは、みんなからの粘土攻撃に惨敗だったので、塗たくり遊びでリベンジしたいです。
 子ども達が一番楽しみにしている父の日参観については、「まだ内緒」と、みんなと約束しているので詳しくは書けませんが、一言だけアドバイスを。お父さん方、体力をつけておいて下さい!


■は と
 猛獣狩りに行きました。猛獣なんて怖くありません。槍だって持ってるし、鉄砲だって持っています。
 「ら・い・お・ん」「きゃー!」
 そう、これはゲームです。猛獣の文字の数だけ友達を集め、手を繋いで円になって座ります。ライオンだったら4人組を作ればいいのです。
 友達と円を作るなんて、そんなの簡単なのでは?いいえ、やっと馴染み始めたクラスで、仲良くなった友達が5人組だったら、誰か一人が手を離さなければいけません。そしてその離れた一人は、別の3人組と繋がらなければいけません。しかしこの数字が上手く巡り合うはずもなく、3人組だらけになってしまい、狩りが失敗に終わることもしばしばです。しかしだからこそ、誰とでも手を繋いでほしいという願いを込めて行くのです。
 まだどこか、ぎこちなさが残るこの時期に、猛獣狩りへ!
 天王寺動物園遠足を明日に控え、猛獣狩りはピークを迎えていました。次々に成功していったのです。そこで冒険してみました。
 次の猛獣は、「あしたのてんのうじどうぶつえんは、たのしみだな。晴れるといいなあああああ」少し無理があったけど、「34!」の声と共に、「きゃー!!」と子ども達が一斉に走り出しました。しかし、34という莫大な数がそうさせているのか、子ども達はキャーキャーと走り回るばかりです。まるでサルなのです。
 しばしそのサル達を眺め、天王寺動物園にはちょうどサルがいなかったなぁなんて考えていたとき、鳴き声が変わりました。
 「全員や!」「うっきゃー!」と、みるみるうちに見事な34人(匹?)の円が出来上がり、子ども達はホッと、安堵の胸をなで下ろしていました。 しかしそのときでした。
 一人の子が繋いでいた両手を離してしまったのです。
 すぐに他の子ども達が不服そうな顔をしました。それは当然です。折角出来上がったのに。
 重たい空気が流れてしまいました。
 するとその子は自分の代わりに、私の手をそっと輪に繋がせてくれたのです。思ってもみないこの展開に、その小さな手のどこにそんな優しがあるのかと、私はただ立ち尽くすばかりでした。
 そして子ども達も感じとってくれたのでしょう。また表情が変わっていました。すると今度は違う子が手を離し、その子の手を代わりに繋がせてあげました。するとまた違う子が手を離し…。仕舞いには全員が手を離していたのです。猛獣狩りの失敗です。
 「みんなのやさしさにかんどうしたよ。よよよよよよよ…」
 今度はかなり無理があったけれど、「35」の声と共に、皆で優しく静かに手を取り合いました。 あれから3週間、すっかり顔馴染みの皆にとって、猛獣狩りは、もう「屁のカッパ」です。4!


 
    


■り す
 新しいクラスになり、2ヶ月経ち子ども達の姿も随分変わってきました。
 友達の名前を呼び、誘い合って園庭に遊びに行ったり、困っている子がいると掛け寄って助けてあげているのをよく見かけます。クラスとしてのまとまりがすでにできつつあるようです。
 万博公園に行きました。
 前回の延期の続いた園外保育とは違い、今回は予定していた日の天気も良好で、子ども達も朝から興奮していました。
 バスに乗ると、更に表情も明るくなり、エキスポランドの観覧車が見えると、「あれ前に乗った」「大きい」と食い入るように見ていて、近付くにつれて気持ちも益々高ぶっていました。
 最後に太陽の塔が見えたときには、「ぎゃー」と奇声を上げる子までいたほどでした。
 バスから降り、広場まで着くと、園庭より広い草原を端から端まで走り回って皆で鬼ごっこをしました。
 男女に分かれて、鬼を交代でしたのですが、捕えるときも、逃げるときも真剣です。逃げながら後ろを見て捕まらないように確認しながら走っていました。途中で転んでも、痛さを忘れるほど夢中で走り、追い掛けている子もいて、力一杯遊んでいるのが伝わってきました。
 無邪気に思い切り遊ぶ子ども達は、それだけでともて可愛かったです。
 芝生には沢山のシロツメクサが咲いたり、クローバーがありました。
 女の子は花に夢中で、片手で持ちきれないくらい摘んで、「先生いっぱいとった」と満面の笑みを浮かべて見せてくれました。
 「四つ葉のクローバーを持っていると幸せになれるんだよ」と話をしました。
 一面に沢山生えていたので、見付けるのは無理だろうと思ってた矢先に、「先生、あったで」と男の子がクローバーを持ってきました。見ると葉はしっかり4枚付いています。
 「すごいねー」と皆で見ていると、皆の、「摘みたい」という気持ちに火が付きました。
 皆、しゃがみ込んで、1枚1枚葉を触って丁寧に探していると、「あった」「先生これ?」と次々に見せてくれたのです。短い時間で4つ葉のクローバーを10人くらいが見付けていたのには本当に驚きました。見つけたいというその執念たるや、私達大人にはないものですね。
 素敵な土産があったのではないでしょうか。
 帰りに太陽の塔のものまねを皆でして遊びました。
 「どんな顔してる?」と言うとすぐに、「こんな顔やで」と口を尖らせ、横にずらして真似をしていました。そして、友達と顔を見合わせて大笑いしていたのが、とても微笑ましかったです。


