■ぺんぎん
 真っすぐすぎる子ども達に困っています。
 「あけまして、雨ふり小僧がやりたーい!」と声を揃えたときから数日間、子ども達が走り続けているからです。ここらでちょっと一息入れようよ。
 「今日も講堂に行く!」と子ども達は時計を見つめます。
 そして、「長い針が9になったら行く!」と時間の指定までしてきます。今日のぺんぎん組の講堂の時間は「9」ではないのに、「早く!」とせがまれます。
 何をせがむのか?そう、あのお髭の園長先生(久しぶり!?)に電話しろと言うのです。
 仕方なく部屋の内線の受話器を持つと、子ども達は雨ふり小僧のようにぴょんぴょんと飛び跳ねています。さぁ、小芝居の始まり始まり〜!
 「あの〜、ぺんぎん組ですけど〜、園長先生ですか?」
 チラリと子ども達に目をやると、「その調子!」と言わんばかりの顔で頷き、こちらを見ています。
 「今日も講堂に行きたいんですけど〜」と続けると、聞こえるはずもない受話器の向こうの声に耳を澄ませ、視線が時計へと移ります。
 「はい、わかりました。お昼の4に行きます」と受話器を置いた瞬間、「よっしゃー!」と喜びのポーズです。
 こうして、子ども達が演じる発表会の前に、私の発表会が幕を下ろすのです。
 そして、お昼の4に向けて子ども達は走り出します。
 時計とにらめっこをし、子ども達だけで長い針を見ながら時間の使い方を組んでいきます。
 いざ発表会を作り始め頃合いになると、「先生、12だよ。ご飯にしよう」と自分達でささっと準備を済ませてしまいます。
 たった今食べ始めたばかりなのに、
 「8になったら発表会する」と自分達でささっと片付けも済ませてしまいます。
 そして先に食べ終えた子達が、次々に友達の片付けを手伝っていきます。他のクラスが園庭で遊んでいて、「皆も外に行っておいで」と伝えても、「やだ」「ぺんぎん組は発表会をするの!」と言って聞いてくれません。毎日がこうなのです。なぜ、こんなにも子ども達は真っすぐなのか。
 そう、トロフィーです。
 み仏様の前に置かれた大きなトロフィーは、「走った分だけ速くなれる」と信じて手にした宝ものです。だから発表会も、「やった分だけ上手になれる」と信じ、走ることを止めないのです。
 そんな子ども達に休憩しようと言えるはずもなく、後ろからついていくのに精一杯です。
 この歌を歌い終える頃、子ども達はどんな顔をするのだろうと想像しては、ホロリとします。
 だから、子ども達のためなら!今日も受話器を手に取って、ヘタな小芝居をします。喜んで。
 「あの〜、ぺんぎん組ですけど〜
  園長先生ですか?」


■あひる
 「あけましておめでとうございます」
 年が明け、発表会が始まりました。
 昨年までは始業式が11時30分降園だったため、役を決めて、少しの時間しか発表会が出来ませんでした。しかし今年は、始業式初日から講堂で発表会を園長先生に見てもらいます。子ども達は、「やったー」とやる気満々です。
 でも、朝礼や体操、昼食を考えると、30分しか発表会をする時間がありません。「出来るのか」と不安でした。
 でも、役を決め、場面の話をすると、その不安も一気に吹き飛びました。
 「先生!ケンカしたら?」「きっと怒る」と、次々と意見が出てくるのです。
 その講堂での発表会を終えると、「楽しかった!」と、子ども達の声が聞こえてきました。そして、「発表会しよう」「続きしたい」と、嬉しい限りです。
 子ども達の考える表現、セリフ1つにしても、とても面白く、私が何度も楽譜とにらめっ子をしても考えつかないものばかりです。柔軟な心を持った子ども達だからこそ出来るのでしょうね。
 発表会をする子ども達をピアノの椅子に座って見ていると、みんなと一緒に動いて発表会をしたいと思ってしまいます。だってとっても楽しそうだから。
 始業式から2週間が経ち、時には同じ場面を繰り返す日もあったり、出番が少なかく、つい別のことをして遊んでしまうこともあります。すると、自分達で注意し合う姿を見せてくれるのです。
 「自分達で作るんだ」
 意見を毎日出し合い、考え、作り上げる発表会だからこそ、想いも強くなるのではないでしょうか。
 また、講堂で発表会をするとき、一段落すると園長先生の周りに集まるようになりました。次の場面に進んでいいのか気になるようです。
 「OK?」と聞くみんなの表情は、園長先生に釘付けです。
 「いいよ」「やった!」と大喜び、「ありがとうございます」と、丁寧に礼する子だっているのです。
 今、場面は進み、ロミオとジュリエットのダンスをしています。「照れるだろうな」と心配でしたが、これまた予想以上に演じてくれます。
 相手の手を取り、「好きです」「結婚して」と甘い言葉が出てきます。ストレートな言葉に驚いてしまいます。改めて発表会って面白い、一緒に作ると楽しい、と感じました。
 最後の場面になり、エンディングの歌を歌い、出来上がったときには、どんな表情を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみでなりません。
 参観も是非、楽しみにしていて下さい。


