■あひる
 あひる組に新しい友達がやって来ました。柔らかな土の中かひょっこり角を覗かせて、登園して来た皆を次々に引き寄せます。
 「うわー!カブト虫や〜!これ、メスや!」
 クラスの男の子が家から連れて来てくれたのです。私は昆虫は得意ではないのですが、皆の笑顔に包まれると克服出来る…かな?
 だって、カブト虫が引き出してくれる皆の笑顔は、とびきり輝いているのです。皆を一瞬にして虜にしてしまう彼女に少し嫉妬を覚えつつ、私も目線を合わせると、角の下にある2つの真ん丸な目でこちらを向いて来ました。
 「可愛いね!」と話す子ども達にすかさず「本当だね!」と答えていました。
 虫は苦手なのに、つられて本当に可愛いと思えた自分に少し笑えますが、皆と一緒にいると自然にそう思えました。
 皆で名前を考え、定番のカブちゃんという名前に落ち着き、「カーブちゃーん!」と呼んでみると土の上をのそっと歩き応えます。
 明るい場所よりも暗い場所の方が好きだという情報を教えてくれた男の子達と一緒に虫籠を覆う箱を画用紙で作ったのですが、完成した物は籠の2倍の大きさで、丁度皆の頭一つ分すっぽり入ります。
 「用意した画用紙大き過ぎたね」と苦笑いの女の子の横で、男の子が早速画用紙の下に頭を潜らせて暗闇のカブちゃんを観察しています。
 「すごい!カブちゃんさっきより歩きまくってるで!」と声を荒げて報告してくれるので、その後は言うまでもなく虫籠の前に長い行列が作られました。
 何に対しても真っ直ぐな瞳を向けられる皆と過ごせる毎日は楽しくてあっという間に過ぎてしまいます。
 黒板に貼られたカレンダーを見ながら、「1学期ってもうこれだけなん?」と話す皆に同感です。
 今、学期最大のイベントでもあるお泊まり保育に向けてのカウントダウンもよく聞こえてきます。楽しみな子、不安な子と当たり前ですが、様々です。不安を少しでも期待に変えられたらと日にちを分けて少しずつ当日の内容を伝えています。
 「パジャマだけ見せてから帰ろうかな〜」と話してくれる子もいますが、皆と一緒なら絶対に大丈夫です!
 保護者の方と離れての一泊の大冒険ですね。どうぞ、当日は笑顔で背中を押してあげて下さい!よろしくお願いします。


■つばめ
 暑いです。暑過ぎます。廊下もない特別な部屋は、雨が降ると、窓を閉めます。髪の毛のうねりは最強です。横たわって床の冷たさを感じています。だからこそ、余計に園内プールは嬉しく感じます。
 マックプールに行っている皆にとっては、足が着く園内プールは自由が利いて動き回れるので格別な楽しさがあるようです。
 初めは、「冷たい」と、身を寄せて入っていましたが、それも束の間で、慣れてしまうと、私の声が聞こえないほどの大歓声と、水の音が響いていました。
 初日は、隣のプールに、うぐいす組が入っていたので、水の掛け合いをしました。
 私も参戦しましたが、両プールのセンターに立ってしまい、両サイドから60人近い子どもからの水掛けに合い、水の気持ち良さよりも、痛さを感じました。
 怪しい天候が続いていましたが、皆の暑〜い気持ちを涼しくしてくれて、「み仏様、ありがとう!」
 さて、園庭では逆上がりに挑戦している子が沢山います。
 先日、カミナリ先生に上手になる方法を教えてもらいました。
 その日から雨の日でも、「鉄棒してきて良い?」と言うほどの意気込みを見せてくれ、昼食後の自由時間では、食べ終わると靴の履き替えも忘れて、上靴のままでしてしまう子もいます。そして、また今日も、「○○ちゃんが出来るようになったよ!」と、皆に報告です。「初めは出来なかったのに、何で出来たのかな?」と聞くと、「何回も頑張ったから」と言ってくれ、皆で確認します。努力する気持ちがまた一人と増えています。周りの子に影響されて、刺激し合いながら、努力の後の達成を感じて欲しいです。
 先月までは、「明日は○○するよ」と、手作りカレンダーを見て言っていたのですが、今月からは、「明日は…」と言うと、「マックプール!お泊まりまで○日!」と、決まって最後にお泊まり保育までのカウントダウンが付け加えられます。
 皆だけのバス通園や、皆だけのお楽しみ会、皆だけの食事に、皆だけの花火大会!そして、何よりも、私と一緒に寝られることが一番嬉しいはずです!きっと!寝相が一番悪いのは誰でしょうか。皆の寝顔が見られる日は、この日しかないのです!
 お父さん、お母さん、愛おしい寝顔を独り占めさせてもらいますね!
 特別な暑い部屋とは暫く休戦です。誰が一番肌が焼けているかな?夏休みの楽しい思い出話を楽しみにしています!