■ひつじ
 嬉しいことがありました。
 ある日の朝、私が膝に絆創膏を貼っていました。するとそれに気付いた子が、「どうしたん?」「血が出たん?」と声を掛けてくれました。「今日の朝、転んだの」と言うと、「どこで〜?お外?」と小さな先生達が沢山現れました。最初は、「アホやな〜」と笑っていた子も、笑った後には、「痛いの痛いの飛んで行け!」と膝に手を当て、言ってくれました。
 それから2〜3日、絆創膏が剥がれるまで、魔法の言葉を掛けてくれたのは言うまでもありません。自然に優しい言葉を掛けてくれた皆の姿に感動しました。ありがとう!
 ノコギリと金槌を使った木工遊びでは、年少のときとは比べ物にならないほど力強くなりました。私の補助を必要とする子もいなく、「先生見て〜すごいやろ」と自慢気な瞳に逞しさを感じずにはいられませんでした。
 土粘土の日、「今日は裸にスモックね」と1便の数人の子に伝えて部屋を後にしました。出会う子に、「今日土粘土だから」と言う所で、「知ってんで!裸にスモックやろ」と見越して言われてしまいました。
 あひる組に移動し、準備を終えるとガレージへ出発しました。
 説明を聞き、始まるとすぐに歓声で一杯です。汚れを気にする子なんていません。足で踏んで感触を味わう子、私と汚し合って遊ぶ子と、活発的に遊んでいました。
 私の服の手形を見て、「誰かの手形めっちゃ綺麗に付いてんでー」と言いながらも手足に沢山付けられてしまいました。もちろん私も付け返しました。
 「握手しよう」と言いながら握った手にベチョっと付けると、「うわー!!」と笑って逃げては、また戻って来るの連続です。終わる頃には皆どろどろでした。
 万博への遠足も天候に恵まれ、暑いくらいでした。
 万博へ着いて荷物を置くと、「隠れんぼしよう」「鬼ごっこしよう」と次々と遊びたいことが出て来ました。花いちもんめ、だるまさん転んだ、鬼ごっこと次々遊びが変わって行きました。
 「ちょっと休憩しよう」と初めに言ったのは、子どもの方でした!
 少し休んで太陽の塔を見ながら真似をしました。互いに顔を見ながら、「面白っ」「見て見てこんな顔」と話す姿はとても可愛く面白かったです。
 昼食後パラバルーンや綱引きをして万博を後にしました。
 バス内では、眠っている子が多く、遊び過ぎたかな〜と思いましたが、それも束の間でした。園に着くと、先程の姿が嘘のように走ったり話をしたりしていて、そのパワーに圧倒されました。
 「楽しかった」との言葉が飛び交っていて、「また行こうね」と笑顔で約束しました。
 6月は塗たくり遊びや段ボール遊びなどの参観があるので、是非新しい一面を見に来て下さいね。