■つばめ
 「後ろ飛び152回出来たよ!」
 冬休みを終えた皆の縄跳びは一層使い込まれ、新品の頃の輝きは失われていましたが、それに反比例して皆の笑顔は一段と増しているのを感じました。
 2学期には殆ど跳べなかった子も上手く縄を回せるようになっていたり、日々、自己ベストを出していたりで、冬休みの間の成長にはただただ驚くばかりでした。寒い日でも外で跳んでいたのかな、家でも1分間跳ぶ目標を立てて取り組んでいたんだろうな、など、一人ひとりの様子が想像出来ました。縄跳び大会では皆の笑顔が見られるように、一緒に楽しく取り組みます!
 先日、発表会の合唱の予行がありました。
 部屋で準備をしているときから、「なんかドキドキしてきたなぁ」「ちゃんと並ぶ順合ってる?」と普段と違う面持ちは担任だけではありませんでした。
 「次に講堂で歌うときって、もうお母さん見に来る日なん?」と驚き、友達同士で顔を見合わせていた皆は可愛かったです。でも、ただ可愛いと表現するには申し訳ないくらい「ちゃんと出来るかな?」と緊張している皆に頼もしさを感じました。
 予行後、「ちょっと途中で分からなくなった」「次のとき(発表会当日)は紙見て出来ひんやんな?覚えて吹かなあかんよな?」と沢山の感想や質問が飛んできました。1人ひとりの真剣に取り組んでくれたのがひしひしと伝わってきました。当日、是非楽しみにしておいて下さい。
 偶然にも、冬休みの期間と同じ、あと3週間で本番を迎えますね。たった3週間とも思えますが、縄跳びのときのように皆の成長や表現の深まる3週間になると思うと今からとても楽しみです。
 アトランティスはまだエンディングを迎えていませんが、冬休みの皆が縄跳びに励んでいたことにパワーをもらい、私も皆の足を引っ張らないようにピアノに励みます。
 「3週間しかない」のか「3週間もある」なのかアトランティスが出来上がるまでは前者の気分ですが、皆と3週間も発表会活動が出来ると思うと楽しくなります。
 当日、予行のときのように緊張の面持ちで迎えるのでしょうか、それとも緊張するのはピアノに座る誰かさんだけでしょうか。3週間後を楽しみにしていて下さい。
 そして、これまた偶然なのですが、発表会から3週間後は卒園式です。皆といられるのはそんなに長くはないと思うと寂しくなりますが、時間を大切に積み重ねたいです。
 でもやっぱり、発表会までは、あと3週間しかありません!
 

■かなりや
 
発表会のテーマを皆に伝えてから、数ヶ月が経ちました。
 「かなりや組の発表会はアンデルセンっていう人の話だよ」とテーマを子ども達に伝えても、「誰?それ?」「何をした人?」と聞いたこともない人に子ども達は殆ど興味も反応も示してくれませんでした。
 実際にアンデルセンが書いた童話を伝えると、「あ!その話、知ってる!」と言う子もいました。また、伝記を読んでいくと、少しずつ興味を示してくれるようになりました。
 ある日、「なぁ、先生、この本どこに売ってるん?」と私が持っていたアンデルセンの本を指さし聞いてくれる子もいました。
 1月の始業式初日には、早速、役を決め発表会が始まります。
 最初の場面の内容を子ども達に話すと、「え!学校に行くお金ないん?」「その後は?」と自分達とアンデルセンの歳が近いせいもあって真剣に聞いてくれました。
 そのお陰で、発表会をしているときのセリフの案も子ども達から次々に出てきます。
 私が1番驚いたのは子ども達の音楽を覚える早さです。数回聴いただけでそのメロディがすぐに覚えられるようでした。
 先日、「ごめん。セリフどこで言った?もう1回言って欲しい」と私が言うと、「だから、チャラチャラ『○○』やって」と周りにいた子が口ずさんでリズムを言ってくれました。
 挿入歌は「オリビアを聴きながら」です。まだ歌詞を皆に言っていないときに私が歌っていると部屋にいた子が、「その歌なに?」「それ新しい歌?」と目を輝かせ聞いてくれました。「発表会で歌う歌だよ」と伝えると、「えー!早よ歌いたいー」と言ってくれました。
 初めは聴いたことのない歌なので自信がなさそうでしたが、「何歌う?」と聞く私に、「発表会の歌!」と言ってくれ歌う機会も多くなり、皆すぐに覚えてくれました。
 挿入歌を歌うとすぐ、「よっしゃー!発表会これで終わったー!」と喜ぶ子がいました。
 私は不安な気持ちを押さえつつ、「まだ終わってないよ。まだ始まったばっかりだよ」と伝えました。すると、さっきまで終わりだと喜んでいた子も周りの子も、「まだ続きあるん?!続き教えて!」と言ってくれました。
 朝の自由時間には、まだ9時なのに、「発表会するから遊べへん」と他クラスの子の遊びを断る子がいたり、少しでも発表会をしなかったら、「何で今日は発表会せんの?」と叱られたりと、皆アンデルセンが気に入ってくれたようです。
 発表会楽しみにしていて下さいね。


■うぐいす
 
行事が始まる毎に、必ずその行事名の前に付く言葉があります。
 「最後の」お茶会では、「いつもの皆を見に来てくれるからね、お母さん達を驚かせよう!」と、発言した私自身が一番緊張していたようです。普段とは違うお子さんが見られたのではないでしょうか。
 お茶会で身に付いたことは、自然と子ども達から垣間見られていました。
 黒板の前に並んだ当番児に、仕事(靴の整理等)をお願いするときは、「お茶会だよ!」と、一人が言い出し、正座をして両手を揃えて深く礼をしたり、手紙を配るときは、「どうぞ」「ありがとう」と両手で渡しています。
 一つ一つの経験が全てに繋がって行くのだと感じさせられました。幼稚園以外ではなかなか経験出来ないことでしょう。是非、お家でも、「お茶会」をしてみて下さい。
 「最後の」グループ替えも、くじ引きで決めました。
 3日目にもなると、座る順番も各自で決め始め、
 「先生、順番が決まったから、グループカード(自分の名前が書かれた)も替えて良い?」と、こちらから言わなくても自分達でしていました。教師から「〜してね」と投げ掛けるのではなく、気が付けば、子どもから、「先生、〜する?〜するよ」に変わっていました。
 3ヶ月後には、「小学生」と呼ばれます。「ここまでは言う」「ここは気付いてもらう」の見極めも手探りしながら、残りの日々を過ごしていきます。
 「最後の」発表会が始まりました。
 「パレアナ」という少女が主人公の話に、男の子がしてくれるだろうかと、不安もありましたが性別などは、全く関係ありませんでした。
 場面を進めていく度に、「ここは悲しいことこだから本気で泣く!」など、皆で考えながら作っています。
 父親が死んでしまう場面では、「皆のお父さん、お母さんが死んじゃうんだよ?」「一人ぼっちになっちゃうんだよ?」の言葉に、皆は眉間にシワを作り、ピアノのメロディーと共に、「パパー!」と泣き叫びます。
 初めてその声を聞いたときは、思わず私の眉間にもシワが寄りました。そして、本当の涙を拭いていた子もいました。
 33人のパレアナの無邪気さと、切ない場面での表情に見入って下さい。
 「最後」であっても、皆の心では、終わりではなく、次の新しい「始まり」のきっかけになりますように。