■ぺんぎん
 
今年は、例年以上に蒸し暑い日が続き、くせ毛の私にとって毎日頭がジャングルのようです。
そんな蒸し暑さも吹き飛ばす子ども達の笑顔は、本当に爽やかです。びっしょり掻いた汗もキラキラと眩しく輝き、見ているだけで涼しい気持ちになってしまうほどです。エアコンいらずですね。
 気付けば、もう1学期が終わろうとしています。本当に月日の流れの早さに驚いてしまいます。もう少し1日が長くてもいいくらいですね。
 そして、今一番楽しみにしているお泊まり保育の日が近づいてきました。カウントダウンを1ヶ月前からしていました。
 「えー!まだまだやん!早くしたいな」と手作りカレンダーを見ては毎日話していた子が、10日を切ると、「うっそー、あともうちょっとやん!」と友達と抱き合って喜んでいました。降園時間もその話で持ち切りです。
 「夜にね、花火をするんだよ!」「キャー!」「講堂でお楽しみ会もあるんだよ!」「キャー!」「そして、先生と一緒に寝れるんだよ!」「ギャー!」と最後にはずっこけて皆で大笑いをしてしまいましたが、楽しみで待ちきれない皆の笑顔は、とても可愛かったです。
 親と離れて初めて過ごすことは、子ども達にとって正に冒険です。ドキドキして不安に感じている子もいるでしょう。しかし、不安を吹き飛ばすほどの楽しい時間を過ごせるよう、お世話させていただきますので、安心して子ども達を送り出して下さい!さぁ今から皆の寝顔を見るのが楽しみでなりません。「僕は朝まで起きてるから!」と断言した子の寝顔は果たして見れるのでしょうか。
 出会いがあれば別れもあります。今学期でお別れする友達がいます。
 皆にそのことを伝えると、いつも元気一杯のぺんぎんパワーはなくなり、下を向いたり、寂しそうな表情を浮かべていました。
 「えー、寂しいね」「どこに行っちゃうの?」「ずっと一緒にいたいな」と気持ちが抑えられず、溢れ出すように話していました。
 するとある子が、「先生、一日一日大切に遊んだらいいやん!」と立ち上がって話してくれたのです。一瞬静まり返った後、次々に、「そうやな!良いこと言うね」と拍手喝采の嵐です。その言葉は、皆の気持ちを一つにし、さらに団結力が増したクラスになっていくのを肌で感じられました。本当に最高のクラスです。何回言っても足りないです。
 しばらく会えなくなりますが、また一回り大きくなった皆会えるのを楽しみにしています!


■うぐいす
 今、子ども達皆が目標にしていることがあります。それは「クラスの全員が卒園までに逆上がりが出来るようになる!」です。
 カミナリ先生との鉄棒遊びのときの真剣な表情には、「逆上がりがしたい!」の気持ちが溢れています。その気持ちは本当に強く、自由時間には、「外に行って来ていい?」と聞かず、「鉄棒してくる!」と言い方まで変わったほどです。鉄棒が恐い子もいますが、皆も応援してくれます。3月には、「全員達成」の報告がしたいです。
 また、「幼稚園生活最後」が終わってしまいました。マックプールには何回も行っていましたが、子ども達にとっては「園のプール」は特別なものだったようです。しかもその特別なプールに年長だけが水着で入れるのが、更に嬉しかったようです。
 プールの日は朝から何回も、「いつからプール?」「もう水着着た方がいい?」と皆がソワソワしながら聞いていました。
 水着に着替えるときには、「これ新しいの買ってもらった!」「この前と違う水着」と水着のファッションショーが始まったり、鏡の前で帽子の被り方のチェックをしたりと、大騒ぎでした。
 先日の最後のプールのときは、「今日で終わりだよ」と言うのがすごく辛かったです。でも子ども達からは、「でも小学校に行ったら、大きなプールがあるんだよ!そこでいっぱい泳ぐんだよ!」という頼もしい言葉も聞こえてきます。マックプールも残り少なくなってきました。「プールって楽しい」「泳ぐの好き!」と言ってくれる子が少しでも増えてほしいです。
 今、毎日カレンダーを見ながら数えているものがあります。それはもちろん「お泊まり保育までの日数」です。
 7月の初めには、「まだまだやな!」「お泊まり嫌やなぁ」と言っていた子も少しずつ変わってきて、「お泊まり保育って何するん?」「花火やろ?!」と楽しみな行事になっているようです。
 子ども達が1番気になることはやはり、「どこに寝るのか」です。
 「うぐいす組のお部屋で寝るんだよ」と言っても、「先生、嘘つきや」と言って信じてくれません。「大きい組さん皆で和室で寝たらいいやん」と言う子まで出てきました。そして子ども達に何度伝えても理解出来ないのが、「お泊まり保育は泊まりだから来るのは1回だけ」ということです。
 2日に渡ってカレンダーに書いているので、2回あると思っている子が多いのです。でも「お泊まり保育は1回しかない」と気付くのは、終わって帰る頃ですね。「本当にお泊まり保育が2回あればいいのに」と帰る子ども達から聞けるような楽しい夜にしたいです。


■はと
 部屋に貼られたカレンダーに書かれた予定が変更されたのは6月下旬のある日でした。
 外は晴れているのに、それまでに降った雨で急遽予定を変更して農園体験に行くことになったクラスがあり、タイヤ取りの日程が変わりました。
 「えー、ないの?」と初めは残念そうな皆も、まだタマネギや芋を食べていないクラスがあったら畑の中で腐っちゃうから先に行かせてあげないと、という意見も出て、自然と、「今度のタイヤ取りの日は頑張るぞ!エイエイオー!」と掛け声が上がっていました。皆の優しさと、団結力に満ちた笑顔には本当に心打たれました。ありがとう。
 さて、7月になりいよいよ待ちに待った園内プールです。
 初日にプール遊びをしているクラスを横目に、「はと組は明日だね!」とカレンダーを見て楽しみにしてくれていました。
 しかし…空模様と気温は味方をしてくれませんでした。タイヤ取りのとき以上に残念がる皆だったのですが、プール予備日に入れることを伝えると、「よっしゃー!」と一転してまた、次のプールの日を楽しみにしてくれました。
 年長といってもまだまだ小さな身体の皆が、カレンダーを見上げて、「明日の明日はプールだね!」「8日はカミナリ先生と鉄棒出来る日や」と1つ1つを楽しみにしてくれたり、予定通りに出来なかったカレンダーの日も理由を考えて、すぐに納得して次の楽しみに変えてくれることに一段と皆の心が成長しているように感じました。皆も数年前は、ぽっけ組や年少さんと同じ年齢だったことが想像出来ないくらいです。本当に皆の心や考える力も日々大きくなっていってるのを感じました。
 カレンダーを見て活動を楽しみにしてくれている皆の輝いた目に見とれていると、「先生、海ははと組皆で行くの?」と聞かれました。
 「海?!」ーどういう意味でしょうか?一瞬分からず、「お家の人と行くの?」と尋ねると、皆が、「違う違う!19日に書いてあるやん」と言われてカレンダーを見ると、確かに!しかも、ちゃんと魚が泳いでいる絵も描き加えられていました。ごめんね皆。私のカレンダーの書き方が悪かったです。はと組では海に行きません。「違うのかーい!」と皆の団結力に満ちたツッ込みはとても可愛かったのです。
 こんなに可愛い皆と一緒に寝れるお泊まり保育もとても楽しみです。