■く ま
 「先生!今日は半袖で来てん!」「暑いからもうスモック着ない!」と朝から元気な声と笑顔で部屋が包まれます。
 緊張した雰囲気もなくなり、新しい友達と遊んだり、困っている友達に寄り添い手助けし合ったり、友達の輪が広がり、子ども達が変わりつつあります。
 講堂で、いちご組と大型積み木で遊んだときのことです。
 「いちご組さんが困ってたら助けてあげようね」と言うと、「うん!」と、力強い返事と、年中であることを実感したような真剣な表情を見せてくれました。
 教師の「遊んで良いよ」の合図で、友達と力を合わせ、「よいしょ、よいしょ」と、大きな積み木を運んだり、「敬愛幼稚園作ってん!」「ここがくま組やねん!」と、誇らし気に見せてくれました。
 部屋で話した約束事も忘れていませんでした。
 年少児と一緒に滑り台を滑ったり、皆で作った幼稚園に招いたり、手を取って遊んでいました。一年前の今頃は、自分達がしてもらっていたのに、と子ども達の成長を感じ温かい気持ちになりました。
 くま組は4日間ある土粘土遊びの初日でした。
 朝からうぐいす組へ大移動です。準備万端でガレージへ移動し、早速遊び始めたかと思うと、子ども達は何やらコソコソと話しているのです。「きっと私を土粘土まみれにしようとしてるのかな」と、すぐに察知しました。普段、部屋では体験出来ない土粘土の感触を体のいろんな部分で感じ、お尻で滑ったり、顔や服に土粘土が付いても何の抵抗もなく遊ぶ姿はとても微笑ましく、ついつい手を止めて見とれてしまいます。
 そんなことを思っていた瞬間、「冷たい!」
 私は、一瞬にして全身、土粘土まみれにされてしまい、一番ドロドロになったのは私かもしれません。
 「明日、園長先生とハーモニーカをするよ!」と伝えると、「やったー!」という声が部屋中響き渡り、ずっと心待ちにしていたハーモニカを手にする日がやって来ました。
 しかし、私が怪我をしてしまい、初めてのハーモニカを皆と一緒に出来ず残念でした。
 一週間後、「皆のハーモニカすごく上手って聞いたよ、先生に聞かせてくれる?」と、恐る恐る聞いたところ、「うんいいで!」「めっちゃ上手やで!」と、嬉しい声と、得意気な表情を見せてくれました。
 皆の吹く「ソ」の音は本当に綺麗で、ピアノを弾きながら感動し、涙が出てしまいました。
 何より、吹くときのタコの口が可愛くて仕方ありません。
 6月も行事が目白押しです。どんな皆に出会えるかな。とても楽しみです!


■し か
 「ただいまー!先生、靴下脱いでいい?」と、自由時間が終わり、沢山の汗を流しながら部屋に戻って来ると、真っ先に子ども達は裸足になります。そんな子ども達の姿を見て、毎日微笑ましく思っています。
 年少のときに同じクラスだった友達と遊んでいた子が、新しい友達と遊んでいたり、友達の輪が広がりつつあります。そんな子ども達を見ていると嬉しい気持ちで一杯になります。
 今月は大型積み木や土粘土などで、年少組と一緒に遊ぶ行事がありました。
 部屋で、どんな風に年少児と遊んだらいいか尋ねると、「優しくしてあげる」「一緒に遊んであげる」との答えが返ってきました。
 実際、大きな積み木を運ぼうとしている年少児に、「一緒に運んであげる!」と誘っている姿を見て、去年は逆の立場でしたが、この1年での成長に心が温かくなりました。
 土粘土遊びでは、「わぁ〜」とヌルヌルの感触を楽しんだり、足を土粘土を踏んでは友達と顔を見合わせて、それぞれに楽しんでいました。
 しかし、時間経つと、「付け合いっこしよう!」と皆は全身泥だらけになりました。
 万博自然公園へ、園外保育で行きました。
 行きのバスの中ではモノレールが横を通ると、「モノレールやぁ」「かっこいいなぁ」と叫び、観覧車が見えると、「観覧車!」と自慢大会の始まりです。
 バスから降り、公園の方へ歩いていると、「ここ来たことある!」と、予想以上に皆が興奮していたので驚きました。
 公園の広場に到着した後は、ぞう組と一緒に探検に行きました。
 太陽の塔の真下に着くと、皆の目は太陽の塔に釘付けになりました。
 「やっぱり大きいなぁ」と、会話をしているのをこっそりと盗み聞きをし、密かに心の中で笑っていました。純粋な心を持った子ども達が本当に大好きです。
 歩いていくうちに、木の陰にこっそり隠れ、「皆、どこに行ったのー?」と迷子になったふりをしました。
 すると皆は、「先生、ここだよー!」と大きな声で教えてくれ、私の顔を見ると、「先生もう迷子になったらあかんから、手繋いであげる」「先生、どこで迷子になってたん?」と予想以上に皆が心配してくれて、涙が出そうになりました。心配かけてごめんね。
 来月も行事が盛り沢山です!まだまだ成長していく子ども達と、これからも様々な行事を共にしていけることが楽しみです。


