
■あひる
寒さも身に染む季節となりました。あひる組のすぐ傍にある木々も赤や黄色に紅葉し、その落ちた沢山の葉っぱは、み仏様にお供えされています。
そんなみ仏様の前で、手を合わせて何かお願いごとをしている子がいました。 「明日のリレー、勝てますように」と何度も何度も手を合わせてつぶやいていたのです。それを見ていた他の子も一緒に手を合わせ始め、その様子は微笑ましく、とても温かい気持ちになりました。
そうです!いよいよリレー大会に向けて、準備が始まりました。リレーのチーム名を決めるのも真剣そのものでした。
「世界に一つしかない名前を考えてみよう!」とキャラクターなどにならないように話をしました。するとあるチームから、「決まった!」とすごい勢いでこちらを見つめ、早く聞いてと言わんばかりです
。
「どんな名前になったの?」「みほとけさま!」「み、みほとけさま?!」 私は少し驚いてしまいましたが、決まった理由が、「守ってくれそうだから」です。他には、「かみさま」「どらごん」「はやい」です。どの名前も子ども達が真剣に考えました。その分思い入れも強いはずです。リレーを行なう度に絆も深く強くなっています。リレー大会をぜひ楽しみにしてて下さい。そして、熱い応援を宜しくお願いします!
今月は何枚も絵を描きました。一枚を描き上げるのに、驚くほどの時間が掛けらています。それだけ細かいところも丁寧に、そして気持ちが込められている証ですね。
「○○君はこの絵を講堂に飾るよ」「え!やった!」と目を輝かせて喜んでいました。
「今から名札を書くよ」「ドキドキする!」
年長になると、描画展示の名札も自分で書きます。「ゆっくり書いていこうね」「う、うん」緊張するのも仕方ないです。水性ペンで書くので、いつも鉛筆で書くように消しゴムは使えません。
「いいよ!その調子だよ!上手!」一文字書き終わる毎に、「ふ〜」と息を吐くほど一生懸命な様子は胸が熱くなるほどです。私も力を込めてしまうので、一緒に息を吐いたのは言うまでもありません。自然に子ども達も集まり、名前を書いてる友達に向かって、「頑張れ!頑張れ!」コールが鳴っていました。「私もう書いたけど、緊張したもん!」と気持ちを共感しながら、友達を応援する皆を誇りに思います。書き終わると、「やったね!」とハイタッチをして、その表情は皆喜びに満ち溢れていました。
子ども達の思いが沢山込められています。描画展示では、絵だけではなく、名札もじっくり見ていただきたいです!
■つばめ
緊急事態発生です。担任の先生が動けません。 申し訳ないことに、休んだり遅刻したりと沢山迷惑をかけてしまいました。
「ギックリ首?ギックリ肩?」と尋ねられ、急に動かなくなっちゃったと話していると、「大丈夫だよ!長谷川まり先生がいるから!」とにっこり笑顔の子ども達です。そうなんです。今月から実習生が来てくれていたのです。偶然にも同じ名前で、「は」から始まるのも一緒で、兄弟?と尋ねて来る子もいました。「長谷川まり先生」はつばめ組のもう一人の立派な先生でした。
今月に入り、毎日沢山絵を描いて来ました。絵の具での彩色も今までに何度も行なって来たので、この時期にはチューブの絵の具がよくなくなります。なくなれば先生に言って新しい物を渡してもらうのですが、私が首を押さえながらかがんだり立ったりしていたからでしょう。長谷川先生も水分調整を見るのに飛び回っているときでした。子ども達は、「先生来なくていいで。取りに行くわ」と自分から絵の具を受け取りに来てくれました。
水の入ったバケツの間を歩いて来てもらうのはヒヤヒヤ物なので、ありがとうの気持ちだけ伝えると、絵の具の受け取りを今度は長谷川先生に頼んでいました。そんな気遣いに皆の優しさを感じ、「うわーん!ありがとう!」とありったけの気持ちを叫ぶと、笑い声と共に、「先生、静かに!皆絵描いてるときやから!」と普通に返って来ました。
昼食準備も片付けも長谷川先生と皆でバッチリでした。絵の具や造形遊びの準備や片付けも全てにおいて皆で連携プレーを見せてくれました。
「畑先生用」と昼食時には椅子も用意してくれ、弁当箱の蓋も開けて用意してくれていました。
「無理してない?」「何でも言ってね」「今日はマシ?」とまるでお母さんです。皆の優しさに沢山触れられて、首を痛めて良かった?いいえ、嘘です。皆に甘えてばかりの毎日に一日でも早く卒業しなければ!