■かもめ
 「遊ぶときは思いっきり遊ぶ。でもやるときはやる」
 4月からの沢山の行事、日々の活動を通して、みんなが見つけてくれた言葉です。これまでの話し合いで何度も登場し、実際、思い切り遊ぶ姿や笑顔だけでなく、真剣な表情、友達と協力する姿にも沢山出会ってきました。
 雨が続き、部屋で遊ぶことが増えたからでしょうか、片付けの声掛けをしても、友達と遊び続け、部屋には積み木や粘土、絵本が片付けられずに落ちていました。
 「こんな日もある」と思いながら、落ちている絵本を手にして、もう一度声を掛けます。しかし、返事だけが返ってきて一向に片付けが終わらず、ただ時間だけが過ぎていきました。私が言わなくても、やるときはやれるみんななのに…と思いながらも収まらない現状に、「ずっと遊んでて良いよ」と声を掛けました。
 いつもと違う表情に子ども達も気付き、騒がしかった部屋は一気に静かになります。
 その時突然いつものように、トイレの扉が、「ドーン」と開きました。カメ(亀)ラ先生です。
 いつもは、その登場に大笑いする子ども達です。普段と違う空気に先生の動きが止まります。
 「どうしたん?」「片付けずにみんなが遊んでたの」小さな声で返事がありました。縮まらない距離を埋めるかのように先生が話をしてくれました。
 「時間は自分達で作るんだよ」
 早く片付けたら沢山遊べること、余った時間でゲームをしたり、リレーでは作戦会議が出来、それが結果にも繋がったこと。話を正座で真っ直ぐな瞳を向けて聞いていました。表情を見て、ちゃんと伝わったのが分かります。
 「なんちゃってプー」とカメ先生が去った後、緊張が緩んだのか笑いが起こり、「今からでも早く準備しよう」と自分達で答えを出してくれました。みんなで声を掛け合って、助け合っています。
 その日の降園時間も、「早く着替えて歌うたおう」と声が上がりました。自分達で作った時間、みんなが作ってくれた時間で私も明日の話をさせてもらいました。そして、やるときはちゃんとやるみんなだからこそ怒ったことを話し、最後に、「ごめんね」と謝り、仲直りをしました。
 気が付けば一学期が終わりを迎えます。1つ1つが終わるのは寂しく、1日1日がとても大切に感じます。今日、時間を作ること、大切なことに気付いたみんなは、また1つ成長しました。これからもみんなと一緒に、思い切り遊んで、ときには悩んで、答えをみつけていきたいです。
 「話をする時間を作ってくれて、ありがとう」


■かなりや
 蒸し暑い日や雨の日が多かったですね。
 皆は今、鉄棒が大好きです。それは、体育遊びで逆上がりをしたからです。
 体育遊びでは鉄棒の前に板を坂のように設定し、その坂をかけ登ったり、踏み切って逆上がりをしました。
 板の角度は3段階あり、出来る人は角度の小さい方へ移動して行きます。
 「次、行っていいん?」と意欲的に言ったり、くるりと回ると嬉しそうな笑顔を見せてくれて、楽しそうでした。自由時間にも、「見てて!」と見せてくれたり、まだ出来ない子も挑戦していました。
 壁面製作では、「この後どうする?何を作りたい?」と話し合いをしました。
 すると、「旗」や、「学校!」と意見が出て来ました。「学校って誰の?」と聞くと、少し悩んだ後で、「お侍さんの!」と答えが返って来て、「なるほど!寺子屋のことか」と思いました。
 そこで、「侍の学校は勉強をする以外にもあるんだけど知ってる?」と聞くと、「分かった。剣の修行!」と元気良く答えてくれました。「剣の修行を今は剣道って言うんだよ」と伝えると、「あ!知ってる」と他の子も目を大きくさせていました。
 剣道の服装を本で見ていると、「顔に当たったら危ないから、顔に付けてるんだよね?!」と防具について話してくれました。また、勉強の部屋について話し合ったときも、「畳やろ?!」や、「低い机」、「正座する」と教えてくれ、よく知っていました。
 「今日、城作る?」や、「もうやっていいん?」と聞かれ、積極的でした。机の数は畳に入りきらない程あり、「貼れるかな?」と心配しましたが、綺麗に丁寧に並べていて、見事に貼っていて凄いなと思いました。
 机を作っていた子達に、勉強する人が少ないから作ったら?と誘うと、「お休みしてるねん!」と言われ、「なるほどね」と思いました。しかし、女の子しかいないことを伝え、男の子も作ったら?と声を掛けると、「あ、ほんまや!」とすぐに作り始めました。理由は面白いし、素直だし、とても可愛いな、と思いました。
 城自体もスリムにし、石垣や鯱も作りました。そして一言、「大阪城みたいになった」と誇らしげに見ている子がいました。
 年長になり、製作で作る物を決定すると、「こんな風に作ったら?」と絵を描いて来てくれたり、調べて来てくれ、作る物に対する姿勢が違うな!と実感しました。また、話し合いも白熱し、どんどん前へ前へ出て意見を言ってくれます。皆のパワーに圧倒されてしまいます。まだまだ修行が足りないな、と反省です。皆に置いていかれないように頑張ります。






    