■はと
 
明けましておめでとうございます。冬休みも、皆目一杯楽しんだのですね。
 登園するなり、雪山を登ったことや、スキーをしたことなど色々な話を聞かせてくれました。
 また、部屋にある幾つかの小道具を目敏く見付け、「発表会するんやろ!?」「クレオパトラやで!」と、得意気に話している子もいました。
 思い返せば4月当初から、「発表会何するん?」と、期待に心を躍らせていました。
 ですから、発表会の話をし出すと、待ってましたと言わんばかりの表情で、皆の熱い気持ちが伝わってきます。
 「クレオパトラ」は、子ども達にとって難しい話ですが、話の流れを理解しようと真剣な眼差しで聞いてくれました。
 次に行なうのがどんな場面なのかを話しているときも真剣で曲をよく聴き、一人一人が音楽に合わせて動いてくれます。
 出番のないときでも、友達の表現を認め合ったり、見ているだけではなく、一緒にその役になって演じてくれます。
 互いに刺激し合い、ただ立っているだけだった子も、少しずつ身体全体で表現しようとしています。
 行き詰まったとき、私の相談にも乗ってくれる頼もしい子ども達です。
 絵本を見ながら、「クレオパトラこんなんしてるし、これしたらいいんちゃう?」「あとは…〇〇とか」と、一緒に悩んでくれ、沢山の意見を言ってくれるので心強く、前向きな皆に救われています。
 1場面が出来上がったときも、「やったー!」と飛び上がり、「次は2場面やなぁ!早く作ろう!」と、大変頼もしく、私も力が入ります。
 皆とひとつのことに集中し、作っている時間が大好きです。
 まだまだ完成には程遠いですが、皆で作り上げた『クレオパトラ』を楽しみにしていて下さい。実は私自身もどんな作品に仕上がるのかが楽しみで仕方ありません。
 発表会の合間には、縄跳び大会を意識しながら、縄跳びの特訓をしている子もいます。
 今までなにも持たずに園庭へ遊びに行っていた子も、最近は必ずと言っていいほど、縄跳びを持って出掛けて行きます。
 「後ろ跳び出来るようになった!」と、満面の笑みを浮かべながら見せてくれました。
 冬休み前には出来なかった子も、「ちょっと出来るようになった!」と、とても嬉しそうです。
 「数えといてな!」と、新記録に挑戦したり、友達同士で、「どっちが長く跳べるか競争な!」と、遊びながら取り組んでいます。
 リレー大会は6位でしたが、果たして縄跳び大会はどういう結果になるでしょうか。笑顔が溢れることを願っています。


■かもめ
 
「明けましておめでとうございます!」「今年もよろしくね!」と元気一杯に三学期がスタートしました。
 久しぶりに会った皆の笑顔が私に安心感を与えてくれました。
 冬休みはUSJやディズニーランドに行ったり、おばあちゃんの家に行ったり、ホテルに行ったりと色んな話しを聞かせてくれ、私まで行った気分になりました。
 嬉しかったのが意外と、縄跳び大会に向けての縄跳びをしている子が多かったことです。子ども達のやる気が頼もしいです。
 自由時間も、「縄跳びしに行こう!」と誘うと大喜びなんです!
 「先生、何回跳んでほしい?」「縄跳び大会は後ろ跳びかケンケン跳びか迷ってるねん」「冬休み120回跳べた」など話しながら張り切って跳ぶ皆が可愛いです。
 縄跳びも大流行ですが、先日から、「けいどろ」という鬼ごっこにも盛んに行なっています。警察と泥棒に別れる鬼ごっこです。
 「いろはにほへとちりぬすと!」「いろわかよ。たんてい!」と自分達で警察と泥棒も決めます。私も参加していますが皆の足の速いこと速いこと!狙われたらもう捕まるしかありません。
 「はさみうち〜!」と、いろんな手を使い、なかなか手強いです。私が、「先生、もう走れないから休憩するわ」と言うと、大ブーイングです。息をきらしながら、「まだやろうや〜」と、さすが子どもは元気だなぁとつくづく実感します。お陰で私は筋肉痛です。しばらく、「けいどろ」ブームも続きそうです!
 さぁ、三学期と言えば、「発表会」ですね。
 マルコにぴったりの男の子に、母さんにぴったりの女の子、皆はまり役で笑ってしまいます!
 悲しい場面や楽しい場面と場面に合わせて役の気持ちになり、取り組んでくれて嬉しいです。
 自分の出番でなくても一緒に考え、セリフを言う皆が本当に頼もしく、ピアノを弾きながら見えない部分も見てくれるので、小さな先生が沢山いるようで大助かりです!
 挿入歌では歌の上手さにゾクゾクします。
 また、ある場面では組み体操で行なう扇をするのですが、予想以上にとても上手で、「えぇ〜!もしかして小学6年生ですか?」と聞くと、「うん!」と得意気に笑顔の皆が可愛いです。
 でもまだ始まったばかりなので、少〜し恥ずかしさの残る子もいますが、出来上がったときにどれだけ表現が深まっているかも楽しみです。
 今週は参観もありますね。楽しみにしていて下さいね!
 あっという間に2月になろうとしています。発表会に、縄跳びに、けいどろに、子ども達に負けないくらい一緒に楽しみます!ああ、忙しい!





    