■ぞ う
 新しいクラスになっての緊張も徐々にほぐれ、クラスの友達の名前と顔が一致してきました。
 進級当時は、年少時のクラスの友達に会いに他クラスへ通っていた子も、徐々にぞう組の友達と遊ぶようになってきています。クラスでの友達の輪が広がりつつあります。
 14日に年中になって初めてのBOXホーンを行ないました。
 年少で使用したことを皆、よく覚えていて、「BOXホーン」という名称もすぐに答えていました。初めて持つハーモニカを首から下げ、緊張と期待で胸を弾ませながら、講堂へ向かいました。
 まだ前のクラスが行なっていたので、入り口に座って待ちました。聴こえてきた曲を声に出さず一緒に歌い、手拍子も音が出ないように小さくし、とても静かに待っていました。とても可愛らしく思わず笑ってしまいました。
 そして、遂にぞう組の番です。
 皆、約束を守り、ゆっくり歩いて、BOXホーンの前に座ります。園長先生の話をよく聞き、綺麗な音を響かせていました。久しぶりの音色に皆、嬉しそうでした。
 初めてBOXホーンを触った子も最初は恐る恐る、「これでいいの?」と目で訴えながら楽器を叩いていましたが、私が、「大丈夫」と頷くと、不安が取り除かれたのか、自信を持って叩いていました。
 BOXホーンの後には、皆がずっと楽しみにしていたハーモニカです。少し興奮しながらも、真剣な表情で園長先生に使い方を教わっていました。皆の小さな口がタコの口に変身し、優しい音が広い講堂に響き渡りました。
 ピアノに合わせて、「のりもの」「ジャングルジム」「キラキラ星」の3曲を行なったのですが、初めてなのにとても上手で感激しました。
 終わった後も、「またハーモニカする?」「今日、ハーモニカ、家に持って帰る?」と手離したくない様子でした。
 16日には、ノコギリや金槌を使っての木工遊びを行ないました。
 活動の少し前から話をしていたので、毎日、「明日?」「金槌とかまだ?」と尋ねる子ども達につられ、私も楽しみになってきました。
 当日、「今日はノコギリと金槌をするよ」と言うと、待ってましたと言わんばかりに、「やったぁ!」と目を輝かせていました。
 年少のときよりも、皆上手に道具を使いこなしていました。2つの木に釘を打ち付け、飛行機を作ったり、船やヘリコプターを作っていました。大きめの木と小さい木でベッドを作る子もいて、それぞれが工夫して取り組んでいました。
 日々、子ども達の成長を感じられ、驚きの毎日です。


■きりん
 新しいクラスにも慣れ、活動前に全員いるか確認していると、「○○君がいな〜い」や、「○○ちゃんいない」とすぐに気付いて教えてくれ、園庭に向かって呼ぶ姿は微笑ましいものがありますす。
 9日、すいか組と講堂で大型積み木で遊びました。
 前日に年少組と遊ぶことを伝えていたので、「今日は何組と遊ぶでしょうか?」とクイズを出すと、思い付いた順にクラス名を次々に答えてくれ、「優しくしてあげる」や、「教えてあげる」と言ってくれました。
 講堂では、その言葉通り、協力して積み木を運んだり、「○○君だよ」と紹介してくれました。
 13日も、もも組と土粘土遊びをしました。
 活動が始まるとヌルヌルの感触を手で触ったり土粘土の上に乗って、「わぁ〜」と言いながら楽しんでいました。
 また、土粘土が沢山付いてる手で私の身体に触り、嬉しそうに笑う悪戯っ子もいました。もちろんその後に私も付けようとすると、「キャ〜」と逃げて行き、逃げたかと思うとまた付けに来てと、とても楽しかったです。
 汚れを気にする子もいて、最初は他の子が楽しんでいる様子を笑って眺めていました。しかし、次第にしゃもじを使ったり、手で丸めて団子を作り、嬉しそうに友達と見せ合いをしてくれるようになりました。
 22日、万博の自然文化公園に行きました。
 行きのバスの中では、「○○組のとき行ったことある!」と年少のときに行ったことを教えてくれたり、皆で歌を歌ったりと着く前からパワー全開でした。
 太陽の塔が見えるとすぐに教えてくれ、バスを降りてから公園までの移動のときには、「太陽太陽、ゴーゴーゴー」と友達と掛け声を作っていたり、「顔がある!こんな顔」と太陽の塔の顔を真似して見せてくれたりと、とても可愛く微笑ましかったです。
 公園では、パラバルーンで遊んだり、走り回ったりと汗だくになるほど遊び、帰りのバスの中では満足気な表情が見られたり、遊び疲れて寝てしまう子もいて、楽しい一日でした。
 初めてのハーモニカは、講堂で園長先生と遊びました。
 「今度、ハーモニカで遊ぶよ」と伝えると次の日から、「今日、ハーモニカするん?」ととても楽しみにしていました。
 部屋でハーモニカを配ると、皆の目はキラキラと輝いていました。
 講堂で園長先生からハーモニカの吹き方の話を聞くときには真剣そのもので、嬉しそうに吹いていて私も嬉しくなりました。
 部屋に戻って片付けるときは、とても大切そうに片付けていて可愛かったです