■りす
 前回のザリガニに引き続きまたまた、りす組に新しい友達がやってきました。
 「じゃーん」と子ども達に紹介すると、「カブトムシや!」「すげ〜」と大興奮でした。
 お母さんが譲って下さいました。
 早速名前を付けることになり、「名前はどうしよっか?」と尋ねると、持ってきてくれた子が、「コロやで」と名前が決まっていました。他の子も、「カブトは?カブトカッコイイ」と沢山の名前を出してくれた末に、コロカブトに決定しました。
 そして当番児が霧吹きで水をやったり、餌をあげることも決めました。それ以来、当番の子は朝登園すると、「今日は、餌あげられる〜!」ととても張り切って餌をあげたり、水をあげたりしています。気がつくと、カブトムシの周りには子ども達で一杯です。
 今年もプールの季節がやって来ました。
 1週間前に、りす組の横に出来たプールを見ると、「先生、これプールやろ?」とすぐに尋ねてきました。「そうだよ」と伝えると、一人の子が部屋に戻って皆に、「プールあるで」と、大きな声で知らせていました。それを聞いた皆は、部屋から出てきて、「ほんまや〜」「凄い」と眺め、「早く入りたいな」と皆で可愛く話していました。
 初めてのプールは、朝からプール鞄やタオルの自慢大会が繰り広げられていました。
 「新しいプールカバン、買ってもらってん」「可愛いタオルやで」と、少し誇らしげで可愛らしかったです。
 シャワーを浴びるだけで、「冷たい〜」「きゃー」と大はしゃぎで、入水すると、皆の顔が自然と笑顔になり、輝いて見えます。
 水の掛け合いをしたり、動物に変身したり、ボールで遊んだり、色々遊びましたが、なんといっても一番は、滑り台です。滑り台をすると言ったときの皆は、「やった〜」「よっしゃ〜」と大喜びで、とびっきりの笑顔は忘れられません。
 更に、しっかり順番を守って並んでいる子ども達に、さすが年中さんだと感心させられました。
 遊んでいると、あっという間に終わりの時間を迎えてしまいます。
 「もう終わりやって」「もっと遊びたかったな」と嬉しい一声が何度も聞けました。数回しか入れないプールを皆と満喫できました。
 体を動かすのが大好きな皆を見ていると、次に楽しみになるのが運動会です。力一杯、元気に走ってくれるのをついつい想像してしまいます。
 あっという間に3ヶ月が過ぎ、気が付けばもう1学期も終わりですね。いよいよ夏休みです。沢山遊んで、真っ黒に日焼けした皆に会えるのを楽しみにしています。


■くま
 
先日、大好きな皆にまた成長を感じさせてもらった出来事がありました。
 自由時間に部屋で遊んでいた子に、「先生、帰って来れないから、片付けの時間になったら動物園を作る(壁面製作)準備をしててね」と言い残して部屋を後にしました。
 具体的には伝えてなかったし、正直なところ、あまり期待はしていませんでした。
 しかし、自由時間が終わり、戻ってみると、製作用のカーペットをグループ数の5枚きっちり並べ、「これは○○グループのやで」と声を掛け合って鋏と糊まで準備しているところだったのです!
 暫く眺めてから部屋に入ると、「先生、遅いやん」と笑顔で迎えてくれた皆に嬉しさが込み上げて来ました。
 初めはお互いの名前も分からなかった皆が一学期を一緒に過ごし、一つの目的を持って協力して行動出来るようになったことがとても嬉しかったです。
 準備が整い格好良く座り、これでもかというくらい目を見開いてこちらを見てくれる皆に向かって、「今日はみんなで協力して準備をしてくれたね。すごく格好良くて先生は嬉しかったよ!」と素直に気持ちを伝えると、顔を見合わせて照れ笑いをした皆がとても可愛かったです。
 ついにプール遊びが始まりました。
 「明日はプールだよ」と初めて伝えたときの皆の反応は予想を超えるもので、思わず笑ってしまいました。
 「よっしゃー!」と大ジャンプを何度もしたり、友達と抱き合って喜ぶ子もいました。登園すると、「見て、プールの鞄持って来た!」と自慢の鞄を見せ合ったり、「楽しみやな」と話をしていました。
 シャワーを終えてプールに入水するまで時間がある日はシャワーで遊びました。
 一列の列車になって出発進行!シャワーの下を通ると、「きゃー!」Uターンをすると再び、「きゃー!」と大歓声の連続で、待ち時間だけで声が枯れてしまうのではないかと思うほどの大笑いでした。
 もちろん入水してもそのパワーのままでした。ワニになってフープをくぐったり、宝探しなど沢山遊びましたが、やはり歓声が一段と大きくなるのは水の掛け合いです。
 隣のプールに入っているクラスとの掛け合いでは、自ら水しぶきの中に飛び込んだり、負けないぞとひたすら真剣に掛けたり、顔に掛かって今にも泣きそうになったりと、様々な表情を見せてくれました。どの表情も可愛くて、見逃すまいと心のシャッターを押しっぱなしでした。
 長い夏休み明けに、また元気な笑顔で会えるのを楽しみにしています。


■ぱんだ
 梅雨を知った太陽が、また私達を悩ませにやってきました。
 園内プールが始まり、2日目の朝、曇り空を眺めながらプールの準備を進めていました。すると雨がポツポツと降り始め、次第に勢いを増し、やむを得ず準備を中断して子ども達を迎えることになりました。
 その日が初回だった皆は、少し諦めた表情でプール鞄を抱えて登園してきました。
 「雨だから入れないよね?」と言いながらも、何度も部屋の前から空を見上げて雨が止むのを待っているのです。
 そして、しばらくすると曇り空になってきました。何事もなかったかのように顔を出そうとしている太陽の下で、「先生!雨止んできたよ」「いける!」と、皆は目を輝かせていました。しかしプールに水は入っていません。何度も部屋の前に出ては空を眺め、確認している皆を見ると、楽しみにしていたことが伝わってきて胸が痛みました。
 今日は入れないと言っても、「えー」「なんでなん?」「雨もう降ってないのに」とブーイングの嵐でした。仕方なく、水が入ってないことを話し、「ごめんね」と言うと、「なんじゃそりゃー」と転げ、笑いながらガクっと肩を落とし、意外にもすんな
り理解してくれたのです。「先生悪くないよ」と優しい言葉を掛けてくれる子さえいて、逆に励まされてしまいました。張り切って着てきた水着をこっそりと着替えながら、皆の優しさと明るさに、胸が熱くなりました。
 そしていよいよプールに入る日がやってきました。園に置きっぱなしだったプール鞄の出番です。
 「持って来るの忘れちゃった」と、置いてあることを忘れていたり、「水着がない!」「パンツで入るんやで!」と、可愛らしいハプニングもありましたが、パンツ姿の皆はいつも以上の笑顔を見せてくれました。そして、約束事を聞く皆の表情はとても真剣な眼差しで、1学期の間に少しずつ成長してきたのだと改めて実感しました。
 遊ぶときは思い切り遊ぶ!きちんとするときはきちんとする!と、皆が教えてくれました。少し元気過ぎるときもありますが、そんなありのままの皆に会えるのも嬉しいことです。夏休みを目前に、この30人だったからこそ今があるのだなと幸せを感じました。シャワーやプールで、キャーキャー言いながら笑う皆は本当に可愛かったです。意地悪な!?太陽も最終日は味方をしてくれましたね。予報では傘マークだった1週間でしたが、子ども達が帰るまで雨を降らせず、プールに入らせてくれました。園では3回しか入れませんでしたが、3回分の笑顔は、とても眩しかったです。夏休みも、プールや海で沢山遊べるといいね!真っ黒になった皆を想像してしまいます。そして、1ヶ月後の成長を何よりも楽しみにしています! 