■ひつじ
 新しい年を迎え、3学期がスタートしました。
 「あけましておめでとうございます」と、少し照れながら新年の挨拶をしてくれ、部屋に入ると、「広くなってる!」「造形どこ行ったん?」と、思わずドキっとする質問をされてしまいました。
 2学期の終業式、子ども達が帰った後の出来事は、正直には言えません。赤い三角の屋根の所に置いてあることを伝え、納得してくれた皆はすぐに部屋の後ろに並ぶ段ボール箱に気付きました。
 「これ発表会のやつやろ」「王子したい」「私、親指姫!」と、小道具を手に取り、目を輝かせています。そしてすぐに発表会モードに切り替わりました。
 いよいよ、「毎日が発表会」の幕開けです。
 早速、初日から張り切ってくれました。
 真剣な表情でピアノを聞く子ども達には感心です。どんな場面をするか少し話をして、ピアノに合わせます。
 始まって2〜3日すると、「じゃあこんなことしたら?」「ここで『○○』ってセリフ言う!」と、アイデアさえ出してくれるようになりました。年中になった皆がどんな表現を見せてくれるか楽しみにしていた私は、年少の頃を思い出し、その成長ぶりに驚き、感心するばかりです。
 親指姫が森をさ迷う場面では、「寒くて寂しいから悲しい」と、表情もきちんと親指姫の気持ちになっています。
 ネズミのおばあさんは優しいからと、笑顔で姫を助けてあげることになりました。
 モグラは面白くしたい!と、様々な場面でどう表現したらいいかを話し合って決めていきました。
 ツバメを助ける場面は、見ていて目頭が熱くなるほどです。年中でも、ここまで表現出来るのだと、ピアノを弾きながら毎日楽しませてもらっています。
 「親指姫」だからと言って、女の子が主役ではありません。様々な役の一つ一つが主役であり、一人一人が主役であることを、改めて感じさせられました。
 講堂での発表会は更に張り切ります。
 小道具が入った段ボール箱を皆で運ぶことも、楽しみのひとつのようです。初日から、私がまだ何も言っていないのに、段ボール箱を持ってスタンバイしているのです。きっと年少の頃から、年中年長の子達が運ぶ様子を見ていたのでしょう。まだまだ使わない小道具まで持って行こうとする皆には笑ってしまいました。
 そんな皆と過ごす日々も、気付けば残り2ヶ月をきってしまいました。もうしばらくはそんなことを忘れて、毎日を大切に、一人一人の良い所を出来るだけ沢山みつけて過ごしたいです。
 毎日違う表現を見せてくれる発表会は当日どんな「親指姫」になるのでしょうか。楽しみにしていて下さいね。 


■ぞう
 「あけましておめでとう!」の挨拶が響き、元気一杯に3学期が始まりました。
 お年玉をもらったこと、サンタさんからのクリスマスプレゼントのこと、おばあちゃんの家に行ったことなど、話題は次々に広がり、冬休みの報告会が始まりました。熱心に話をしてくれるので、部屋は一気に賑やかになりました。
 早速、新しいグループを決めました。
 1,2学期の時とは違った、くじ引き形式です。 袋の中にある4つ折りにした折り紙をじっくり選び、「わくわく、どん!」の合図で、皆で折り紙を広げました。
 「やった〜!○○ちゃんと一緒!」「この前と同じグループやぁ」と、言いながら同じ色の折り紙を持った子で自然に集まっていたのには驚きました。
 グループ名を決めるのも、以前は、「○○がいい!」「え〜嫌や!」と、なかなか意見がまとまらず、決定するのに時間が掛かりましたが、今回は違いました。友達の意見を優先したり、女の子の意見を優しく受け入れる男の子も多く、子ども達同士で解決していて、そんな姿は成長が感じ、嬉しかったです。
 次は、「白雪姫」の絵本を読みました。
 3学期のメインイベントでもある発表会は、2学期からずっと楽しみにしていたので、皆、身を乗り出して目を丸くして頷きながら話を聞いていました。
 登場人物について話し合ったとき、女の子は全員「白雪姫がしたい!」と、一番人気でした。
 男の子は、「魔女か、王子様かな?」と思っていた私の予想は大きく外れ、殆どの子が「小人がしたい!」と言いながらも、今ではお妃様や家来などのいろんな役になりきっています。
 初めは、慣れずに声が小さかったり、恥ずかしい子もいましたが、日が経つにつれて、そんな様子もなくなり、全員が喜んで参加してくれて、とても嬉しいです。
 「ここで何て言う?」「どんなポーズする?」と聞くと、「○○は?」と、アドバイスをしてくれたり、大人が思いつかないような表現が生まれるので、皆とする「白雪姫」は、毎日とても楽しいです。
 小道具への憧れも強く、剣や扇子を持つと魔法がかかり、すぐにその役になり切る姿がとても可愛いです。それらを持つタイミングや、元に直すタイミングも友達同士で教え合っている姿を見ると、子ども達の強いやる気が伝わって来るのです。
 魔法の鏡にかかる魔法も日に日に強くなってきました。ぞう組30人で作り上げた「白雪姫」、楽しみにしていてくださいね。
 発表会で歌う合唱の2曲も皆は大好きです。毎日、一人占めしている素敵な歌声は、振りも可愛らしく、ピアノを弾きながら胸が熱くなります。
 当日は、ゆっくり聞いてくださいね。


■くま
 氷が張るほど寒い日が続きました。
 登園する子ども達がくま組前の坂が通れないことを不思議に思いながらやって来ました。
 「先生、何で今日雨じゃないのに坂通られへんの?」と、全員に聞かれました。
 「今日は、寒くて坂が凍ってるんだ。ツルツル滑って危ないから通れないんだよ」と伝えると、すぐに子ども達の瞳が輝き始めました。「氷やって!」と大興奮で、「どこに氷あったん?」「氷欲しーい」と寒さもどこへやら、皆の熱気に私も寒さを忘れるほどでした。
 「クロッカスの水が凍ってたよ」「チューリップに水をあげるタライの中の水が凍ってたよ」と伝えると、氷を手に取り、「うわ!本当だ」「ぶ厚い」「冷たい」と氷は皆の手の上でリレーをしていました。
 すぐに手の平は冷たく真っ赤になりましたが、「寒い」なんて言う子もいなく、「他の所にもあるかもよ。探しに行こう!」と遊びに行きました。
 グループも新しくなりました。
 今回は男女別にくじ引きです。グループの色の折り紙を折って袋に入れています。それを順番に引くので、私もどんなグループになるのか分からず、ワクワクしました。
 全員が引いて、「3・2・1」の掛け声で一斉に開けて見ました。
 「グループで座ってみよう」と座るのも速く、「○○ちゃんとや」「うわ!」と声が上がりました。
 グループ名も色々なので、また聞いてみて下さい。
 いよいよ発表会です。
 役を決めて、場面の状況を伝えます。
 「ここでお父さんが畑仕事をしてるんだけど、どうやって動いてると思う?」と尋ね、子ども達と作っていきます。大体の動きは事前に考えていますが、やはり皆のが頭は柔らかいですね。「ここでこんなんとか?」と提案してくれる動きや台詞に刺激を受けることが多かったです。
 なかなか先に進めず、悩んでいました。
 「皆で一緒に作ろう」と始めたのに、一部の子が遊んでばかりだったので、「お客さんでかっこ良い皆を見てて」と伝えました。
 それから少しすると、1人の子が、「○○はくま組皆で発表会作りたいねん」とその子に話していました。他の子も、「○○だって」と次々に言葉が溢れ、とても嬉しく、目頭が熱くなりました。 全員が同じ気持ちになったこの瞬間は忘れられません。
 それからは、自分達で、「ポーズが一緒で面白くないで」「ここでこんなんしたらかっこ良いんちゃう」と見せ合っていました。
 私以上にピアノを口ずさむのが上手で、誰かが歌うと自然に身体が動いています。楽しみにしていて下さいね!