■ぱんだ
 ぱんだ組の皆と出会って、早くも2ヶ月が経とうとしています。日に日に皆の笑顔が増えているのが感じられ、とても嬉しいです。
 園庭での木工遊びが始まりました。
 毎日他クラスの子ども達が活動している姿を見て、「先生、ぱんだ組はいつするん?」と皆楽しみにしていました。
 そして遂にこの日がやって来ました。
 活動前、約束事などを確認したのですが、驚きました!!皆が木工遊びを経験したのは、1年前です。それなのに、皆はノコギリや金槌の持ち配び方や使い方などを、細かく覚えていたのです。楽しいことだけでなく、ルールもしっかり身に付いているのだと感激しました。
 活動が始まると、皆真剣そのものでした。無言でせっせとノコギリや金槌を使う姿はとても可愛らしく、心が和みました。
 それでも、木片を切ったり、釘を打ったりするのは簡単なことではありません。「先生、出来ない〜」と言う子もいましたが、少し切れ目を入れたり、釘を持ち固定したりするだけで、今まで苦戦していたのが嘘のように道具を上手に扱っていました。ほんの少し手伝うだけで、こんなにも出来るようになるのだと、また学ばせてもらいました。
 また、この時期がやって来ました!年に1度だけの土粘土遊びです。
 恐る恐る触れるのがやっとだった年少の頃から1年が経ち、どんな姿を見せてくれるのか、楽しみにしていました。
 私達の活動予定日は1週間前から変わらず雨の予報が出ていました。「また雨か」
 雨の日はとても寒く、土粘土自体もかなり冷たくなるので、思い切り遊べなくなるのではと、当日を迎えるのが憂鬱でした。しかし当日の天気は晴れでした!子ども達の気持ちが天に届いたのでしょう。
 「今日は裸になってスモックを着てね!」と伝えると、いつもは寒いと言ってブラウスを脱がずに活動していた子も皆、「だって今日土粘土やもんな!」と目を輝かせて着替え始めました。今日は楽しくなるに違いないと確信しました。
 そして活動の時間になりました。
 「遊んで良いよ!」の一声で皆一目散に土粘土の山に向かって行きました。足や手を土粘土の中に埋めて、「お、重い!!」と笑い合う姿、顔や腕、身体中に塗って怪獣になる姿を見て、私も童心に返って楽しめました。
 皆の笑顔には、「楽しい」が滲み出ていて、その笑顔にはまた幸せをもらいました。ありがとう!
 次の土粘土活動はまた1年後です。来年どんな姿を見せてくれるのかと今から楽しみです。




    


■みかん
 
入園式から二ヶ月が経とうとしています。
 初めは保護者の方から離れるのを嫌がったり、不安な様子だった子ども達も、少しずつ園生活にも慣れてきて、日に日に活発になってきているのが毎日接していても実感できるほどです。
 今では、「おはよう!」と何ヶ月前からも通園しているように、元気に登園してくれる姿を見て嬉しく思います。
 初めての活動もいろいろ経験しました。
 壁面製作の塗りたくりではペンキ屋さんになり、手足も顔も絵の具で汚しながらローラーを使って模造紙いっぱいに色を広げて遊びました。
 私達が考えていたよりも遙かに多くの枚数を塗ってしまった子ども達の集中力にはとても驚きました。
 また、土粘土遊びでは、普段の粘土とは違うために、裸足で活動することに初めは戸惑っていた子ども達も、慣れてくると全身泥んこになりながら足で踏んだり、「こんなに大きいおだんごできたよ」と特大の団子を作ったり、活発な姿を見せてくれました。
 そして、今月、最も印象に残っているのは初めての園外保育です。
 前日から、「明日は遠足だよ!」と大張り切りでした。当日の朝のテンションはもちろんこの2ヶ月で最高潮です。
 「僕の水筒大きいよ」「今日のお弁当は何が入っているかなぁ」「公園に行くの?ブランコはあるかな」と、話題は尽きることなく、子ども達は大はしゃぎでした。
 千里中央公園に着いてからは、クラス全員でロープを使って電車ごっこをしたり、だるまさんが転んだなどをして遊びました。
 鬼ごっこでは、子ども達全員が鬼になりました。 教師二人を捕まえるときには全力で追いかけて、本気で逃げても多勢に無勢、何度も捕まえられました。
 私達は息も上がり倒れそうでしたが、「もう1回やろう!」と言う子ども達のエネルギーの凄さを感じました。
 普段の自由遊びとは違い、クラス全員という大人数での遊びを経験することは初めてだったので、いつもとは違った生き生きとした笑顔が見られ、また、ひとつひとつの遊びを通して子ども達との一体感を感じられ、感激しました。
 帰りのバスの車内では、やはり疲れていたのでしょう、手すりを握りしめたまま眠ってしまう子がちらほらいて、思わず笑みが溢れたひとときでした。
 来月も行事が目白押しです!活動を通して子ども達が関わり合い、益々素敵な笑顔を見せてくれることを楽しみにしています。