■ひつじ
 早いもので、もう1学期も終わりです。
 この一学期の間でも、子ども達の団結力には、驚かされました。
 片付けのときには、「ねえ、これ一緒に畳もう」と、オレンジカーペットを畳んでくれたり、「先生、雑巾貸して!」と、一人が言うと、「僕も!」「私もする」と、殆どの子が絵の具で汚れた床や、製作用のカーペットを拭いてくれるのです。皆が協力して片付けてくれるので、気が付けはいつも部屋はピカピカになっています。張り切って片付けや、手伝いをしてくれる皆が頼もしく、成長が見られ、嬉しいです。
 クラスで飼っているザリガニですが、「ザリコと、ザッチャンを描こう」と、絵を描いた日のことです。
 皆が帰った後、待ってくれていたかのように、ザリコが深い眠りにつきました。
 翌朝、すぐにザリコの異変に気付いた子ども達は、「先生、ザリコが固まって動かない」「死んじゃったんじゃない?」「違うよ!寝てるだけや」と、虫籠の周りに集まり、話をしていました。
 皆に、「ザリコは死んじゃったけど、皆に絵を描いてもらえてとても嬉しかったと言っていたよ」と、伝えました。真剣な表情で聞いてくれ、「どうしてあげる?」と、相談すると、「お墓作りたい!」と、一人が口を開くと、「そうしたらザリコ喜ぶな」と、大賛成で決まりました。その日は、早く着替えを済ませ、お地蔵様の近くに埋めに行きました。「バイバイ」「元気でね」と、それぞれ別れの言葉を言い、お地蔵様にも、「ザリコがずっと幸せでいられますように」と、皆で手を合わせお願いしました。
 次の日から、「ザリコのお墓にお花置いてきてあげた」「ザリコ元気かな?」と、今でも忘れることなく話をしてくれます。そんな皆が微笑ましく、素直な気持ちが嬉しかったです。
 ずっと楽しみにしていた、プール初日は、雨で中止でした。しかし、子ども達は、「雨止んだら入れる?」「今日プールある?」と、質問攻めで、中止を伝えられずにいると、少し雨が止みました。
 すると、「やったー!雨止んだでー」「本間やープール入れるな」と、全員が廊下に出て、飛び跳ね、喜んでいたのです。それほど楽しみにしていたのですね。そんな皆に中止を伝えるのは、心が痛かったです。
 やっと入れたプールでは、入った瞬間から、「キャー」「気持ち良い」と、歓声が聞こえ、自然と水の掛け合いが始まっていました。私も張り切って掛けましたが、予想通り、完敗でした。いつも以上に、笑顔が弾けとても楽しい時間でした。もっと皆で入りたかったです。夏休みには沢山プールに入れますように!
 2学期、また一回り大きくなった皆に会えるのを楽しみにしています。


■ぞう
 7月に入り、蒸し暑い日が続きますが、子ども達は元気一杯です。
 初めてのプールの日の朝は、「見て!このプールカバン!買ってもらってん」と大はしゃぎでしたが、大雨でプール中止を子ども達に伝えると、「嫌だ!入りたい!」「昨日み仏様にお願いしてないからやん!」と形相を変えて大ブーイングで、昼に雨が上がると、「今から入れるんちゃう先生?絶対入れる!」と本当に心待ちにしてくれていたことがよく伝わってきました。
 6日の朝は来る子来る子から、「今日は入れる?」の質問攻めで、着替えのときには、タオルの見せ合いや、「パンツ恥ずかしい〜」と入る前から大はしゃぎで、シャワーから水が出てくるのを見るだけでも大興奮です。
 シャワーを浴びると、「冷た〜い!」と子ども達の明るい笑顔が広がりました。
 そして、入水すると、もう止まりません!パワー全開で掛け合いがスタートしています。私も何度水を掛けられたことでしょう。恥ずかしながら、水の中で目を開けられないので、誰に掛けられていたのかよく分かりませんでしたが、歓声を上げて喜び、無邪気で可愛い笑顔が見られて嬉しく、本当に楽しかったです!
 7月始め頃、「結婚式の写真見せて〜」と言われたお子さんが多かったのではないでしょうか?
 壁面製作で皆で話し合いをした結果、結婚式をテーマに作ることになりました。
 お母さんとお父さんに結婚式の話を聞いてきてね!と言うと、「写真見たよ!お母さん可愛かった!」「お父さんはグレーの服やった」「えっ、ぼくのお父さんは白やったで!」「火、付けてたよ」と次の日早速教えてくれました。
 そのイメージを基に女の子は新婦さん、男の子が新郎を作り、他には赤いカーペットや花、城があると案も出してくれました。
 皆で作った結婚式が完成すると、「先生、可愛いの出来たね!」と子ども達が言ってくれて本当に嬉しかったです。
 最近は皆、当番発表をとても楽しみにしているようです。
 前日から、「明日お当番や!」「先生、当番(座席表)回しといてね!」と大張り切りです。
 給食机を運ぶとき、「こっち一緒に持って!」と声を掛け合っている子ども達を見ていると、この4ヶ月の間の成長、友達の輪の広がりを強く感じると共に嬉しい気持ちで一杯です。
 夏休みが始まります。沢山遊んで、沢山食べて、また一段と成長した皆に会えるのを楽しみにしています!