■ぱんだ
 長い夏休みとは違い、冬休み明けの始業式は、昨日も会ったかのように、「先生!」といつもの笑顔を向けてくれた子が多かったのが印象的でした。
 少し恥ずかしそうにしていた子も時間が経つと、「おばあちゃんちに行ったよ」「サンタさんがプレゼントくれた!でも会えへんかった」と楽しかった話を聞かせてくれました。
 「明けまして」と言うと、「おめでとうございます!」とすっかり板に付いている挨拶を返してくれ、正月の皆の様子が目に浮かび、とても微笑ましかったです。
 冬休みの話で興奮冷めやらぬ皆に、「発表会をするんだよ。しかも、今日から!」と伝えると、「やったー!」と更に大興奮で、鼻血が出ないかと心配になるほどで、「今日からやって」と顔を見合わせる皆に、思わず笑ってしまいました。
 年中の発表会では小道具を使います。
 約束事と共に、「皆は格好良い年中さんだからこんなのを使えるんだよ」と星のステッキや剣を見せると、正座をして身を乗り出し、目を輝かせながら話を聞く皆がとても可愛かったです。
 それからは、「今日は剣、使う?」と毎日誰かに聞かれるほどで、楽しみにしてくれているのが伝わり嬉しいです。
 音楽に合わせてどんな動きが出来るかや、何て言うかを尋ねると、「こんなのは?」「いいね!」と自分達で考えています。
 ときには私が思っていたものより遙かに面白い案をくれる皆には頭が上がりません。
 また、皆は坂のある広い講堂が好きで、「今日は講堂で発表会する?」と聞いてくれるので、部屋のカレンダーに講堂でする日に印を付けました。
 毎日カレンダーを眺めながら、「今日はないな…。明日はある!やったー!」と会話をする様子は年少の頃とは違っていて成長を感じます。毎日新たな表情を見せてくれる発表会、楽しみにしていて下さいね!
 冬休みの間、気にしてくれていた様子の子が多かったのが、チューリップです。
 始業式の日、登園して来るなり、「ねぇ、チューリップ見に行かない?」と誘ってくれた子を筆頭に皆で見に行きました。
 冬休み前には、芽が出ている方が少なかったのが、多くの植木鉢から芽が出ていました。
 自分の植木鉢を見付けると、「うわ〜!芽が出てる!」「先っぽが赤くなってる」と成長したチューリップの赤ちゃんを夢中で眺めていました。 私はというと、花が咲く頃にはぱんだ組が終わってしまうのか、と複雑な気持ちで、チューリップを見つめる皆の後ろ姿を眺めていました。


■りす
 冬休みも終わり、3学期がスタートしました。
 「おはよう!」と元気に挨拶してくれたり、久しぶりの再会に照れ笑いを浮かべていて可愛かったです。全員、大きな怪我や病気もなく、安心しました。
 始業式の日、グループ替えをしました。
 今回は初めて、『くじ引き』形式で行いました。 皆には、グループ替えをすることを伝えずにくじを引いてもらいました。
 すると、「何だろう?」と期待に胸を膨らませていました。全員が引くまで見ないように伝えていたので、引いた後も、「何だろうね」や、「早く見たいね」と楽しそうに友達と話していました。
 「見てもいいよ」と伝えると一斉に、「赤や!」「青や!」「私、ピンク」と口々に言い、その後、「わかった!新しいグループだ!」とすぐに気付いていました。「同じグループだね」や、「また○色だ」と話し合い、賑やかでした。
 発表会が始まりました。
 部屋の隅にある小道具を見付けると、「これ、何?」と嬉しそうに聞き、「発表会で使うんだよ」と伝えると、「やった〜」と全身で喜びを表現していて、発表会への期待が読み取れます。
 ジンギスカンの絵本を読み始めようとすると、あっという間に皆が集まり、静かになりました。
 1月に入ってから、既に何度も読んでいますが、毎回身を乗り出して聞いていて、やる気が伝わって来ます。
 読んだ後、何の役がしたいかを話し合い、役を決めました。
 最初は大人気だったジンギスカンですが、小道具の影響もあり、今は悪者も人気です。
 「発表会、するよ」と伝えると、「小道具、持つ?」と目を輝かせ聞いて来ます。持つことを伝えると、待ってました!と早速振り回します。願うことはただ1つ、「怪我がありませんように・・・」です。それほど、いささか興奮気味で 初日から、「戦いは?」「まだ?」と聞かれ、楽しみにしていただけあり、「エイッ、ヤー」ととても力強く、頼もしい限りです。
 戦い以外にも、「お酒のところ、好き」と言ってくれ、「乾杯!」と元気良く楽しそうにしてくれるので嬉しいです。
 合唱の歌も歌っています。
 歌も大好きで、「歌いたい!」とリクエストしてくれます。自由時間には、黒板に貼ってある歌詞を見ながら友達と歌っていて、微笑ましかったです。
 振り付けを知らせると、真剣な表情で見ていて、とても集中しているのが伝わって来ました。あっという間に覚えていて驚きました。こちらも、楽しみにしていて下さい。