リレーも再び始まり、大会に向けて新しくチームも決め直し、エイエイオーの雄叫びも復活です。
その前に描画展示がありますね。テーマ毎にそれぞれの思い出があります。
「引っ掻くように描くと沢山塗れるよ」と自分達で発見したことを教え合った日、皆はコンテが上手になりました。
絵の具の水分調整も回数を重ねる度にコツを掴めるようになりました。
描画中のシーンと静まり返る部屋の様子はそのときに職業体験で来ていた中学生も驚くほどでした。
ときには友達の作品を見て拍手が起こったり、「良いね〜」と誉め合いの声が飛び交いました。一つ一つが思い出です。一人一枚、とびきりの自信作を見ていただけるのを皆で楽しみにしています。それぞれの思いがどうぞ伝わりますように。
最後になりましたが、今月はご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。
■ぺんぎん
心地良い秋晴れに温かくなったぺんぎん組横のスロープでは日光浴をする子ども達が増えています。勿論、私も一緒に大の字で秋を感じています。
どんぐり拾いに南千里公園へ行きました。前回の小振りとは違い大きなどんぐりには何度も歓声が響きました。今回も欠席した子に、「一番大きいのあげる!」と優しさも沢山くれました。
山頂では男女に別れて山彦対決です。
どんぐり山からか、女の子は、「トトロ〜」と叫びます。そして、「ととろー」と微かに返ってきた声に、「今の先生やろ?」と嘘も付けないほどの眼差しで睨まれます。
可愛らしく叫んだ女の子と違って、男の子は何故か、「お化け〜」と精一杯の声を響かせていました。そして、「おばけー」と微かな声を出した後は女の子の痛い眼差しに遭いました。「ごめんなさーい!」
「中学生はこんな静かに描かないですね」
静寂した描画の活動中に聞こえた声に皆が振り向きます。
「中学生よりも静かに描いてるってこと?」「格好良いね、僕達!」
職業体験に来た中学生にこの静けさについて尋ねると、そう返ってきました。参観でも感じられたと思いますが、あのときよりも更に集中力は伸びています。
「毎日が運動会」から一転して、「毎日が描画」になり、こんなにも集中できるのかと感心する日々でした。
教師の投げ掛けた言葉が一枚の白紙をその子独自の世界へと変えてくれます。学ばされることも多くありますが、一枚一枚に、一人ひとりの成長も見られ、日々自信を持って描いていく様子が私も楽しみの一つでした。
描画展示も始まりましたので、是非足を運んで下さい。
「先生、外の木が秋になってきたで」
あの青々とした園庭の木々は、いつの間にか色付き、日の流れの早さに気付かされます。
部屋のみ仏様には落ち葉と共に、リレーのバトンとアンカーのはちまきが供えられています。
バトンは園の物ではなく、「先生、バトン作ってきた!」と言って持ってきてくれた子ども達の手作りのバトンです。
リレー大会が近付いてきました。新しいリレーチーム替えに、「わぁー!燃えてきた!」と握り拳を掲げて闘志を現す子もいました。ミニミニ運動会で見せてくれた団結力を楽しみにしていて下さい。
そして来月は餅つきに、造形最終参観もあります。
最後の二学期をお母さん方も一緒に存分に楽しんで下さい。お待ちしています。
■うぐいす
気が付けば、もう12月です。時が経つ早さに驚きを隠せません。
同時に、「ありがとう拍手を」「待っててね」を歌う季節になりました。