■きりん
 あっという間に4ヶ月が過ぎ、気が付けば1学期も終わりです。子ども達の団結力も増々深まっています。
 壁面製作後の片付けのことです。
 「雑巾持ってきて拭こうよ」「絵の具いっぱい付いちゃったね」と懸命に床を拭く子や、「そっち持って」「端っこ合わせるんだよ」「ぐちゃぐちゃになったよ、もう1回」と悪戦苦闘しながらも、製作で使用したオレンジカーペット(敷物)を、自分達なりに畳んでくれている子、糊や鋏をグループ毎の箱に入れ、引き出しに綺麗に片付けてくれている子までいます。
 皆で協力しながら片付けてくれる様子を微笑ましく眺めていると、いつの間にか、部屋が隅々まで片付いていました。
 すると、「先生、ビックリした?ビックリ作戦大成功!」とまた子ども達にビックリ作戦をしてもらえました。2度もしてもらえるとは思っていなかったので、嬉しくて思わず飛び上がりそうになりました。
 プール遊びが始まりました。
 前日、「明日は・・・」と私が言おうとすると、「プール」と待ってました!と言わんばかりに元気な答えが返ってきました。少し皆を試したくなり、「持って来る物は?」と質問すると、「タオルとパンツやろ!」とすぐに返ってきたので少し悔しくも感じましたが、さすがだな、と感心しました。皆を試すようなことをして、ごめんね。
 プール当日は、いつにも増して元気一杯、パワー全開の子ども達です。
 「坂は滑るから、ゆっくり歩いてね」と伝えました。
 するとどうでしょう、このままではプールで遊ぶ時間がなくなってしまうのではないか?と心配してしまうほどのゆっくりしたスピードで歩く皆がいるのです。思わず笑ってしまいました。
 そして、シャワーを出すときは必ず、「ちちんぷいぷいのプイ」と魔法を掛け、水が出ないと、「あれ?魔法が効いてないよ」と何度も魔法を掛け、水が出ると、「ヤッター」と飛び跳ねて喜びます。
 真面目すぎるほど純粋で素直な子ども達が可愛くて仕方ありません。
 入水すると、もう子ども達のテンションは上がり、自然と水の掛け合いも始まり、水しぶきの間から見られる満面の笑顔を見ると、とても幸せな気持ちになり、その表情を忘れないように心のシャッターを何度も押しました。
 これから長い夏休みが始まり、私の元気の源である皆の笑顔が見られなくなるのは少し淋しいですが、また元気な皆に会えるのを楽しみにしています。




    

■ばなな
 延期になっていた園外保育にやっと行けました。
 朝から、「今日は遠足に行ける?」「バスに乗る?」など、本当に行きたい様子が伝わってくる質問が次々に飛んできます。
 「今日は行けるよ」と伝えると、「ヤッター!」と友達と抱き合う子さえいて、可愛かったです。
 水曜日だったので、短時間しか遊べません。でも、さすが遊びの天才です。草が伸びていて、それが足に当たりチクチクするのが面白くてキャッキャッと笑い、電車ごっこや花いちもんめでも、笑顔満開でした。
 「時間が短くて、充分楽しめるかな?」という心配は、一気に吹き飛び、逆に、時間の長さなど関係なく楽しめることを教えてもらいました。
 「さあ、お腹すいたから、皆でお弁当食べようか」との言葉には、思わず深々と頭を下げ、「ごめん、今日は幼稚園に帰って給食を食べるよ。次の遠足のときは、皆でお外で食べたいね」と伝えました。前回の遠足の時の美味しかった思い出が、鮮明によみがえったのでしょう。園に帰ってから昼食時、いつもに増して会話が弾んでいた子ども達を見て、「遠足に行けて良かったね」と叫んでしまいました。
 7月に入り、プール遊びが始まる予定でした。
 初日は、残念ながら雨でした。中止を知っているはずなのに、登園して来る子ども達の手には、しっかりとプール鞄があります。
 「もし、雨が止んで入るんやったら、いるやろ?」「お母さんはいらんって言ったけど、入れるやんな?」などの言葉に、笑ってしまいました。
 「プール鞄を持って行かないことでぐずってしまい、後で持って行くから、と納得させてバスに乗せました」と、わざわざ持って来てくださるお母さんまでいて、驚きました。そんなに楽しみにしていたんだね。
 どれだけ楽しみにしていたかを、やっと入れた日に知ることになりました。
 屋上に行き、上靴を脱ぐと、その後の説明を誰も聞いていません。全裸になり、キャーキャー走り回る姿は、今までに見たこともないくらい興奮しています。何とか鞄やタオルを置き、プール用のパンツに履き替えました。
 シャワーを浴びる頃に主任が上がって来られ荷物を見て、「何これ?泥棒でも入ったん?」と大笑いされました。私も、「今日は嬉しすぎて、パンツを履き替えるだけで精一杯でした」と、一緒に笑いました。
 プールに入った反応は様々でした。恐る恐る入る子、喜んで水に潜る子、顔に水が掛かると必死で水を拭う子など、色々な表情が可愛らしかったです。
 夏休みが始まります。毎日一緒にいるお母さんは、大変なことも多いかと思います。同感します。でも、真夏の太陽のように、親子で輝いてください。逞しく成長した子ども達の思い出話を、心から楽しみにしています。