■しか
 静まり返っていた幼稚園も始業式になると、子ども達の元気な声で3学期がスタートしました。やはり幼稚園に子ども達がいないと寂しいですね。
 久し振りに会う皆の表情はとても生き生きとしていて、目が輝いていました。
 「おはよう!」と次々に元気な挨拶をしてくれましたが、部屋に入るといつもと様子が違います。さっきまでの元気なパワーがろうそくの火を消したかのように静かになったのです。
 不思議に感じたので、暫く眺めていると、その理由はすぐに分かりました。
 今にも吹き出しそうな表情を浮かべながら、友達の顔を見合っていたのです。再会を喜びながらも、恥ずかしかったのでしょう。
 静まり返った部屋から少しずつ、「キャハハハ!」と小さな笑い声が聞こえてきました。
 「皆が静かに着替えをしていたから、先生びっくりしたよ」「だって久し振りやし、ちょっと恥ずかしいやん!」と照れながら話し、暫くするとさっきの静けさはどこへいったのか、とても賑やかになりました。
 さぁ、3学期の大イベント発表会が始まりました。
 2学期に、「水戸黄門をするんだよ」と伝えると、「何それ?」と反応が薄く、「悪大名が出てくるんだよ!」と伝えても無反応でした。
 しかし、紙芝居を読んだりしていくと、「これが目に入らぬか〜」と自由時間にもしている子ども達も多くなりました。
 「僕、格さんしたいな」「僕は助さんやな」と微笑ましい会話も聞こえるようになりました。
 ある子が、「先生!昨日な、水戸黄門のテレビ見たよ!かっこ良かったわ」と話すと、「私も!」「僕も!」と嬉しい報告をしてくれました。
 「先生も見たよ」と言うと、突然、「人生楽ありゃ〜苦もあるさ〜」と肩を並べ合って歌い始めたのです。
 物語を知らなかった子ども達が、発表会を楽しみにしてくれるほど嬉しいことはありません。
 「ここのセリフはこれがいいよ」「こんなポーズはどう?」など、真剣に意見を出し合って、頼もしい限りです。
 日が経つごとにつれて、表情も表現も変わっていき、それを見るのが楽しみでなりません。
 「よっしゃ!今日は講堂の発表会ある!」「早く園長先生に見てもらいたいな〜」と催促するほどです。
 役も水戸光圀、助さん、格さん、農民、悪大名と沢山出てきます。どの役をするのかまた聞いてみて下さいね。
 また、発表会で歌う合唱の曲も皆は大好きで、振り付けもとても可愛いです。是非、楽しみにしてて下さい!


■きりん
 冬休みも終わり、新学期が始まりました。
 「先生、明けましたおめでとう!」と元気一杯の皆との再会が嬉しくてたまりませんでした。皆の可愛い笑顔で部屋が一気に明るくなりました。3学期も、「お外行っていい?」と園庭で元気に遊んでいます。そんな皆に負けないように、私も時間があれば園庭に出るようにしていますが、でもやっぱり皆の元気パワーには負けてしまいます!
 グループ替えをしました。
 今回は初めてグループの色の折り紙を4つ折りにして袋に入れておき、くじ引きで決めたのですが、初めてのやり方だったのでとても嬉しそうでした。
 順番に並んでいるときは何が出てくるか、楽しみでわくわくしている気持ちが伝わってきました。
 皆で、「わくわくどん!」と一斉にくじを見ると、「○色だー!」「一緒だよ!」「また同じ色やー」と折り紙を見せ合って大はしゃぎでした。
 新しいグループでグループ名も決めました。
 「○○って格好いいんちゃう?」「それにしよう!」と子ども達同士で決められる力が付いてきているのだと実感出来たのが嬉しかったです。また、どんなグループ名に決まったのか聞いてみて下さいね。
 発表会が始まりました。と言うことは、きりん組も残り僅かです。そんなことを考えていると、少し寂しくなってきます。
 「シンデレラ」の絵本を読んでいるときは、皆は真剣に聞いてくれました。
 年少では使わなかったマントや星のステッキ等の小道具を見て、目を輝かせて喜んでいました。 初めは恥ずかしくて友達の後ろにいた子も今では違います。皆は、その役そのものなのです。台詞にも心を込めて伝えています。
 王子様が悲しんでいる場面では、その姿を見てある1人の子が涙を流したこともありました、その姿を見て、私まで目頭が熱くなりました。子ども達の表現は日に日に深まっていきます。
 新しい場面では、どんな場面なのか、どんな曲なのかを知らせ、どう動くか尋ねるといつも沢山の意見が返って来ます。
 「ここはこうやったらいいんじゃない?」と実際に動いて積極的に意見を言ってくれてとても嬉しい気持ちと、皆の発想力には驚かされる毎日です。
 「家でもシンデレラの発表会やってるんだよ!」とやる気一杯の皆と一緒で、私も毎日の発表会がとても楽しくて仕方ないです。
 どうぞ楽しみにしていて下さいね。





    



■めろん
 始業式当日は、「先生、明けましておめでとう」と、元気良く、新年の挨拶をしてくれました。
 久しぶりに顔を合わす友達ですが、顔を見るなり、「あっ○○ちゃん、おはよ〜!クリスマスの日、サンタさん来た?」「僕んちはサンタさん来たよ」と、とても嬉しそうに、クリスマスの話をしたり、家族で出掛けた話など、1日中話が尽きませんでした。友達と笑い合い話す光景が微笑ましく、自然と笑顔が溢れてきました。
 最近は、「あーぶくたった」の遊びが好きで、「外に遊びに行こう」と言うと、「行く〜!」と、急いで帽子をかぶり、「先生、あーぶくたったしよう」と、必ずリクエストされます。
 皆のお気に入りは、「トントントン」「何の音?」と掛け合いをする所です。最後は、とびっきり怖い声で、「お化けの音〜」と、言いながら駆け回る姿がとても可愛いく、私も、皆と「あーぶくたった」をするのが楽しみです。
 そして、今、もっと皆が大好きなことは、発表会です。
 始業式の日、「明日は講堂で・・・」と話し始めると、「発表会!」「バンビ!」と、すぐに答えが返ってきて、とても頼もしく、つい笑ってしまいました。
 そして、活動が始まる前から、「私、ファリーン」「僕はバンビやで」と、何も言っていないのに役を決めていたり、やる気満々でした。そんな子ども達を見て、私もこれから始まる発表会活動がとても楽しみになりました。
 バンビとうさぎが友達になる場面では、「ちちんぷいぷい、うさぎに変身」と、魔法をかけ、うさぎに変身して遊びました。皆、なりきって草を食べたり、とても可愛いです。
 驚いたのは、まだ活動が始まって間もないときから、自由時間に友達とメロディーを歌いながら、「○○ちゃん、うさぎね」と、発表会ごっこをして遊んでいる光景が見られたのです。本当に微笑ましく、活動が楽しいということが伝わってきて、嬉しかったです。
 先日、壁面製作でバンビを作りました。
 「王様になったバンビだから角を作る」「バンビの足、4つも作らなあかん」と、それぞれ真剣な表情で作っていました。
 そして後日、「バンビ何処に遊びに連れて行ってあげる?」と尋ねると「森がいい」「お花とか木とか作ったらもっと可愛くなるんじゃない?」と意見を出してくれ、草原をイメージして塗りたくりも行ないました。完成したら是非見に来て下さいね。
 毎日ピアノを弾こうとすると、「バンビの歌がいい!」と、言ってくれ、1日に何度も歌うほどです。それほど子ども達はバンビ一色です。
 可愛いバンビが見られるのを楽しみにしていて下さい。