歌詞カードを黒板に貼ると、「この歌、知ってる!」「お兄ちゃんが歌ってたもん」「バスで歌ったことある」と、大人気で子ども達にとっては年長でしか歌えない憧れの歌になっているようです。生き生きとした表情で歌うみんなを見ていると、嬉しい反面、「卒園が近付いているんだ」と実感して寂しくなってしまいます。
久し振りに千里南公園へ出掛けた園外保育では、「どんぐり沢山取るぞ!」と意気込んで出発しました。
バスから降りると、早速どんぐり拾いを始めます。
「先生、休んでる子の分」「これあげて」と、自分の袋に入れる前に私の所へ集まってくるのです。出発前に、休んでいる子がいると知ったみんなは、ちゃんと友達のことを考えてくれていたのですね。差し出されたどんぐりを袋に集め、みんなの優しさに胸が熱くなりました。
「松ぼっくりもあったら喜ぶんちゃう?」「帽子かぶってるどんぐりもあったで」と、何度も何度も私を見つけては掛け寄って来て、袋に入れてくれました。
「喜んでくれるかな?」と、顔を見合わせ、袋一杯になったどんぐりを確認しに来るみんなの表情は頼もしく感じられました。
昼食を食べ、園に戻ると、みんなが集めたどんぐりは洗面器一杯になっていました。洗面器を囲む姿は今でも忘れられません。
欠席していた子が登園すると、みんなは拍手をして喜んでいました。
そして、どんぐりをプレゼントされ、照れながらも、「ありがとう」と返し、「どういたしまして」と胸を張って返す表情が可愛くて仕方なかったです。
「友達のために」と、考えてくれたこと、その優しい子ども達の想いが忘れられない思い出になりました。
12月になると、子ども達が楽しみにしている行事がまだまだ沢山あります
。 造形遊びでは、「お母さん達を招待しよう」と、日々みんなで考えを出し合い、協力して取り組んでいます。
リレーでは、新しいチームになり、走順も何も言わなくても自分達で話し合いが始まり、作戦会議が開かれます。自由時間も、バトンを片手にリレーが始まるほど、気合いが入っています。
どちらも楽しみにしていて下さい。子ども達ひとりひとりの力が出し切れるよう、お母さん達の力一杯の応援で背中を押してあげて下さい。宜しくお願いします。
■はと
寒さが増し、冬の訪れを感じます。しかし子どもは風の子、厚着になっていく教師をよそに、寒さなど感じさせない表情で元気一杯に遊んでいます。
11月1日には人形劇を見に行きました。
前日から、「パン持って行くんやろ?」や、「水筒、持って行っていい?」、「ピーターパン見るんやろ?」と聞かれ、とても嬉しそうでした。
当日はいつもの遠足と違い、通園方法で固まって行きましたが、前日に伝えていたので、「先生だ!」と会場で私を見つけると笑顔で手を振ってくれて頼もしさを感じました。さすが年長さんですね。
2部で構成されていたので、前半に違うと気付いた子が、「ピーターパンは?」と心配していましたが、「この次にあるよ」と伝えると、「え〜、2つも見られるの?」と喜んでいてとても可愛いかったです。
園では着ぐるみを着た劇を普通に、「劇」と呼んでいるので、「人形劇ちゃうやん、劇やん!」と言う子がいて、本当だ!と私も思ってしまいました。しかし話が始まると、その世界に入っていき、笑ったり驚いたり可愛いかったです。
昼食はバスの中でしました。バスの中だと嫌がるかな?と心配しましたが、いつもと違い、バスの中で食べられることが嬉しかったようで、「見て、もう食べた」や、「ここに(飲み物を)置けた」と楽しそうでした。
造形活動は、大好きですね。
11月に入って、「今日は」と言うと、「造形?」と聞かれ、「え?もう?」と驚く程早くてビックリしました。「9日にするよー」と伝えると、「ヨッシャー」と喜んでいて、ホッとしました。