■めろん
 園庭で元気一杯遊ぶ子ども達の体が、日に日に焼け、夏がやって来たことを実感します。
 「今日はじゃがいも掘り」と、子ども達は大張り切りです。
 「大きいのを、いっぱい持って帰らないと」と、意気込んでいる子や、「じゃがいも、いっぱい取れるかなぁ」と、少し心配している子など様々でした。
 当日は曇り空で、中止になるかもしれないと心配でしたが、雨は降らず、畑へ出発です。
 行きのバスの中でスコップを渡すと、子ども達は大喜びで、「早く畑に着かないかな」と、口々に話し、「まーだかな」と、バスの運転手さんを急がせるような、大合唱が始まりました。よっぽど、楽しみにしていたのですね。
 畑に着き、夢中で土を掘り続けます。
 思っていたよりも奥深く眠っているじゃがいもは、なかなか出て来てくれません。
 「じゃがいもいないよ」と、子ども達が呟き始めたとき、ひょっこり現れました。
 「あった」と大声で叫び、目を輝かせじゃがいもを拾います。
 袋いっぱいのじゃがいもを大事そうに抱え、玉ねぎも採りに行きました。大きい玉ねぎを3つ袋に入れ、園へ戻りました。
 帰りのバスの中では、疲れて眠ってしまう子が多く、と言いたいところですが、眠っている子は数人で、まだまだ元気一杯な子ども達に驚きを隠せませんでした。重い袋を満面の笑みで持って帰った、あの日の子ども達が可愛くて忘れられません。
 朝から靴箱の前で、賑やかな声が聞こえます。
 「私のは、プリキュア」「僕のは、トーマス」と、プール鞄の見せ合いっこです。
 プール初日は、雨で中止となりました。中止を告げると、残念そうな顔で私を見上げます。次は晴れますように、と皆で願いました。
 願いは叶い、いよいよプールの始まりです。
 登園して来た子ども達が、「早くプールに入りたいよ」と次々に話します。
 屋上に着くと素早く着替えを済ませ、シャワーを浴びました。シャワーでも大喜びする子ども達が、可愛かったです。
 プールに入ると、子ども達は大はしゃぎで私達に水を掛けて来ました。私達は一瞬でずぶ濡れになりましたが、気が付くと皆ずぶ濡れになって遊んでいます。夢中になって遊んでいる子ども達が、とても可愛かったです。
 あっという間に一学期が終わってしまいましたね。夏休み明け、元気な子ども達と会えるのを楽しみにしています。


■すいか
 先月の園庭での水遊びはプール遊びの前段階の活動でした。そのときから、前兆はありました。
 初めはスモックを着て、ペットボトルで水を掬って園庭に流して遊んでいたはずなのに、ものの5分でスモックの色は青さを増し、水が滴り落ちていました。
 掬った水は空高く飛び、水の掛け合いが始まり、ホースで作ったトンネルでは潜らずに、落ちる水に飛び込んで行きました。プール遊びかなと錯覚したほど激しかったので、それを経験してのプール遊びはどんな反応をするのだろうと胸が高鳴りました。
 そして迎えたプール初日は笑顔が溢れていました。
 初めは少し緊張しながら、プールサイドのポールを握り締め、恐る恐る足をつけていました。早く水に慣れるように、私が後ろを向いている子ども達の背中に洗面器を使って水を掛けていると、いつの間にか向きを変えて、私に水を掛ける子が出てきました。一人、二人と増えていくともう止められません。子ども達と私の水の掛け合いの勝負です。年少さんだし、初日だしと私も力を加減していましたが、そんな配慮は必要ありませんでした。子ども達は飛び跳ねながら手を思い切り振り上げて、水を掛けていました。35人を相手にしていると洗面器でも足りないので、ホースに持ち替えました。すると、今度は落ちてくる水に大興奮で次々にホースの水目掛けて飛び込んできます。
 「先生、掛けて」と頭を出してくる子や、ホースを奪い取ろうとする子までいて、顔に水が掛かるのも平気な子が沢山いて嬉しかったです。
 その後、別の遊びをしているとプールの隅で大騒ぎしていました。なんだろうと振り返ると、私が使っていたホースを皆で取り合い、順番に頭から水を掛け合っているではありませんか。
 「勝手に使ったら駄目だよ」と言おうと思っていましたが、あまりに楽しそうでしばらく見守っていました。終わった後も、「楽しかった〜」「明日もしたい」とプール鞄を大切そうに持っていました。
 パラバルーンで遊びました。ゆらゆらと揺れる大きな風船に興味津々で中に入ると、「エイエイ」と手で突いたり、「キャー」と奇声を発する子までいました。一通り遊んでから、皆で端を持って、一斉に持ち上げて大きく膨らませました。これは皆の力を合わせないと出来ません。難しいかなと思っていましたが、見事に成功し、子ども達の目も輝き、クラスの一体感が感じられた瞬間でした。これからもっと絆が深まっていくのが楽しみです。



■いちご
 気が付けば、涙々の入園式から、もう3ヶ月以上が経ち、1学期が早くも終わろうとしています。
 入園当初、不安から表情の堅かった子ども達も、今では友達と手を繋いで、笑顔で来ています。
 部屋の中で遊んでいる子ども達は、他の子が来るとすぐに飛んで行き、「○○ちゃん来たよ」と教えてくれます。
 靴箱に何人もの子ども達が出迎え、「おはよう」と挨拶を交わしていて、仲の良い様子が微笑ましく、温かい気持ちになります。
 あっと言う間に過ぎた毎日ですが、子ども達の成長には驚かされました。
 着替えが出来なかった子ども達が、少しずつボタンなどに挑戦し、「出来た」と嬉しそうに報告に来てくれます。そのときの表情はみんな達成感に満ち、輝いていて、私も嬉しさで一杯になります。
 スモックの裾をズボンの中に入れるときには、出来ていない子を手伝う子もいて、とても頼もしいです。
 互いに刺激を受け、自分の力で色々なことに取り組んでいく子ども達に、いつも感動をもらっています。
 プール遊びを行いました。
 初めてのシャワーに皆、「キャーキャー」「冷たーい」と大興奮でした。
 1番始めに足にシャワーを掛けるときには、少しずつ掛ける子も、腕、腹と浴びていくうちに、冷たさにすっかり慣れて、頭を洗うときには、シャワーの真下に入り、気持ち良さそうに勢い良く浴びていました。
 シャワーを全身に浴び、いよいよプールに移動します。
 プールが見えてくると、「わぁ大きい」「プール出来てる」と驚きの声が上がり、皆の視線はプールに釘付けでした。
 プールの中に入るとすぐワニのように全身浸かって泳ぐ子も多く、初日とは思えない大胆な皆に、思わず笑ってしまいました。
 子ども達は水の掛け合いが大好きで、笛の合図と同時に大きな水飛沫が上がります。
 「えいえい」と両手を使い夢中で水を掛けていました。男女別の対抗戦では、勝ったチームは、「やったー」と飛び跳ねて喜び、満面の笑顔がとても可愛かったです。
 夏休み中は、皆の笑顔が見られないのが寂しいですが、初めての夏休みに素敵な思い出が沢山出来るのではないでしょうか。土産話を楽しみに、2学期も元気な皆に会えるのを待っています。