■いちご
 
冬休みが明け、3学期がスタートしました。
 今日からまたこの部屋も賑やかになるんだなと、いつも皆が遊んでいる様子を思い浮かべながら、登園してくるのを待っていました
 。 早速一便の子達がやって来ました。すかさず大きな声で、「おはよう!」と声を掛けましたが、「・・・おはよう」と怖ばった表情で返事が返ってきました。不思議に思いながらも二便、三便の子に挨拶をしても皆同じような表情です。部屋で皆遊んでいてもシーンと静まり返っています。どうやら久しぶりの幼稚園に、少し緊張していたり、友達に声を掛けるのが照れ臭かったのです。
 でも、時間が経つにつれ、笑い声が響き渡り、いつもの賑やかさが戻り安心しました。
 そんな恥ずかしがり屋の皆ですが、発表会になると目がきりっと変わります。
 不思議の国のアリスをすることを伝えたときも、「家でDVDを見た!」「絵本も読んだよ」と教えてくれ、冬休みから心待ちにしていたのが十分伝わってきました。
 ベンチのような山台の前に立つと、表情も引き締まり、ピアノが始まるのを待っています。沢山の曲を次々に弾いても、「大丈夫!楽勝や!」ととても頼もしい一声をくれました。
 発表会の合間に、誕生壁面を作りました。
 今回は乗り物です。車だけでなく、バスや郵便配達の車など様々な種類の乗り物を作ってくれました。自分で好きな色の画用紙を選び、完成まで黙々と集中して作っていました。
 片付けも製作時に敷くオレンジカーペットを数人で協力して畳んでいたり、画用紙のごみを拾っていたりと、驚かされることがいっぱいでした。
 三学期に入ってから、殆どの子が自分で着替えられるようになりました。
 きちんとスモックを畳んでコーナーに入れている子もいます。
 給食も沢山食べられるようになりました。毎日毎日嬉しいことがいっぱいです。
 しかし成長を感じると同時に、いちご組も残りわずかなのを実感して複雑な気持ちになります。でも、最後まで笑顔で過ごしたいです。
 アリスでは、花やウサギなど色々な登場人物に皆が変身するので楽しみにしていて下さい。
 挿入歌とエンディングの振り付けは皆で考えました。
 「これは?」と個々に提案をしてくれました。とても可愛い振り付けなので注目していて下さい。
 「お母さん達、いつくるの?」と子ども達も期待に胸を膨らませています。
 当日を楽しみに待っていて下さい。


■みかん
 
3学期が始まりました。
 登園日初日には、「おはよう」と挨拶する顔がなんだか照れ臭そうでした。そんな様子も少しの間だけで着替えを済ます頃には、いつもの笑顔で、「先生、僕、お休みはおばあちゃんとこ行ってん」「お家でクリスマスしたよ」と、沢山冬休みの話を聞かせてくれました。話す皆の表情から、素敵な冬休みを過ごしたことが伝わってきて、温かい気持ちになりました。
 また、短い冬休みの期間でも子ども達は一段と成長していたのには驚きました。
 着替えでは、「これは自分でする」と、ボタンは一人で全部留めたり、「こっち向きでいい?」と聞き、紐に苦戦しながらも、制服のズボンやスカートに挑戦しています。自分で出来ることが多くなり、「もうお着替えしちゃったよ」と、見せに来てくれるときの自慢げな表情は、とても可愛いです。
 自由遊びでは、使いたい玩具が重なったとき、「貸してあげるから、次貸してな」と、自分達で話し合っている子がいました。
 思わず、「格好良いね」と声を掛けると、「だって、もうすぐ中くらい組やもん」と、頼もしい返事が返ってきました。1学期からは想像出来ないほど皆お兄さんお姉さんになっていて、成長の早さに驚き、胸が熱くなります。
 年中になる日が近づいているのだと実感し、寂しくもありますが、1日1日を大事にしていこうと改めて思いました。
 壁面では、ピノキオを作りました。
 「こんな鼻にする」と、画用紙を筒のように丸めて作ったり、「長いでしょ」と細長く切った画用紙を貼ったり、それぞれ試行錯誤しながら作りました。大きさや表情も違い、ウィンクや笑顔のピノキオがいて、個性豊かなピノキオ達になりました。
 発表会も始まりました。
 ピアノ側とエレクトーン側とに分かれて座るのですが、どこに座るか迷っている子には、「ここ空いてるよ」と、子ども達同士で声を掛け合います。スペースを作って、「○○ちゃん、ここ座りなよ」と、優しく呼び掛けて、思いやりに溢れています。
 前奏を聞きながら、動き出したくて堪らない様子で前のめりになっている子を見つけたときには、笑ってしまいました。
 ピノキオに成り切り、「こんな歩き方なんだよ」と、手を同じポーズにして歩いたり、色々な表現を見せてくれます。
 当日はどんなピノキオになるのでしょうか?お楽しみに!