■すいか
 「先生、おはよう」という何人かの、あまりにも元気な声が廊下から聞こえます。
 部屋の中にいた私は驚いて靴箱に走って行きました。そこには、昨日まで不安そうな表情で登園していた子ども達が手を繋いで笑顔で立っていたのです。
 入園して間もない頃、泣き声が響いていた部屋も、今では笑顔で溢れています。日々の子ども達の一つ一つの言動は、本当に可愛らしく、心が温かくなります。
 泣いてる友達に、「お母さんに会いたいの?大丈夫だよ」とティッシュを渡してあげたり、転んだ友達に、「どこが痛かったの?」と優しく声をかけてあげています。まだ名前は覚えていなくても、しっかり「友達」として関われています。
 5月に入ってから毎日色々な活動が増えてきました。
 ノコギリや金槌を使った木工遊びを2回行いました。「大工さんだ」と言いながら金槌を上手に使っていました。ノコギリを使っていた子は「なかなか全部は切れへん」と言いながら額にはキラキラと輝く汗をかいていました。
 2回目のときには、木片を2個重ねて釘を打ちつけている姿も見られ、驚きました。
 初めての園外保育の日は、水筒のお披露目大会から始まりました。
 「まだ遠足行かないの?早く行こう」と子ども達は待ちきれない様子でした。
 公園に着くと、坂になっている場所で転がったり、鬼ごっこをしました。
 月刊絵本に出てきた「花いちもんめ」もやってみました。すぐに遊びを理解し、「相談しましょう」「そうしましょう」の後に円になって相談するときの子ども達の表情が、何とも真剣で思わず吹き出してしまいました。何故かというと、友達の名前が分からないけど精一杯考えているのです。ごめんね、少し時期が早かったかな?でも、子ども達のあの表情は、忘れられない思い出になりそうです。
 皆で円になって食べた弁当は、格別でした。
 「残して遊んでもいいよ」と伝えても、「ううん、全部食べたい」とどの子も愛情たっぷりの手作り弁当を満足そうに食べていた姿は、私の胸を熱くしてくれました。子ども達、おうちの方の想いをしっかり受けとめているんですね。
 後日の製作の時間に、子ども達が素敵な弁当を作ってくれたのも、このときの思いが残っていたからでしょうね。
 他にも、土粘土遊び、段ボール遊び、大型積み木などの活動もありました。
 これからも色んな姿から多くのことを感じていきたいです。言動だけでなく様子や表情などから、子ども達の心の中も覗けたらいいな、と思っています。


■めろん
  園にも随分慣れた子ども達は、部屋まで息を切らせて走って来て、「先生、お早う!」と元気な声で挨拶をしてくれます。
 自分のことで精いっぱいで、横に座っていても知らん顔だった子ども達が、出席ノートの捺印が分からない子がいたら、「〜ちゃん、ここ押すねんよ」と教えてあげたり、「〜ちゃん、まだかな」「早く〜ちゃんと遊びたいな」と待つ姿も見られるようになりました。
 また、怪我をした子を気遣い、「先生!〜ちゃんが転んだ」「大丈夫?」「薬付けに行く?」と、とても優しい子ども達です。
 入園からまだ二ヶ月の年少児で、周りの子に目が行き、優しい言葉を掛けてあげている子ども達に日々驚かされています。きっと、家でお母さんが沢山会話をされ、優しい言葉を沢山かけているからだろうなあと思いました。
 もう1つ、驚かされているのが子ども達の集中力と持続力です。
 大工さんやペンキ屋さんになったり、段ボール遊び、素材遊びと色々な活動をしました。
 段ボール用ノコギリで、段ボールを黙々と30分ほど切り、「車が出来たよ」「ここ、パタパタって開けられるんだよ」と教えてくれました。
 一人の子が、段ボールと段ボールをくっ付けると、「僕も入れて」「僕も」と言いながらくっ付け始め、長い電車が出来上がりました。
 それだけではありません。
 「出発しまーす」「次は〜駅」と遊び始めたのです。たった2ヶ月でこんな子ども達の姿に出会えるなんて思ってもいませんでした。
 素材遊びをしたときもそうです。
 切りにくい牛乳パックや大きい箱をハサミで切ろうと闘っていました。
 「先生、やって」「出来ない」と言う子は一人もいません。様子を見て、少し切り口を作って切りやすくはしましたが、その後は自分で切って、「ロケットが出来た」「鉄砲」「マイク」と色々作っていました。
 しかも、作っている最中に壊れても、もう一度くっ付けたりしていて、時計を見ると何と40分ほど経過していました。
 「お腹が空いたから片付けしようか」と言っても、「もっとやりたい」「明日もしたい」と、とても嬉しい言葉が返って来ました。
 『だるまさん』の曲の睨めっこが大好きです。
 一人が前に出てみんなと勝負です。どの子も前に出てやりたいと意欲満々です。前に出てする子は真剣そのもので、みんなはいつも大笑いして負けてしまいますが、部屋中笑いの渦で一杯になります。見ている私も思わず、笑ってしまうほどです。家でも一度勝負してみて下さいね。