■みかん
 7月に入り、暑い日が続いています。
 朝の自由時間が終わる頃には、水遊びをしたのかな、と思うぐらい、髪も服も汗でびっしょり濡れています。でも、どの子も満足した笑顔で部屋に戻って来てくれるので、とても微笑ましいです。子ども達にはやっぱり晴れの日が似合いますね。
 待ちに待ったプールが始まりました。
 登園すると、部屋の前でプールカバンのチェックが早速始まります。
 「これ僕のプールカバンと同じや」「ぴかぴかのパンツ、持って来た」と中身のチェックをして、友達と見せ合いっこをしたりと、朝からとても興奮してるのが分かります。笑顔がいつもの2倍、3倍と輝いていました。
 早く入りたかったのでしょうか、いつもの着替えよりも何倍も早く済まし、裸にプール用のパンツを履いて、大切なプールカバンを持って、「早く行こうよ」と準備万端です。
 屋上に着いてからの着替えも驚くほど速かったです。
 プールに入る前にシャワーです。
 「最初は足をごしごし」「次は顔もごしごし」と言って洗う順番も完璧です。
 先月の水遊びではとても大胆に水を怖がらずに遊んでいたので、あまり心配はしていなかったのですが、やはりプールに入ってみると想像していた通り元気一杯で大はしゃぎです。
 水の掛け合いが始まると、「キャー」と歓声を上げながらも、思いっきり水を掛ける子、背を向けてしまう子と必死です。予想していた以上に皆ずぶ濡れになっていて、ダイナミックに遊ぶ皆に圧倒されました。私も気が付けば全力で水の掛け合いをしましたが、やはり皆のパワーには適いませんでした。
 部屋に戻ると、「楽しかったね」「もっと遊びたかった」と、嬉しそうな無邪気な笑顔が沢山見られて良かったです。
 梅雨の時期になり、なかなか太陽が顔を出してくれる日が少なくなってきたので、部屋にてるてる坊主を飾っておきました。いつも部屋にいないてるてる坊主に興味津々で、大騒ぎです。
 そこで、「てるてる坊主」とテーマにして絵を描きました。筆を動かしながら真剣な眼差しで、「一杯てるてる坊主描いたら絶対晴れるで」「ぴっかぴかに晴れてプールに入れますように」と願い事をしている子もいました。子ども達の素直な気持ちが可愛く、それぞれの想いや願いが込められた作品になりました。
 長い長い夏休みが始まります。皆に会えないのがとても寂しいですが、また成長した皆に会える日を楽しみにしています。


■もも
 毎日暑い日が続いていますが、暑さを吹き飛ばすほど元気一杯の子ども達です。
 「今日も暑い!」と言いながらも友達を誘い園庭へ駆けて行く皆が可愛くて思わず笑みがこぼれます。
 汗びっしょりで部屋に帰って来ると、「ただいま!あー喉が乾いた!」と口々に言い、水をとても美味しそうに飲み、水道の前はいつも大行列です。順番待ちの子ども達は、前で飲んでいる友達を、列から顔を出し見たりと本当に可愛いです。
 絵の具でライオンを描きました。
 ライオンの絵カードを見せ、「強そうなライオンを描いてね」と伝えました。すると子ども達から、「このライオンはたてがみがあるから雄だね!」「雌にはたてがみはないんだよ!」「赤ちゃんにもない!」と返って来ました。
 その返事に私達は、「そんなこと知っているの?」と驚きを隠せませんでした。驚く私達と見て、子ども達は得意気でした。
 絵の具が垂れないようにカップの端で、「もも」と言いながら筆の余分な絵の具を落としてから描くことを伝えました。筆を持った子ども達が、「もも」と言って筆をカップの端にチョンチョンと付けている様子はとても可愛いです。
 しかし、元気に、「もも」と言っていたのにいつの間にか、部屋はシーンと静まり返っていました。皆ライオンを描くのに真剣で子ども達の集中力には感心しました。
 「エッサ!ホイサ!」何の掛け声だと思いますか?それは、子ども達が給食の食器を運ぶ時の掛け声です。
 最初は子ども達だけで持てるのか?正門まで持って行けるのか?短い距離ですがとても心配で不安でした。そんな思いは見事に裏切られ、「私が行く!」「僕が行く!」「じゃあ皆で行こう!」と皆で力を合わせ、「エッサ!ホイサ!」と言いながら運んで行く様子は本当に頼もしく子ども達の背中がとても大きく見え成長を感じました。
 最近では、「まだエッサしない?」「早くエッサしたい!」と言う声が聞こえて来るようになりました。
 あっと言う間に楽しい行事が沢山あった1学期が終わってしまいました。皆は初めての夏休みですね。毎日会っていた皆に会えなくなるのは本当に寂しいです。2学期に来る皆は真っ黒に日焼けをしているのでしょうね。
 2学期も元気一杯の笑顔と思い出話が聞けるのを楽しみにしています。