壁面製作の「遊園地」から発展させて何を造るか話し合い、取り組みました。お化け屋敷、レストラン、お土産屋さん、ゲームセンターに決まりました。
「何で造るか知ってる?」と聞くと、「木やろ?!知ってんで!」と口々に言います。ベニア板と木片を釘で打って繋げていくので簡単ではありません。しかし大好きなんですね。「無理」や、「出来ない」と弱音を吐くことなく黙々とする姿や、苦戦している子がいたら得意な子が少しして、「はい」と交代するグループもあり、「凄いな」と感じ、上手く導いていかないと駄目だな、と改めて感じました。
年中のときと違い、設計図を描いて取り組んでいます。話し合いを重ね、最初の頃よりも、「これを作ろう!」と役割分担もして取り組んでいます。最終参観を楽しみにしていて下さい。
■かもめ
朝晩の冷え込みが増してきました。園庭の木々も葉を落とし、冬を迎えようとしています。子ども達は寒さにも負けず、「スモック脱いでいい?」と聞いてくる子さえいて、驚いています。
今月最初のイベントは人形劇観劇でした。
クラス毎ではなく、バス便毎に園を出発したので、劇場で皆に会うと、いつもより張り切った様子で挨拶してくれました。
開演すると、目を輝かせ、歌のお姉さんや動物達に合わせて踊ったり歌う皆が可愛く、私はそんな皆をここぞとばかりにじっくりと観察してしまいました。目が合うと恥ずかしそうにして、手の動きが小さくなる子ども達もまた可愛かったです。
ピーターパンの劇では、真剣な表情で作品を観ながら、毒入りのジュースを飲もうとした人形に、「ダメダメ!」「あーーっ!」と身を乗り出し、「だからダメって言ったのに」と、肩を落としたり、開いた口がふさがらない子もいて、皆の純粋さに思わず笑みがこぼれてしまいました。
帰りはクラス皆が揃って観光バスに乗り、「大人になった気分」と言いながらパンを食べて帰りました。帰りはあっと言う間に園に着き、「近道で帰ってきたん?」と驚くほど、楽しい道のりはすぐに終わってしまいました。「また行きたい」「可愛かった!」と大満足で、私もいつもと少し違う皆にも出会えて素敵な思い出となりました。
学園祭り、大根抜き、どんぐり拾いなど、様々なイベントも次々と終わっていきます。今年も後1ヶ月ですね。
2学期最後にはリレー大会が待っています。チームも新たに張り切る皆ですが、結果がなかなか伸びず悩んでいるとき、「諦めずにやろう」「でも楽しいよな」と言う声が聞こえました。全てのレースで最下位だった日もあり、もしかしたら諦めているのかと思ってしまったことに申し訳なく思い、作戦を考えなければと思わずにはいられませんでした。子ども達は、「順番変えていい?」「○○君アンカーしてもらうわ」と積極的で、走り方やバトンの渡し方も、「わかってる!こうやろ」と実践してくれるのです。気持ちは負けていません。
そして前回のリレーでは、1位をとったチームがありました。皆で喜び、応援にも力が入ります。 次のチームが走り出すと、聞こえてきたのです。「がんばーれ!○○!がんばーれ!○○!」と、友達が走る度に名前を変えて応援しているではありませんか!子ども達だけで考えたのでしょうね。皆が声を揃えて応援しているのを見て目頭が熱くなりました。負けて悔しい思いを何度も経験した皆だからこそ、得るものは大きいのだと、皆は知っているのです。そこにお母さん方の応援が加わるとすごいパワーになるに違いありません!宜しくお願いします!
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