■も も
  早いもので、入園から二ヶ月が経ちました。
 入園当初は、園に到着するバスまで迎えに行っていた子ども達も、今ではすっかり慣れて、バスから降りると足早に部屋へ向かって来て、「先生、おはよう」「今日も来たよ」と元気一杯挨拶してくれます。その元気の良い声と笑顔から、毎朝沢山のパワーをもらっています。
 土粘土遊びでは、いつもと違うガレージの様子と土粘土の山に、どんなことが始まるのかどんどん期待が高まっていくのが、真剣に話を聞く表情から伝わって来ました。
 遊びが始まると、汚れることを気にせず、積極的に土粘土を触ったり、足で踏んだり、土粘土の上に座ったりと顔や身体を汚して大胆に遊ぶ姿が多く見られ驚きました。
 おにぎりや団子を作って、「先生にあげる」と持って来てくれる子もいて、子ども達それぞれ土粘土の感触を味わい始終笑顔が絶えず、私も嬉しかったです。
 段ボール遊びでも、沢山の段ボールを目の前に、「今から何するの?」と目を輝かせて、すぐに興味を持ってくれました。本当の大工さんと間違えてしまうぐらい、ノコギリをしっかり握り、前後に力一杯忙しそうに動かしている姿はとても格好良かったです。
 子どもによって、切り込みを沢山入れる子もいれば、段ボールの原型が無くなるぐらい夢中になる子など様々でとても面白かったです。
 ノコギリで切ることが面白いようで誰一人話をしないで、部屋にはノコギリの音だけが響いている状態になるほど集中している姿には驚かされました。
 のれん製作や誕生日壁面では寿司を作りましたが、このときの子ども達の集中力と発想の豊かさには本当に驚かされました。私達の予想を遙かに超えた作品が出来上がりました。
 製作前に、「皆、寿司で何が好きかな?」と尋ねると、「玉子、イクラ、マグロ」と次から次へと出て来ました。かなり寿司が好きな子ども達が多いようです。
 作り初めたときは、ただ画用紙を貼るだけだったのが、いつの間にか、丸めたり、筒状にしたりと、本当の寿司屋さんのように、にぎりり寿司や巻き寿司を作る子も出て来て、すごくビックリしました。
 「先生、食べて」と出来た寿司を嬉しそうに持って来てくれ、私が食べる真似をするととても可愛らしい笑顔を見せてくれ、私を幸せな気持ちにさせてくれました。
 とても美味しそうな寿司が、沢山飾ってあるので、参観や迎えに来られたときは、是非見に来てください。
 これからも、沢山の行事が待っています。今から、どんな表情を見せてくれるか、期待で胸が膨らみます。


■ばなな
  「先生、おはよう。今日は何処に判子押すの?」と朝から賑やかな声が聞こえます。
 もう、出席ノートの捺印や、着替えも自分達で行なっています。自分で出来ることの喜びを感じているのでしょう。「先生、見て」と準備が整うと必ず報告に来てくれます。
 昨日まで出来なかったことが、出来るようになっていくのを見ると嬉しくなり、思わずぎゅっと抱きしめてしまう回数も、日々増えています。
 先日は、段ボール遊びをしました。ノコギリを使うのは3度目で、既に職人並みの腕前です。
 段ボール箱を前にして黙々と切り刻んでいきます。
 最初は、切るだけが目的だった子ども達ですが、次々と見立て遊びに変わっていきます。
 「電車が出来た」と段ボール箱の中に入って運転手になっていました。
 そこで「先生も乗りたいな」と言うと「先生は大きいから入られへん」と言われました。じゃあどうしたらいいだろうと考え、ガムテープを使って友達の電車と合体させることになりました。
 すると、次々に「これも繋げて」と他の子ども達もその遊びに加わり、最後は、家や駅まで出来上がりました。お客さんも集まり、ばなな電車の完成です。
 自分達で作った物で遊ぶと一層笑顔が弾けます。もう、ここまで友達との関わりが生まれているのですね。正直、驚きです。
 子ども達の初めての遠足は、天候にも恵まれ文句なしの一日でした。
 大型バスに乗り込み、「出発進行!」の声に合わせてバスが動き出すと、子ども達のテンションも一気に上がります。
 角を曲がる度に「きゃあ〜」と歓声を挙げ、体を大袈裟に揺らす子ども達を見て、私達の胸も高まります。
 公園に着くと、鞄を置いて早速探検に出掛けました。
 広い野原で追い駆けごっこをしたり、小さな花を見付けて摘んだりしました。
 1番のお気に入りは小さな山の頂上からの転がり競争でした。
 「1,2,3」の合図で背中を押すと勢い良く転がっていきます。5月ならではの、柔らかい草の上を転がるので全く痛くありません。何度も繰り返すので全身草だらけです。草を払おうとする私に「早くもう1一回」と催促が来ます。
 いつの間にか私も子ども達に押され、草だらけになってしまい、まんまと罠にはまってしまいました。
 この子ども達のパワーがこれからどんな旋風を巻き起こしてくれるのでしょうか?今から楽しみで仕方ありません。       