■ばなな
 
あけましておめでとうございます!
 元気一杯な挨拶で、遂に最後の学期、3学期が始まりました。
 「冬休み、何したかな?」と聞くと、「飛行機乗って、○○へ行ってん!」「サンタさんに○○もらったよ」「おばあちゃんち行ったよ」とそれぞれが冬休みの楽しかった出来事を話し出しました。それから、一回だけでは伝えきれなかったように、何日にもわたって皆の嬉しそうな笑顔を見ながら話を聞けました。
 「さぁ、今日から何が始まるかな?」の質問に、「8匹わんちゃん!」
 「少なすぎるやん!」と思わず突っ込みを入れてしまいました。こっちの突っ込みを期待しての返答だったのでしょうか?
 こんなふうに今年も笑いの絶えないばなな組です。
 「発表会するよ」の声に喜んだり、他のクラスの先生が見に来てくれると、「よっしゃー」と大張り切りで、素直な皆を見ていると、本当に心から嬉しく自然と笑顔にさせてくれます。
 「わんちゃん!」「はーい」で元気一杯走る皆は本物のわんちゃんのようで、とても可愛らしいです。
 初めは音楽に合わせてステップを踏み、私達の動きを真似をして、走ったりジャンプをしていましたが、日が経つにつれて、合図なしに音楽を聞いて動けるようになりました。
 だるまさんが転んだをする所では、鬼役と走る役に分かれて、「転んだ」のタイミングで、ユニークなポーズと振り向く表現は毎回違ったポーズをしてくれるので見ていて楽しく、また驚かされます。
 挿入歌とエンディングの歌も大好きになってくれ、まだ数回しか歌っていなかったのに、今までのどの歌よりも早く、歌詞を完璧に覚えられていたのには本当に驚きました。
 振り付けは皆で一緒に考えました。
 「小さな子犬の所、何が出来るかな?」と聞くと積極的に、「こんなんは?」と踊って見せてくれ、皆で作りました。
 皆と作り上げていく、「101匹わんちゃん」が今後どうなっていくか私自身楽しみでなりません。2月17日、28人の可愛いわんちゃんに会えるのを楽しみにしていて下さい!
 そして、もうひとつの楽しみは壁面製作です。
 まず最初に作ったのは、牛ではありません。パンダでもありません。わんちゃんです!本当に鋏や糊の使い方が上手になりました。出来上がって嬉しそうに見せに来てくれたときの笑顔は最高でした。
 だからもう1度言います。クラスの壁面で遊んでいるのは、牛でもパンダでもなく、わんちゃんです!こちらもどう出来上がるか楽しみです!
 

■もも
 
寒さが、ぐっと深まり、朝、布団から出たくないという人が多いのではないでしょうか。
 冬休みもあっという間に終わり、最後の学期となる3学期が始まりました。
 始業式、元気に「おはよう!」という声や、「あけましておめでとうございます」と少し照れながらも新年の挨拶をする子もいました。
 しっかり挨拶をする子ども達を見ていると、「もうすぐ年中さんになるのか」としみじみ感じ、目頭が少し熱くなりました。
 その後、部屋は、「サンタさんに○○もらった!」「○○に行ってん!」などと冬休みの話で賑やかになりました。
 嬉しそうに話す子ども達は、また、ひとつ大きく成長したのが伝わり、微笑ましかったです。
 さて、発表会が始まりました!
 新学期早速、ポッケ組と講堂で坂遊びをしました。
 坂が設置された講堂を見た子ども達は、一瞬にして目の色が変わり、「わ〜!」という声が聞こえたり、目をキラキラさせたり、表情は様々でした。
 約束をいくつか聞いた後は、ハンドドラムの音に合わせて歩いたり、走ったり、走った勢いでそのまま坂に上がったりしました。
 そして、坂の上から滑ったり、コロコロ転がったり、「きゃー!」と叫びながら大はしゃぎしていました。そんな興奮しているみんなが、たまらなく可愛らしかったです。
 次の日からは、本格的に発表会が始まりました。
 再度、「さるかに」の話を読みました。
 すると、途中で、子ども達が先に、「それで、おにぎりと柿の種を交換するんだよね」や、「臼とハチとくりが出てくるねん!」という風に話しました。すでに物語が完璧に頭の中に入っているようで、とても頼もしく感じました。
 講堂の配置に合わせて、ピアノ側とエレクトーン側に分かれ役も決めました。自分がどっちになるのか、覚えておかなければいけません。慣れるまでは迷ったりしていましたが、今では皆、素早く戻れています!
 次々と新しいことも覚えていかなければなりませんが、音楽を聞いて、動いている子ども達は、本当に凄い!と感心します。
 どんな、「さるかに」になるか楽しみにしていて下さい。
 壁面製作で「さるかに」を作りました。
 かには、8本の足と2本の爪を切って貼るなど細かく表現していました。少し図鑑を見ただけなのに、これまたすごい記憶力と驚きました。どれも可愛い作品が出来たので、こちらもお楽しみに!


■ぶどう
 
「明けましておめでとう!」と元気な挨拶から新学期が始まりました。
 クリスマスプレゼント、お年玉、餅はいくつ食べたのかと、冬休みならではの話で持ち切りで、寂しかった部屋もすぐに賑やかになりました。
 3学期の大イベントといえば発表会です。
 2学期の終わりに「スイミー」をすることを伝えると、「やったー」「僕、スイミーの絵本を持っているよ」と喜んでいました。
 子ども達に、「スイミー!」と呼び掛けると、「はーい!」と元気一杯に返事をしてくれます。スイミーになりきって、やる気を見せてくれてとても頼もしいです。
 発表会に向けて、講堂のようにエレクトーン側、ピアノ側に分かれました。部屋にはエレクトーンがありません。覚えられるのかと心配でしたが、そんな心配はいりませんでした。すぐに覚え、「○○ちゃんはこっちだよ」と友達の分まで覚えてくれていたり、日に日にしっかりしていく子ども達にとても驚かされています。
 こうして、発表会が始まりました。
 ピアノの音に合わせて走り回ったり、跳んだりとリズムに合わせて動いてくれます。
 何回もしていくと子ども達は真剣な表情に変わっていき、私達の合図がなくても、ピアノの音を聞き分けて動き、掛け声も素晴らしく音楽に合っています。
 また、一人一人のやる気が伝わってきて、大人では考え付かない表現、発想が沢山出てきて、その豊かさには毎日感心しています。
 挿入歌やエンディングも大好きです。
 最初は振り付けも遠慮がちだったのが、今では堂々と振り付けもしていて、大きな声で歌ってくれます。自由時間でも遊びながらも口ずさんでいたり、とても微笑ましかったです。
 部屋の壁面も変わります。
 テーマは発表会と同じ「スイミー」です。
 丸めた新聞紙を色々な色模造紙で包んで、それぞれのスイミーを作りました。
 可愛く着飾ったスイミー、ウロコが沢山付いた色鮮やかなスイミーなど、それぞれの思いを持って作っていました。
 集中力もとても長く、途中で止めようかと言っても、「まだする!」と反対されることもしばしばです。とても時間を掛けて作っていました。
 壁面製作はこれからも続きますので、来園の節は是非その過程も見てあげて下さい。そして完成を楽しみにしていて下さい。
 2月の発表会まであと少しです。子ども達の魅力が詰まったスイミーの発表も楽しみにしていて下さい。