■いちご
 「先生、暑い!服、脱ぎたい!」「喉、乾いたぁ」と、園庭から戻って来る姿は、入園して2ヶ月も経っていない子ども達とは思えないほど逞しくなってきました。
 園生活に慣れ、友達も少しずつ出来てきたのでしょう、遊びを見付けては数人で集まり笑顔が溢れています。
 先日、驚いたことがありました。自由時間です。
 「お友達いらっしゃい〜おててをつなごう〜かかと〜上げて〜」と、フォークダンスが始まったのです。CDを流したわけでもなく、私が声を掛けたのでもありません。誰かが歌い、そこへ次々と子ども達が集まって、歌に合わせてくるくると回っているのです。
 「お友達いらっしゃい」の部分で、近くにいる子に手招きをする子もいます。気付けば10人以上の輪が出来ていました。私も嬉しくなり、思わずそのまま皆で部屋いっぱいの輪をつくって大合唱しました。
 一人一人が友達の存在に喜びを感じ、クラスの仲間として意識して遊ぶ姿は本当に微笑ましかったです。これから先の行事も今から楽しみになりました。
 園生活初めての園外保育の日は、皆朝から「水筒見て!持って来たよ」「僕のはこれやで」と、登園して来る子に自慢する姿もありました。
 胸を膨らませてバスに乗り、公園に着くと、早速弁当を広げる子もいました。青空の下で食べるのを楽しみにしていたのでしょう。まだ食べないことを伝えると、慌てて鞄に片付ける姿がとても可愛かったです。
 広場では、大きな木を皆で囲ったり、電車ごっこをしました。
 「次は、緑地公園です。乗りますか?」と、小さな車掌さんが次々と客を乗せて出発しました。
 しばらく遊んで、いよいよ昼食です。
 皆で円になって座り、緑に囲まれて食べた弁当は格別に美味しかったでしょう。あっと言う間に、「ピカピカマン!」と空の弁当箱を見せてくれました。
 自然と共に思い切り体を動かし、いつも以上の笑顔に出会えた1日でした。
 小さなコックさんが誕生しました。
 初めてのハサミの活動で、「オムライス」に挑戦です。
 「中にピーマンと、お肉入ってるよ」「ケチャップ入れまーす」と、小さく切った画用紙を皿に盛りました。遊びながら取り組みましたが、40分以上も集中して製作する姿に驚きました。
 「フワフワの卵にしたよ」「ソースは周りにかけたの」とそれぞれが想いを持ち、作る姿には感心しました。「オムライスはスプーンで食べるから」と、スプーンを作っている子もいました。年少でもここまで表現出来るのだと、考えさせられる作品となりました。一流シェフ達が作ったオムライスを、是非食べに来て下さいね。


■ぶどう
 「本当にまだ5月なの!?」
 この1ヶ月で何度そう思ったことでしょう。日々子ども達の成長に驚かされているのです。しっかり毎日子ども達を見ていないと、私達がみんなに置いていかれてしまいそうです。それほど子ども達の成長が早いのです。
 一人遊びが多かった子ども達も、どんどん友達と関わっていくようになり、優しい姿も沢山見られます。
 「一緒に遊ぼう!」という言葉は、魔法の言葉なんですね。言った子も誘われた子もあっという間に笑顔になるのです。もちろんそれを見ている私もです。
 15日の園外保育でも可愛い子ども達の姿を見つけました。
 公園に咲いている花をみんなで摘んでは持っていない友達に、「はい、あげるね」と、渡し合っていました。そして何人かの子が、「先生にもあげるね」と言って、私にも差し出してくれました。そのときの私はきっと凄く嬉しそうな顔をしていたのでしょう。それを見ていた周りの子も次々と花を探しに行き、私の手はみんながくれた花でいっぱいになりました。
 沢山遊んだ後は、全員で円になって弁当を食べました。そのときの忘れられない子どもの一言があります。
 「先生、みんなで食べると美味しいね」と、一人の子がぽつりと言いました。それを聞いていた子も、「本当だね」、「みんないるもんね」などと言ってくれていたのです。ついこの間まで、「家に帰りたいよ」と、泣いていた子ども達がそんなことを言ってくれて、とてもあったかい気持ちになりました。
 驚きの出来事はもちろん部屋の活動でも沢山あります。
 先日は簡単な体育遊びをしました。長く繋げたフープを連続して跳んでいくのです。
 活動内容の理解の早さにも驚いたのですが、活動が始まると更に驚どろかされました。
 自分が活動をし終わると、自然と友達を応援してあげているのです。手を叩いて大きな声で、「頑張れ!頑張れ!」と、何度も言ってくれていました。
 このような光景を年少の5月に見られるなんて本当に驚きでした。9月の運動会の時期には、どんな姿が見られるのか今からとても楽しみでワクワクします。
 6月に入ってもイベントは盛り沢山です。
 父の日参観に向けてはプレゼントも製作中です。子ども達もとても楽しみにしているので、お父さん、お母さんも是非楽しみにしていて下さいね。お待ちしています。